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テレビっ子のひとり突っ込み

『TWO WEEKS』(韓国オリジナル版)感想・概要紹介(ネタバレあり)

2022-01-13 23:56:52 | 韓国ドラマ
           
 
2013年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト

チャン・テサン:イ・ジュンギ
ソ・イネ(スジンの母親でテサンの元恋人):パク・ハソン
ソ・スジン(テサンとイネの娘):イ・チェミ
イム・スンウ(イネの恋人でエリート刑事):リュ・スヨン
パク・ジェギョン(テサン逃亡事件を担当する検事):キム・ソヨン
ムン・イルソク:チョ・ミンギ
チョ・ソヒ(元弁護士で、現在は国会議員):キム・ヘオク
キム・ソンジュン(チョ・ソヒの息子):カン・ハヌル
キム先生(殺し屋):ソン・ジェリム
コ・マンソク(テサンの後輩、同居人):アン・セハ


◆感想・概要(ネタバレ注意)

全24話。

このドラマは、日本で三浦春馬主演でリメイクしてた方を先に観ました。VS嵐で三浦春馬が番宣で出てたのきっかけで観ようって思ったドラマでした。
(「TWO WEEKSってことは2週間で終わっちゃうドラマなんですね」とかイジられてて楽しそうだったのになー。)このドラマ見て、ほんっとに改めて三浦春馬ってやっぱ
カッコいいなーって、再々々々認識したって感じだったのに。ちなみに、この日本版のドラマが三浦春馬が生きてるうちに観た最後のドラマでした・・・。


で、韓国版です。(幸いなことに、こっちもちゃんと三浦春馬が生きてるうちに観ることができたので、余計な感情なく楽しめた作品です。)

日本版もまぁまぁ面白く視聴できたんですが、韓国版の方が話数が圧倒的に多くて、エピソードの数もそうですが、けっこう丁寧に主人公の人柄(逃亡中の身でほんとは
それどころじゃないのに困ってる人を放っておけないっていういい人っぷり)や今まで存在すら知らなかった娘に対する父性が芽生えていく様が丁寧に描かれています。
まー、通常日本のドラマを飽きずに視聴してもらえるのがぎりぎり12話くらいだったりするのでしかたないっちゃあ仕方ないので、日本版みた方たちが、日本版では描かれ
なかった部分を補強するために観るのもアリかと思います。(その際は、若かりしイ・ジュンギを三浦春馬に置き換えてもらって、ついでにイ・ジュンギの良さも知ってもら
えればって感じで。)

3年前くらいのイ・ジュンギの日本でのファンミーティングで、このドラマの日本リメイク版に言及する質問がされた際に、イ・ジュンギがドラマリメイクされることも、
主演が「進撃の巨人」の映画に出てたすごく若い俳優さんですよね、って感じで答えてたのがけっこう嬉しかったです。(ファンミはレポ読んだだけですが。)



ざーっと概要です。

質店の雇われ店主をしている主人公のチンピラ、チャン・テサン。ある日、彼を9年前(8年前?)に別れた元恋人のソ・イネが訪ねて来る。

9年前、二人はあることがきっかけで突然別れることになったが、その際イネは妊娠しており、ひっそりとテサンの娘スジンを出産していた。
そして、スジンが急性白血病と診断され、骨髄移植が必要であり、テサンにドナーになって欲しいと依頼。

検査の結果骨髄が適合し、病院に呼ばれたテサンは2週間後に手術するから病院に来てほしいということ、これから2週間の間は怪我(や感染症?)などに気を付けるようにと
言い含められる。

これから2週間、いつもと同じように過ごして病院へ行けばいいだけだったテサンだったが、ある陰謀により、事業家でかつ暴力団のボスでもあるイルソクの愛人、ミスクの
殺害容疑の罪を着せられてしまう。

身に覚えのない罪で拘束されたテサンは、病院で自分が父親だろうと何の疑いも持たずにこっそり話しかけてきた娘スジンのために逃亡を決意する。

      

(こういう系のドラマで、無実の罪で逃亡することになった主人公の身には必ずと言っていいほど輸送車両の事故が起こるんですが、実際これまでほんとに容疑者の輸送車両
に起きた事故と、ドラマで扱われた輸送車両の事故ってどっちが多いんだろうって単純に疑問に思っちゃいました。)


で、こっからテサンの逃亡劇が始まる訳なんですが、捕まっちゃうんじゃないかどうなのかっていうドキドキ感と、その先で出会った人々との交流が見所。(この辺、日本版
よりボリュームたっぷりに描かれてますが、けっこう飽きずにサクサク見れちゃいます。私がイ・ジュンギ好きだからかも知れないですが・・・。)


急にできた娘と骨髄移植、そこに殺人事件の容疑と逃亡っていうだけでもけっこうな見所満載なんですが、登場人物の人間関係とかいろいろあって、けっこう作りこまれた
いい作品だなと思います。

(こっからかなりネタバレしちゃいます。)

まず、そもそもなんでテサンがイネと別れることになったのかってとこですが、9年前テサンがムン・イルソクの傘下で働いていたころ、イルソクが事件を起こし、その罪を
代わりに被る相手としてテサンが標的にされ、彼女であるイネをネタに脅迫されて彼女の安全を保証するっていう約束で罪を被って別れたっていう理不尽で悲しい過去が
あったりします。

さらに、イネは現在、刑事であるイム・スンウと交際しており、スジンもそこそこ懐いていたんだけどイネが破っておきながらも取って置いた写真で実の父親を察知し、その
父親と対面したスジンは、ちょっとずつスンウから心が離れていっちゃうんですが、スジンは賢い子で子供ながらけっこう色んなことを心に抱え込んでみんなに気を遣って
いるさまが愛らしくなってきちゃいます。

         

で、イネもテサンと再会して手術を待つ間テサンとスンウの間でちょっとずつ心が揺れ始めたり、よりによってその事件を担当している刑事がスンウで、テサンを負っていく
うちにテサンとイネ、そしてスジンの関係を知ってしまうスンウ。


さらに、もう一人のヒロイン的な存在の若い検事であるパク・ジェギョン。(日本版では芳根京子がやってた役です。)彼女はイルソクを挙げようと実はミスクを潜入捜査させて
いたっていう事実があり、それがきっかけでテサン逃亡事件を担当することになったりします。彼女にも色々あってけっこうスポットが当たってた・・・はず。(あんまり覚えて
ないけど、日本版ではけっこう芳根京子人気が出始めた頃でかなりスポットが当たってた気がします。)彼女がチョ・ソヒの陰謀を暴いていく感じだったかと。

そして、めっちゃちらっとしか出てこないけど、アメリカかどっかで療養中とかのチョ・ソヒの息子役でカン・ハヌルが出てます!「」絡みで色々検索してたらカン・ハヌル
がイ・ジュンギと共演することになってめっちゃ嬉しくて、以前同じドラマに出たことはあったけど全く絡みがなくて連絡先だけ知り合いに聞いていたので真っ先に連絡した
ってことを言ってたのをみたんだけど、これだったのか!!ってちょっと嬉しくなっちゃいました。(でもほんと、出演は一瞬です(笑))

ちょっと概要から脱線しちゃって収集つかなくなっちゃいましたが、そんな感じです。

      

多分、日本版には出てきてなかったと思うんだけど、韓国版ではテサンとイネの出会いが、銅像パントマイム的なものに扮してたイネを本物か見分けがつかなくて(?)テサン
が胸を触ってしまうっていうもの・・・。そこはちょっと衝撃でした(笑)そんなことある!?って。

     

今回、黒幕というか真犯人役のチョ・ミンギ。「一枝梅(イルジメ)」、「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」では、イ・ジュンギの父親役をやってた方。
このドラマでは完全な敵対役です。(ちなみに、ちょっとびっくりなことにチョ・ミンギはすでに亡くなっていて、原因が大学で副教授も勤めていたチョ・ミンギの
セクハラ暴露が原因で自殺っていう・・・。うーん。。。)

あ、あと忘れてました大事な人。
イ・ジュンギを執拗に追いかけてくる殺し屋役でソン・ジェリムが出てます。

 

とりあえず、日本版見てる人も見てない人もおススメドラマです。

『輝くか、狂うか』感想・概要

2022-01-06 23:35:05 | 韓国ドラマ
    

2015年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
ワン・ソ:チャン・ヒョク
シンユル:オ・ヨンソ
ワン・ウク:イム・ジュファン
ファンボ・ヨウォン:イ・ハニ
アン・ギルガン
カン・ギヨン
キム・ソニョン

