Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

岩本彗星(C/2018 Y1)

2019年02月03日 | 話題の現象(彗星など)
新月時期に晴れません。1月3日以来、約一ヶ月振りの遠征でした。


2019.02.01 25:57~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:ε130D 430mm F3.3+ ZWO ASI 294MC Pro
Colour Space:RGB24 Output Format:FITS  Binning:1  Cooler Temperature:▲15℃
Exposure:120s(2m)×1Frame(2m) Gain:120 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング

場所はカラス座の東。光度予測は7.1等。これからどんどん高度を上げて早くなります。
久し振りに日本人が発見した彗星。これだけでも超凄いことですが、岩本さんは2カ月連続立て続けに発見されるとは”おめでたい!”出来事です。
露出が2分でも移動が判るほど、5コマ撮りましたがかなり移動しているので、あえて1コマ2分で掲載です。

アンテナ星雲

2019.02.01 26:16~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:ε130D 430mm F3.3+ ZWO ASI 294MC Pro
Colour Space:RGB24 Output Format:FITS  Binning:1  Cooler Temperature:▲15℃
Exposure:120s(2m)×3Frame(6m) Gain:120 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
フォーサーズ800mm換算に拡大


岩本彗星を撮影中にStellanavigator10を見ていたら、近く、カラス座の西に”アンテナ星雲”と記載されていましたのでちょっと余分ですが記念に撮りました。
車の中に引き込んだノートパソコンから導入!便利です。快適。
430mmでは”ちっこい”ですが、結構明るめに写ってくれます。くるっと回った髭の部分までは撮れませんでしたが、いつかは狙いたいです。

当夜、深夜で1.2℃でしたが3時ではマイナス3.1℃でした。夕方の雨は雪だったようで、日陰は真っ白でした。





部分日食

2019年01月06日 | 話題の現象(彗星など)
天候は曇り。諦めていましたがベランダから見上げると雲の切れ間に見えそうなので
慌ててパチッと!


撮影時刻:2019.01.06 09:18 

Canon EOS7D  EF70-200 EXTENDER EF1.4XⅡ(280mmF5.6)
ケンコーPROND8フィルター iso100 F7.1  露出1/400
(560mm相当にトリミング)

ベランダに設置してカメラ任せの露出で数打ちゃ・・・・。

しかも手元にあった径の大きいフィルターを前にかざして雑な撮り方。
でも雲が適度に遮光してくれて中々良い記念になりました。

今10時過ぎですが厚い雲の中です。




1月3日 のウイルタネン彗星

2019年01月05日 | 話題の現象(彗星など)
新年あけましておめでとうございます。
皆様のご健勝をお祈り申し上げます。


ブログの方はゆっくりと新年を迎えました。


2019.01.03 20:30~撮影  撮影地:uneyama 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:2.5分×7コマ(17.5分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
DNGonverter  CameraRAW  RAP2  Stellaimage8  Adobe Photoshop cc  メトカーフコンポジット 860mm相当にトリミング


12月13日に近日点を通過してその4日後に地球に接近してからですのでピークからもう3週間経っています。
左が北。画面の右上方向に広がった尾が見えないでもない気がします。

プレアデス星団に接近しつつある12/15にコラボ写真を撮って以来、天候不順でチャンスを逃して、もう行った~ネン。

今年の年末は今度はブランペイン彗星が接近して、明けた1月初旬に4等級の予報だとか。鬼が笑いますが期待しましょう。

当夜は星友Yさんもご一緒でした。


オリオンが南中する頃は氷点下2.6℃にもなり冷えました。







12/15深夜のウイルタネン彗星

2018年12月16日 | 話題の現象(彗星など)
13日に近日点を通過し地球に最接近です。
17日のプレアデス星団との接近を前にコントラストの綺麗な姿を真っ暗な空の下で撮影したいと思っていました。
皆さんもそうだと思います。


2018.12.15 23:58~撮影  撮影地:miharasi 光学系:Apo-Sonnar T* 2/135 ZE(絞りF3.2) + EOS6D SEO SP4
露出:1.5分×6コマ(9分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
DNGonverter CameraRAW RAP2 Stellaimage8 Adobe Photoshop cc 恒星基準でコンポジット


