どうでもいい日記

なんとなく、政治や経済、英語のことなど。
夢は海外移住…か?

「超簡単 お金の運用術」読了

2009年02月28日 11時04分10秒 | 読書
現時点で,ベストの資産運用本。
これ一冊で,普通の個人投資家なら事足りると思う。

新書サイズでお手軽かつ安価。コストパフォーマンス最強。
安価というのは,とても大事な要素だ。
何と言っても「節約」が資産運用の両輪の一つだから。

前書きにある通り,内容はシンプル極まりない。
amazonの評の中には,その内容の簡潔さゆえに,
買ってまで読む必要はない,とする向きもあるが,
私はそうは思わない。

高くてブ厚い本を一回通読するより,
軽くて薄いコイツを何度も繰り返し読む方が,
いわゆる金融リテラシーは絶対に上がるだろう。
実際,私はそういう使い方をしている。
手元において,気が向いた時にパラパラと,て感じ。

本書は,初心者向きの範囲を超えるところはなく,
私にとっては,目新しいことは書いてなかった。
だからと言って悪い本ではなく,
むしろ,今まで読んできた本がうまくまとめられた良書だ。

この手の本は,10冊20冊読んでいくと,
なかなか新しい知見を得にくくなる。
真面目に書かれた本は,どの著者であれ,
おおよそ内容が似通ってくるものだ。

ちなみに,こいつの直線状にあるのが,北村慶先生の,
「ほぼ確実に世界の経済成長があなたの財産に変わる最も賢いETF海外投資法」。
同路線でさらに投資の世界を突き詰めたいという方には,
北村慶先生の著作をぜひお勧めしたい。

今のマネー本がいかに腐っているか,
初心者にとっては,それを知るだけでも意味があると思う。
こういう本から入門できる,今の投資家がうらやましい。
投資初心者必携かつ必読の一冊。
★★★★★。

次は100円か?

2009年02月26日 21時28分51秒 | 海外投資
あっさり,97円台に乗っちまったなあ。
久しぶりに,含み損が消えたよ。
ラン円は,米ドルと相関が高いもんでね。

プラ転したからといって,これっぽっちも楽観はしてない。
ラン円をメインに取引してるかぎり,
地獄の釜を覗きながら歩いてるようなもんだ。

何と言っても,新興国のマイナー通貨。
ポン円並みの殺人的な動きをする。
最近,ボラの高さに慣れてる自分が怖いね。

さてさて。米ドルのこの勢いはどこまで続くのかな。
チャート的にはこっから先,100円に向けては壁の連続に見える。
もちろん私は虎視眈々と,ドル売りの機会を狙ってる真っ最中。
書くまでもなく,ラン円ロングのヘッジ目的だ。
しかし,この“日々チェックしつつ待つ”てのが苦手なんだな。

それよか気になってるのが,豪ドルの弱さ。
現状,米ドル>日本円>ユーロ≧オセアニア,て感じか。
もうちょい勢いよく戻ってもいいと思う。
ま,願望を書いても仕方ねえわな。

私が日々巡回してたスワップ派ブログ,
この大波で,軒並み更新が止まっております(笑)。
皆さんお元気なんでしょうか。
人のこと心配してる場合じゃないんだけど。

ま,今後しばらく,ドル円のトレンド転換の兆候がでるまで,
為替について書くことはなかろう。

そういえば,株価が面白いことになってるなあ。
6月以降,積立開始かな。

機種変はまだまだ先だな

2009年02月26日 06時19分39秒 | その他雑考
SH-04A,無線LAN機能を非搭載ってことで,
私の購買意欲は一気に萎えた。
まさかそんなことがあるなんて思いもしなかった。
知らなかったなぁ…。

willcom D4も,typePも,携帯するにはでかすぎるし,
HT-01Aじゃ,あまりにも機能が寂しすぎる。
マジでドコモを見限りたい気分。
でも,見事に囲い込まれちゃってるからなあ。