◆感想・概要

このドラマも2年以上前に観たやつなので、だいぶ忘れちゃいましたが・・・。


麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」で、イ・ジュンギのワン・ソにハマっちゃって、もちろんイ・ジュンギの他の作品も観まくりましたが、ワン・ソ側も攻めてみようと
辿り着いてみた作品。

チャン・ヒョク、知ってはいたけどちゃんと作品見るのこれが初めてでした。

いやー、チャン・ヒョクとオ・ヨンソが出てて、面白くない訳がない、って感じです。もちろんラブコメ。

ただ、ワン・ウク(麗ではカン・ハヌルがやってた役)役のイム・ジュファンがすごーくニガテな顔で・・・かなり受け付けない。それをのぞくと、今振り返ると錚々たる
キャストが勢ぞろいしている作品です。それだけ期待されてた作品だったのかなーと。(実際、「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」の方はこの作品が成功を収めたばっかり
だったのに、またすぐに同じ時代を取り扱うのかって批判というか無謀だと言われてたみたいですね。)

ヒロインのシンユルの育ての親にアン・ギルガンとキム・ソニョン、この作品が初めてでしたが、その後に観た作品にめちゃめちゃ頻出されてる方々。
そして、義理の兄は最近見た「欠点ある恋人たち」でアン・ジェヒョンの親友役の芸能事務所社長やってたホ・ジョンミン。
で、ワン・ソの従兄?かなんかの役でカン・ギヨンが出てます。初めての悪役?



このドラマもねー、タイトルが変。
いや、意味はわかりますよ。天才とキチガイは紙一重的なやつですよね、きっと。でも、ポップさのかけらもなく、まぁまぁタイトルだけならみないタイプのやつです。
重すぎ。(内容はまぁまぁのラブコメ要素多いのに。)


概要としては、「麗」のように皇宮と皇位継承を巡る正統派な権力争いに巻き込まれた主演二人の悲恋物語、って感じではなく、どっちかっていうと、ワン・ソが結婚
したと言われている渤海国王族の姫に当たるのがオ・ヨンソ演じるシンユルなのかなー?その姫との物語がメイン。



ちょっと「麗」を見た直後でその余韻がのこってる間は、ワン・ソの最愛の女性が渤海国の王女だって言われてなかなか心に入ってこないんですが、でもまー、見進めて
行くうちに、「麗」のワン・ソとは全く別の人物だと割り切れてきちゃうので、それはそれで楽しめます。チャン・ヒョクもイケメンだし、オ・ヨンソも明るく可愛い
女優さんだし。

「麗」で出てきたワン・ソの腹違いの義妹とされてたヨナ皇女は、こっちでは義姉でヨウォン(と訳されてるだけかな?)。ヨナはとにかく時勢を見て強い男に付こうと
する、そしてヒロインに嫌がらせするただただ嫌な女でしたが、このドラマではヨウォンにはヨウォンの悲恋があって、ただ嫌な女で終わない感じで描かれてます。

シンユルは、青海商団という商団を経営していて、シンユルと運命的に出ったワン・ソがそこに会いに行く形式の描写が多いので、皇宮での生活はほぼ出てきません。
兄弟についても、シンユルを巡って恋敵となるワン・ウクはメインで登場しますが、他はほとんど出番なし。


けっこう面白かったです。

このドラマでチャン・ヒョクがけっこう好きになりましたが、声がイマイチ。



この時代にこんなもわもわがついてるヘッドドレスみたいの、ないでしょ。

『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』とりあえず感想

2021-12-19 23:52:41 | 韓国ドラマ
         

2016年 韓国

◆おススメ度
★★★★★


◆キャスト
ワン・ソ(4皇子):イ・ジュンギ
ヘ・ス:IU
ウク(9皇子):カン・ハヌル
ワン・ヨ(2皇子):ホン・ジョンヒョン
ジョン(13皇子):ジス
ウォン(11皇子):ベクヒョン
ペガ(14皇子):ナム・ジュヒョク



◆感想

このドラマは、好きすぎてなかなか感想が書けずにいた作品です。
あらすじは時間あるときにゆっくり書くとして、一旦これも感想まで。

不滅の恋人」→「オクニョ」→「太陽を抱く月」→「雲が描いた月明かり」ときて、初めてパク・ボゴムジニョンにハマってちょっとドラマの世界
からなかなか戻ってこれなくなってたんですが、この頃はまだTSUTAYAで借りたDVDで視聴していて、「雲が描いた~」をまだ返してないDVDで何度か
見返してた際に、1話無料で収録されてたこの作品を見ちゃって続きがどうしても見たくて我慢できずにU-NEXTを契約したっていう経緯があります。

(だったら早く契約しとけば「雲が描いた~」もそっちでみれたのに、っていう・・・。さらに言えば、実はなんかのゲームか電子コミックかなんかの
ポイント欲しさに実はそっから半年以上前にU-NEXT契約していて忘れて二重契約してしまっていたっていう失態も、あるにはあったんですが・・・。(
ほんと、ドコモのおまとめ請求って何を払っているか分からなくてねー。))

で、ドラマ本体もそうなんですが、めっちゃイ・ジュンギにハマってしまったまま現在に至ります。ダンナと同い年っていう安心感もあるし。(といいつつ
今は22歳のソン・ウェイロン君にハマってたりしますが・・・。)

ちょうど Janne Da Arcのファンクラブが解体になって一個ファンクラブをやめたとこだったのでファンクラブまで入会してしまった。
いやー、ほんと、ちょうどこの頃イ・ジュンギにハマったおかげでニノロスにならなくて済みました。嵐の20周年コンサートのチケットが取れなくて
がっかりしてたけど、むしろ良かったかもとまで思った・・・。(まー、デビューの握手会と10周年の時の国立競技場のコンサートしか行ってないんだけ
ども・・・。だからこそ締めに20周年いけばちょうどいいかなと思ったんだけどね。)


話がかなり脱線しましたが、「雲が描いた月明かり」観た時はほんと傑作だなと思ったけど、そっちが傑作ならこっちは名作だなと。

「雲が描いた月明かり」がややポップな感じに対して、このドラマはやや音楽とか全体的な雰囲気がやや破滅に向かってる感じを示唆していて、最初こそ
ラブコメな感じなんだけどもだんだんと悲劇へ続くストーリーになってます。
ちょっと物語に入り込みすぎて、後半からドラマ見終わってリピート視聴繰り返してる時、なんか心臓が痛くてほんとに病気になっちゃったかと思いました。
(転写とかミラーリングっていうらしいんですけどね。想像妊娠みたいな?話の主人公に入り込みすぎて、ヒロインの心臓病を疑似体験してしまってた感じ
で。)

「雲が描いた月明かり」がこの作品よりも1週間だけ放送が早く始まって、放送の曜日と時間帯はモロ被りしてたっぽい。そして結果、「雲が描いた月明かり」
の視聴率がめっちゃ高かったと・・・。うーん、まぁそうなるかもねー。話が重いしねー。。。
けど、「麗」の方がめっちゃ何度も観ちゃいます。

        

とりあえず、タイトル。
なんか、邦題なんだけどナニコレ。ちょっと見、副題の"花萌ゆる8人の皇子たち"っていうのがイケメンパラダイス的なチャラい雰囲気あるんだけど、全然
そういうんじゃないし。。。よくないよね・・・。

原題は「月の恋人」だか「Moon Lovers – Scarlet Heart」だったか。まー、「月の恋人」っていうとやっぱキムタクと篠原涼子とEXILEのAKIRAの奥さんの
ドラマ思い出しちゃうけど、「スカーレット・ハート」とかで良かったんじゃないだろうか・・・。なんか、そっちの方がドラマのイメージには合う気が
します。


ドラマの内容としては、中国ドラマ「宮廷女官 若㬢」の韓国リメイク版なんだけど、よくこのドラマに合うぴったりの皇子たちが登場するいい感じの時代
が韓国にもあったなと。

そして、朝鮮時代じゃなく、高麗の時代って言うのが若干服装とか髪型含め設定がやや自由にできてよかったのかなと。とにかく、イ・ジュンギのポニーテール
がめっちゃいいんですよ。ほんと。まさに麗しい。




この頃、米津玄師の「Nighthawks」っていう曲をよく聞いていたんだけど、それがドラマの内容というかワン・ソの心情にすごいリンクしていて、今でもこの
曲聞くと、「麗」のワン・ソを思い出しちゃいます。米津玄師の曲の中でもかなり好きな曲のうちの一つです。


ちょっと歌詞をご紹介。


♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬

Nighthawks

あの日 眠れずに眺めてた螺旋のフィラメント
退屈な映画のワンカット 半開きのドア
もしも このまんま明日が来ないならどうしようか
朝が来て全部終わってたら僕はどこへ行こう

