サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

時々勤拂拭

2007年10月24日 | お茶
今日は久しぶりのお茶のお稽古だった。

今日の掛け軸は「時々勤拂拭」。
例えば、日々、見えないところでも雑巾がけをするように
自分のする事に勤めなさいという戒めの意味が込められているそうだ。

そうなのだ。
自分のやるべき道があるのだ。
お茶というのはいろんな事を私に教えてくれる。
自分への戒め…。
自分のやるべき事を疎かにしてはいけませんよ、という事なのだ。

昨日からの憂鬱が晴れるような気持ちになった。
心穏やかに茶室に入ると自分の心も清められるような気がする。

見返り草、
黄色い色の如雨露不如帰(じょうろのようなホトトギス)、
紫式部などを見ていると優しい気持ちになれる。

今日は暦でいうと初霜。
お茶事も炉にだんだん近づいてくる。
今日は「中置き」という釜の置き方だそうだ。

初めて淹れた薄茶を自分で飲んでみた。
ちょっと、薄い…。

でも、初めての事は殊更嬉しかった。