家の中で,好きな時に好きなだけググりたいだけだぜ。
絶対にニーズはあるでしょ。
そんなに欲張りなこと言ってるつもりないんだけど。
androidに期待するしかないのかねえ。

携帯に無線LANを載せてるのは,
Appleを筆頭に,HTC,ASUS,すべてPCメーカーだ。
キャリアが主導で携帯電話を作ってるかぎり,
電話機という呪縛から逃れられないのかもしれない。
無線LANじゃ通話料金が発生しないもんね。

いやはや,つくづくiPhoneてのは,よくできた商品だと思うね。
有無を言わせぬデザインとコンセプトで,
キャリア各社をねじ伏せたってことだろう。
すごいもんだ。

android携帯がいくら安く作れるとは言っても,
いきなりiPhoneよか安価になる可能性は,ちと低い。
私のニーズを満たす携帯は,いつ登場することやら。

円安はどこまで?

2009年02月24日 23時47分55秒 | 海外投資
昨日,久しぶりに相場をダラダラと眺めてて思ったのが,
どうやら今は,円安にいこうとする相場らしいってこと。

ギリギリのところでドル売りを踏みとどまって,
今日の相場を見て驚いたね。ヤバかった。
まだまだ私のカンも捨てたもんじゃない。

ドルと円が仲良く強くて,欧州がボロカス。
ドル円は,チャートから見ると,97円超まで可能性がありそう。
とりあえず,そこまでいけば一段落でしょう。
ユロ円は,125~126円てところか。

直近の最大の問題は,北朝鮮動向だと思う。
本当に,今月中に暴発するかどうか。
そこを見極めてからでもエントリは遅くないとみた。

ていうか,これだけ円高予測が大勢を占めてる中で,
じわじわと円安が進んでるという事実。
うーむ。理解しがたいなあ。

私の場合,円高っつうよりも,ドル安を予想してた。
ドル,しっかり強いじゃん…。
たとえ円安の直感は当たっても,
中期的な自分の読みに自信がなくなる。

ドルを売りたい方針に変更はない。
ただ,タイミングが難しい。
トレンドをうまくつかまないと,えらい目に遭いそうだ。
やっぱスイングは苦手だな。

ただいま休業中

2009年02月23日 09時41分22秒 | その他雑考
さあ,NEC。今こそモバイルギアを復活させるのだ!
type Pより低性能・低価格で,一つよろしく。

先日からの休業で,社内で不協和音でまくり。
営業からしてみりゃ,取引先は休んでねえぞってなもんだが,
工場・間接部門からしてみりゃ,
前もって休業日のアナウンスしとるだろうが,てなもんだ。
さすがに,お前らが注文とってこんから休んどるんじゃ,とは言えんわな。
要らんことでモメるなよ。まったく,困ったもんだ。

最初はお気楽に,休みが増えてうれしかったんだけど,
休み明けのしんどさ(労働の密度が異常に高い!)がわかってきたら,
ホントにこれで続くんかいなと,不安の方が強まってきたね。

取締役に「休みが増えてええやろ?」と言われて,
「することないっすよ。お金ないんすから」と,素で答えた。
(マトモな社会人はマネしてはいけません)

それに対し「そおやのぉ。DVD借りて観るくらいかぁ」というご返答。
あなたがお金を使わなくて誰が使うんですか,と言いたかったね。
さすがの私もそこまで正直には言えん。
そりゃ日本経済も落ち込むわ。
マジで大丈夫なんだろうか。この会社。

おかげさまで先日,ヒマに任せて,車のドアの内張りを外して丸洗い。
意外なことに,初めての経験だった。
サンバーの時は,床のカーペットまでひっぺがしたのにな。変なの。
子供がいない休日ってのは,新鮮だね。楽しかった。

希望的かつ楽観的な観測を述べれば,
たぶん第1Qあたりで,当面の在庫調整は終わるではないかと。
7月~9月あたりで70%くらいまで売上を戻してて,
そこまでに,どうにか利益がでる体質にもっていけてれば,
リストラ実施はまぬがれるかもしれん。
正直,リストラは不可避だろうなぁと思ってるんだけど。

まあ,でもね,永遠に続く危機はないんだよ。
たとえ国家が破綻しようと,日常生活は続くし,続けられる。
株式を仕込むなら,今は100年に一度の大チャンス。
世界はゆっくりと明るくなってきたし,これからも明るくなっていく。
私ゃ真面目にそう思ってますよ。

グチは言わない。見栄ははらない。ウソはつかない。
ま,ぼちぼち,頑張りましょう。

ドル売りはダメですか?

