愉快的生活~上海~

2009年4月から始まった上海生活の中での新たな出会いや発見、中国語の勉強法など。

中国茶レッスン・2012秋

2012-11-13 18:54:33 | 中国茶レッスン
上海にいる間、毎月一度中国茶のレッスンに参加しています。

レッスンとはいえ、自分でお点前したりするわけではなく、先生が事前にセレクトしたその月のお茶を3~4種類順番にその産地の説明や、そのお茶の特徴などお茶ににまつわる話をレクチャーして頂くもの。

同じアパートに住んでいた友人が、誘ってくれて通い始めて、そういえばもう2年も経っている・・・。

それほど、中国茶に強い興味があったわけでもなく、ましてや知識もほぼ無かった私だけれど、このレッスンに通い始めてから、中国のお茶文化の奥深さと、さまざまなお茶の魅力にはまりつつあります

そもそも、日本のお茶文化は中国から鑑真和尚が日本に持ち込んだころから、ずっと日本に定着したのだから、やはり中国と日本の関係は、なんやかんやと揉め事があっても、切っても切れない肉親のような縁があるんだなあ、としみじみ。

さて、今日のお茶レッスンのお茶はこの3種。
すべて武夷山の烏龍茶、武夷山岩茶です。

・武夷梅占・・・原産地は安渓県。武夷山に移植された。
        焙煎の程度は中、爽やかでスパイシーな酸味。

このお茶は茶杯ではなく蓋碗に直接茶葉を入れて、蓋をずらしながらすするように頂きました。 
お茶うけは、先生手作りの栗きんとん 甘さがちょうど良く、栗の味がしっかりしてて美味しいの



・石乳・・・武夷山の原生品種。原種は元王朝のフビライハンにも献上されたとか。
      
・半天腰・・・武夷山の原生品種。武夷五大名茶にあげられる。フルーティな後味。



↓こんな干野菜のお茶受けも、今日の烏龍茶に合って、イケる!
左下の黒い物体は、しいたけの干したもの。スナック菓子のよう。



こうやって、それぞれのお茶の講釈を聴くのももちろん楽しみだけれど、
一番の楽しみは、先生手作りの点心だったりする・・・

今日の点心は、蓮の葉に包んで蒸しあげたもち米の栗ご飯に、紫芋のようかん

1ヶ月毎日同じ講座を100名以上の生徒さんに、丁寧なレクチャーと手作り点心を提供し続けてる先生って、すごいわ・・・。
好きなことを仕事に出来てて、本当にありがたい!って言ってられたのが印象的な、素敵な先生です

残念ながら、大人気講座ゆえ常に空席待ちです~


友来たる。

2012-11-13 08:59:36 | 生活 ~上海~
バンコクに居たときからの友人が、上海に出張でやってきた。
彼は、私たちよりもすこーしお兄さんなので、いつも私たちは夫婦して、彼を「アニキ」のように慕っている

バンコクで裸一貫で事業を始めた彼は、今やタイの日本人事業家の大成功者のモデルといったところ。
それでも、自分の成功をひけらかすことなど、まったく無く、ひたすら人間好きの彼は、自分の話ではなく人の話に耳を傾ける。

何せ、人が好きだから、人のお役にたちたい、という思いのみで仕事をしてきたら、ここまで来たんだ、という。

成功した彼の元には色んな人が、色んな話を持ってくるらしい。
中には、友人だと思っていた人に、出資したお金を持ってかれてしまったことも。
それでも、その人を恨んだりすることはしないんだそう。
そこで、持って行かれた以上のお金を他で稼げばいいのだから、だって。

すごいなあー。

何をするのにも、誠実さって、基本の基本。
でも、それをずっと実践することって、なかなか簡単なことじゃないね。

一生の友人に、こうして海外で巡り合えるのって、本当に幸せなことです

3人で、パークハイアット上海の87階のカフェで、語り明かした夜