どうでもいい日記

なんとなく、政治や経済、英語のことなど。
夢は海外移住…か?

参戦予告

2005年11月29日 17時18分58秒 | 国内投資
豪ドルは私の想像以上に底固いという仮定の下、
あさって12月1日に再度、参戦することにした。
レバは2程度で、やんわりと。

ロスカットポイントは、買値の1.6%下を想定。
4ヶ月弱の間、1.40円程度、円高にならなければ、
スワップでリスク分は補える算段。

現状、豪ドルはいつ落ちてもおかしくないというのが私の認識。
したがって、一週間持ってみて含み益がでていれば、
その金額の多寡に関わらず売る予定。

私の中には、豪ドルが上がるという根拠は何もない。
いわゆる「波乗り」なので、今回は負けを覚悟している。

損失が発生するとしたら、約10万円になるはず。
それは「わからない相場には手を出さない」という、
私的ルールを破ったせいだとあきらめる。
高い勉強代だが、一度ヤケドしておくのも悪くない。

かなりお疲れ気味

2005年11月29日 07時39分28秒 | その他雑考
先週から、地べたを這い回るような泥仕事をしていた。
腰の高さくらいまである伝票の山を、
ひたすらソートかけてファイリングするという、すさまじい業務。
丸三日かけてやったが、誰も喜ばない。
さすがに、精神的にも身体的にも、こたえた。
本当につらかった。もう二度とやりたくない。

投資はいったんお休みしているので、特に書くことがない。
今週、米ドルが120円にのるかどうかが話題になっているが、
今のところ、私は米ドルをプレイするつもりはない。
虎の子のMMFの、わずかな含み損が消えるだけのことで、
それも円転の予定はないし、私にはどうでもいいことだ。

豪ドルは、いつの間にやらトリプルトップの右肩を、上に抜いていた。
日足から見ても週足から見ても買われすぎだと思うが、どうにもこの勢いは止まらない。
買い時が12月に来るという確信が揺らぎ始めている。
外国人の豪ドル売りにわずかな期待を寄せているのだが、
儲けている外国人投資家は、すでにお休み状態に入っているという。
キャッシュポジションが少なくなるのもあせるが、ノーポジも非常にあせる。

ちょっと、精神的にまいっている。
身体的な不調をきたす前に、休みの一つも欲しいところだ。

極東は激動の時代を迎える

2005年11月27日 14時09分39秒 | その他雑考
私は、いつかこの国が滅びると、本気でそう思っている。
それが10年後か、50年後か、100年後かは知らない。
子孫がそのときにどこで何をしているか、
そんなことも知ったことではない。

ただ、もし私の生きている間に日本国に危機が訪れたならば、
きっと外貨は、私にとって、最強の味方になる。
はっきり言って、ものすごくおこがましいが、
それは、家族や友人達を助けられるツールになるかもしれない。

最近、中国に対する米国の姿勢が明らかに変化している。
昨今の会談ラッシュで、それがさらに明確になった。
簡単に言えば、ブッシュは中国に対し、非常に態度を軟化させた。

やれることはやりつくし、あとはバブル崩壊を待つだけの状態になった感じか。
中国のバブルが崩壊すれば、かの国の政治体制・経済体制は大きく変動する。
米国主導の下、IMFから大量の資金導入が行われることになるだろう。
もちろん、日本にもかなりの負担が要求されるはずだ。

北朝鮮はいずれ韓国に併合され、その管理は中国が行うことになる。
朝鮮半島を米中どちらの縄張りとするか、
今それを方向付け、半島の経済を安定させることは、
きたるべき中国のバブル崩壊のためには、とても重要だ。
中国の民主化には金がかかる。
朝鮮半島は、中国にとって大きな資金源となるだろう。

日本はすでに、米国の前線基地となりつつある。
今までは在韓米軍がその役割を担っていたが、
韓国は現在、明らかに中国にすり寄っている。
米国は朝鮮半島を中国に譲り、在日米軍の大規模な再編成を行っている。
半島や日本海で何かが起こっても、米国に損失のない体制を作るつもりだろう。
有事の際は、米軍の皮をかぶった自衛隊が、捨石として使われる可能性が高い。

私としては、中国に内乱が起こらないことを祈るだけだ。
大規模な内乱が起これば、大量の中国人が日本へ押し寄せる可能性がある。
富山県人としては、上海便が就航しただけでもイヤな感じがしている。

久しぶりに妄想を膨らませてみたが、
やはりこれからの日本にはロクなことがないと思う。
面白い時代だけど、予測も対処もしにくいこと、この上ないね。

そうかあ

2005年11月26日 21時12分23秒 | 私信
スガタニ、結婚してたのかあ。
みっちゃん、メールありがとう。
返信してないけれど、代わりにblogネタにして返す。
勘弁して。

