現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第22回:(フィクション)

2016-09-30 06:21:25 | 日記
 Nはテレビにかじりついてニュースを見ている。

「森喜朗会長より丸川五輪相が手強いな」

 このNの思いを仲間が察したのか、

「小池都知事との大バトルになるかな」

 こう発言する。

「小池都知事を強力にさぽーとしてやらないと」

 Nは小池東京都知事のサポートを日本のみならず、全世界の若者に依頼したのだった。

「豊洲の問題は結局ウヤムヤか」

「そうだ、東京都庁は魑魅魍魎が跋扈する伏魔殿だと言う事が世界に知れ渡った」

「なんてこった」

「小池都知事に失敗は許されない。みんなで全力応援だ」

「そうだな」

 Nの心はメラメラと燃えていた。

かつての恋人にそっくりな小池百合子東京都知事を命に変えても助けてやりたいのだ。

「小池百合子は負けない」

 Nが吠えるように言うと、

「オレたちがついている」

 仲間も力強く言うのだった。

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第21回:(フィクション)

2016-09-29 11:36:26 | 日記

「森喜朗会長とのバトルは避けられない。都議会とも」

 Nは29日の昼のニュースを見ながらため息を付いた。

「食うか食われるかのもう凄い戦いになるな」

 Nの仲間がこう言った。

「自民党本部も巻き込むぞ」

 違う仲間が口を添える。

「とにかく小池都知事をサポートするシステムをつくろう」

 Nの言葉に、

「そうだなあ、あとには引けない」

「思う存分小池都知事に働いてもらおう」

 仲間が言葉を添える。

「利権に切り込め、小池百合子東京都知事」

 Nがこう叫ぶと、仲間が、

「がんばれ小池百合子都知事」

 こう言った。


現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第20回:(フィクション)

2016-09-28 07:54:23 | 日記

「それにしても小池百合子都知事の船では前途多難だ」

「予想外の多くの問題がある」

「この際東京の悪い膿は小池都知事に全部出してもらおう」

「今日からの都議会を注目しよう」

 東京のみならず全国のあちこちでこんな声が聞かれる。

「森元総理と胸襟を開いた話し合いが必要だ。場合によっては対決しなければならない事もあるかもしれない」

 小池都知事を支持している都議が周りの人にこう言うと、

「その時はみんなで小池都知事を応援だ」

 チームワークは取れている。

「みんなで力を合わせて小池都知事に安心して都市外交をしていただく環境をつくろう」

「そうだ、力を合わせて」

 小池百合子の支持者の夢は大きい。

*文中敬称略。この物語はフィクションです。


現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第19回:(フィクション)

2016-09-27 06:39:05 | 日記

 テレビのニュースで、

「石原慎太郎元都知事が小池都知事の聞き取り調査に応じる」

 このニュースが流れると東京だけにとどまらず全国いや全世界から小池都知事の元にメッセージが届いた。

「とにかく真実を明らかにして欲しい」

「日本の地方は腐っているが、東京だけはまともだと思っていた。東京に良識があるところを見せてもらいたい」

「小池都知事『信じられる我らの東京』をもう一度」

 こんなメッセージが届いたのだ。

小池都知事は、

「全力を尽くして頑張ります」

 こう答えた。

小池都知事に対する期待は日に日に大きくなっていく。


現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第18回:(フィクション)

2016-09-26 07:46:11 | 日記

 今日26日の読売新聞総合版に、

「五輪計画足止め」

 この見出しで東京五輪の記事が大きく掲載されている。

サブタイトルに、

「小池都知事予算見直し難問」

 こうある。

「それにしても次から次へと難しい問題が・・・・・・」

 小池都知事の側近がため息を付いた。

「丸川五輪相や森喜朗組織委会長と良好な関係が築けるかだな」

 別の側近が言葉を添える。

「丸川先生は以前『小池百合子先生はスタンドプレーばかり』こう言って批判したよな」

「ああ、腹の底で小池百合子が嫌いなんだろう。でもこの東京五輪の予算は見直さないととんでもないことになる。みんなで小池都知事を応援しよう」

「そうだな」

 側近たちの間に笑顔が戻った。