現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第123回:フィクション

2017-03-03 05:10:42 | 日記

「小池都知事には頑張ってもらって将来ノーベル賞を受賞して欲しいなあ」

 Nは自分に言い聞かすようにこう呟いた。

そして、

「今世界で光り輝いているのは小池百合子東京都知事だけだもんなあ」

 こうも呟いた。

「Nさんは小池東京都知事が昔の恋人そっくりだから可愛くてしかたないんだろ」

「それはあるかも」

 Nとその仲間は顔を見合わせて大笑いをした。

「安倍政権が今ピンチに陥っているので、小池都知事の果たす役割は大きくて重要だ」

 仲間のこの言葉に、

「ほんとだ、安倍総理は大ピンチだ。奥さんの発言と行動が招い結果だから他人を責められないよなあ」

 違う仲間も口を開く。