Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

春の銀河シーズンです

2019年02月05日 | ε130D
しし座I銀河群(M96銀河群)と呼ばれる銀河群だそうです。
私の機材では”ショボイ”ですが雰囲気だけでもどうぞ。例年、この時期は寒いのもありお休みですが今年は取組んでみようか!。


2019.02.01 深夜~撮影  
撮影地:seranisityou
光学系:ε130D 430mm F3.3 + ZWO ASI 294MC Pro

パラメータ:Gain:120  Exposure:120s(2m) × 10 Frame(20m)
      Colour Space:RGB24 Output Format:FITS  Binning:1  Cooler Temperature:▲15℃ で撮影

機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
処理:Stellaimage8  Adobe Photoshop cc   


気づかれているでしょうか?モノクロで投稿しています。光害・高度によるカブリ、カラーバランスの調整に苦慮しています。
彩度を落とすだけで何となく見える写真になります。横着ですが今はこれです。

M95(NGC 3351) 視等級:9.7m 視直径 :4.7' × 4.2'


M96(NGC 3368)視等級:9.2m 視直径 :4.1' × 2.7'


M105(NGC 3379)視等級:9.7m 視直径 :2'




・・・・・ 自分メモ(試し撮り) ・・・・・

NGC5101&NGC5078
気になる系外星雲を星図に書き込んでいて、今回たまたま、岩本彗星(C/2018 Y1)の近くにありました。

カラス座の南のうみへび座にあります。赤緯:約▲27度30分ですので低いです。M83の西5度くらいと言えば想像がつきます。
パラメータ:Gain:120  Exposure:120s(2m) × 2 Frame(4m)  たった4分の露出で写り具合を確認しています。


左のNGC5101は視直径 :5.7'x 4.7' 視等級:10.6m 外周の淡いところもみえるような。
右のNGC5078は視直径 :4.0'x 1.9' 視等級:11.0m エッジが見える。

下の写真は、ネットでAstrobinの投稿写真を鑑賞中に見つけた写真です。二つ並んだ同サイズで形状の異なった姿が印象的でした。プリントスクリーンで取り込んでいました。
南半球のアマチュアの作品のようです。赤緯も低くて日本からはこのような写りを期待するのは当然無理です。撮れたら面白そう!くらいのチャンスでした。

今回は試し撮影、ε130D、430mmでのたったの4分露出の割には形状が判ることに驚いています。
どこまで迫れるか試してみたくなります。




2月1日の晩の撮影分は終了。








しし座の系外星雲

2019年02月04日 | ε130D
NGC3521(光度:9.0mag, 視直径:11.2'x 5.4')しし座の膝元、赤道辺りにあります。


NGC2903(光度:9.7mag, 視直径:12.6'x 6.0')しし座の大鎌の先端辺りにあります。


データは以下の撮影と処理です。
2019.02.01 深夜~撮影  
撮影地:seranisityou
光学系:ε130D 430mm F3.3 + ZWO ASI 294MC Pro

パラメータ:Gain:120  Exposure:120s(2m)   NGC35215は 5Frame(10分)  NGC2903は 20Frame(40分)
      Colour Space:RGB24 Output Format:FITS  Binning:1  Cooler Temperature:▲15℃ で撮影

機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング    導入:starbookTENまたはStellanavigator10
処理:Stellaimage8  Adobe Photoshop cc  トリミング:フォーサーズ1600mm換算に拡大



系外星雲にはε130Dでは短すぎて・・・・・そしてCMOSカラーカメラの練習ですが当分難儀しそうです。



・・・・・  自分メモ  ・・・・・
処理のやり易いライト画像の撮影パラメータ探し。輝度差の激しい系外星雲の撮影はやはり段階露出で対応されていると思うのですが・・・・・
天文雑誌入選作やブログ記事で技を探求中ですが判りません。多段階露出ででない撮影データが殆んどです。皆さんはどうされているのでしょうか?疑問?
私は中心部が飽和してしまう処理に悩んでいます。