しかし、歯科医がお相手とは、あまりにもベタすぎるね。
俺の顔に浮かんだ笑みは、たぶん祝福の笑みではないな(笑)。
透けて見える打算に笑いを禁じえない、て感じ?
賞味期限切れのケーキを買った、ボランティア歯科医に、乾杯。

これにてスガタニさんには、新たに人妻という魅力が加わったわけですか。
いいなあ。ステキだ。とかなんとか、心にもないことを書くと、
またホリイちゃんに「信用なくすよ」とか言われちゃいそうだ。
余計なこと書かないでおこう。

今日はサトムラの結婚式だそうだ。
仏滅にやっちゃうところが、らしいよね。
六曜、これを機にいろいろ調べたけど、要するに迷信だった。
山ほどトリビアを得てしまった(笑)。

サトムラ、おめでとう。
ぜひ幸せになってくれ。
これは心からの、ウソ偽りない気持ち。

トレードスタイルの変遷

2005年11月26日 14時44分50秒 | その他雑考
かなり恥ずかしいが、今までの私のトレードスタイル・投資対象の変遷を記しておく。
過去と現状を確認することで、今後の方向が見えてくるかもしれないと思うから。

1.IT関連個別銘柄(:デイトレード)
  この頃は若くて元気があった(笑)。
  セミコンダクター、通信あたりで遊んでいた。
  何も考えなくても儲かった頃。

2.IT関連個別銘柄+インデックスファンド(:スイング+ロング)
  IT関連をスイングして値上がり益をとりつつ、
  インデックスファンドを買いためて足元を固めていた。
  今考えても、そう悪くない戦略だったと思う。

3.IT関連個別銘柄+燃料電池関連個別銘柄(:ロング)
  何をとち狂ったか、燃料電池関連の個別銘柄にハマった。
  ここでITバブルが弾け、大量の含み損が発生。ほぼ全銘柄、塩漬け状態に。
  ようやくストップロスの大切さを知った(笑)。

4.IT関連個別銘柄+REIT(:ロング)
  IT関連・燃料電池関連を損きり。
  インテルなどの優良銘柄のみ残しつつ、REITの配当でコツコツ稼ぐ方向へ転進。
  このときから、無配当の銘柄は買わないというルールを自分に課す。
  経済指標を読むことを知ったのもこの頃。

5.REIT+エマージング関連ファンド+エマージング債券ファンド(:ロング)
  IT株(というか個別銘柄)からすっぱり足を洗い、
  REITで配当、エマージング絡みで値上がり益を狙いにいった。
  これは、その国全体の未来に投資する、という考え方に基づいている。
  経済指標に加え、国際政治情勢を読むことの重要性に気づき、地政学に傾倒。

6.FX開始(:スイング)
  ずっと外貨一本槍だったが、円貨を殖やすことに。
  スイングを前提にチャートの読み方を再勉強すると、
  長期投資というスタイルに疑問を感じ始めた。
  ちょっといい感じで相乗効果が現れ始めている。
  遊ぶ通貨は、豪ドルとユーロを予定。

7.エマージング関連ファンド+エマージング債券ファンド(:ロング)
  配当を得るための銘柄を、REITからエマージング債券ファンドに変更。
  配当を元に、地域別ETFやインデックスファンド、CEFを買いためている。
  債券ファンドに若干の含み損があるものの、まだ手放す気はない。

この間にも、USドル建MMFを買ったり、ユーロ建MMFを買ったり、
いろいろと試行錯誤している(USドル建MMFは現在も保有中)。
それらで損は出していないが、
それが時流に乗った偶然なのか、現在の投資スタイルが正しいのか、
正直言ってわからない。

学生時代に学んだことは「経済とはどういうものか」という、静的な分析だった。
今の私に必要なのは「経済はどう変化していくのか(いるのか)」という動的な分析。
そもそもの質問が変化してしまったので、
思考の枠組みをアップデートする必要が生じている。

