ケーブルテレビの放送で
楽しみにしていた
鈴鹿墨の15分番組があった。
松を燃やしてススと膠と水を
混ぜて作った事が始まりらしいが
近年、書道離れや墨液の使用で
固形墨は使われなくなり、
鈴鹿墨の製造は
進誠堂さん一軒になったようだ。
墨も水が大事なんだ。
アルカリ性の水を混ぜる事で
ゼリー状になるのね。
それにしても
墨造りは半端無い肉体労働だ。
素早く墨を練り上げないと
中の水分が逃げて
滑らかな墨にならないらしい。
全身の力を込めて練る。
職人さんの真っ黒くなった手。
洗うとおちるんでしょうか?
私はまだ、
仮名用の鈴鹿墨しか使った事が
ないし
墨擦りデビューしたばかりだし
他の墨との違いはわかんないけど
淡墨での筆の速度で変わる
滲みの違いは美しいなぁ。
私も淡墨の作品を書いてみたい。
何回か墨液を薄めて
トライしてみたけど
ボワンとするだけで美しくない。
紙の選択も悪いのかな?
挑戦したい。
だけど全紙の作品書くには
どんだけの墨を擦るのかな?
腕が10本くらい無いと
ダメかもね。