どうでもいい日記

なんとなく、政治や経済、英語のことなど。
夢は海外移住…か?

最近の失業問題について

2009年01月12日 14時37分00秒 | その他雑考
受注環境が激しく悪化して,どうも間接部門が慌しくなってきた。
リストラ話はまだでてないけど,
来期あたり,希望退職者の募集があるでしょ。ほぼ確実に。

すでに一時休業の話は書いた。
要は,暖房も照明もないところで仕事しろ,てことですよ。
工場は受注で仕事量が増減するけど,
間接部門は,受注に関わらず仕事量は変わらない。
人事の言うままに休んでたら,到底,仕事が進まん。
やってらんねえっす。マジで。

この二ヶ月,うちの受注の落ちっぷりはハンパない。
過去10年になかった規模の下落率になってる。
5年くらい前にも落ち込んだけど,あの時とは明らかに状況が違う。
あの時は,どちらかというと,単なる在庫調整だった。
今は,出口が見えない。圧倒的に需要が不足している。
うちでこうなら,うちより小さい会社はどうなってるのか,
想像するだけでゾッとする。

なんやかや言うて,結局,米国の消費者頼みだったんだ。
彼らにローンを組んでもらって,世界経済は回ってた。
中国は,消費者市場としては,まだ未熟というか,
米国にとって代わるほどの需要規模はない。
これが10年後くらいだったら,もう少しマシだったかもしれん。

しかし,経費削減なら,休業よりマシな方法があると思うけどな。
例えば,どこぞの会社(ワコールだっけ?)みたいに,
終業と同時に“社長が”各階フロアの照明を落として回る,とかね
もともと間接部門は,残業代はつかないし,
今はパッと思いつくのはそれくらいかなあ。
それくらいやんなきゃ,下々の者どもにガチな危機感は伝わらないよ。

一時期,流行ったよね。
一つの会社にしがみつくのは,自分が無能だと言ってるようなもんだ,
能力さえありゃ,どこの会社でも働けるだろうよ,てな論調。
ガラガラと音をたてて崩れちまったね。
寄らば大樹の陰って,今でも一番嫌いなことわざだけど,
最近はしみじみと,正社員で潜り込んどいてよかったなぁと思う。
ぶっちゃけ,今も十分に不安定だと思うけど。

非正規労働者の激増は,ある意味,国家的な詐欺だと思うんだよね。
本当は,外国人労働者を大量輸入したいけど,それはできない。
だから逃げ道的に,非正規労働者の激増を政府は見逃してる。
これが規制緩和の結果でもあるわけで,一概に政府が悪いとも言えない。
たとえそれが,米国のいいなりであったとしても,だ。
言い換えれば,企業の生産性向上は,政策によって阻まれてるのかもね。

うちでも派遣切りをやってるよ。
人数までは把握してないけど,金額の推移を見てれば,わかる。
でも,もし私が非正規労働者なら,
まず真っ先にクビ切られるのは自分だろうと覚悟しているはずで,
それくらい念頭に置いてないのは,甘いと言わざるをえない。
悲惨な状況はわかるけど,会社が潰れるかもしんないってときに,
人のことかまってらんないぜ。正直な話。
雇用がどうのこうの言う前に,会社が倒産したら終わりだろ。

たぶん非正規労働者の方々には,
正社員と同様の仕事をしてきたという自負があると思う。
でも,非正規労働者って責任が軽いと思うんですよ。
問題は,仕事量の多寡や,仕事の質ではなくて,
数年後,どっか行っちゃうかもしんないということでしょう。
次の雇用先があるさ,と思ってる人と,
この会社に骨をうずめるしかねえな,と思ってる人。
これが同じような待遇だとしたら,そっちの方が問題だと私は思うな。

本気で失業問題に対策を打ち出すなら,
非正規労働者の雇用確保を図るよりも,
正社員の解雇を簡単にできるようにする方が,より効果的だと思うね。
会社は,切りやすいところから切ってるだけであって,
決して,非正規労働者が無能というわけじゃない。
本当は,無能な正社員を切って,安い非正規労働者を複数雇いたい。
私が経営者ならそう考える。