当夜もチャンスでした。
上弦の月の月没は0:06です。ウイルタネン彗星の南中は22:25頃。

処理はカブリ補正をして一回りトリミングして仕上げましたが、ここの空では仕方がないでしょう。


・・・・当夜の撮影記・・・・
当夜は町内会の集会があり夕方か出席の用事です。帰宅は20時半くらいなのでそれから出動しても間に合うと予定。
しかし、集会が長引き疲れて帰宅したのが21時半でした。
GPV気象予報は雲量60%~30%位を予測して深夜は20%くらいで撮影の可能性を示していました。

自宅玄関先で見上げるとプレアデス星団が天頂に近づいていました。”寒い!””ぼわ~~とした薄雲の夜空”。
自宅は住宅地で結構な光害地です。瀬戸内海沿岸部ですから光害マップLight pdlution mapの黄色のところです。

”ここじゃぁ~なぁ~”
元気が出ません。
防犯灯の下です、電線が上空を南北に覆っています。工場やナイター設備など夜空を照らす施設に囲まれていますので、撮影は考えられないところ。
ご近所の壁や屋根が空を隠していて。防犯灯の明りの横に北極星が見えます。


南中後、30分もしないうちに電線があり3本の電線を約1時間くらいかけて乗り越えて行かなければなりません。
ウイルタネン彗星の南中は22:25頃。機材を積み込んで1時間かけて遠征してそれからセティンング・・・・考えると気分が消沈してしまいました。

考えてみれば”自宅前”初めての撮影地(笑)です。室内からコードリールが届く、・・・・これは快適です。
結果は、予想外に晴れました。
カブリ処理は未完成ですが撮れました。





12月10日の 46P/ウイルタネン彗星

2018年12月11日 | 話題の現象(彗星など)

2018.12.10 21:16~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:80秒×20コマ(26.6分) 感度:iso3200 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
( 6Dフルサイズで約860mm相当に拡大トリミング )



毎度ですが移動する彗星は露出時間に悩みます。悩んでも計算してみるなんてしません。”勘”です。430mm、iso3200で露出80秒で臨みました。(笑)

太陽と地球とウイルタネン彗星の位置関係でイオンの尾は彗星の向こう側へ伸びているのだと思います。僅かにらしきものが見えます。
12/13が近日点通過。12/16が地球最接近ですので昨夜ももう近い。とても大きく見えていました。双眼鏡で位置を確認できたので、その後は裸眼でしっかりと捉えることが出来ました。

近づいている感じです。直径1度以上はあろうかろ思います。でっかい球状星団のようにも見えました。
同行の星友Yさんも”久々の肉眼彗星だ~”と!私も”確かにそうだ!”納得でした。

1時に撤収しましたが、久々の素晴らしい夜空を拝むことができました。
もう一週間の間で撮影のチャンスがあれば吉です。あぶられた後の振る舞いがどうでしょうか?


当日の撮影日記です。

夕刻より快晴の天候で、明るい内に現地で設営をして待つ予定でしたが、野暮用で天文薄明終了頃到着になってしまいました。
爺の眼では暗いところでのUSBジャックのなどの差し込みが苦手です(笑)逆しで入らぬぅ。あたふたしてセッティングが終わるころ、星友Yさんが到着されました。
”今日は良さそうですね!”と夜空を見上げて・・・・
事実、この撮影地では上位級の部類の条件となってきました。”こやぁ~え~どぉ!”

風がない分、夜露は中程度あり、気温は深夜でマイナス4度あまりまで下がりました。寒さに"応えた~"
透明度は10段階で8か9位でまずまず状態でありました。

撮影の方は、一時PHDガイディングがストライキ(たぶん接触不良、信号の断線)を起こしましたが、他にさしたるトラブルもなく順調な撮影ができました。

彗星で復帰、400mm域のレンズは彗星ばかり撮っています。星野写真はほゞ一年ぶりです。画像処理も含めて撮影手順も慣らし運転中です。



サドルはstarアライメントするには丁度良いですし、ピント出しや、isoや露出時間を試し撮りするにはもってこいです。
この日はチョイと中途半端に4コマも撮影。


2018.12.10 20:13~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:3.5分×4コマ(14分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング


露出が足りない分は仕方ない。久々の作品バージョンの画像いじり。表情が豊富な領域は難しい。






12月5日の 46P/ウイルタネン彗星

2018年12月07日 | 話題の現象(彗星など)
速報性はなし!今日になってやっと処理が出来ました。


2018.12.05 20:31~撮影  撮影地:uneyama 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:1.5分×10コマ(15分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
( 6Dフルサイズで約860mm相当に拡大トリミング )


イオンの尾が見えているとの報告もあるので想定して構図を取りましたが、ご覧のとおり無理でした。
運よく連続30分分のメトカーフ処理もできましたが、カブリも増幅され15分のこれと大した差がありませんでした。
天候と撮影地と条件は厳しいです。撮れただけ”良し”とします。

収穫は設営など段取りがバッチリだったことでしょうか。
例年12月は冬型の天候はチャンスが希少です。パッと行ってサッと撮れればいいですが晴れてくれることを期待するしかありません。





当日の撮影日記です。

当日15時台のアストロGPV気象予報は夕刻から雲量が20%~40%で雲が去来し、21時台には70%、以降はドン曇りの予報でした。
もちろん、モチベーションは諦め気分でおりましたが、16時の空は”青く晴れているじゃん!”
今から一式積み込めば薄明終了に間に合うかもと、僅かな望みで走らせました。

で!到着

やはり”とつぶやきながら”運が悪かったかは21時ころ判る!”と言い聞かせてセッティング開始しました。
なんと北方向は雲も無く、極軸セティンングのもスイスイ。3starアライメントもスイスイ。ピントだしOK。starbookTENとの同期もOK。
東天に向きを変えてPHDガイディングも無風でバッチリ!。さぁ~大丈夫とここまで薄明終了30分前には出来ていました。自己最速でした。

雲は!
撮影開始後の写真ですが↓のようで、東方向の福山・尾道方面の光害の真上はダメです。被って見えていませんでしたが導入できていました。


雲の切れ間から数コマでも撮影出来たら良いと思っていましたので、90秒iso1600で連続撮りまくりました。当然カブリまくりの量産です。
結局、薄雲は去来するものの曇らずに2時間余り80コマ以上撮り続けました。
高度を上げて約30度、20時台になるころにはヒストグラムもまあまあで、でも抜けは今一ですがとりあえずゲット。

明るさ調整してみるとウイルタネン彗星がいます


canonEF17-40mm F4 13秒 iso1600 固定撮影

21時台撤収としました。沢山撮れた遠征でした(笑)。


次回チャンスがあれば、できればもう少し北の世羅西辺りまで逃れたいですが、冬型では厳しい面もあります。
ウイルタネン彗星が高度を上げて増光してきますのでこれに期待です。


46P/ウイルタネン彗星

2018年11月30日 | 話題の現象(彗星など)

2018.11.29 23:00~撮影  撮影地:uneyama 光学系:FSQ106ED( 530mm f5 ) + EOS6D SEO SP4
露出:4分×1コマ(4分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
( 6Dフルサイズで約1060mm相当に拡大トリミング )

この彗星、周期彗星なので早くから期待をして待っていましたのに、なかなか撮影の機会がありませんでした。
その仕業は天候です。他の対象を撮影している間に曇られたとかで相性が悪かったですが、やっと撮影が叶いました。
月の出直前での撮影となりました。

10コマ撮りましたが、Stellaimage8のメトカーフコンポジットが上手く行きません。
仕方がないので、1コマの画像をアップしますがよく写っていて北東側にかすかに尾があるようです。
2007年12月のホームズ彗星のような姿になるんのではと・・・・、どんな振る舞いでしょうか?