2009年02月22日 12時10分58秒 | 国内投資
サーブ,実は密かにかなり好き。
いつかは乗ってみたかったんだけど,
部品供給が不安定になるのは,外車にとって致命的。
残念だ。

さてさて,為替であるが。
円安にいくんちゃうか?という観測もでてきてますなぁ。
年度末までに,USD/JPYが105円だとか。
そりゃムチャだろと思う反面,
テポドンが本土着弾てなことになると,一気に円安かと思ったり。

当面,これ以上の円安(ていうかドル高)はありえねえだろと,
まさにポジション建てようとしてたところに,この政治相場。
ただでさえ方向感がない相場なんだからさ,
気の迷いは命取りですよ。勘弁してくださいよ。ホントに。

わかってる人はわかってるコト。
米国債,先月辺りから,5年物から30年物まで,
揃いも揃ってチリチリと上がっております。
3%で一度はね返され,今はいわば,階段の踊り場。

米国債が下落し続けてるということの意味は,あまり深く考えたくない。
10年物の金利=住宅ローン金利→住宅市場の底入れ遅延,
つーことで,米国の不況はじりじりと長引いていく,と。
ま,そんなのはオマケみたいなもんで,もっと怖いコトあるんだけど。
いやはや,恐ろしいねー。くわばらくわばら。

やっぱ,どう考えてもドルが買われる意味がわかんねえ。
久しぶりに,差益狙いでスイングだぁ。
売りにいくぞー。おー

「中国の「核」が世界を制す」読了

2009年02月22日 08時50分26秒 | 読書
超・名著。
タイトルは扇情的で陳腐だが,内容は論理的かつ真摯なもの。
全日本人必読の書と言っても過言ではないと思う。

中国が今後,日本にとって脅威と化すこと,
それに対し,日本が核抑止力を保持すべき理由,
米国が日本の自立にとって最大の障壁であること,
これらを真剣に論じている。
初版から3年経過しているが,古臭さは感じられない。

今読むべき本を,たった一冊だけ推薦するとしたら,
私は全力をもって,この本を推す。
これからも日本国内で生きていこうと考えているなら,
絶対に今,読んでおくべきだと私は思う。

筆者が,日本の核保有に反対する米国人を論破するロジック,
このくだりは圧巻の一言だ。
それを読むだけでも,この本を購入する価値はある。

実は,けっこう前に読み終えていたのだが,
正直,この本についてここに書くかどうか,少し迷った。
基本的に,このblogはおふざけというか,
私にとって遊びにすぎないわけで,
こんなところでネタ元をバラしながら熱く語ってもなぁと。

率直に言って,私が思い描く最悪のシナリオは,この本の中にある。
今後,うだうだと拙い文章を書くのは面倒なので,
日本の未来を知りたい方は,黙って読んでもらいたい。
普通の人なら,読めば読むほど暗澹たる思いにとらわれ,
おそらく日本の未来に絶望するだろう。
否応なく,今まで現実を直視してこなかった自分に気づかされる。

残念ながら,現在の日本国は砂上の楼閣だ。
今後,地政学的に不安定になることが確実であり,
自信をもって,我が子に永住を薦められる国ではない。
そういう思いから,私はこの本を読むことを,万人にお勧めする。
ものすごく照れくさいのだが,ここは我慢しよう。

現在の政局の混乱は,親中派・親米派・自立派の暗闘だと思う。
米民主党が政権をとった時点で,今後の日米関係はほぼ決定した。
米国は,日本を中国に渡す前に,搾り取るだけ搾り取るだろう。
あとは,日本の国内政治家がどこまで抵抗するか,である。