変化し続ける投資環境をどうとらえ直すか。
変化しなければならない自分をどう方向づけるか。
「要は儲けりゃいいだろこんちくしょー」と開き直るのは、時間の問題だ(笑)。

reit損きり

2005年11月26日 08時26分20秒 | 海外投資
昨日、米国のポートフォリオ、円貨にして35kほど損きりした。
これにて一旦、reitはすべて手仕舞い。

利上げなくなるかもよーということで、
現在、reitが若干、上向きになっている。
ここで撤退して、仕切り直す。

最近、為替取引の影響で、チャートの見方が大きく変わってきた。
長期投資は時代遅れなのかなと思ったり。

かといって、十数銘柄を週一でチェックするほど、マメな性格ではない。
ここ数週間、ずっと自分の投資スタイルを考え続けていて、
妙に内省的になっている。

迷ったときはとりあえずキャッシュにしておく、
というのも一つの方法。だと思う。自信がない(笑)。

迷いからルールが必要となり、
ルールが決まれば行動が決まる。
どうしようかなぁ…。

今月中は海外投資で遊ぼうかな

2005年11月25日 08時04分29秒 | 海外投資
最近、甘くないチョコレートが簡単に入手できることを知った。
カカオ含有量が85%や99%の、外国産のものだ。
その存在は知っていたが、こんなにお手軽に買えるようになっているとは。
どうせ流行りモノとして扱われ、またしばらくすると買えなくなるのだろうが、
たとえそうだとしても、日本人は、すごい(笑)。
ちなみに私は85%が限界。
99%のは、甘味が足りなくて苦手だ。

為替取引を12月までお休みすることはすでに書いたが、
それまでに米国のポートフォリオをいじろうと考えている。
12/13のFOMCまで待ちたい旨も書いた通りだが、
先日の議事録公開で、追加利上げが止まる可能性もでてきたからだ。

ADREとFXIで少し利益がでているので利食いし、
reit(IMH)の含み損を帳消しにした上で、
その資金で、配当利回りのよい債券ファンド(SGL)を買いに行くつもり。

GHIをすでに保有していることを考えるとムダな気もするが、
SGLとGHIは、構成銘柄が微妙に違う。
それが理由なのか、SGLはGHIよりもディスカウント率が高い(10%)。

とりあえず少しだけ買っておいて、
配当をもらったら売り払ってもいいなぁなどと安易に考えているが、
もしかしたら痛い目に遭うかもしれない。

というか、キャッシュポジションを高めたいのが、今回いじる最大の動機。
以前はパンパンに買っていたのだが、
今は20%くらいキャッシュがないと、どうにも落ち着かない(笑)。
長期投資で果報を寝て待つという時代は終わったのかなという気がする。

まだまだ勉強が足りない

2005年11月24日 07時49分45秒 | 海外投資
ネタがなくなってきたので、
確認のため、当たり前のことを書いてみる。

いわゆる「世界の工場」というやつは、
とにかく人件費の安い方へと、時代とともに移り変わる。
欧州→米国→日本→中国、と変化しているとみるのが妥当だろう。
その次は、インドかロシアかベトナムか南米か、まだよくわからない。

1.賃金が安い
2.高齢化が遅い
3.政治が安定している

生産と消費の量を決定づけるのは、この三つだと思う。
この三つが揃った国があれば、私はすぐにでも投資したいが、
問題は、資本の流れだ。

1.資本が賃金の安い国へ流入する。
2.資本を得た国は生産国となり、やがて賃金が上昇する。
3.賃金が上昇すれば生活が安定し、消費国へと変貌すると同時に、社会の高齢化が始まる。
4.生産が減って消費が増えるにつれ、その国の成長率は下がる。
5.再び資本は賃金の安い国を探して移動し始める。

おおよそ、国家というものは、このように栄枯盛衰を繰り返すと私は考えている。
(もっと世界史を勉強して、大局的な史観を身につけたいものだ)

上記のように資本が循環し、経済が回っているとするならば、
株式市場が整備されていることは、
経済発展をなす上での最低限の条件だと思われる。

逆に言えば、株式市場が整備されておらず、
これから資本が流入するような市場があれば、
その国は伸びる可能性を秘めている。

日米欧はすでに最終フェイズに入っているが、
米国は他よりも、資本を集めるのがうまい。
米国内の産業が衰退していても、
資本だけは米国に流入するような政策をとっている。
すごいと思う。

日本の株式市場は、整備されているような、されていないような、
要するに、過度に保守的で閉鎖的な市場だと思う。
とりあえず、単位株制度はなくすべきだ。
米国市場に投資していて、そう思う。

実は、私はまだ、株式と債券と金利の相関性について、
十分に理解しているとは言えない。
金利動向が資本の流れを決定づけていることだけは、
感覚的・経験的に理解している。
まだまだ勉強が足りない。

「~運動」と呼ばれるものはことごとく嫌いだ

2005年11月23日 22時20分32秒 | その他雑考
今日、ぼーっとテレビを観ていたら、
テトラパックのCMをやっていた。
ずいぶんと環境保護を意識したCMだったが、
根本的なところで間違えている。