いつかは自分なりの答えが見つかりますように願って( ^ω^)・・・
一度、デジカメに戻ってみるのもいいかもしれませんね。
か!再度パラメータを変えてサンプル撮りをやってみますかね。

ブログ”あぷらなーと”さんの記事「ASI294MCの謎④」はとても参考になるのでしょうが私などには脳の限界を超えています。
内容は理論を数値で証明して面白いですね!助かります。それで、実戦で画像表現するにはどう設定してどう処理するのか・・・・ここです。

そこで次回パラメータ探しの試行は、gain120で長時間露出ですかね。or,gain300~390で短時間露出×多枚数コンポジットでしょうか?
gainと俗に言うS/Nの関係がありそうで・・・・訳が分からなくなりました。(笑)

突破口が見つかればいいのですが。・・・



綺麗な星の写真を手にする道具なのですが、難しく考え過ぎて変な”沼”に迷宮入りです。











M78と馬頭星雲

2018年12月15日 | ε130D

2018.12.10 22:18~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:3分×20コマ(60分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
DNGonverter  CameraRAW  RAP2  Stellaimage8  Adobe Photoshop cc

この領域はε130D+6Dで初めてです。

当日はウイルタネン彗星がメインの遠征です。彗星を撮影後、凄く綺麗な夜空になり、折角なので久々に冬の銀座辺りを撮りたいと、予定を変更。
予定では、買っちゃった冷却CMOSカメラASI 294MC Proでの操作練習です。でも新カメラでの撮影に失敗したら何もないので、先に慣れた6Dで撮影です(笑)。
露出時間はあっさり60分。

馬頭星雲付近をトリミング



昨夜14日は曇られてしまって結局ふたご座流星群は諦めました。
今日15日は上弦の月です。だんだん月齢も大きくなっていきます。年内にまだ遠征のチャンスはあるでしょうか。





きりん座 vdB14・vdB15

2017年12月22日 | ε130D
撮影ができた前回の遠征が11月9日でしたから12月20日の遠征は約40日振りとなりました。
前回は月が昇って来るまでの3時間半のチャンスでした。今回は天候不順の合間を縫った、うっぷん晴らしの一か八かでした。もちろん星友yさんを誘ってとなりました。
結果は1対象だけ・・・・・。運が良ければとTOAST Pro にてほったらかし追尾も準備しましたが、雲の去来が頻繁で諦めました。

現状の処理結果です。

2017.12.20 19:26~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:TAKAHASHI ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:3分×29コマ(87分) 感度:iso3200 機材:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+QHY5L-Ⅱ PHDガイディング にてオートガイド 


雲の影響を最小限にしたかったので今回はiso3200・3分露出にしてコマで稼ぐことにしました。対象が北天で光害の影響が少ないこともあり選択しました。
撮影したのは38コマで雲で滲んだ画像を除き使えたのは29コマ。


胎児星雲(IC1848)の東側約5度にあり、とても淡くて、あぶり出しになりがちな星雲です。
この領域は良く見ると思いのほか色合いの豊かな領域と感じます。胎児星雲との間にはHⅡの赤い領域が広がっていますし。南側のvdB15は青の反射星雲にHⅡの赤い部分も入り混じっていることが解ります。
青い反射星雲を見るとiso3200にした影響もなく、何とか滑らかにできたかと思いますが、もう1時間分くらいの露出が欲しい感じです。


900mm焦点距離位に切り出してみました。


冬の天候や中山間地独特の霧・雲の発生には泣かされます。年内もう一度チャンスが欲しいところです。



東側の網状星雲(NGC6992-5(カルドウエル33))

2017年11月11日 | ε130D
撮影データ
2017.11.09 19:05~撮影  撮影地:syoubarasi takanotyou 光学系:ε130D 430mm F3.3+ EOS6D SEO SP4
露出:5分×37コマ(185分)3時間5分  感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング

東側の網状星雲(NGC6992-5(カルドウエル33))
ε130D+6Dで撮影した画角をフルサイズで900mm焦点距離相当にトリミング
(1024×682)

