脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

Ponちゃん大活躍

2008-02-25 22:34:01 | 私と子供たち
風邪もようやく抜けたようです。
昨日嬉しい事件がありました。
お風呂場の脱衣所にバスタオルを入れている
物入れがあります。
そのドアのちょうつがいのネジが一つ外れていたようで
どうも締りが悪かったんです。
それにPonちゃんがいち早く気付きました。
そして自ら工具箱を出してきて一人で直してくれたんです。
ネジの入っていた穴が広がってしまっていて
なかなか大変な作業だったようです。
今まで入っていたものより少し太くて長さのあるネジを使ったようです。
ちょっと前までその物入れに手が届かなかったのに・・・
大きくなりました。
ちゃんと感じて育っていてくれました。
嬉しくて嬉しくていっぱいほめました。
そしたらPonちゃん言いました。
「じいじが買ってくれた工具箱、いつも使うのはじいじだったけど
初めて自分で使ってちゃんと直せて、ほわ~~っていう気持ちがしたよ。」って
自分が役に立つって素敵な事だよね。
Ponちゃん、そのほわ~~ってした気持ちを忘れないで
大切に大切に育ててね。


落ち着いています。

2007-07-12 09:27:36 | 私と子供たち
パパはテモダール25クール目も無事に飲み終え元気にしています。
私の心はいろいろ揺れましたが、元気なパパを見るとこのままで良いかなと思います。
そしてあまりにも考えすぎるとブログの更新できないんだ
っていうことがわかりました
まあ、あまり先のことを考えて不安の先取りをしちゃうのはよいことではありませんよね。
だからここらで一回気持ちを切り替えようと思います。
そこでいったんパパのことからは離れて
今日はPonちゃんの話・・・
Ponちゃんは優しくてまじめな子です。
でもこの子が心配の種なんです。
Ponちゃんはお友達との待ち合わせが上手く出来ない事があります。
のんびりしてるので置いていかれちゃうんです。
でも他を捜したりしないでその場で1時間とか待っちゃうんです。
1時間して
「待ち合わせ場所に行ったけどみんないなくて遊べなかった
って帰ってくることもよくあります。
それでも待ってくれなかったお友達を怒るでもなく
「行けなくてごめんね。また今度ね。」
なんて言っちゃうんです。
はぁ~~~~~~
どこまでお人よしなんだ
私はこんなPonちゃんに悶々とします。
叱るわけにもいかないし
この人こんなでやっていけるのかな。
置いていかれちゃうって事は
皆に忘れられてるって事かな
いい子なんだけどな
なんでかな
心配はつきません。

あとね、この人忘れ物、なくし物が多いんです。
パパの病気のことがあってから
この子も脳のどこかに何か異常があるのかな
なんてよけいな事まで考えます。

まあ、待ち合わせの失敗ももう少し大人になって
携帯でも持つようになったら
「今どこ?」で済んじゃう話だから
今のうちにそういう経験をしておく事は
いいことなのかな?
きっとPonちゃんに必要な事なんだ。
って無理やり自分を納得させています。
人生に無駄な時間はないですよね。
このお人よしのPonちゃんが
楽しい毎日を送れますように

テモダール23クール目のみ終えました。

2007-05-06 22:24:35 | 私と子供たち
今日でテモ23クール目終了です。
今回も無事飲み終えることが出来ました。よかったよかった。
そして私と子供たちは今日お友達一家と
近所のスーパー銭湯に行きました。
パパはテモ期間だし、雨降りでちょっと寒かったので
お留守番してもらいました。
Pon太はお友達とお友達のお父さんと男湯を満喫してきました。
以前スーパー銭湯は我が家のお手軽レジャーの定番でした。
が、しかしパパが今の状態になってからはなんとなく足が遠のいていました。
お風呂は当然男湯と女湯があって、
家族も男女に分かれなくてはならない。
私とQooはいいけれど、
Ponちゃんとパパが一緒に入ることになります。
温泉というのは痙攣発作の出やすい環境に当てはまるし
着替えという難関もあります。
パパのことをPonちゃんに任せるのはあまりにもかわいそうで・・・
何かあったとき対応できないしね。
かといって家族風呂に入るには子供が大きくなりすぎました。
じゃあパパにお留守番してもらえばいいかというと
そういうわけでもなく、そうすると小学生のPonちゃんが
一人でお風呂に入ることになってしまいます。
パパだってお留守番ばかりはかわいそう。
そんなわけで最近ぜんぜんいけなかったんです。
今日はお友達からの嬉しいお誘いがあり
久しぶりに行ってきました。
Ponちゃんよほど楽しかったらしく
帰ってきてパパにいろんなお風呂があったこと
報告して「また行きたいなぁ。」って言っていました。
本当は前みたいにパパと一緒にお風呂行きたいんだろうな
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さくら咲きました。

2007-03-01 20:10:30 | 私と子供たち
Qooが第一希望の高校に合格しました。
この1週間もう胃が痛くなりそうな思いをしましたが、
これでやっとホッとしました。

