現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第134回:フィクション

2017-03-15 06:42:47 | 日記

「今日15日の読売新聞に「自民都議選で強気姿勢』こう書いてあるよ、Nさん」

 Nの仲間がNにこう言った。

「ああオレも読んだよ。自民党は判断を誤ったら致命的なダメージを受ける事になる」

 Nのこの言葉に、

「もう誰も小池都知事の勢いを止められないよ。はやく七月が来ないかな」

 仲間もこう言う。

「東京都民のみならず日本国民は小池都知事による『変革』これを求めているのだ」

 Nはこう言って仲間を見た。

そしてこうも言う。

「世の中は新しい時代に突入している。自民党が旧態依然とした体質を改めない時は、人々の心は自民党から離れていくだろう。自民党議員特に地方議員は、自分の事として考えていかないとその議席を失う」

 Nは仲間を見た。

「自民党議員にどこまで危機感があるかだ」

 仲間が言葉を添える。