完璧だと思える夜を探していたんだ
今はとにかく星が見たい君の隣で


何もないこの手で掴めるのが残り一つだけなら
それが伸ばされた君の手であって欲しいと思う
あまりに綺麗だと恐ろしいから汚れているくらいがいい
ああ それくらいでいい 僕らの願う未来


あの日 夢の中暮らしてた架空のストリート
本当にあるんだと信じ込み 探した地図の上
上手く伝わらない想いだけが胸に残った
寂しさが喉にこみ上げて 言葉を探している


遠く離れたものは美しく見えてしまうから
思い出になってしまう前に すべて伝えたい


当てのない未来ならいらないんだと目を閉じて叫んだ奥に
転げ回ってまで望む君との未来があった

くだらない世界でも「愛おしいよ」と君が言うこの世界がいい
ああ それくらいでいい だから届いて欲しい

(中略)

何もないこの手で掴めるのが残り一つだけなら
それが伸ばされた君の手であって欲しいと思う
あまりに綺麗だと恐ろしいから汚れているくらいがいい
ああ それくらいでいい 僕らの願う未来


あの日 眠れずに眺めてた螺旋のフィラメント
退屈な映画のワンカット 半開きのドア
もしも このまんま明日が来ないならどうしようか?
それなら笑って過ごしたい 君に会いに行こう


♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬


ということで、ドラマの内容がほとんど書けませんでしたが、そのうちちょっとずつあらすじと見所をご紹介できたらなー、と
思ってます。

とりあえず今回はここまで。

『この恋は初めてだから』感想・あらすじ(ネタバレ注意!)

2021-12-03 23:58:11 | 韓国ドラマ
            

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
ナム・セヒ(IT企業で働く会社員。大家):イ・ミンギ
ユン・ジホ(脚本家志望。セヒのルームメイト):チョン・ソミン
ウ・スジ(ジホの友人。キャリアウーマン的な):イ・ソム
マ・サング(セヒの会社の代表):パク・ビョンウン
ヤン・ホラン(ジホの友人。レストランのマネージャー):キム・ガウン
シム・ウォンソク(ジホの大学の同期でホランの彼氏):キム・ミンソク
ヨン・ボンナム(ジホのバイト先のカフェ店員):キム・ミンギュ


◆感想・あらすじ

ちょうど2年くらい前に観たドラマ。
僕が見つけたシンデレラ」でイ・ミンギにハマっちゃって、けど、U-NEXTで課金してまで見てたら続きがまだ配信されてなかったっていう
お預け食らった状態で、どうにかその欲求を満たすために、他のイ・ミンギ出演作を探し求めてたどり着いたドラマでした。

「僕が見つけたシンデレラ」では、あんなに洗練された金持ちのイケメンなのに、こっちのドラマは冴えない変人SEみたいな役で、多少ギャップ
がありましたが、SEってところに若干の親近感も湧きつつ、楽しく視聴しました。


ざっくりしたストーリーとしては、ある事情からルームメイトとなった妙齢の男女が、背に腹は代えられず同居生活を進めていく中で、お互いの
利害が一致し、偽装契約結婚に至る。しかし、割り切ったつもりの生活を続けつつも互いの家族という切れない縁に巻き込まれながらいつしか
ほんとの恋心が芽生えちゃうっていうもの。


以下、あらすじです。

ヒロインのジホ(チョン・ソミン)は、脚本家志望のアラサー女子。それでいて今はアシスタント的な雑用係。
ドラマの撮影が終わって3ヶ月ぶりに家に帰ったジホは、一緒に暮らしている弟と彼女がことに及んでいる場面を目撃してしまう。しかも、彼女は
すでに妊娠していてかつ、ジホの知らない間に結婚まで済ませていた。

そこで、なぜか自分が頭金も払った家を出ていくことになってしまう。

困った彼女は家を探すが、彼女の予算で紹介されるのはとてもじゃないけど人が住めるような物件ではないものばかり。

そんな折、友人のホラン(キム・ガウン)が彼氏のウォンソク(キム・ミンソク)の先輩を通してルームメイトを探しているという人(セヒ(イ・ミンギ))
を紹介してくれる。

しかし、ルームメイトには以下の3条件と、

1.家の管理をしてくれる人(ガスの点検の対応とか、家の修理の立ち合いとかそういったものみたいです。)
2.ゴミの分別をしてくれる人(正直、これゴミを回収に出すときでなくごみが発生して捨てる時にやれば?って不思議に思いました。)
3.ネコの世話をしてくれる人(SEは韓国でも生活が不規則みたいです。)

非喫煙者、家を散らかさない人、即入居できる人、などの条件が。なんだか神経質でめんどくさそうな人だから断ってもいいというホランに、むしろ
得意だと言って二つ返事で飛びついたジホ。


早速ジホは家主不在のまま、セヒの家でルームシェアを始める。

一方、ジホの寝ている時間に帰宅し、家の中がキレイになっていたり、ネコに冷蔵庫の古くなった鶏肉をゆでてエサにしてくれたりするルームメイトに
満足感を覚える。

それから顔を合わせることなくメモのやり取りで何日か過ごす二人。
しかし、実はお互いルームメイトが同性だと勘違いしているという事実を知らないまま、お試し期間が過ぎて、二人は正式契約することに。

そしてある日、ジホはドラマスタッフの打ち上げに、セヒは会社の飲み会に参加。
飲み会を少し抜けて、飲食店の店先で一人スマホでサッカーの試合を観戦するセヒ。そこに偶然通りかかったジホは、セヒのスマホ画面で好きなサッカー
チームの選手がゴールを決めるところを見て思わず歓喜の声を上げる。
セヒに不審な目を向けられるジホだったが、同じサッカーチームファンだと知った二人は少しだけ仲良くなる。

そんなセヒに少し気を許したジホは、思わず飲み会の席で好きなドラマスタッフの助監督に告白されそうだということを幸せオーラ全開で話すも、直後
駐車場でその彼が他の女と抱き合っている場面を目撃してしまう。


飲み会帰りにバス停で一人落ち込むジホ。そこに偶然(というか本人たちは知らないけど同じ家に住んでるんだから必然)セヒがやってくるが、ジホの姿
を見つけて地下鉄で帰ろうと進行方向を変えようとする。それを見たジホは、もっと恥ずかしくなるのでバスに乗ってくれと懇願。しぶしぶセヒは、
ジホが抱く恥ずかしいと思う気持ちとか失恋について、訳の分からない独特な言葉で慰めようとするが、それをぼーっと聞いていたジホは、衝動的に
セヒにキスをし、呆然とするセヒを置いてタイミングよく来たバスで帰ってしまう。


そして数日後。
ジホはマンションのエレベーターで、二度と会わないと思っていたセヒに遭遇。さらに、同じ階で降りていくセヒを見て驚きパニックに。
動けないままもう一度エレベーターを往復して、廊下にセヒがいないことを確認して家に逃げ込むのだったが、そこには当のセヒが・・・・。


そうして、30年無風状態だったジホの生活が一変していく・・・っていうようなお話です。

          

こっから、しばらく同居生活が続き、一度は出ていくジホですが、事情があって戻ったり、親に何度も見合いを強制させられ疲弊したセヒが契約結婚を
提案し、結局なんだかんだあって受け入れることにするジホ。

そっから、それぞれの家庭環境と家族との距離感などを体感し、お互い理解を深めていつしか恋仲になっていく二人。しかし、セヒにはある衝撃的な
過去の傷ともいうべき出来事があり、それを知ってしまったジホは・・・。


◇◇

契約結婚からの恋が始まるっていうストーリーから、韓国では「逃げ恥」のパクリとか言われてたみたいですが、私的にはこのドラマ見ててもなぜか
「逃げ恥」を1ミリも思い出しませんでした。

そもそも、背景が全然違ってて、「逃げ恥」はなんだかんだドラマ全体の雰囲気は"陽"って感じなんだけど、このドラマはどっちかっていうと"陰"て
感じです。韓国の標準世帯の闇部分にスポットを当てているというか・・・。

とにかく、セヒが契約結婚をしようと思うに至った経緯がまずちょっと重い。

とりあえず、今後暮らしていくためのマンションを購入したセヒですが、そのローンの支払いを考えると、余っている部屋を人に貸して家賃を貰って
少しでもローン返済に充てたいと考えます。
そんなセヒに母親は早く結婚しろとうるさく、毎週のように誰かをお見合い相手として紹介してくる始末。さらにその相手から結婚したら専業主婦に
なりたいと言われてしまい、そんな女たちに辟易してしまうセヒです。