明るい対象なのでこうして見ると、赤と青がクネクネとねじり合った姿は興味深いです。


大き過ぎてチョット躊躇しますが、こちらも、これくらいにして見たい衝動に負けました。
ε130Dはいいですね。小さい鏡筒ですが素晴らしいです。
(1920×1280)




子午線越えの網状星雲を狙いました。

2017年11月11日 | ε130D
撮影の途中から6Dセンサーのンサーへ舞い転びこんできたゴミを、祈るように持って帰って自宅モニターでflatを作成して処理しました。

 処理⇒

撮影の対象は網状星雲です。
数万年前に爆発した超新星残骸らしいです。東西への広がりをフルサイズのセンサーに430mm焦点距離で捉えると下のようになります。

東側の網状星雲(NGC6992-5(カルドウエル33))と西側の網状星雲(NGC6960(カルドウエル34))

2017.11.09 19:05~撮影  撮影地:syoubarasi takanotyou 光学系:ε130D 430mm F3.3+ EOS6D SEO SP4
露出:5分×37コマ(185分)3時間5分  感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング

左右の星雲の間にもビカリングの三角形から南へ薄く広がった残骸が見られ、最近はナローバンドでの写真で表現されています。
そんな機材での取り組みなぞ望むこともできませんので現行機材のデジカメで・・・でも申し分のない結果を見せてくれます。

構図的には一挙一枚撮りでは何となく間の空いた写真に感じるので、左右別々にトリミングしてアップします。
まずは、西側の網状星雲(NGC6960(カルドウエル34)) ※東側は次のポストへ投稿。

フルサイズで900mm焦点距離相当にトリミング
(1024×682)

こうして見ると、この天の川の領域には黄色い恒星が以外にも多いことに気付きました。


大き過ぎてチョット躊躇しますが、これくらいにして見たい衝動に負けました。このサイズ位の対象の撮影にはもっと長い焦点距離が欲しくなりますね。
無理ですけれど。
(1920×1280)

※gooブログは今年の春くらいから投稿写真のサイズが定められてしまい、1200×800などフリーサイズはできなくなってしまい残念です。

NGC2170付近

2017年10月30日 | ε130D
10月26日の遠征の続きです、
二つ目の対象の撮影に入って2時も過ぎると、世羅西町の南方30~40㎞先の沿岸部都市の明かりも落ちて地平低空まで暗さが増して珍しく上級の夜空となっていきました。

NGC2170は大きくはないが魅力のある対象です。オリオン座のひざ元の高度で右上にバーナードループも取り込む構図での撮影です。
Stellanavigator10ではNGCナンバーの表示がなくほかにも数個のNGCナンバーの天体が点在します。青い反射星雲など色彩が美しく造形も面白いと思います。
しかし人工衛星が半端じゃなく写り込む銀座です、やりようがありません。


430mmでは何だか広すぎてバランスが取れない感じです。なので約500mm相当にトリミングしてみましたがまだアップが良いかもしれません。

2017.10.27 01:44~撮影  撮影地:seranisutyou 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:6分×20コマ(120分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング


処理した結果、2時間撮ってもこれです。露出が足りません。4~6時間は必要な対象であることが、よ~~~~く解りました
次回機会があったときは同じ構図で撮って追加。

コンポジットは相変わらずひとコマづつでしたがバッチリで回転も認められませんでした。
しかし、どうも色調が整いません。分子雲で覆われている領域ですしここも難しいところです。
結果今一残念でしたので、Nik collectionの力を借りて高ストラクチャー(強)で少しは見映え良くしようとしたものの。

画質は荒れ荒れ~~沢山の人工衛星が頑張っています。
今度は約2倍の約800mm相当にトリミングのうえ長辺1920で貼り付けなので粗がもろ見え躊躇しながらです。




次回の星撮りは来月になりそうです。




ケフェウス座sh2-140周辺の領域

2017年10月29日 | ε130D
10月26日の遠征は、車中からパソコンを監視するための無線LAN環境のテストも成就しましたので、月没後は本チャンの撮影にトライしました。
曇天になる予報まで2時間です。撮影の対象は星々が美しい「ケフェウス座のsh2-140周辺の領域」です。有名ブロガーの方の写真を見てため息をついていた領域です。