11月13日のスイフト・ゲーレルス彗星(46P)

2018年11月15日 | 話題の現象(彗星など)

2018.11.13 22:04~撮影  撮影地:uneyama 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:4分×10コマ(40分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
DNGonverter  CameraRAW RAP2 Stellaimage8  Adobe Photoshop cc
( 6Dフルサイズで約1600mm相当に拡大トリミング )

当夜は月没の時刻は21:43でした。
21:50過ぎにはスイフト・ゲーレルス彗星(46P)が子午線越えをして西天に回るのを待って導入し、ガイディング準備完了、撮影を開始しました。
露出時間は30分以上を目指しました。風も収まり条件が良くなってきましたので少し露出を延ばしてみました。移動しているだろうと思っていましたが、ご覧の通りでした。

はっきりとした核、広がったコマが美しいグリーンです。
10.6等星の予測ですが結構明るく撮れていて満足の一枚となりました。


当日の撮影日記です。

計画の対象天体はスイフト・ゲーレルス彗星(46P)とウイルタネン彗星(46P)
月没が21:42で南中1時間前のウイルタネン彗星(46P)を狙うか?
21:50過ぎに子午線越えをして西天に回るスイフト・ゲーレルス彗星(46P)を撮るか?
その時は両天体の空は良く晴れています。
結果は低空低いウイルタネン彗星を先に撮っておくべきでした。

なぜか当日のPHDガイディングのアライメントがとてものんびりで時間がかかっていたのです。
ε130Dが西天に向いていたこともあり、ウイルタネン彗星のために東に向き変えてアライメントの取り直しをする手間を惜しんでしまったのです。
そんな訳で、22:04から子午線越え直後のスイフト・ゲーレルス彗星を天頂へ向けて撮影している内に、南から雲が迫って来てウイルタネン彗星はずっと雲の中~~~。チャンチャン♪

しかし、スイフト・ゲーレルス彗星は良く写ってくれました。
写真は6Dフルサイズで約1600mm相当に拡大トリミングしたものです。流石に40分の露出では移動が顕著です。
Stellaimage8のメトカーフコンポジットのお蔭で良い写真に仕上げてくれました。
12月、ウイルタネン彗星が通り抜ける姿を処理する練習が出来ました。












ASASSN彗星(エイサスエスエヌ彗星(C/2017 O1))

2017年10月12日 | 話題の現象(彗星など)
月が昇って来る前の21時で高度20°位、厳しい条件ですがこんなものでしょうか。

中央を倍に拡大しトリミング

2017.10.10 21:13~撮影  撮影地:uneyama 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:2分×10コマ(20分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング


見苦しいですが手動のいい加減なメトカーフで10コマを重ねてみました。
現地で上がって来た3分露出の画像では流れていましたので、「2分ぐらいならいいかも!」といい加減な判断で撮影しました。
詳しい事は確認していませんが流石に彗星です動いています。近日点が近いと記憶していますがMAXの光度ですかね?8等台らしいです。地球軌道より外ですからね。


これ以上期待できそうな彗星はC/2017 S3(パンスターズ彗星)でしょうか。
来年ですが(笑)8月初め頃、金星軌道の内側を通るらしいので楽しみです。彗星の放物面軌道は垂直に立てっていて、いい時は南半球ではないか、ステラナビゲータ10の更新された彗星データにありましたので調べてみることに・・・・日本から見れる期間はどうなんでしょうか。化けて欲しいです。







エイサスエスエヌ彗星(C/2017 O1)

2017年09月26日 | 話題の現象(彗星など)
正月には春先までの幾つかの彗星を撮りまくる意気込みでした・・・・・が、ご覧の状況。9カ月も経っています。
8等級の彗星があると言う情報が入ってきて、玉手箱を開けるように機材をチェック、何もかも忘れていますね。

まずはポタ赤で本年度2度目の遠征でした。
彗星は丁度、分子雲の所を移動中です。


2017.09.24 深夜撮影  撮影地:世羅西 光学系:Apo-Sonnar T* 2/135 ZE(絞りF2.8) + EOS6D SEO SP4
露出:3分×10コマ(30分) 感度:iso1600 機材:TOAST Pro にてほったらかし追尾
写真はカリフォルニア星雲と2コマモザイクにしてみようと思っていましたが、ガスがでて成就しませんでした。
低空でもありカブリもひどく、センサーへのゴミもありトリミングです。

残念でしたが、「まぁ~」