もしあなたが環境を意識する人なら、
紙パックの商品を買うのではなく、
駅のキオスクでビン詰めの商品をその場で飲むのが正解。

ちなみに私は、誰が何といおうと、
ペットボトルを燃えるゴミとしてだす。
リサイクルするより、燃やして発電する方が効率がいいと信じる。

環境保護運動なんて信じない。
群れて正義をふりかざす奴らは、
まず疑ってかかるのが正しい。

改めて読み返すと、すごい偏ってるなあ(笑)。

ネタ切れ

2005年11月23日 15時48分07秒 | その他雑考
12月(取引手数料無料期間)に入るまで相場はお休み。
豪ドルは相変わらず高いし、米ドルの強さは意味わからんし、
ほんとに12月に仕込めるのか?というのが現在の本音。
完全ネタ切れ状態。

米国のreitも債券ファンドも、落ちるところまで落ちた感がある。
私としては、次に買い増すのは、reitではなく債券ファンドにする予定。
そっちの方が配当利回りがいいという、単純な理由。
でも実際の買い出動は、12/13のFOMCまで待ちたい。
これまたネタ切れ。

そう言えば、「国際戦略コラム」に面白い記述を見つけた。

1.中国のバブルがはじける
2.中国が米国債を売ろうとする(中国は日本より米国債を持っている)
3.売ると米ドルが暴落する可能性大
4.暴落を防ぐため、米国はIMFやヘッジファンドを使って、中国のビルや会社を買いあさる
5.一連の過程の中で、中国は共産主義市場経済から資本主義市場経済に変化する

大体こんな感じだろうか。
ありえないシナリオではないと思う。

現在の中国がバブっているというのは間違いないと思うが、
その崩壊を市場経済の変化に結びつけているのが面白い。
いっそのこと政治体制の変化もシナリオに織り込めればさらに面白いのだが、
私はそんなステキな脳みそは持っていない。

一応、中国絡みのFXIには逆指値を入れてある。
FOMC以降、債券ファンドを買い増しする予定だが、
その際には、FXIとADREの利確と、reitの損きりを同時に行い、
一旦ポートフォリオを整理しようと思っている。
一定割合のキャッシュポジションを持っていないと、なんだか不安で(笑)。

12月にはガツンと動く。
今はそのためにいろいろ考える時間。

ZoneAlarm

2005年11月23日 07時49分25秒 | その他雑考
ZoneAlarmをアップデートした。
今までいくつか試したけど、
なまくら者には最適のファイアウォールソフトだと思う。
いじるところが少なくて、よい。

今までは日本語版を使っていたのだが、
アップデートしたら英語版になってしまった。
まあ、特に不都合ないから、いいのだが。
というか、むしろ英語版の方が安定しているというウワサ。
一応、日本語版がでているかどうか確認しにいったら、全然つながらない。
サーバが、大量DLで不安定になっているのかも。

忘れなければそのうち見に行こう(笑)。
朝からなんだか疲れたよ。

昨今の会談ラッシュについて

2005年11月22日 22時28分33秒 | その他雑考
私は明らかに反米親ロ派で、ブッシュの10倍くらい、プーチンが好きだ。
日本の生き残る道として、台湾・ロシア・東南アジア諸国と仲良くし、
中国包囲網を作っていくしかないと思っている。

日本ではあまり報道されないが、プーチンはロシア政界きっての親日派だ。
彼が政界から退いたら、日本海への石油パイプラインはどうなるかわからない。
来年のロシア大統領選の前に、できるかぎりその話を進めておくべきなのに、
日本のマスコミは、鬼の首をとったかのように北方領土問題を繰り返す。
この際、領土問題はさておき、東シベリアの共同開発にいそしんだ方が、
資源確保の面でも、経済面でも、絶対に日本国にとって好ましいと思う。

プーチンが100人以上の財界人を連れてきたことを指摘して、
日本の資金援助を求めているのではないかとコメントしていたバカがいたが、
ロシアは原油高による空前の好景気で、日本の金など当てにしていない。

対等な国家同士の相互発展をロシアは望んでいるのに、
日本側は相変わらず、経済大国として横柄に振舞っているように見える。
時代は移り変わり、今は世界的に見て、資源国が強い情勢だ。
政府にも日本国民にもマスコミにも、損して得をとるという長期的視点が欠けている。
ちゃんと時代を読まないと、本当に中国に負けるぞ。

そういえば、米中会談で中国の民主化の話がでたようだが、
そんなもの、共産党王朝が許すわけがない。
他国の政治体制に口をだすとは、さすが米国だ。
中国民主化を議論の俎上にのせた、そのこと自体が面白い。
さて、その波紋がどう広がるか。お楽しみ。