依存先が米国から中国に代わるだけだと思っているなら,
その認識は甘すぎると思う。
中国は,米国以上に日本の富を搾取するだろう。
いずれは,国家としての体裁をとらせてもらえなくなるはずだ。
巷でささやかれているように,日本はいつか“小日本省”になる。

最後に,ドン引きされることを覚悟の上で,個人的な意見を述べるなら,
日本国の核抑止力の保持は,これは必然だと思う。
2010年頃が,自主防衛を真剣に考えるべき,ぎりぎりの期限だろう。
右だ左だと空騒ぎしてる場合じゃない。
そんなのは米中を喜ばせるだけだ。

今後,中国からの要望は徐々にエスカレートしていき,
国内でナショナリズムが高まるだろうが,そこから対応しても遅すぎる。
今から核抑止力の保持を真剣に論じなければ,この国は終わる。
核抑止力なしでは,2020年以降の荒波を乗り切れず,
日本はなしくずしに,中国の属国となるだろう。

今後,国防は,個人が真剣に考えるべき事項になる。
現在の日本は,そういう状況にある。
一人でも多くの日本人に,目を覚ましてほしい。
心からそう願う。★★★★★。

政府紙幣ねぇ…

2009年02月12日 16時37分27秒 | 国内投資
唐突に,どっかから湧いた感のある,“政府紙幣”論議。
マスコミで大騒ぎになっているようだが,
(どう評価されて取り上げられてるのか全然知らん)
私は別に,やれるならやれば,てスタンス。

この話,たぶん6年前のスティグリッツ教授の講演にまで遡る。
デフレ対策の一つとして氏が主張したものだ。
いわゆる,“紙幣造幣益”を景気対策に使っちゃえ,と。

この辺りの話,とても面倒なので書ききれない。
でも,この政府紙幣発行。結論から書くと,
やるやらない以前に,たぶんできないよ。

日銀が独占する,紙幣を印刷する特権,
今さらみすみす政府にその特権を分け与えるわけがない。
私なら,ありとあらゆる手を使って潰すね。

ぶっちゃけ,政府紙幣の発行なんてのは奇策だと思うし,
メリットもデメリットも,私の理解を超えてる。
米国の実験台として日本を使いたいだけかもなぁと思う。

それをわかった上で,どっちかっつうと,私は賛成かな。
政府発行だろうと日銀発行だろうと,
ちゃんと使えりゃどっちでもいい,くらいの感覚しかない。

二重通貨?そんなの今でも,世界に山ほど例があるし,
日本にもかつて,藩札ってのがあった。
ま,そんなのどうでもいいけど。

それよかリアルなのは,地域通貨だろうね。
そっから辿って,前エントリの安部先生の書籍に至った。

どんな奇策だってね,日本の国益を真剣に考えた結果なら,
どんどんやってみりゃいいんだ。
せっかくの危機なんだから,いろんなこと試しゃいい。
今までのやり方だけじゃ通用しないことだけははっきりしてる。

ただし,私の生活を壊すようなことだけはやめてくれよ。

「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」読了

2009年02月12日 10時02分24秒 | 読書
陰謀論に興味はないと書きつつ,
こういう書籍を評価するのもどうかと思うが,
けっこう面白いんだ,これが。

この本は,タイトルでものすごく損してるね。
八つの章からなっているんだけど,
第一から第三章は,貨幣史,金融史として,特に秀逸。
いろんな本を読んできたけど,
これほどに簡潔かつ明瞭に書いたものは読んだことない。
ここを読むだけでも価値ある一冊。

第四章からはタイトル通り,
ロスチャイルド一族がいかに近代史に関わってきたか,
これでもかってぐらいに執拗に書いてて,途中から飽きてくる。
中盤部分は,トンデモ系と呼ばれても仕方がないだろうね。
それなりの根拠資料を提示しているところは認めるけど,
正直,検証のしようがない。

