現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子の思い:第四回(この物語はフィクションです)

2016-07-31 06:40:01 | 日記

 小池百合子はその昔流行った東京の屋根の下を聞いていた。

灰田勝彦と言うハワイ生まれの二世歌手が戦後唄って大ヒットした歌である。

その唄の最後の歌詞、

「キャピタル東京 世界の憧れ 楽し夢の東京」

 この部分が小池百合子は大好きなのである。

「私が都知事になって東京をもっともっと輝かせて、世界の中心にしてみせる」

 小池百合子には東京を光り輝かせる誰にも負けないプランがある。

それに今回の都知事選に出馬して確かな手応えも感じている。

「小池百合子さん、あなたが都知事になると同年輩の女性が刺激を受けて『私もまだまだ頑張らないと』こう思って必死でがんばるわよ。あな

たが都知事になる事で、日本の個人消費が相当に増えるわよ」

 行く先々で女性がこう言ってくれるのだ。

小池百合子は煮えたぎる情熱をもっているのだ。

 

 


現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子の思い:第三回(この物語はフィクションです)

2016-07-30 06:00:43 | 日記

「残すは今日一日のみ。がんばるぞ、私は負けない」

 小池百合子は選挙運動最後の一日となった30日の朝、こう誓うのだった。

「東京を世界の光り輝く東京にするのだ」

 小池は選挙運動ではこの事を口にしなかったが、

心の底ではこう思っていた。

「東京の灯を消さない」

 この事も。

小池百合子は心の底である危惧を抱いていた。

「知事になると東京を壊しそうな候補者がいる。こんな人を知事にするわけにはいかない」

 他の候補に底に潜んでいる危険性を感じている。

「東京都民を悲しませてはいけない」

 そして、

「世界の憧れ楽しい夢の東京」

 これを目指す事を小池百合子は誓うのだった。

 

 

 


現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子の思い:第二回(この物語はフィクションです)

2016-07-29 07:04:10 | 日記
 今全国で小池百合子の人柄について、

「オレたちは小池百合子に対して誤ったイメージを抱いていた」

 この声が湧き上がっている。今、

「愛らしくて魅力的でしかも実力がある」

 この評価を得ているのである。

そして日に日に小池百合子の評価はうなぎのぼりに高まっている。

小池百合子は都知事選に対して確かな手応えを感じていた。

「必ず勝って、東京を世界の人が羨むような街にしてみせる」

 こう誓うのだった。

「まず勝たないと話にならない」

 この思いでいっぱいだった小池百合子だったが、

幸い、昔からの仲間が、

「お味方しますよ」

 こう言ってくれる。

「さあ、泣いても笑ってもあと二日だ。がんばろう」

 小池百合子の心の体は燃えたぎっていた。

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子の思い第1回:(この物語はフィクションです)

2016-07-28 16:58:06 | 日記

 自民党決起集会で石原慎太郎が小池百合子を称して、

「大年増で厚化粧でうそつき女」

 この発言をした。

回りの人間はこの発言に怒り狂ったが、小池百合子は落ち着いていた。

「増田候補が落選した時の予防線を張ったな」

 こう思っていたのだ。

「あの石原という人は分が悪くなると必ず攻撃的な発言をする。それだけ私の存在が大きいのだ」

 小池百合子はこの選挙で確かな手応えを感じている。

世界の人々が、

「ユリコ・コイケは輝いている」

 こう言ってくれる。

「この世界の東京をもっともっと光り輝かせる事が出来る事は私だけだ」

 小池百合子は勝利を確信していた。


二宮正治選:今日の時事川柳:広まるか 真夏子供に お年玉:他川柳数句、俳句三句、短歌二首

2016-07-27 07:05:29 | 日記

二宮正治選:今日の時事川柳:7月27日 (応募者の希望により雅号による投稿とする)

広まるか 真夏子供に お年玉     田村一様

解説

 今日のNHKのニュースで真夏に子供にお年玉を配る事を試みると言う。

定着すれば物凄い経済効果があるだろう。

 

他時事川柳

まれに見る 凶悪事件 超むごい          西田一刀斎

都知事選 党利党略 逆効果            二宮春将

ポケモンに ふりまわされて くたぶれて        石田秋荘

勝ちました 都市対抗で トヨタさん          西村優子

 

俳句

少年が 夏の日の恋 夢見てる           坂西平成

やまゆりが 咲いてた道を またたどる        石見村三郎

月見草 鮮やかに咲く 夜明け前          小泉夏次郎

 

短歌

何食べる アイスクリーム くださいと 君の申し出 笑顔で返す  浅村次郎    

メロンなど おいしく食べて 恋語る 君の情熱 肌で感じて    川崎由紀子