17日から5泊6日で四国を巡ってきました。
今年2014年は、四国八八ヵ所霊場 開創1200年の年になります。
私は1971年に初めて四国遍路をしました。
当時は、遍路と言うよりは四国一周旅行でした。
寝袋で寝る野宿が主な貧乏旅行でした。
その後、20歳で悩み苦しみ人生の終焉の地を足摺岬と定め、
この岬から一歩踏み出す勇気がなく、今の自分がいます。
あの時、あの時・・・・・・なぜ一歩踏み出すことが出来なかったのか・・・・・?
今は公認先達となり、8回目を巡っています。
そこで、お遍路さんのいろいろ。
◎ 歩き遍路は偉い、尊いと勘違いして、横柄な態度、行動をする人。
昔の遍路は歩くしか方法がなかったので、歩くことは当たり前でした。
◎ 歩くことにこだわり、渡し船に乗ることをせず、遠回りして橋を渡る人。
橋が架かっていなかった頃は、渡し船は遍路道でした。今でも高知には渡し船があり、私は利用します。
◎ 山門・境内で托鉢をする人。
お寺では境内での托鉢を禁止しているのですが、バスで巡る団体さんは歩き遍路に優しく、
お布施をしてくれることがあります。
托鉢の基本は、 『 村はとばしても、家をとばすな 』
裕福そうな家は托鉢して、貧しそうな家は托鉢しないのいは間違いです。
家をとばすのなら、村をとばせと。 托鉢は貧富をみてはならない。
◎ 遍路乞食
お遍路をする人は、何がしの悩みや祈願することをもって巡ります。
何かの理由により家に帰ることが許されず、年中四国を巡っている人。
その人は定期的に郵便貯金に生活費が振り込まれています。
深く理由を聞くことは避けますが、善根宿や野宿で節約しながら終身巡ることになると話をしていました。
◎ 白タク営業をする人。
高知県は、修行の道場。2日。3日と歩いてやっとお寺に着きます。
疲れているお遍路さんを見つけ、言葉巧みに近づき自分の車でお寺まで案内をします。
私も一度だけ、白タク営業をする人の車に乗せられました。
その時、高知から足摺岬まで1万円でした。
人生いろいろ、お遍路さんももいろいろ。
最近は、若者向けに 「 おまいりんぐ 」 というアニメキャラも出てきました。
人生いろいろ、お遍路さんももいろいろ。