もう特待生で決まっているのだから私立の高校でもいいんだ。
それでも充分すごい事なんだ。
と思っていましたが、やっぱりどうしても行きたい高校の合格は
格別に嬉しいです。
自分の高校受験のときもこんなにドキドキしなかったかも?
って言うほどドキドキでした。

これで春から憧れの高校に通えます。
たくさんの出会いがあるでしょう。
すごく頑張って得た自信を胸に
新しい世界に飛び出して行ってほしいと思います。
とにかくやった~
みなさん応援ありがとうございました。

明日は入試

2007-02-21 23:40:26 | 私と子供たち
いよいよ明日はQooの本命、公立高校の入試です。
この日のために一生懸命勉強して
風邪を引かないように気を配り
最高の状態で受験できるようにと調整してきました。
なんとか力を出し切れるように
あとは祈るしかありません。

パパの事情、経済的状況もあり私立には行かせてあげられないと
ずっと前から言って聞かせてありました。
滑り止めはできないから公立は安全なとこ受けるしかないな。と思ってました。
そしたらQooったら頑張って頑張って成績上げて
私立の高校の特待生の入学資格もぎ取ってきたんです。
入学金、3年間の学費等、全額免除です。
それはそれは並々ならぬ努力でした。
我が子ながら頭が下がります。
家の状況を考えて、
自力で行きたい高校に挑戦するチャンスをつかんできました。
滑り止めができたので明日は本当に行きたい高校を受験する事ができます。

難関校です。倍率も高いです。
きっとできる子ばかりが集まるんだと思います。
それでも、頑張ってほしい
何にもしてあげられないけど精一杯がんばってほしいなぁ。

どの学校に行くかより
そこでどう過ごすかの方がよっぽど大事だって
心からそう思っているけれど
決まっている私立の学校もとても素敵な学校だけど
それでもやっぱり
「どうしてもこの学校に行きたい」
と彼女が思った学校に行かせてあげたいなぁ
どうかどうか、明日Qooにいい風が吹きますように
すごくすごく頑張ったQooにいいことがありますように。

親っていうのは本当に因果な商売です。





涙がぽろり

2007-02-16 17:06:08 | 私と子供たち
夕べ寝る前に考えました。
子供たちにも私にももはやほとんど興味がないパパ
どうしてこんな風になっちゃったんだろうって・・・
そりゃぁ病気だから仕方がないよね。
なんたって脳の病気だし
しょうがないよ・・・

なんで結婚したんだっけ
そんな風に思っちゃいました。
ごめんなさい。
ひどい妻です。

そしたら思い出しちゃった。
病気になる前のパパ
いつも一緒にくだらない話しておいしいお酒飲んで、
遊ぶときも、けんかするときも
めいっぱいだった頃のパパ

いつも自信満々で憎たらしかったけど
おしゃべりするのは楽しかったっけ
けんかになっても落ち着いてて
いつもわたしが一人で空回りだった。

あの頃のパパにもう一度会いたいなぁ。
もうあの頃のパパには会えないんだなぁ。
と思ったら涙がぽろぽろ出ちゃいました。

でも今のパパだって頑張ってるんだ。
この時間も大切にしなきゃね。
後悔する事がないように

心配事が多すぎて

2007-02-13 09:38:42 | 私と子供たち
この頃なんだか心がばらばらになってしまいそうです。
パパの病気のこと
Qooの受験の事
PON太の学校生活のこと
全部私の肩にのしかかってくるようです。

すべてを背負う事はないのだと思うけど
特に子供のことは本当なら夫婦で考えるべきことなのに
夫に心配はかけられません。
辛いです。

すべてを自分ひとりで背負っている気持ちになってしまう
これは私の悪い癖かもしれません。
でも心配せずには要られない。
いろんな事をシュミレーションしては
一人暗い穴の中へ入って行ってしまいます。
なんだかとても疲れました。

なんかおかしいぞ

2007-01-17 09:19:07 | 私と子供たち
今日は最近の受験の話です。
今年高校受験のQooは今日公立高校の願書を出しに行きました。
願書提出といえば、私たちの時代には
学校で集合して同じ高校を受ける子達が
まとまって高校に行ったものでした。
今は違うの。
個人情報保護のため家からバラバラに行くんです。
同じ高校を受ける子がいるのかなんだかわからないんですよ。
まあここまでは良いとしましょう。

来週から実際試験が始まるのですが
当然受かる子も落ちる子もいるでしょう。
結果を中学校に報告に行きます。
その際のルール
1、結果を聞かれるのが嫌な子もいるかもしれないから、他の人と接触しない事!
2、落ちた子もいるかもしれないから受かっても喜ばない事。
だそうです。

今や併願という制度がしっかりできているため
第一志望校がダメでもみんな高校にはいけるのにです。
なんかおかしくないですか?
友達の合格をみんなで喜んであげようと
なぜ持っていけないんでしょう。
高校受験に失敗したからって別に死ぬわけじゃないのに
なんでそんなに腫れ物に触るようにするのでしょう。