さらには、マ代表に紹介された歴代のルームメイトの生活態度も悪く、我慢の限界に達していたところに現れた、掃除好きなルームメイトのジホ。

家賃も払ってくれるし、部屋の使い方も文句なしな上に、飼い猫も懐き、さらには自分の行き届かない部分の家の掃除までしてくれる、住むところが
なく困っているジホに付け込んで契約結婚を提案するっていう・・・。

逃げ恥の場合は、どっちかっていうとガッキー演じるみくりの家事労働に対する対価っていうテーマで契約結婚に至っているので、動機が真逆と
言いますか・・・。
(星野源がやってた平匡さんの収入がめっちゃ気になるところではありますが。)


あとは、田舎の実家の女の地位の低さ的な。
日本はよく、世界的に見て女性差別が酷いって言われてますが、ドラマの中だと韓国の方が男尊女卑が激しい気がします。(そもそもオッパって呼び
方とかもある意味そうじゃないかなと。)

           

あとは、ちょっとびっくりしたのが、それまで韓国って婚前交渉NGな国なのか?ってくらい描かれてなかった結婚前の体の関係問題。このドラマでは
はっきり黒であることをうたってるどころか、セヒが元カノを妊娠させて中絶させたっていう過去があるっていう衝撃。ちょっとそういったところは
ある意味新鮮でした。


そんなとこもあって、全体的にちょっと暗めなドラマです。みんな生きるのに疲れているというか。

そんな中で、セヒとジホが地味にじわじわと不器用に愛を育てていくところがほっこりするっていうギャップウケを狙ったドラマです。(多分。)

このドラマで初めて、韓国では軽いチューのことを"ぽっぽ"っていうこと、私たちって単語が"ウリ"っていうことを知りました。

とにかく、セヒがジホに対し、ジホがバス停で自分にしたキスはキスとは呼ばない。あんなのはぽっぽだ。ほんとのキスとはこうするんだって言って
初めて濃厚キスするシーン。ジホがそのキスの虜になっちゃってなかなか止めず、キスしたままセヒがジホに携帯が鳴ってると話すところがすごい
「キャー!!」ってなります。

まぁ、あとは屋根部屋での再会シーンからのお布団でいちゃつくとこですかねー。

詳細は忘れましたが、そんなところが印象的です。

         

それから、このドラマではわき役だったジホの友人役のイ・ソムとキム・ガウン。それぞれ他のドラマでヒロインやっててちょっとびっくりしました。
イ・ソムは「第3の魅力」で。キム・ガウンは「私は道で芸能人を拾った」とか色々出てます。

ちなみに、キム・ミンソクにとってイ・ミンギはけっこう色んなドラマで共演してるアニキ的な存在らしいです。

『欠点ある恋人たち』感想・あらすじ(ネタバレ注意!)

2021-11-26 23:52:40 | 韓国ドラマ
    

2019年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
イ・ガンウ(財閥三世のイケメンナルシスト):アン・ジェヒョン
チュ・ソヨン(シンファ高校の体育教師。ガンウの同級生):オ・ヨンソ
イ・ミニョク(ガンウの従弟で校医):クウォン
キム・ミギョン(ソヨンの同僚で中学からの親友):キム・スルギ
パク・ヒョンス(HS社長):ホ・ジョンミン
(ソヨンの上の兄):ミン・ウヒョク
(ソヨンの下の兄):チャ・インハ


◆感想・あらすじ

だいぶ面白かったー。
1話あたり30分前後のサクサク見れるラブコメです。

オ・ヨンソが出てるので面白そうかなと見てみたんですが、(あと、アン・ジェヒョンとキム・スルギが共演てところが)タイトルだけだったら多分見てない・・。

下手くそじゃない?このタイトルの付け方。。。訳の違いか、"欠陥のある人間たち"だったり"瑕疵ある人間たち"だったり、ネット上に出てくるタイトルには
多少ブレがありますが、そっちは直訳で、正式な邦題は「欠点ある恋人たち」なのかな。いずれにせよ、あまりそそられるタイトルではないなー。



あらすじです。

ヒロインのチュ・ソヨン(オ・ヨンソ)は、イケメンの兄弟3人を持つシンファ高校に勤める体育教師。彼女は無駄にイケメンの兄弟たちのせいで、昔から兄弟
たちに好意を寄せる女たちから理不尽なやっかみや中傷、嫌がらせや暴行などの被害を受け、大のイケメン嫌いに。(そういう設定なのに、オープニングにしか
そういう場面が出てこない気が・・・。そして訴えてもいいんじゃないかってくらいけっこうな乱闘シーン。)

     

そして男の主人公イ・ガンウ(アン・ジェヒョン)は、シンファグループ会長の孫で財閥三世のイケメンナルシスト。しかし、彼には中学時代までは太っていて
イケていなかった、かつ修学旅行中にウ〇コを漏らし肛門というあだ名で呼ばれていたという黒歴史があった。現在でもその過去を思い出すとお腹が緩くなる
過敏性腸症候群を患っている。(私もやや過敏性腸症候群の傾向があり、このドラマのそのシーン見てるとリアルすぎてちょっとお腹が痛くなってました・・・。)

中学時代にその事件の冷やかしに耐えられず渡米していたイ・ガンウは、久しぶりに帰国する。そうして、イケメンになりかつお金持ちであることをひけらかし
昔自分をバカにしていた同級生たちを見返すためにタイミングよく開催された中学の同窓会に出席。
みんなが自分をちやほやする中、その輪に混ざらず一人黙々と焼肉を食べ続ける一人の女が気に食わず、自ら彼女に絡んで行くが、俺が誰だか分かるかという
問いに「あんたの初恋相手よ」と返されてしまう。実は彼女はイ・ガンウの初恋相手でかつ初告白してこっぴどくフラれた相手(お漏らし事件の元凶でもあった)、
チュ・ソヨンだった。

心に封印し忘れていたその過去を一瞬で思い出したガンウは、またも腸過敏の症状が・・・。挙動不審な感じで同窓会会場を後にする。
そして、自分を振った女チュ・ソヨンに復讐することを固く心に誓うのだった。

後日、ソヨンを呼び出したガウンは彼女に交際を申し込む、イケメンになった自分に惚れさせたところでこっぴどく振るという作戦だったが、まさかの斜め上を
行く暴言を吐かれてまたもやフラれてしまう。

なぜ自分のようなイケメンを振ったんだと悩むガウンは、その後行く先々でイケメンとボディタッチしていちゃいちゃするソヨンを目撃。(実際の相手は生活費
を取り立てていた二人の兄。)なぜかショックを受けるガウン。
一方、ソヨンは二番目のゲイの兄が経営するゲイ御用達の出会い系バーでガンウとパク・ヒョンスが目にゴミが入ったと言って至近距離で確認し合う姿を遠目に
みて、二人の嗜好がそういう系であると誤解してしまう。

シンファグループ会長である祖母に、1年間だけグループ内のどこか好きなところで働けば後は自由にするという約束を迫られ、それならばとシンファ高校の
理事になってソヨンをいじめ、解雇してやることで復讐をすることにしたガンウ。

      

しかし、なかなか思い通りにソヨンに復讐できないどころか、ソヨンに睨まれると腸過敏の症状が再発するし、ソヨンがやっぱり気になって仕方がないガンウ。
そしてとうとう自分の気持ちを認め、ソヨンの好きそうなものを一生懸命考え演出し素直にソヨンに告白するガンウ。

「お前がいれば、本当の自分になれそうだ。だからそばにいてくれ。」

と告白されたソヨン。それ以前にガンウが家庭の事情でお見合いする現場を目撃していたソヨンは、ヒョンスがいるにもかかわらず望まないお見合いをしたくない
ガンウのカモフラージュになって欲しいという意味だと解釈。しかし、恋人である(とソヨンが誤解している)ヒョンスがそのことを知ったら良くないのではない
かとヒョンスのことを思ったら無理だと断るソヨン。

そしてそれをヒョンスが好きだから無理だと断られたと誤解してしまうガンウ。

しかし、中学の時に酷い言葉でガンウを傷つけた引け目もあるソヨンは、あの時と今回の告白を思い出して考えては眠れなくなってしまう。思い悩んだ挙句、
ソヨンはガンウに「提案を受け入れる。(偽の恋人になってあげる)」と返事をしにいくのだが・・・。


