現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第133回:フィクション

2017-03-13 08:08:47 | 日記

「百条委員会の証言でだんだん石原慎太郎さんの本当の行動が明らかになってきたねNさん」

「そうだなあ、本当の事を言って責任逃れをせず、自分の責任を認めて欲しいよな」

 Nはこう言葉を返した。

「天国にいる石原慎太郎さんの弟で大スターだった石原慎裕次郎さんは何と言葉をかけるだろうか」

 Nの仲間がNを見る。

「うんこう言うだろう。『見苦しいぜ兄貴、男らしくしろよ』まず間違いない」

 Nは仲間を見渡した。

「まあ七月の都議選が見ものだな」

 Nのこの言葉に、

「自民党の苦戦は免れないだろう」

「苦戦どころか惨敗だろう」

 仲間のこれらの言葉に、

「小池百合子は日本を変えるのだ」

 Nは力を込めてこう言った。