一生懸命頑張って合格した子はいったいいつ喜べばよいのでしょう。
ダメで悔しい思いをしたっていいじゃない。
長い人生若いうちに悔しい思いをすることは決して無駄じゃないのに
こんな風にちっちゃい傷を付けない事に一生懸命になっているから
子供たちはちっちゃな失敗をしただけで
死にたくなっちゃうんじゃないのかな。
なんて思ってしまいます。

この先の人生思い通りにならない事はいっぱいあるんだよ。
自分のことだけじゃなく友達のことにも興味を持とうよ。
一緒に喜んだり一緒に悲しんだり励ましあったりしようよ。
そういう友達が一生の宝物になるんだよ。
そんな気持ちを育てていこうよ。

受験生のみなさん、そして学校の先生方にに私はそういいたいです。



誰か私をいたわって!

2006-11-27 15:50:02 | 私と子供たち
先週から続いている咳がなかなかすっきりおさまりません。
静かに一人でいるときはいいのですが、
ちょっと大きな声を出したりするとゲホゲホッ
一回出始めるとちょっとやそっとではおさまらないの。
苦しくて息ができない誰か助けて
と周りを見回しても、家族はみんなしら~んぷり
「大丈夫?」の一言もありません。

お母さんはいつも強くなくちゃいけないのかな
お母さんは壊れないと思っているのかなぁ
なんか悲しくなってきちゃった。
私は毎日家族の心配ばっかりしてるのに
家族は私の心配はしてくれないんだもん。
どんなに私の具合が悪くても
ご飯の時間になると食べ物が出てくるのを待ってる人たち
後片付けをしない人たち
咳き込みながら洗濯を干していても
手伝うどころかこちらを見ようともしない人たち
そんな人たちが私の家族だと思うと
本当に悲しくて泣きたくなります。

子供たちに思いやりというものを
教えてこなかった罰ですかね。


思わぬところに答えが!

2006-10-30 23:26:28 | 私と子供たち
昨日と今日Qooの中学校の芸術祭でした。
昨日はクラスごとの劇の発表、
今日はクラスの枠を外した有志のグループで
バンドやダンスの自由な発表でした。
Qooはクラスの劇では主役をもらい、
今日の自由発表ではHipHopダンスとソーラン節を踊りました。

Qooのクラスの劇は飛び降り自殺した優等生の男の子と
それをとめようとして巻き込まれてしまった不良の女の子(これがQooの役)が天国へ行くか地獄へ行くか閻魔様に決められるまでのお話でした。

巻き込んでしまってゴメンと謝る男の子に
不良の女の子は言いました。
「あやまんなよ!なんでそうやって過去の事ばかり振り返るんだよ。
 これが運命だって割り切れないのかよ。過去を振り返って悩むより
 今を変えて、未来を変えるほうが10倍お得だっつーの!」
っていうのがありました。
他にも、お母さんにしてもらうばかりで何も返していなかったと後悔する
男の子に、
「お前17年生きたんだろ!成長したんだろ!
親は子供が成長する事が嬉しいんだよ。
見返りを求める親なんていないんだよ。」
っていうのもありました。

結局悪魔と意気投合した女の子が閻魔様の裁判で男の子の自殺の罪を引き受けて、
男の子が天国に行けるようにしてあげる。
天国に行って天使にいろいろ注意されるよりも、地獄に行って悪魔とヨロシクやるほうが自分にとっては幸せだ。
天国=幸せ、地獄=不幸ではないだろう。というお話でした。

我が娘の演じる劇を見て思わず涙が出そうでした。
楽しい事=幸せ、辛い事=不幸 ではないよ。と教えてもらったようでした。
わかりにくかったらごめんなさい。
でも最近の私のネガティブ思考に神様がくれたメッセージのようでした。

劇中の台詞やテーマもですが、
Qooはこの劇で芸術祭大賞と優秀演技賞をいただき
有志で参加したダンスやソーラン節でもキラキラ輝いていました。

青春真っただ中ではじける笑顔の我が子を見て
辛い事も苦しい事も何のために生きているんだろうと悩んだ事も
全部吹っ飛びました。
私が動けないでいる間になんと大きく成長したのでしょう。
この笑顔こそが宝物、この笑顔のを見るためなら何だってできる
そう思いました。
夜帰宅したパパにビデオを見せました。
パパも
「すごいなぁ。泣けちゃうよ~」と言っていました。

パパは家族を守るために一生懸命働いて、
ママはそんなパパを守るために一生懸命働いて、
子供たちは自分のやりたいこと、やるべきことを一生懸命やってしっかり生きている。
こんな幸せな事はありません。
私たち家族は病気と闘っているけれど決して不幸なんかじゃない
とても幸せなんだということをあらためて思い知りました。
なんか元気出てきちゃった~~