がんばれ、メタネックス

燃料電池関連およびエネルギー関連ということで、
５年ほど前、世界最大のメタノール製造会社、メタネックスを購入した。
その間に株価は３倍近くなり、おかげで私のポートフォリオはどうにか生き残った。

昨今、様々な代替燃料が取り沙汰されているが、
しかし結局のところ、波力だろうが水力だろうが天然ガスだろうが、
その設備を製造し、電力を生み出すには原油が必要になる。

すなわち、いくら一般に代替燃料が普及したとしても、
現代の文明が原油に依存していることに変わりはなく、
根本的なエネルギー問題の解決にはならない。

当然、水素やメタノールの製造設備・製造過程・運搬にも原油が必要であり、
現状、限りある（と言われている）原油をいかに効率的に使用するか、
耐用年数の長い設備・エネルギー効率のよい技術を追求し、
問題を先送りにしているにすぎない。

私は燃料電池に夢をみたが、
結局、エネルギー問題を解決するには、モノを買わない・使わないという方法しかない。
この結論は、市場経済にとって、致命的かつ破滅的なものだが、私はそう確信している。

メタネックスにはずいぶんお世話になった。
エネルギー問題についていろいろと考察できたのは、メタネックスのおかげだ。

現在は株価がずいぶん落ちていて、売却のタイミングとしては絶妙だった。
だけど今でも未練たっぷり。メタノールの未来は明るいと、まだ信じている。
機会があれば買い戻したい気もするが、
しかし今の私に必要なのは、夢やエネルギー効率の向上ではなく、目先の投資効率の向上。

がんばれ、メタネックス。
元株主として、意味もなく応援する（笑）。

戦利品

以前にも書いたが、今回の引越のどさくさに乗じ、
会社の倉庫に放置されていた置時計、ジャガールクルトのアトモスを救い出した。
業務上横領、もしくは窃盗罪。

しかし、家に置いて２時間したら、動きが止まった（笑）。
運搬時にガチャガチャ言わせたのが悪かったのか、
それとも、水平をとってないから止まったのか、
それは水平をとった後の経過を見ないとわからない。
調整は、また後日。今はそんな精神的肉体的余裕はない。

とりあえずウェスでちまちまと磨いてみたが、
ガラスが欠けていたり、メッキがはがれていたり、
細かいところがけっこう傷んでいる。
どうやらしばらくは使っていたらしい。

もともと10分や20分は平気で狂う時計だという話だが、止まってしまうとちと困る。
時計としての基本性能に問題あり、と言われたら確かにそうだが、
私はアトモスの、シンプルな機構・原理やオリジナリティにほれている。
多少の時間の誤差は気にならない。

修理してでも使うに値すると、勝手に信じこんでいるので、
いつかメーカーで調整してもらうかもしれない。
しかし、富山でジャガールクルトを扱っている時計店があるかどうか（笑）。

相場お休み中

先日も書いた通り、エマージング関連が妙に盛り上がっているので、
私は３ヶ月ほど傍観することに決めた。
短期目的のETFやCEFは売買するかもしれないが、
長期保有目的のモノは買わないことにする。

次の参戦予定は11月頃になるが、さすがにそこまでラリーは続かないだろう。
10月は、例の、ファンドマネージャーの皆様のご都合で、下がることが多いという。
高値止まりのままなのか、ガクンと落ちるのか、お楽しみ。

私が持っているREITは、連日順調に下がっている。
FEDのバブル退治は、まだ序の口だと思うが、じわじわと効いている感じがする。
まったく根拠はないけれど、私自身の覚悟として、
秋冬にかけてまたrateを上げてくると予想している。

弾ける、というほどの勢いの不動産の暴落はないと思う。というか、これは願望。
日本のバブルのときは、警戒の声がほとんどなかったけれど、
今回の米国は、マスコミやネット等、バブル警戒の声が喧しい。
日本の失敗で学習した、ということだろうか。
人間は、そんなに賢いか？（笑）

REITの配当金というエンジンを失いつつある私としては、
やはり３ヶ月程度の猶予期間が必要だと考える。
書くことがなくなるな（笑）。