第七章から少しまともになって,
現状認識と,その解決策の提示を行なってる。
ほな日本はどうしたらええの?!という疑問に答えてて,
ここんところも,他の書籍とは異なる,実に秀逸な箇所。
まあ,それが正確かつ十分なものかどうかは別として。

結論として,トンデモ系を装ってはいるもの,
他のトンデモ系とは一線を画す,比較的マトモな本。
amazonでの評価が高いのもよくわかる。
著者の主張を100%,真に受けてはいかんと思うけど,
これが 680円なら安い。激安。
文庫だし,だまされたと思って買ってもいい値段でしょ。
★★★★☆。

さらっと概観

2009年02月11日 11時03分35秒 | 海外投資
ガチな話,先月はツラかった。
平日は無理やり働いて,土日に発熱して寝込む,
そういうパターンを二回繰り返した。
体力を気力でカバーできるのは,若いうちだけだね。
初めて,胃に穴があくかと思ったよ。

さて。
この数日間,少しだけまともに,ネットをうろうろできた。
その結果,世界経済の状況は最悪とみた。
すげぇことになってんなぁと,しみじみと。

株式インデックスの積立開始はまだ時期尚早。
為替も,特に米ドルが,なんだかヤバい感じがする。
つまりはキャッシュ,特に日本円で持つのが最強という結論。
結局,手も足も出せん。

ダボス会議の顛末からみえたのは,
経済の世界では,多極化が既定路線となっている事実。
中ロの首相が冒頭で相次いで演説し,米国が完全に不在。
そういう状況からみて,そう考えざるをえない。

クリントンが“ITバブル”を作り出し,
ブッシュ子が“軍需バブル”“住宅バブル”を作り出した。
ォバーマが狙うのはたぶん“代替エネルギーバブル”とみた。
でもそれは,おそらく失敗する。根拠はないけど。

失敗が徐々に露呈する頃,
つまりはォバーマへの期待が失望にかわり始める頃,
もう一度,米国発の大混乱が発生する。
それはたぶん,今から半年以内とか一年以内とか,
そういう短いスパンで起こるだろう。
もしかしたら,米国はまた,戦争を起こす必要が生じるかもしれない。

ォバーマ就任後の電話会談の順番からみて,
米国は,日本よりも中国に期待している。
というか,米民主党は,もともと中国ベタベタで,
ォバーマ就任時点で,日本は見放されたと考えるべきだ。

個人的には,ォバーマ政権は傀儡に近いと思っている。
そうじゃなけりゃ,この短期間にこれだけの支持を集めるなんて,
到底不可能だと思うんだな。
後ろにいるのが誰なのか,まだ見極めがつかないというか,
正直,陰謀論には興味ないんでどうでもいいんだけど,
少なくとも,日本に利する連中ではないはず。

個人的には,巷間囁かれているような,
米ドルの暴落はないと思っている。
しかし,みながそう思えば,そうなるのが経済の世界。
パニックに理屈は通用しない。備えだけは必要だ。

米ドルの代替となるのがユーロだと思ってたけど,
欧州圏の経済へのダメージは,予想以上に深刻そうだ。
10年,20年というスパンで見ればユーロは買いだと思うが,
安定化への道はまだ険しいとみた。

欧州圏といえば,たぶん,英ポンドはもう終わっている。
米国は,パートナーとして,英国を見放した。この事実はでかい。
少なくとも,ォバーマの就任期間中は,GBPを買う機会はない。
というか,私なら買わない。

政治の世界からみると,
各国は今後,保護主義的な方向に進むとみるのが普通だろう。
過去,世界経済はブロック化して大戦に突入した。
今からそうなる可能性がないとは断言できない。
私が想像していた以上に,現状は不安定になっている。

あ,そうだ。ダボス会議から得られたもう一つの感触について。
それは,イスラエルの孤立。
トルコとイスラエルの仲たがいが話題になっていたからね。
言い換えれば,反ユダヤ感情の高まりか。
世界はそれに寛容になってきてる感じがする。