ガンウとソヨンにちょっとずつ言葉が足りないためにすれ違いコントのような気持ちの認識齟齬が発生するところがめっちゃ面白いドラマです。

特に、偽の恋人役を受け入れるつもりで返事をしに行ったソヨンに対し、自分の気持ちをソヨンが受け入れてフツウに恋人になってくれたんだと素直に感動して
喜ぶガンウが、玄関先でソヨンを抱きしめ勢い余ってキスしようとしてかわされほっぺをつねられちゃうんだけど、「ごめん、やりすぎた、うれしくて」って
それでも幸せそうなところがたまらなく可愛くてかわいそうなアン・ジェヒョン。「プライドがズタズタだけど、死にそうだ。嬉しくて」ってところからの
ここの一連の場面がめっちゃ好き。送ってくからちょっと待っててって言われてる間に、ソヨンが抱きしめられた感触を思い出して意外といい体してるな、的な
独り言言ってるとこが、まるっきり脈なしではないなって、未来につながる感じがするし、嬉しそうに車のキーを持ってくるところや、家に送ってオッパと呼ぶ
イケメンたちの正体が判明するっていうくだりまで。


他にも、陸上部の予算をどうしても承認してほしいソヨンが夜にガンウの家を訪ね、どういうつもりでソヨンが夜に一人で自分の家を訪ねて来たのか自意識過剰に
妄想が膨らみ、うっかり廊下でぶつかったソヨンに下半身が反応してしまったところを見られてしまい、めっちゃ恥ずかしい思いに耐えられない初心なガンウ
とか。
他にもたくさん、胸キュンしつつにやにやしてしまうっていう場面がたくさんあります。


そして、中学時代、実は親友だったソヨンとガンウ。そして意外にも、その頃のガンウにウェディングドレスデザインしてもらっていたっていう過去や、ほんとは
ソヨンの初恋相手もガンウだったんだけど、なぜ断ってしまったのか、そしてそこから修学旅行前夜のソヨンからの突然の電話とすっぽかしからのドカ食い、
その裏で起きていたソヨンと両親の事故死の悲しい真実など、色々過去の因縁、運命などけっこう伏線があったりとか、割と盛り上がる部分がたくさんあります。

ガンウとソヨンだけでなく、その他の登場人物たちの意外なカップリングとかも見所。
とにかく面白いに尽きる作品でした。


ただ、ちょーっと私的には、ラストはガンウが中学の時にデザインしたウェディングドレス着た結婚式の場面とかそのエピソード発表されてみんなが驚く場面だとか
さらには、シンファグループの一員になったソヨンが新しい理事長になるとかいったサプライズに驚く教頭たちもちょっと見たかったなーと。

そしてできれば、ペク・チャンミとミニョクにくっついて欲しかったなー。(そんな勝手なパズルみたいにはいかないか・・・。)


ミニョクは、本来は優秀な外科医でありながら大きな病院での体制、権力ある人に迎合する風潮についていけず、世捨て人のようにひっそり傘下の学校の校医を
やってるんですが、赴任した時からソヨンに片想い中も全く見向きもされず、挙句の果てに後から来てソヨンを好きになったっぽい従兄の方が実は昔からのソヨン
の運命の相手だったっていう切ない役どころ。ただ、油断すると白井健三を思い出すような顔立ちのミニョクはあんまり好きなタイプではなかったので、特に
闇落ちしかけるミニョクが嫌で嫌で仕方なかった。


なんか太ってるわけじゃないんだけど、肌すべすべで顔がプクプクしているアン・ジェヒョンが可愛くて仕方ない。(ちょっとときどき20代のまっすーを思い出す。)


アン・ジェヒョン、泥沼離婚劇で元奥さまのク・ヘソンが、「ドラマの主演になったあたりから変わった」的なことを言ってたけど、このドラマがそれなのかなー
とか思いながら見ちゃってました。だとしたら、家庭にそんなゴタゴタ抱えながらもよく頑張ったなーと。ク・ヘソンのストレスの陰(かもしれないところ)で
いい作品ができてよかったなーと素直に思っちゃいました。

アン・ジェヒョンて、いわゆる憑依型の役者さんってことなんでしょうね。それでいてしばらくそこから抜けられなくなるって感じの。(もう、もと共演者と
結婚しちゃうってあたりがまさに。)この先もそういうスタイルで演技していくなら、ラブストーリーに出続ける限りは結婚せずにその時その時の恋を楽しんだ方が
よいよねー。そして、もうちょい年取ってラブコメから離れた感じの渋い役やるようになってから穏やかな結婚をした方がよいのではないかと。そんなことまで
考えちゃいました。


キム・スルギは、「ポンダンポンダン」の時のあどけなさが抜けてちょっと大人な女性。でもどこか永作博美と大島優子テイストな感じ。



このドラマ、出てくる人出てくる人、めっちゃどっかで見たなーって思い出そうとして頭が活性化するっていう部分もあります。

ガンウの親友のパク・ヒョンス役の人、この人もどっかで絶対見た、って思ってたら同じオ・ヨンソが出てる「輝くか、狂うか」でオ・ヨンソの義兄役で
出てた人でした。

イ・ガンウの姉役で、「愛の不時着」のセリの上の兄の嫁が出てました。このドラマでは割と弟想いかつ優秀で一人で頑張ってシンファグループを動かして
いる存在。(「愛の不時着」でも最終的には次男の嫁との比較でそんなに悪い描かれ方してなかった気がするけども。)

一番上の兄役、ミン・ウヒョクは、どっかで見たよなーって思ってたら「第3の魅力」で整形外科医やってる方でした

二番目の兄役やってるチャ・インハ、彼もどっかで見たなーって思ってたら「とにかくアツく掃除しろ!」でファン・ジェミン(キム・ユジョンと同じ
掃除チームで働くちょい陰のある冷たいイケメン)やってた方でした。
しかも、このドラマの放送時期に突然亡くなったらしい・・・。なんか衝撃。ショックです。
(なんかちょっと気分が落ちて、この感想書くのが遅くなってしまいました・・・。)



ちょっと暗い話になっちゃいましたが、とにかく、ニヤニヤしながらラブコメ楽しみたい方にめっちゃお薦めな作品です。

『1%の奇跡』感想・内容紹介

2021-11-19 23:51:33 | 韓国ドラマ
           

2016年 韓国


◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト

イ・ジェイン(ソヒョングループの御曹司。SHホテルの代表): ハ・ソクジン
キム・ダヒョン(ヒロイン。小学校教師):チョン・ソミン
ミン・テハ(ジェインの従兄弟。SHモールを経営):キム・ヒョンミン
イ・ギュチョル(ジェインの祖父):チュ・ジンモ
パク・ヒョンジュン(ジェインの友人で弁護士):キム・ソンヒョク
ジス(ダヒョンがファンクラブの会長を務める新人アイドル):ペク・スンホン
ハン・ユギョン(ジェインの部下):パク・ジンジュ


◆感想・内容紹介

愛の不時着」見てたらハ・ソクジンが出演してたので思い出して書いてるとこです。(レビュー上げたい過去ドラマ多すぎて何から書いていいか選択に困って
るので。)

ヒロイン役のチョン・ソミン、え!?「この恋は初めてだから 」と同じ人!?全然雰囲気違うんだけど、すごいカメレオン女優だなーって思ってたら
同姓同名(同音同名?)な別人の方でした・・・。


なんか、2003年の人気だった映画のリメイクだとか。

概要としては、韓国ドラマによくある傲慢な財閥御曹司と庶民女子とのラブストーリーです。


以下、ストーリー紹介です。

小学校教師のキム・ダヒョンは、野外授業中に倒れた老人を見つけ救急車で病院に運ぶ。ゴザをしょって泥だらけで倒れてた見知らぬおじいさんに、治療費も
立て替えてタクシー代も払ってあげたり何かと親切にしてあげるダヒョン。

実は、ダヒョンが助けたのは亡くなった妻の墓参りに行く途中のソヒョングループの会長だった。

自分をただのお金のないおじいさんと思って親切にしてくれたダヒョンに感動したイ・ギュチョル会長は、ダヒョンを相続人に指名したいと考え、遺言書を
書き換えることに。
その内容は、自分の孫のうちダヒョンと結婚した方がソヒョングループの後継者となる、といったような内容だった。

会長に呼ばれて遺言書の書き換えをした弁護士のパク・ヒョンジュンは、とりあえずその内容を友人でもある会長の孫イ・ジェインに伝え、ダヒョンに会いに
行く。

何も知らないダヒョンと、会長をダマして金をとろうとしている女と決めつけて憤るジェインは、最悪な出会いをする。

結局、ジェインは相続の条件をダヒョンとの結婚ではなく6ヶ月交際するという条件に変更することをなんとか会長と合意。(6ヶ月間交際して別れるつもりの
ジェインですが、6ヶ月間ダヒョンと交際したなら必ず彼女を好きになってしまうと確信している様子の会長です。)

