現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第126回:フィクション

2017-03-06 01:08:19 | 日記

「小池百合子東京都知事には大いなる夢を持ってもらいたい」

「どういう事Nさん」

「前に私が言った通り小池都知事には世界のコイケになってもらいたいのだが、最終的に『世界初の国連事務総長』これになってもらいたいよね」

「Nさんは小池百合子都知事がかわいくて仕方がないんだ」

「ああ、昔の恋人にそっくりだもんでね。六十歳を過ぎたら可愛くてしかたがない」

 Nとその仲間はお酒を酌み交わしながら自分たちの本音を語っていた。

「安倍総理とバッティングしないようにしないとね」

「それそれ」

 Nは安倍総理が腹の底で小池都知事を苦々しく思っている事をよく知っている。

「自分の信じた道を行けばいい」

 Nはあくまで小池都知事応援の姿勢を崩さない。