トルコは,経済はともかく,政治は強い。
ずっと,欧米とイスラム諸国との橋渡し的役割を果たしてきた。
そことモメるっつうのは,イスラエルにとってはきついと思う。

結果,中東の危機が,じりじりと高まってる気がする。
あそこに火がつけば,原油高騰と相俟って,世界中に影響する。
戦争になれば,イスラエルは必ず,米国を引っ張り込もうとするだろう。
このシナリオは,けっこう高確率だと思う。

円高になるとか,円安になるとか,そういう議論に興味はない。
それは,結果として表層に表れる波でしかない。
大事なのは,海流であり,潮流。

それでもあえて書くならば,
今後,円高が進行する可能性が高いと私はみる。
急激か緩慢か,それはたぶん,誰にもわからない。
円が全面高になるのか,米ドルに対してだけなのか,
そこんところも,予想がつかない。

きっかけがあるとすれば,おそらく米国債。
もし中国が売りを仕掛けたら,それは壮絶なコトになる。
中国が自国経済の底力に自信をつけてくれば,
米国との共倒れを覚悟の上で,いずれはやることになる。

もしそうなれば,日本企業もただでは済まない。
上場企業であれ,バタバタと倒れることになるだろう。
控えめにみて,1ドル80円,下手すりゃ60円台てところか。
日経平均は,5,000円を下回るかもしれん。

最悪のシナリオとしては,まだまだ甘い。
さらに悲惨な画は,描いて描けないことはない。
あえて地政学的な考察を省いてるし,それを盛り込めば,
日本国の国家としての存亡も,問題として俎上に乗る。

では,そうした場合に,個人的にどう振舞うかっつうことだけれども,
まあ,今はやんわりと,備えるしかないわね。
MMFを米ドル建てからユーロ建てに変えるとか,
シンガポールか香港あたりに銀行口座を開いておくとか,
FXのポジションを,可能なかぎり小さくしとくとか。

私は今,ZAR/JPYを中心に,
AUD/JPYと,AUD/USDを持ってて,いずれも損を含んでいる。
もし豪ドルがプラ転すれば,速攻で売り払うつもりだし,
ラン円も,できればポジションを縮小したいと思っている。

それも,たぶんこの二ヶ月が勝負になるだろう。
そこまでに売り払えなければ,
円高の波に涙を呑むことになるかもしれない。
つまりは,損きりってことだ。

一番の防衛策はたぶん,とにかく日本円をためとくこと。
陳腐だけど,これしかないと思う。
それしかないけど,そうはいかないのがツライところなんだ。

いやね,このエントリをコソコソ書きながら,
いつもの月次処理やってたんだけど,すげえ数値がでてきてんだわ。
今回もすごかったけど,3月期はさらに荒れるよー。間違いなく。
マジで潰れたらどうすっかなあ。まいったねこりゃ。
もうしばらく稼がせてくれよ。頼むよ。

World's Smallest Cars

2009年02月08日 17時19分57秒 | クルマ
BusinessWeekの“World's Smallest Cars”特集,
ちょいと気になって覗いてみたら,
日本を代表してたのは,ダイハツのコペンだった。
(当然,日本語版ではなく,英語版です)

wikiで調べたら,コペンには輸出仕様があるんだね。
全然知らなかった。へぇーって感じ。
NA,1.3L,MTのみ,という仕様だそうな。

いいな,1.3L版コペン。誰か逆輸入してねえかな。
と思って軽くググったけど,さすがにムリそうだ。
というのも,個人で逆輸入した場合,推定300万円だそうで。

ちなみにこのBusinessWeekの記事には,
“price ranges from $17,340 to $21,450”との記載。
日本円に換算すると,おおよそ156万~197万円!!(@92)
何が驚きって,国内とほぼ同じ価格だぜ。すげー。

660ccに限定されてるとはいえ,日本人は幸せだな。
新車価格は同等だとしても,
ちゃんとした中古車市場があるんだから。

こういう記事を見ると,
日本の軽四は,ミニカーとして世界一なんだなと思う。
プラグインハイブリッドにして世界に売り出せば,
たぶん,世界の自動車メーカー地図はガラッと塗りかわる。

