開幕！！

パソコンに向かい久しぶりの日曜更新です。
色々あった週末でしたね。

まず昨日

高校野球夏大会群馬県予選がはじまりました！！





ヘリから始球式のボールも落とされ



いざ、開幕です！！



まぁ、初戦はまだなので開会式だけですがね！（笑）

さてさて

少しさかのぼって、金曜のことになります。
ここからは、個人的な話なので興味ない人はスルーでいいです。
親バカのひとりごとと思って聞いてください。

色んな学校はありますが、わがTC野球部ではベンチ入りメンバー発表は、最後の最後、開会式前日になります。

私がちょうど自分のヘボ野球のナイター練習してた時のことでした。息子からのＬＩＮＥ。家族グループに入りました。

「背番号もらえませんでした」

という文面で始まった文章、そのあとは家族への感謝の言葉が少し添えられていました。
残念…というより、なんて声をかけて良いかちょっと返信になやみました。で、

「そればっかりは仕方ないね、あとは気持ちを切り替えて仲間を精いっぱい応援して、一緒に夏を燃え尽きよう！」

と返しました。

家に帰ると、リビングにいた息子が急に起立して、直立不動で

「お父さん、背番号もらえませんでした」と改まった正式な報告。

いやいや、かける言葉も見つからないし、まぁ、しょうがないよと軽く返して終わろうとする私に息子は泣きながら続けます。

「ほんと…いつも家族にはいっぱい迷惑かけて…お父さんにもいっぱい応援きてもらって…背番号もらって少しでも、少しでも恩返ししたくて頑張ってきたけど、最後の最後、背番号もらえなくて、ほんとすいませんでした。

ほんと長い間、ありがとうございました！

俺の野球はこれで終わりだけど、腐らないで応戦も一生懸命やるんであともう少しよろしくお願いします」


正直…声がつまって、というよりもう泣けて泣けて、もうこれ以上しゃべれなくなりました。

あとで聞きましたが、私が帰宅する前、同じように姉にもきちんと感謝を述べ、家内にもきちんとお礼を述べたそうです。

実力の世界だから仕方ない。そんなことは当の本人も親も最初からわかっていました。
そもそも、直近の練習試合を見ている感じでは結果も出ていなくておおよその予想はついていました。

ただ、実は金曜日の朝の新聞では、ベンチ入りメンバーに息子の名前が載っていました。新聞記事の投稿時期を考えると割とバッティングの調子が良かった時期でしたし、一抹の望みはたしかにありました。

そんな事もあって実は何人かの知り合いからおめでとうメールが届いていましたが、実際はキツイかも…ってことはわかっていたので、半信半疑というより９割疑っていました。

ただ

それでも…ダメだった、というメールをもらったことで親の私が少しへこんだ事も事実で、あとで聞くと想像以上に息子のほうは凹んでいたようです。

想定では息子自信も、やれることはやったし、もう少しひょうひょうと、というかクールに受け止めるんじゃなかろうかと思っていたのですが、背番号授与式の後、同じように「落選」の同友とは肩を叩きながら泣き、滑り込みでベンチ入りした友はそんな息子と一緒に泣いてくれたそうです。

すっかり日が落ちたグランドでしばらくそんな時間を過ごしてきたようでした。

思えば来る日も来る日も、全体練習後の自主練も気の会う仲間とやってきたようです。
家に帰ってきてからもひとりでマンションのエントランスで夜な夜な素振りをしていたのも知っています。
（考えるとマンション住人の方は嫌だったでしょうね…それはすいませんでした）

親としては、そりゃもちろん、ベンチ入り、スタメンが嬉しいでしょうが、それ以上に息子の人間的な成長を望んでいます。
選ばれなかったから、といって腐って応援に手を抜いたり、投げやりになるような…そんな後味悪いのは絶対嫌です。

そんな親の思いを受け取ってもらえた気がしました。

「背番号をもらえる」ということを自分の「誇り」ではなく「恩返し」だと言った息子に、ただただ脱帽です。
親の予想をはるかに超えていきました。

こんな人間の成長を与えてくれたＴＣ野球部、そして指導者はじめ関係者各位には感謝の気持ちしかありません。



あとは、息子共々、応戦するしかありません！一つでも多く、頂点めざして勝ち進む！

甲子園優勝以外は、いずれはどこかで負けてしまうものです。…が、その時は息子と共に泣き、熱い、熱い夏を過ごすぞ！という気持ちに向いています！

個人的に息子を応援してくれたみなさん、ホントありがとうございました。以上、ご報告となりますが、以降、高崎商業硬式野球部を応援して下さい！！