撮影は、予報通り途中に雲が去来、細切れに移動してきて上空で薄くなり消えていくが、こういう時に限って撮影対象の領域に居座り、撮影させてもらえません。
それでも待つこと約40分、雲は消えて今度は快晴となっていきました。
撮影は順調で、PHDガイディングは眠くなるくらい超安定していて、車内のモニターで一コマづつ撮影が上がってくる画像をチェックして・・楽ちん過ぎてちょっと仮眠(笑)。

この位置です。(Stellanavigator10) 子午線を経過して撮影


Stellanavigator10ではsh2-140の外、sh2-145 sh2-150 sh2-141が写っているはずです。薄かったり小さかったりで、どれがそれかははっきりとしませんが。

2017.10.26 22:13~撮影  撮影地:seranisutyou 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:6分×26コマ(156分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング

画像処理では苦労しました。露出は2時間36分ですが、まだ足りません。長時間露出での課題も・・・・若干の視野回転が見られた。
極軸設定か?たぶん今回は曇った時に接眼回転部ロックノブに触ったのがアウトかな?回してないとは思うが・・・微妙に動いている?
なので合成処理はStellaimage7でひとコマづつ確認しながらコンポジットを行ったこともあり、この対象処理に5時間あまりかけてしまって、あぁ~~~疲れました。
赤ものが主ですが、何も被っていない場所はなくて、バックの色調は今だ悩んでいます。



深夜1時を過ぎてもまずまずの夜空です曇る気配がなくなってきました。
同行の星友yさんも、「明日は無理なので続けてやりますか?」って話になり望遠鏡の向きを変えることにしました。


春の系外星雲(M81・M82)

2017年01月08日 | ε130D
春を代表する系外銀河
M81(27'×14' 7.9等級)・M82(11'×4' 9.3等級)


2017.01.04 2:12~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:ε130D 430mm F3.3 + EOS60D SEO SP4
露出:5分×15コマ(75分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
APScフレームの7割くらいのサイズにトリミングしています。



画像処理はどちらの銀河に合わせるか?難しいところです。


M81 をトリミング



こんなに大きく明るい銀河ばかりあれば楽しいですが。

夏の星座が昇って来るまで、しばらく小さく写った銀河を追いかけてみようかと感じています。広いフレームで銀河狩り、いいかも!

本田・ムルコス・パジュサコバ彗星&タットル・ジャコビニ・クレサック彗星やジョンソン彗星も気になるところです。
久し振りの彗星フィーバーとなればいいですね!






春の系外星雲(M106)

2017年01月06日 | ε130D
ご存じの、おおくま座しっぽの南、りょうけん座にあり見掛けの大きさが19'×7'と大き目の銀河です。


2017.01.04 3:23~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:ε130D 430mm F3.3  + EOS60D SEO SP4
露出:5分×20コマ(100分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング
APScフレームの7割くらいのサイズにトリミングしています。



明るさは9.1等級で南西に12等級のエッジオン銀河NGC4217(5.2'×1.5')などもあり、遠いい銀河空間の感じがします。
小さな対象は400mm辺りの焦点距離ではスケールで叶いませんので広さで勝負(笑)!です。


SIGMA Artライン50mm + EOS6D SEO SP4をTOAST Pro に載せていましたので、おおくま座しっぽの南を狙ってみました。
とても地味です。原版サイズでは50mmでも銀河の形が見えて面白いです。

その約3分の1の1800×1200ですがファインディングチャートぽく文字入れしてみました。拡大鏡がいる。

SIGMA Artライン50mm  にて撮影

2017.01.04 02:13~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:SIGMA Artライン50mmF1.4DG(絞りF3.2) + EOS6D SEO SP4
露出:5分×4コマ(20分) 感度:iso1600 機材:TOAST Pro にてほったらかし追尾 カブリ処理あり


これより南は”かみのけ座銀河団”や”しし座銀河”となり、同じようにして確認してみるのも良いかもしれません。。