わかってねえのは日本政府だけ。
つくづく,惜しいと思うね。
…。ホントにどうでもいい話だな(笑)。

とりあえず,生きてる。

2009年02月06日 10時56分38秒 | その他雑考
でも,もう仕事にうんざり。
ようやく,こうしてまとまった時間がとれるようになったけど,
正直,PCの画面はこれっぽっちも見たくない。

ただでさえ,第3四半期は日数が少なくてキツイのに,
そこに休業が重なってもう,てんてこまい。
七転八倒ですよ。七転び八起きじゃないっすよ。
立ち上がるヒマないっつの。

どうも,休業日は休まないといかんらしくてね。
万が一,お役所の立ち入りがあったら,
雇用調整助成金とやらがもらえないらしい。
要するに,出社してちゃヤバいと。

休業日は絶対に休め,でも残業するな,
そしてサービスの質は決して落とすな,という,
どう考えてもめちゃくちゃなオーダー。
上の都合で下っ端が泣くのは当たり前の話なんだけど,
それにしたってひどすぎる。
はっきり言ってムリです。マジで。

ちなみに。うちの売上の落ち込み,すごいことになってるようだ。
月間でみると,30年前の水準まで落ち込んでるらしい。
しかも出口が見えない。この状態が恒常化しそうな感じ。
100年に一度の大波とまではいかないまでも,
30年に一度の大波であることは間違いない。

保育所情報では,私と同様,操短くらってるお父さんがけっこういる。
中には笑えない人もいるようだ。特に自動車関係。
でも,便乗赤字ってのも,あると思うんだよね。
みんなやられてるし,この際だから赤だしとけ,
不良在庫は一気に特損計上しちまえ,みたいな。
この不況は,ある意味,徳政令的なものですよ。たぶん。

自動車ね。ホントは買い替えたいけど,ムリだなあ。
ストレス解消に一発,ドーンと車の大掃除でもやっちゃおうかな。
シートと内張り全撤去してバラバラに洗っちゃいたい気分。
パリッと新品同様に仕上げたいねえ。
まあ,真冬にやることじゃぁねぇわな。
それくらい,現実逃避願望が強まってるってことで。

運用はね,これまたボロボロっすよ。
一時期ほどの荒っぽい動きはなくなってる感じだけど,
世界経済に何が起こってるのか,全然フォローしきれてない。
波の動きに一喜一憂してるつもりはないっすよ。
大事なのは海流を読むことであって。

中国を含む新興国は3年,欧州圏は5年,
米国,日本は10年~15年とみてた。
まず,生産力は余剰状態だろうと。
では,どの地域から消費意欲が回復するか。
おおよそ,以上の順番ではないかと。
しかし,現状どうなってんのか全っ然わからん。

マネックスで,STAMがノーロードで揃った時点で,
各種インデックスを積み立てたい指数は120%に達している。
大本命は,STAM 新興国株式インデックス・オープン。
でも,自分を納得させられるだけの,情報収集の時間がない。
わかんねえ場面で,盲目的に手は出せん。
ぼちぼち動かなあかんというあせりだけがある。

たぶん,4月,5月の決算ラッシュで,日本株はまだ落ちる。
外国株だって,まだどうなるかわかんない。
底が見えたのは商品相場,特に原油くらいでしょ。
この不況,どう少なく見積もっても,あと2年は続く。
あせることはないんだ。あせることはないんだけれども,
なんか,こう忙しいと,どうしても別のこと考えちゃうんだよねえ。

IBが日本にくるっつう話もあるみたいだし,
国内の長期投資環境は徐々に整いつつある。
やっぱTDameriは解約だろうな。ちと面倒だけど。

しかし,これほどまでに仕事に,体力と時間を奪われるのは,久しぶりかも。
休業のせいで,単純計算で20%,労働時間が減ってる。
それでいて,仕事量はむしろ増えてるんだから,ま,当然だわな。
入社3年目くらいまで,こんな感じだったなあ。