
梅雨ですね。 雨が降ったり止んだりで気分が滅入ります。
学生時代に雨の日対策として、高下駄を履き、番傘をさして学校に行っていました。
番傘は岡山から狭軌道の下津井電鉄に乗り下津井港まで行き、丸亀行きの船に乗りました。
丸亀は渋団扇を作っているので番傘もあるだろうと思っての行動です。(発想が単純ですが)
やっとの思い出番傘を見つけました。
高下駄は福山で探しました。
高下駄には、靴下を履いていないので不快感がありません。
番傘に張っている油紙に雨が当たると乾いた音がします。
雨の振る日も気持ちのもちようで、楽しくなります。
『 観自在菩薩 』 観自在とは、感ずることが自在(自由)ということです。
雨が降るから嫌だとか、嫌いだとかを考えなければよいのです。
嫌なこと、悪いことを考えない。
私たちの思い出の80%は嫌な思い出だそうです。 ん・・・。確かに。
しかし、嫉妬心や、人の不幸を望むような気持ちが存在することを自覚しなければいけません。
人は他人と自分を比較します。
「自分のほうがよくなりたい」「他人がダメならうれしい」と考えます。
綺麗な女優さんが、お笑い系のタレントさんと結婚すると、
「結婚生活はうまくいかないナ」という、嫉妬心に満ち溢れた気持ちと、
「近いうちに離婚するナ」と不幸を楽しみにします。
人は本能的に自分を守り、相手を倒そうという気持ちを持っています。
「利己的遺伝子」という説を聞いたことがあります。
すべての行動、欲望、意欲は、自分の遺伝子を残すという本能によって決まるというのです。
ライオンは相手を倒して自分の遺伝子を残します。 そして相手の子供まで倒します。
競争相手が不幸になれば、自分の遺伝子が残ると考えます。
「嫌なこと、悪いことを考えない」 何も考えない。
そして 「すべてうまくいく」 ことを考える。
悪いこと、嫌なことを考えないようにするだけでよいのです。
あ~ァ 凡夫だな~。
週末は居合いの稽古を休んで、お遍路さんをしてこよ~かな。