中国が連邦制導入でなしくずしに民主化してくれればありがたいのだが、
何をどうやっても、混乱は避けられないだろう。
北朝鮮だって、いつどうなるかわかったものではない。
両国からの難民の流入で困るのは、ロシア、韓国、日本。
特にロシアは陸続きだから、極東諸国の政情不安には敏感にならざるをえない。

私は、最近の小泉の言動が気に食わなくて仕方がない。
米国と一蓮托生で貧乏になるのはご免だぜ。ほんとに。

よしきた

2005年11月22日 22時25分00秒 | 私信
では、私の大好きなアール・ヌーヴォー、
アルフォンス・ミュシャや、グスタフ・クリムトはどうだ(安っ)。

ミュシャは大衆演劇のポスター描きから始まって、死ぬ間際に評価されたヤク中。
アールヌーヴォーは、他分野へも多大な影響を与えた、
美術史上最高の商業芸術だと思うのだが、
その成り立ちから、美術的な評価はかなり低い。

シルクスクリーンという手法を用いたがために、
コピー芸術だとかケチをつける人もいるし、
モチーフよりもデザイン優先だと揶揄する人もいる。
しかし私としては、芸術を庶民の生活に身近にしたという意味で、
ルネサンス並みのインパクトがあったと思う。
(日本で評価の高いレンブラントだって同じ手法を用いている)

ちなみに、独国のバウハウス運動は、
仏国のアール・ヌーヴォーのアンチテーゼとして始まった(はず)。
英国の産業革命(大量生産)へのアンチテーゼの意味合いもあり、
商品差別化(少量生産・高額商品)の歴史は、バウハウスから始まった。
(つまり、アールヌーヴォーはホリイちゃんの趣味とは正反対(笑))

芸術の大衆化・美術品の大量生産を不快に感じる人がいても、
まあ、それは仕方がない。
確かに、希少価値という点では魅力に欠けるけれど、
それと美術的価値は別だと思う。

そういえば、スガタニは辞めたらしい。
結婚したとかしないとか。よくわからないが。
もともと3年契約だったという話だし、そろそろ潮時だったろう。
結婚したのならばおめでとう。
そうでないなら、…今ごろどこで何やってんだろう?(笑)

まずはお年始の挨拶に行って、
おうちの雰囲気を体感してからということで。

「田平雅哉のFX「スイングトレード」テクニック」読了

2005年11月21日 08時07分18秒 | 読書
いい本だ。すごくいい本だ。
再三再四「絶対」や「唯一無二の方法」はない、と明言している。
これは真実だが、なかなか書けることではない。

高価な書籍に当たり前のことを書くなとか、
それは責任逃れだろうと言う人もいるだろうが、
相場は実際にそういうものだ。

自分で考え続けることを怠った者が負ける。
自分で決めたルールを守れない奴はバカだが、
ルールをアップデートしない奴の方がもっとバカだ。

この本の真骨頂は、後半の投資技術にではなく、
前半の投資哲学の大切さについて語る部分にある。
リスク許容度を再確認できただけでも、私には収穫だった。

というか、私は、後半部分は参考程度に飛ばし読みした。
そんなものは、実際にやりながらでも覚えられる。
やり始める前に考えるべきこと、決めるべきことは多い。
今年に通用した手法が来年も通用するかと言えば、
たぶんそうではないと思うし。

昨今の極東アジアの国際情勢を考えれば考えるほど、
中長期のポジションはとりにくくなっていると思う。
その手の妄想は、また項を改めて。

「仕事は楽しいかね?」読了

2005年11月20日 16時28分03秒 | 読書
いい本だと思う。だからここに書いている。
しかし、今の私にとっては、微妙な本だ。

この本は、行き詰まった状況を打破する意欲をかきたてる。
つまるところ、与えられた状況の中で、
まだまだやれることも、やる方法もいろいろあるよ、という話だ。

正直、私としては、今の会社で評価を上げたいとは思っていない。
効率化を図り、労働時間を減らすことには尽力したい。
しかし、それは上司のめざす方向とはまったく異なっている。

人手不足が慢性化した今の会社では、
ある業務が効率化できれば、また新たなタスクが課せられる。
変化を実現できる手腕が評価されたところで、
給料据え置きで労働時間が増やされ、消耗していくのが関の山だ。
そして、変えたら恨まれるのが、うちの社風(笑)。

「試してみることに失敗はない」、
「試すことは簡単だが、変えることは難しい」という記述がある。
んなこたわかってんだよ、できりゃあ苦労しねえよ、と言いたくなる。

すれちまったなあ(嘲)。