          

早速ダヒョンに会いに行くジェインだったが、そもそもジェインをソヒョングループの御曹司と信じていないどころか、相続だの結婚が条件だのという彼らを
詐欺だと疑っているダヒョン。なかなかジェインの思い通りにはいかず、交際すら始まらない状態。

けれどダヒョンがホテルでお見合い(毎週母親から誰かしら紹介されてるようです。)しているところをジェインが目撃したことがきっかけで変化が。ジェインは
ダヒョンの交際相手のふりをしてお見合いの場に乗り込み、お見合い相手が怒って帰ってしまう。(明らかに嫉妬してるようにしか見えないジェイン。もう、
ダヒョンを好きになっちゃってる気が。)

そうして何度目かの説得の後、ダヒョンは自分がファンクラブの会長を務める新人アイドル"ジス"の現事務所との奴隷契約のような契約解消の交渉をヒョンジュン
にお願いしてもらうという条件で6ヶ月の真剣交際の契約に承諾する。(そもそも契約なのに真剣交際っていう意味が分かりませんが。)


そうやってようやく契約交際をスタートした二人でしたが、意外にもダヒョンの周りに親しくしている男(ジスだったり、親友ヒョンジンの兄だったり)がいたり
してジェインの嫉妬心をかきたて、なんだかんだジェインはダヒョンに惹かれていってしまう。

ダヒョンも、終わりがあるからダメだとはわかりつつもシェインを好きになっていく。

お互いの気持ちを知りながらも契約終了日が到来し・・・。

◇◇

って感じの、王道なラブストーリーです。
シェインは傲慢な御曹司って設定ではありますが、子供の頃に財閥という家柄もあって、家の事情で伯母の養子となった過去もあり、意外と家族思いの一面が
あったり仕事には誠実だったりっていう側面もあります。

なにより、主人公同士が意地を張ってなかなか歩み寄れずにイライラするタイプのドラマと違って、けっこう二人が自分の気持ちに早めに気づくし、その気持ちに
対して素直なところが安心して穏やかな気持ちで先を見ることができていいところでした。

ただ、何が「1%の奇跡」なのかが良く分からない。最初から、グループの会長である祖父のイチオシの相手だったし、他の財閥系のドラマと違ってそこまで強く
母親が結婚に反対する訳でもないし、二人に絶妙に仲良しの異性の友人みたいな人がいて心が揺れたりするわけでもないしで。(若干、ジスがダヒョンのこと好き
なのかなーって思うフラグはあったんだけど特に回収されずに終わるような気が。忘れてるだけ?)
と、思ってたら最後の最後、会長のスピーチにタイトルの謎が隠されていました。

あまり障害ってほどの障害というか、ドラマ見るのが疲れて挫折しそうになる乗り越えなきゃいけない山みたいのがないので安心してサクサク見れますが、その分
けっこう内容うろ覚えでした。

結婚してハッピーエンド、まして結婚式までたどり着かずプロポーズを受け入れるところでハッピーエンド、ってなるドラマも多いですが、結婚後のラブラブ生活
と、周辺の人物たちのその後・・・みたいな物語もちゃんと描いてくれるドラマは好きです。

          

このドラマで、ハ・ソクジンを初めて知りました。なんとなく小出恵介に似てる気が。(小出恵介が嫌いな方ごめんなさい。)

ジェインがヒョンジュンを連れて小学校で働くダヒョンに初めて会いに行く前に、お見合いでホテルに来たダヒョンとホテル側の人間として二人はちょっとした
出会いをしているんですが、ここのシーン、ちょーっとだけ「じれったいロマンス」に似てるような・・・。


ダヒョンが冒頭で倒れてるところを助けたソヒョングループの会長、「オクニョ」でオクニョに哲学とか学問的なことを教えてくれてたおじいさんでした。

ジェインを何かとサポートしてくれる弁護士のパク・ヒョンジュンは、「だから俺はアンチと結婚した」でフ・ジュンのマネージャーだったキム・ソンヒョク。
この作品でも似たような感じの主人公のよき理解者でサポート役です。






『雲が描いた月明かり』とりあえず感想とざっくり紹介

2021-11-06 23:55:18 | 韓国ドラマ
           
2016年 韓国

◆おススメ度
★★★★★


◆キャスト
イ・ヨン(世子):パク・ボゴム
ホン・ラオン / ホン・サムノム(男装内官のヒロイン):キム・ユジョン
キム・ユンソン(ヨンの幼馴染でヨンの政敵の孫):ジニョン
キム・ビョンヨン(イ・ヨンの護衛武士):クァク・ドンヨン
ミョンウン王女:チョン・ヘソン
チャン内官:イ・ジュンヒョク
チョン・ヤギョン(ラオンの祖父):アン・ネサン
チョン・ドッコ(ラオンの代筆の依頼人):アン・セハ

◆感想

今まで、ちょっと思い入れが強すぎて好きすぎるドラマの感想を書くのを後回しにしてましたが、さすがにそろそろ忘れないうちにぼちぼち書いていこうかなと。

なにはともあれ、最初はコレ!!このドラマ見ちゃったら、韓国ドラマにハマること間違いなしの傑作です。
まだ韓国ドラマ超初心者の時に、まだまだTSUTAYAでDVD借りてみてた時代に観ました。その前にみた「太陽を抱く月」にちょっとタイトルの語感が似ていたので
気になって借りたやつ。DVD5本くらいずつ借りて見てたけど、あっという間に見終わって続きを借りに行くと誰かが借りててない!とかあって、かなりやきもき
したりもしましたが、多分1週間くらいで全話見たような・・・?

とりあえず内容としては、ヒロインのホン・ラオン(キム・ユジョン)が色々な事情と行き違いによって、男装してホン・サムノムとして内官になり、王宮で世子の
イ・ヨン(パク・ボゴム)と再会して紆余曲折の結果恋に落ち、障害を乗り越えてなんとなくぼやっとしたハッピーエンドで終わるお話です。

男装ヒロインモノにありがちな、男性主人公が自分は男を好きになったんじゃないかって悩むとこや、早くからヒロインの男装を見破って支えてくれるもう一人の
イケメン君の存在とか、すでにパターン化されてたりはしますがそれでもやっぱり面白いし、ドキドキしました。


まー、なんといっても一番の魅力は主演のパク・ボゴム。彼のツンデレっぷりがめちゃめちゃハマります!!
なんかー、もうアイコンタクトならぬ、顎コンタクト?っていうか。フツウにこんな顎で人を指図する男がいたらイラっとして仕方ないだろうけど、ボゴム君の
アゴ演技はめちゃめちゃきゅんきゅんしちゃいます!!
もう、言葉ではほんとこの良さが全く表現できないのでとにかく見てない人は見て実感してほしいっ!!

ほんともう、いい年して20代そこそこの男の子をカッコいいって思うなんてやばいんじゃないかって思っちゃいましたがダンナのお母さんも同じこと言ってたので
もう自信持っちゃいました。何歳でもボゴムにハマって大丈夫なんです。世代を超えて女子を虜にするオソロシイ魅力を持った子です。


そして、私がもう一人このドラマでハマっちゃったヒーロー、ジニョン。

どんな男にも心を動かされず、ブレない清いヒロインは今の世の中の男の夢の理想像なのかも知れませんが、女子目線から見ると、もうちょい揺れてほしい、いや、
正直揺れるでしょ、って。
けれど、ヒロインに尽くしても尽くしても報われないキム・ユンソン(ジニョン)。彼もめっちゃカッコいいさわやか青年です。
フツウ、軒下でぼーっとしてて、屋根から降ってきた女子なんて咄嗟にお姫様抱っこで受け止められる!?そして、こんなんフツウヒロインと主人公が間違いなく
恋に落ちちゃうシーンでしょ。なのに、キム・ユンソンにだけそのフラグ立てて放置なんて切なすぎる・・・。

他にも、キム・ユンソンは権力とかましてや王位なんて興味もないし、本当は幼馴染のイ・ヨンと仲良くやっていきたいと思ってるのに、祖父の派閥のせいで自分の
生きたいように生きられない、自分の意志とは裏腹にイ・ヨンと対立する勢力と見做されてしまう切なさとかねー。まじツライ。。。
しかも、彼の最後がねー、ちょっとやっつけ感あるっていうか、割と重要人物だったハズなのに終わり方がややチープというか・・・。ここだけちょっと納得が
いかない。

        