例えば,仮に正社員であろうと,6ヶ月分の賃金支払いで,
いきなり解雇できるようにするとかね。
その際,秘密保持協定を結ぶことを義務付けて,
6ヶ月間は同業他社への就業を禁止すると。

解雇の際,会社が支払う退職加算金は,
基金っぽい第三者機関でも作って,そこにプールする。
そこから毎月,当人の口座に振り込むようにすると。
そうしないと,もらうだけもらって即同業他社へ,という輩がでてくる。
会社側としては,一気に支払うも可,分割で支払うも可としよう。
そうしないとメリットないからな。

対象者の再就職先の追跡調査もその第三者機関にやらせて,
協定違反があれば,すでに振り込まれたお金は即没収。
その何%かを機関の運営資金にすればいい。
そうすりゃ調査のモチベーションも高まるでしょ。

非正規労働者の失業問題の解決には,これしかないと私は思うな。
これなら労働市場の流動性が,最低限,確保できる。
でも,これを政府が提案したら,
世論・マスコミは即座に論調を変えるぜ(笑)。

失業問題に関しては,私たち会社員が“抵抗勢力”なんだよね。
安全圏で雇用うんぬんを語るのはおかしな話で,
それを自覚せずに政治家を責めるのは大間違い。
私が政治家なら,雇用創出・雇用確保という美辞麗句を並べたてる。
彼らだって失業したくない。

せめてこれが暖かい季節ならよかったのにね。
なんて,のんきなこと書いてる場合じゃないっつうの。
来期,ヤバいなぁ…。

どーも

2009年01月11日 14時17分26秒 | その他雑考
いつの間にか年を越した。
ずいぶんと間があいたけど,遊んでたわけじゃない。
風邪ひいたり,一時休業があったり,観葉植物をいじったり,年をとったり。
要するに,ただ真面目に仕事してただけ。

いやはや,この景気状況の激変には驚く。
急降下というよりも,もはや墜落。
うちとこも,すんごい勢いで受注環境が悪化してる。
ま,それについてはまたそのうち書くとして。

このblogを始めた頃,数年前になるけど,
この会社は20年(10年だっけ?)はもたないと,
しきりに書いていた気がする。
なんだか,その予感はあたりそうになってきた。

当時はふらふらと失業状態で,
どこでもいいやって感じで,某商工会の面接を受けたんだ。
そしたら偶然,その面接官の一人に,当時の役員が居合わせたと。
で,お前使えそうじゃねえかってんで,拾ってもらったわけだ。

それなりにでかい会社だし,腐っても日本の製造業だし,
そう簡単に傾くことはないだろうと思って入ったけど,
勤めてみたら驚くことの連続。
綱渡りにはもう慣れちゃったけど。

正直,米国の金融危機の到来で,
日本の製造業がここまで苦しくなるとは予想してなかった。
特にうちの業界は,かなり苦しい状況に陥ってる。
私に先見の明がなかったってことだろうな。

ま,今の状況を考えるに,
過去において,どんな職種に就いていたとしても,
相当,苦しんでるに違いない。
末端の経理屋から見ても,この不景気はかなり深刻だ。

年末年始の業務進行の厳しさはハンパないね。
無理やり休業させといて,残業はするなと言う。
毎月いろんな数字を見てると,マジで怖くなってくる。
末期症状って感じ。明るい話題が全然ねえよ。皆無。

唐突だけど,android携帯,早く出してくんないかなあ。
type Pにクラクラきたよ。この二日間,真剣に迷ったもんね。
最新携帯か,小型PC端末か。CNETでもアンケートやってたな。
とりあえず,SH-04Aを待ってみて,
そしてその先のandroidのスペック発表を待ってみることにした。
お得意の,問題の先送り。

お金がないと物欲が燃え上がる。
何なんだろうね。