Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

SIGMA Artライン50mmによる昇る銀河(白鳥座銀河付近)

2015年05月02日 | SIGMA 50mm F1.4 DG
前回の遠征4月25日の晩、深夜を廻って月が沈み東から昇ってくるいて座辺りを撮った次に狙った対象です。東北方向の山影から横たわりながら昇る白鳥座辺りの天の川銀河です。

肉眼でくっきりと天の川の暗黒帯が見られる素晴らしい夜空でしたが、この画角の画像処理の方は難儀しました階調が狭くRGBのバランスを整えるのにやり直しの連続でしたので投稿を諦めていたものです。

北を上にして掲載ですが、実際は左下が地上ですので北を左にした掲載が見上げた感じに近いと思います。


2015.04.26 01:39~撮影  撮影地:syoubarasi takanotyou 光学系:SIGMA Artライン 50mmF1.4(絞りF3.2) + EOS6D SEO SP4
露出:3分×12コマ(36分) 感度:iso1600 機材:TOAST Proにてほったらかし追尾 
画像処理:DNGconverter経由,RAP2にてdalk5コマ, flat10コマバッチ処理、IYMGにてコンポジット、stellaImage7でレベル補正・デジタル現像・カブリ補正他、canonDPPにてトーンカーブ調整・周辺フレームずれカットのためのトリミング他による処理

例によって上部1/3は拡大に耐えられないピントなので下部を正方形にトリミング(900×900)しています。

まさに砂を撒いたような天の川の描写ですが赤もの散光星雲のファインディングチャートとして使えそうです。
よく見ると左上隅には「まゆ星雲」が帯になった暗黒星雲を引き連れて写っています。暗黒帯が東西に延びていることが解りました。「まゆ星雲」撮影のファインディングに役立ちます。ただ、天の川では星が多すぎて星を辿れない(笑)。

カットした上部1/3の部分にはケフェウス座のIC1396までフレーミングしてあります。次回は天頂付近に来た時にSIGMA Artライン50mmF1.4の本来の画角でバッチリと撮りたいと思います。

それにしても4月なのに1時を廻ると秋の撮影対象が撮れるのですね。



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5/2 11:40 参考までに追加掲載しました。

画面1/3がスケアリング不良ですが、フルサイズ+50mmの画角は↓の通りです。デネブを中心としたフレーミングですが広いです。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ろどすたさんへ (hiro-2415)
2015-05-03 07:30:38
この度の遠征では光害カブリのない画像素材の差をつくづくと思い知らされました。同じ処理手順でも吐き出される絵は高S/Nです。私でもご覧の現像できるのですから・・・
是非、メジャーどころの対象を撮りまくって下さい。湿度が低く霞のないときには淡い対象にも挑戦したくなる夜空がそこにあります。
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Unknown (ろどすた)
2015-05-02 23:19:02
こんばんは。
高野町ならではの高S/N比ですね。

この領域では、εで北アメリカ~ペリカンを写野一杯と網状星雲を撮ってみたいですね。

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yasukaUさんへ (hiro-2415)
2015-05-02 14:34:19
二式展開は時間の有効活用ですが、何もかにも倍です。トラブルなく運用するには集中力が要ります。脳ミソ&体を休める暇はありませんでした(笑)

確かに動画には良さそうです。が、丸いものもそうですが何か一つまずは満足の写真をゲットしないと手を広げられませんね~ε130Dも使いこなしていませんし・・・・しかも私のキャパは小容量ですので(涙)
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今日は (yasukaU)
2015-05-02 12:52:01
何時の間に撮られたのかと思っていたら、赤道儀(トースト)が二台あったんですよね。
自分は一台の赤道儀に2カメだったので自由がききませんでした。
あそこは動画を撮っても面白しろそうで、
色々撮り方を考えるだけで楽しいところです。
でも、機材を色々揃えないといけないのが悩ましいです。
では、また。
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