ヒロインのキム・ユジョン、男装して男としてやっていくにはちょっと可愛すぎる・・・って思ってたら、この子、「太陽を抱く月」であんまり可愛くないなー
って思ってたヒロインの子役の子でびっくりしました。女の子って10代前半から後半にかけて驚くほど可愛くなるんだなと。(志田未来のこともそう思ってたけど。)

とにかく、色々と伝えたい魅力が盛りだくさんの作品です。
あらすじは別途。(もうちょい時間のある時にゆっくり書いていこうかと思います。)

『ステキな片想い』感想・内容紹介

2021-11-05 23:52:06 | 韓国ドラマ


2015年 韓国

◆おススメ度
★★☆☆☆


◆キャスト
チェ・セフン(チョイ芸能事務所のCEO):チョン・イル
ユ・イリョン(ヒロイン、人里離れた山奥で暮らす):チン・セヨン
ホ室長(セフンの秘書的存在):イ・シオン
ミンジュ(脱走癖のある売れっ子アイドル):ボラ(元SISTAR)


◆感想・内容紹介

1話15分くらいで全20話(アマプラでは1話30分くらいで全10話になってます)っていう、短くて完走しやすいドラマです。

芸能事務所の社長役のチョン・イルが、清純系女子なのに生活スタイルが一風変わったヒロイン役のチン・セヨンに振り回される様が面白いラブコメ。
なんかオープニング曲もちょっと変わった曲で耳に残る。

ヒロインのユ・イリョンは人里離れた山奥の庵で暮らす、超天然女子。

ある日、都会に出て来ていたイリョンは、男たちに追われる女性を助けるために女性を追いかけてきた男に一撃を食らわせその女性を逃がす手助けをするが、
逃げていた女性はチョイ芸能事務所に所属する売れっ子アイドルミンジュだったことから、ミンジュの代役で撮影をすることに。

そこに、ミンジュを捕まえてやってきたCEOのチェ・セフンは、イリョンを一目見て気に入る。

しかし、ミンジュが戻り入れ替わるために衣装を取り換えることになったイリョンだが、忙しなくバタバタしている現場スタッフたちに撮影用の衣装だけを
はぎ取られ、着替え用にパーティション一枚置かれた部屋の一角に裸で放置されてしまう。状況も分からずイリョンは部屋に入ろうとする男たちに、小道具の
バッグなどを投げつける。

その場を収めようとイリョンに近づくセフンは、思いがけずイリョンの裸を見てしまい思い切り殴られ気絶するという最悪な出会いをする。

殴られたことに怒るセフンだが、どうしてもイリョンが可愛く見えてしまう。(それが彼には謎。)
一方、状況も分からず現場に連れてこられ、撮影、着替え、裸を見られるといったトラブルに巻き込まれたイリョンもセフンたちへの怒りを隠せない。

とりあえずセフンは上から目線で「お前を育ててやる」とイリョンをスカウトしようとするも、あっさりフラれてしまう。



後日、なんだかんだで彼女の契約に失敗したスタッフの代わりに自らイリョンの家に足を運ぶセフンだったが、思いもよらぬ山奥でへとへとになってようやく
目的地へたどり着くも、イリョンは留守。家の入口に座り込んだまま待つうち夜に。

一方、イリョンもセフンとの出会いや、きれいな衣装を着た思い出などが気になっていた。イリョンはそんな心をクールダウンさせるために川に入って水浴び
を始める。

水音を聞いて川を覗いたセフンは、水の中に浮かぶイリョンの姿を見て入水自殺と勘違いし、助けようと川に飛び込み溺れて結局イリョンに助けられてしまう。

裸に布団をかけられた状態で目覚めたセフンは、状況が理解できずにパニック。そして押しかけられて迷惑そうなイリョンと言い合いのケンカになる。
結局慣れない山奥の夜に怯えたりちょっとした物音に騒いだりしてイリョンに迷惑をかけながら一晩過ごし、翌日もイリョンをスカウトするために色々と
身を削って働くが、契約に応じないイリョンに一旦諦めて下山することに。

その後、イリョンからの連絡がなく落ち着かずイライラした日々を送るセフン。そんな時、イリョンの住む五台山が豪雨に見舞われるというニュースを見て
いてもたってもいられず、心配で雨の中イリョンを訪ねるセフン。

そして、(そんな雨ぐらい平気だろうって思ってたら意外にも)飼い犬と一緒に豪雨に怯えていたイリョンは心配で家まで訪ねてきたセフンに思わず抱きついて
しまうが・・・。


結果的にイリョンは下山し、芸能事務所でのレッスンを受ける日々が始まりまるのですが、そこから少しずつセフンに心を開き始めるイリョンと、自分の片想い
を自覚し始めたセフンとの間でちょっとずつ恋が育っていくっていうお話です。
※このドラマ、端的にわかりやすくあらすじ書くのがいつも以上にめっちゃ難しい・・。


イリョンに振り回されるセフンと、さらにそのセフンに振り回されるセフンの周りのスタッフたちのドタバタも面白おかしく作りこまれています。

まー、ちょっと「オクニョ」のチン・セヨンと「太陽を抱く月」のチョン・イルを見た直後に見たドラマだったのでややうすい感じはありましたが。









『雪蓮花』感想・内容紹介

2021-11-01 23:59:09 | 韓国ドラマ
        

2015年 韓国

◆おススメ度
★☆☆☆☆


◆キャスト
イ・スヒョン/ヤン・サンベク(ゲーム会社シード・ドリームのCEO):チ・ジニ
ハン・ヨンヒ/チュク・ヨンデ(ルシード・ドリームの男装社員):イ・ジア
マ・ムンジェ(夢の中のヨンデの婚約者):アン・ジェヒョン
チェ・ユラ(スヒョンの婚約者):ソ・ジヘ
カン・テジュ(ヨンヒの大学の先輩):チェ・ミンソン


◆感想・内容

ヒロインは「私も花!」のイ・ジア。男性主人公は「宮廷女官チャングムの誓い」でヒロインの相手役だったチ・ジニ。

2話で完結の超短いドラマなんですが、(日本で言う2時間ドラマ?)ドラマの中でイケメンCEOとされているイ・スヒョン(チ・ジニ)が全然好きなタイプじゃない
ので、なんかすごく苦痛でした。(見始めてしまったので2話しかないと思って頑張って最後まで観ましたが。)

ただ、今まで男装ものドラマって視聴者側からは「どう考えても女にしか見えないでしょ。この人たちの目は節穴すぎだろ」っていう人しかいなかったのに、
イ・ジアの男装、けっこうイケメン新人社員に見えます。今まで見た男装の中で一番イケてるかも。


前世での出来事を夢に見る運命の二人が偶然出会って恋に落ちるっていうお話です。



 高校で美術講師をするハン・ヨンヒは、父親のいない姪っ子のために男装し、ゲーム会社ルシード・ドリームの主催する「お父さんと一緒に子供写生大会」に
参加。自分が夢でよく見る朝鮮時代の悲恋の物語の登場人物を絵に描くが、それがルシード・ドリームCEOイ・スヒョンの目に止まり、なんやかんやでルシード・
ドリームに性別を偽って男装社員として入社することになってしまう。

 ハン・ヨンヒが描いた夢の中の人物は、イ・スヒョンがよく見る夢の中に出てくる人物に酷似していた。

 スヒョンは、自分の夢と同じ世界観を持つ絵を描くヨンハ(ヨンヒ)が気になるが、同時に色々とタイミング悪いところで出くわすヨンハ(ヨンヒ)が気に入らず、
辛く当たってしまう。

 ある日、スヒョンは女性の姿で歩くヨンヒとすれ違い、夢に見る運命の相手だと確信。彼女を必死で探そうとする。

 そんな中、ルシード・ドリームのキャラクターデザインをするヨンヒも自分の夢で見る内容がスヒョンが書くゲームシナリオと一致していることを不思議に想う。
さらに、シナリオに描いていない展開をデザイン画に書き起こしたヨンハ(ヨンヒ)を不審に思い問い質すスヒョン。そこで、二人が同じ夢を見ていることが判明する。

 夢で見た男装女子とヨンハ(ヨンヒ)がようやく結びついたスヒョンは・・・。


 現代ドラマと夢で見る朝鮮時代のドラマが同時進行で進んでいく、「青い海の伝説」とか「千年のシンデレラ」とかと似たような構成のドラマになってます。
アン・ジェヒョンが、夢の中の朝鮮時代でイ・ジアに執着する政略結婚の婚約相手でストーカーっぽくなっていく狂気の男を演じてます。

