ローゼルの実
先日、愛知県知多の杉本美術館に行った時の事。今までは車で行きましたが今回は電車、思い立って出かけたので地図も電車もネットでザッと調べただけで出発。行き先は県内だから少しのお金とスマホがあればなんとかなると思っています。スマホの乗換案内では名鉄金山駅を10:15発「内海行」に乗れば乗り換えなしで目的地の美浜緑苑駅には10:57着 42分で着くと、思ったより速い。
名鉄金山駅を利用することはめったにないので早めにホームに着いて電光掲示板をチェックして、ちょうどホームにいた駅員さんに確認すると「ここで待っていてください」と。ホームにいると分刻みで電車がやって来ては次々乗り込んで出発します。そろそろかなと思った時、目の前に二両編成の「内海行」が止まってドアが開きました。これかな~と思いながら顔を出した車掌さんに「美浜緑苑に止まりますか」と聞くと「止まりますよ」という返事。これで安心とすいている電車に乗り込んで、あとはルンルン気分で外の景色を眺めていました。が、もうじきつく時間なのにまだ海には遠い工業地帯を走っています。止まった駅名をみると確かに目的地へは向かっている。車内放送は聞き取れないし、車掌さんは来ないし、時間はどんどん過ぎるし、車内の冷房は効き過ぎるし・・・ま、間違ったって半島の先端内海に着くわけだからそれはそれでいいじゃないかと思うことにして、心穏やかではないけれど。一人旅なら誰に迷惑をかける訳ではないのでそこは気楽です。もう終点まで行こうかなどと思い始めた頃、目的の美浜緑苑駅に着きました。予定では42分で着くはずが結局80分かかって11:35着。 スマホの乗換案内を何度見ても、こんなに時間がかかった理由はさっぱり分からない。降車駅は無人駅、降りたのは私一人でした。少しばかり遅くなっても着くには着いたのです。
目的の美術館で絵を見て海を見て歩いて楽しく過ごしました。
そして帰りのこと、駅に着くとちょうど新名古屋行きの電車が到着。往きとはちがう六両編成の赤い電車で特急です。特急電車って特急料金が必要なんじゃないかなと、見回してもどうも必要ない雰囲気です。車掌さんも知らん顔して前を通り過ぎていくし・・・車内の騒音の中で他人に聞くには聴力不足の私です。駅に着いて払えと言われれば払えばいいやっと思ったら眠くなって、ウトウトしているうちに金山駅に着きました。所要時間44分でした。
家に着いて落ち着くと、往きに時間がかかったこと、特急料金のこと、気になって仕方がありません。そこで鉄道の案内に電話しました。結果、普通特急には特急券は必要ない事をはじめて知りました。特急に追加料金のいらない「一般の快速特急・特急」と特急券が必要な「特別快速の特急・特急」があること。違うのは指定席には特急券が必要と言う事のようでした。あまり利用しない私には分からない事ばかりで驚きでした。
もう一つ分からなかったのは往きに時間がかかりすぎたこと。案内の方が時刻表を調べてくれて「10:15発の特急ではなくて、ひとつ前の10:11発の普通に乗られたのではないでしょうか、どちらも内海行です」って。それなら到着時間もピッタリ。疑問は解決しましたが、今度は自分のうっかりさにガッカリして、しばらく引きずることになりそうです。これに懲りてもう少し注意深くなれればよいのですが。この先ますますウッカリは増えてくる気がしています。ですから脳の活性化のためにも刺激がいっぱいのお出かけをしたいと思っています。
変わった色のグラジオラス