 あと、ソ・ジヘが「愛の不時着」とほぼ似たような、ヒロインにビンタする主人公の婚約者役で出てます。

『だから俺はアンチと結婚した』感想

2021-10-28 23:57:17 | 韓国ドラマ
        

2021年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
フ・ジュン(売れっ子韓流スター):チェ・テジュン
イ・グニョン(雑誌記者でフ・ジュンのアンチ):チェ・スヨン
ジェジュン/JJ(フ・ジュンの先輩):チャンソン(2PM)
オ・イニョン(フ・ジュンの元カノでジェジュンの彼女):ハン・ジアン
ソ・ジヒャン(フ・ジュンのマネージャー):キム・ソンヒョク
コ・スファン(グニョン友人で元同僚):キム・ミンギュ
ロイ・アン(グニョンの元カレでシェフ):キム・ヒョンミン


◆感想・あらすじ

 今年の4月から6月にかけて、AmazonPrimeで毎週2話ずつ放送してたドラマです。今まで全部放送が終わってるドラマしか見たことなかったので、最初見かけた時に
6話までしか配信されておらず、てっきり6話だけのドラマと思って見始めたら毎週待つハメになってお預け状態でちょっと辛かったです。(まー、でも待たされた方が
続きが待ち遠しくてドラマが面白く感じてしまう気もしないではない。)

 しかも、毎週配信だからいつのドラマだろうって思ったら2021年の最新作。世界同時配信ドラマだったらしいです。

 とりあえず、びっくりしたことにチェ・テジュンがとうとう主演に!
あの、「オクニョ」の中で何気にこの人が一番イケメンだったなって思ってた、「あやしいパートナー」でおちゃらけたナンパな人を装いつつ実はちょっと切ない役
やってた、「恋のトリセツ」でよくいる幼馴染で一番近くにいて好きだってなかなか言えずにいるうちに、ヒロインに好きな人ができちゃってフラれるってパターンの、
今まで日の目を見ることがなかった彼が!ようやく!!主演です。しかもスターな役。
(いや、知らなくて見てないだけで他にあるもかもですが。)

 ちなみに、チェ・テジュンは今年の5月まで入隊してたみたいなんだけど、このドラマいつ撮影したやつなんでしょうね・・・。


 まー、タイトルから想像すると、なんだかんだいがみ合ってた男女が何かのきっかけで恋が芽生えて結婚する話だろうって思うんですが、(まーその通りではあるんですが)
ただ、このタイトル、ドラマの中のテレビ番組のタイトルでした。


あらすじです。
 
 ヒロインのイ・グニョンは、ある雑誌の入社3年目の記者で雑用係。それでも好きな彼氏がいたので仕事も頑張れたっていうのに、ある日彼が男と抱き合ってキスする
瞬間を目撃してしまい、手痛い失恋。
 
 失恋から立ち直れないまま、グニョンは誰も行きたがらないJJが主催する新しいナイトクラブのオープニングセレモニーを取材してくるようにと派遣される。そこは、
グニョンの元カレがメインシェフを勤めているお店だった。
 一通り出席した芸能人たちを取材し、グニョンとカメラマンとして同行したコ・スファンは記者席でワインを飲みながら元カレに比べてうだつの上がらない自分の現状を
嘆く。途中、スファンはトイレに行くと言ってグニョンにカメラを預け席を立つ。

 一方、フ・ジュンは好感度抜群の人気韓流スター。メディアの前では笑顔を崩さない彼も、元々事務所が同じだった先輩ジェジュン(JJ)との確執や、ジェジュンと
一緒に独立した元カノでジェジュンの彼女であるオ・イニョンへ複雑な感情を抱えていた。
 そんなフ・ジュンは、パーティーのVIP席(?)でジェジュンとイニョンに再会。ジェジュンとフ・ジュンのマネージャのソ・ジヒャンが二人とも席を外した隙に
イニョンに呼び出される。

 トイレに行ったはずのスファンがなかなか帰ってこず、一人で飲みすぎ気分の悪くなった(今にも吐きそうなほど)グニョンはスファンの置いていったカメラを持って
トイレを探しに行くが、その先で女性に暴力を振るったように見えるフ・ジュンを目撃してしまう。

 驚いてその場で固まっていると、グニョンの様子から写真を撮られたと思ったフ・ジュンはグニョンに酷い言葉をあびせ、挙句、カメラを床に投げつけ壊してしまう。
その行動に怒ったグニョン。けれど、元々悪酔いしてたせいでたまらずその場でリバース。フ・ジュンの足元を汚してしまう。

 ジヒャンとスファンが来て、なんとかその場は収まるものの怒りが収まらないグニョンは、帰ろうとするフ・ジュンを追いかけていく。そこで、フ・ジュンに言われた
一言が別れ際に元カレに言われた言葉と重なり、完全にキレてしまったグニョンは履いていた元カレに貰ったサイズの合わないヒールをフ・ジュンに投げつけてしまう。
(そしてそれは、翌日スポーツ紙の一面を飾ることになる。)

 フ・ジュンとの一件を会社に知られたグニョンは上司にこっぴどく怒られ、さらには会社をクビになってしまう。

       

 自分の解雇がフ・ジュンが裏で手を回したせいだと逆恨みするグニョンは、フ・ジュンの裏の顔をネットに書き込んだり、フ・ジュンの事務所前で抗議運動をしたり
するが、集まったファンに襲われそうに。しかし、グニョンはそこに通りがかったフ・ジュンに助けられてしまう。さらに、フ・ジュンはファンの前で演説。
 「僕を好きな人もいれば反対に嫌ってる人もいる。視点は違えど彼女も僕を見てくれている一人。たとえ僕を憎んでいる相手でも、僕は抱き寄せます。」
と、グニョンを使ってさらに好感度を上げる作戦に。 「いつか彼女も僕のファンにしてみせます。」と。

       

 しかし、それは世間に対するパフォーマンス。結局さらに溝を深めてしまう二人。
 
 グニョンもネットに顔をさらされ、フ・ジュンのアンチとして一躍有名になってしまう。

 そんな二人に、その件がきっかけでテレビ局からオファーが届く。その名も

 「だから俺はアンチと結婚した」

 という番組。スターとの結婚リアリティ番組。勝手にオファーを受けた事務所社長に怒るフ・ジュンだが、結局出演することになる二人。

       

 撮影場所は、フ・ジュンの隠れ家的なマンションのリビング。撮影の打合せ時に偶然部屋の鍵番号を知ったグニョンは、フ・ジュンとのゴタゴタの報道を知った母に
一人暮らしをしていたマンションの家賃の支払いを止められ追い出されてしまい、フ・ジュンのマンションにこっそり住み着いてしまう。

 そんな二人が、撮影や隠れ家マンションでの生活を通してお互いの素顔を知り、次第に惹かれあっていくっていうドラマです。

 あんなにいがみ合ってた二人が、もうメロメロのラブラブな関係になって世間を欺いて秘密の甘々交際をしているのがたまらなく癒されるドラマでした。
 
 そんなラブストーリーに、フ・ジュンの出生の秘密や両親との関係、ジェジュンとイニョンとのもつれた人間関係なんかも加わって、飽きさせない展開に。けっこう
今年ハマったドラマのうちの一つ、おススメドラマです。

        

 途中、今までグニョンがどれだけ色々あって辛いことを乗り越えて来たか、(リストラにあった前の会社でのパワハラ的な)っていう話になるんだけど、グニョン役の
チェ・スヨンが気になってちょっと調べてたら、リアル彼女の方がめちゃめちゃ今まで色んな苦労してたんだなって分かって、彼女がもっと好きになりました。彼女、
少女時代のメンバーなんですが、それ以前に昔ASAYANオーディションで「日韓ウルトラアイドルデュオオーディション」っていう企画で勝ち残り、河村隆一プロデュース
でデビューしたことがあるんだとか。(多分名前も知られてないし、活動期間が1年くらいみたいなので売れなかったんでしょう。)その活動のために小学生で日本と韓国を
一人で行き来してたこともあったらしく、小学生が1人で何度も渡航している事を怪しまれて空港で取り調べを受けたこともあったらしい。
 いくら仕事のためとは言え、一人で飛行機に乗って他の国に行って地下鉄乗り継いで仕事現場まで行くとか、言葉もさほど分からないだろうに・・・、ってなんかほんと
今まで色々苦労したんだろうなーと。(そのために日本語は通訳通さずに話せるらしい。)

 そんな感じです。

 そういえば、グニョンの母親が趣味だか副業だかで手作り花札の作成していて、花札が韓国にもあるんだっていうのを初めて知りました。統治時代に日本人がやってたのが
そのまま根付いたとか?

 あ、あとなんか、大々的に名前が出てなかったけど、ジェジュンの兄役でソンフンがちらっと出てました。