Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

NGC5907

2019年05月05日 | GS-200RC
やっと晴れました。
しかしGS-200RCの撮影はあ~だのこ~だのと楽しいです。またもやお試し撮影でした。


NGC5907(銀河)10.3mag 11.8′ x 1.3’

2019.05.03  23:41から撮影  
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm f 1,088mm F5.36) バックフォーカス79mm
カメラ:Canon EOS60D SEO SP4改造
撮影:感度:iso3200  露出:480秒(8分) ×4枚(32分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2    CameraRAW   Stellaimage8    Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk    フォーサーズサイズにトリミングしています。

8分を9コマ撮って使えたのは4コマでした。子午線前後での赤経方向のガイド不良が顕著。


NGC5907はりゅう座にあるエッジオン銀河です。ほとんど真横からの細さです。このスケール感が楽しいです。

ネットを見ていると、銀河には銀河を取り囲むような見事で大きなループ構造の写真がありました。かつてあった伴銀河の名残かと言われています。
そのループの写真 ⇒  ⇒ NGC5907のループの姿
宇宙は深い!



・・・・・ 自分メモ ・・・・・備忘録・・・・・光軸調整試行

GS-200RCの光軸調整のその?。続きです。
前回の投稿で”自信なんてなかった光軸調整・・・・なまなま調整でき・・・・少し自信になり徐々にもう少し追い込んでみたいと思っています。”って書きました。
そのもう少し追い込もうと触ったのですが、徐々に迷宮にハマってしまい、目測で同心円状態を判断して調整、自宅前で試写。
結果は”どひゃ~~”・・・・・・・困りました。

そこで
目測に替わる測る基準として思いついたのは、OHPシート
同心円を描いたOHPシートをモニター画面上で状況画像へかざしてズレ具合を判断する方法です。

同心円状のパターンを照射するHowie Glatterのレーザーコリメータは手に入れられそうでありませんので、コリメート撮影の画像をモニターで確認しながらカット&トライの方法を取りました。

原始的ですがコスト安です。ですがOHPはどの店でも見当たりませんでした。無理を言ったら快く譲ってくださった星友Yさんへ感謝です。


で、下が自宅前試写のの写真。どこを見てもズレてしまっている状態。”これじゃ星が点になる訳がありません。”爺の眼は”点”( ;∀;)。


調整作業:GS-200RCをライトボックスへ向けて三脚へ載せた一眼50mmでセンタリングアイピース越しのコリメート撮影です。


EOSユーティリティーでディスクトップと繋いだままカット&トライは24コマ、所要2時間でした。
これが今のところ調整完了!と判断した状態。


中心部を拡大です。まあまあですが、センター辺りがチョット怪しいと思います。とりあえず試写してみて考えます。


と言うことで写真ばかりの記録説明ですが、どこか間違っていましたらご容赦願います。



おまけ


副鏡の調整ネジを思いっきり動かすと隠れている個所が見えてくる。
そして戻さずに他を色々いじってしまったのがまずかった。復帰が大変でした。学習にはもって来いですが一日遊ばれました。

今回はOHPシートのお蔭でズレ具合が判りやすくなりました。 
光軸調整試行爺の眼じゃまともには写ってくれませんのでとても助かります。


月明りなし、晴れ、無風、が待ち遠しいと記事を下書きして出撃を待っていました。。








M20(三裂星雲)

2019年04月13日 | GS-200RC
M20   大きさ:29’×27’

2019.04.08  26:29から撮影  
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai GS-200RC+ RC用マルチフラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8)バックフォーカス55mm
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:240秒(4分) × 30枚(120分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2    CameraRAW   Stellaimage8    Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk



気象予報された雲の通過もなく,風も治まり快晴が続きましたが、夜露が降り始め大気中の湿度が増していたようです。
目の前に夏の星雲が昇ってきたので撮らないわけにはいきません。ちょっとモードを上げて露出120分と頑張ってみました。
青い星雲が囲む姿は美しいです。
明るい星雲ですが思ったより小振りだと感じました。400mm域で撮っていたときはM20と同じ視野で脇役でしたから、主役にしてみましたがやはり控えめでした。



・・・・・ 自分メモ ・・・・・

撮影開始2時半は高度がまだ20度に達していなく、かなり靄っていて白く被った画面でした。
仕方なく露出を1分短縮して4分で始めました。高度が上がる最初の10コマ位までは切れの良くない眠い画像になってしまいました。
しかも最後は薄明開始時刻を超えてしまいました。撮影計画の難しいところです。



処理は欲張りで全部一緒にコンポジットしてしまっていますが、低い高度の画像は使わない方が良いのでしょう。

デジカメのカラー一発撮りの難しいところでしょうか?各色S/N比も弱めの元画像になっているのでしょうか。解像度も今一歩に思えます。
CR2現像でCameraRAW の色温度と色カブリ補正を行いRGBのヒストグラムを合わせていく作業は行っていますが、ヒストグラムの山の左上側を合わせるのみです。どうなんでしょうね。
低空撮影は輝度情報だけを撮影できるモノクロCCDが優位なのかと思われる結果をみた感じです。RGBは対象高度が上がってからの撮影が良いと思いました。
そんなカメラは持ち合せていないので無理。南中前後の綺麗な画像を日にちをかけて溜め込んでスタックするしかありません。


4月もあっという間だと思います。春の銀河も急がないと終わりますが、この度のGS-200RCの導入で銀河撮影の面白みに嵌ってしまいました。楽しいです。

自信なんてなかった光軸調整。恐る恐る触っているだけで感触が判ってきました。そしてなまなま調整できたことでひと段落です。
少し自信になり徐々にもう少し追い込んでみたいと思っています。
そうそう、後回しにしている純正のレデューサー×0.75の試写を残しています。


夜間の冷え込みも和らぎ少し楽になってきました。夏の散光星雲などもアップでどんどん楽しめそうです。







M81

2019年04月11日 | GS-200RC
4/8はレデューサーの試写も行いました。
GS-200RCを導入するに当たり、f1,600mmでF8は流石に暗い。でもレデューサー対応で明るめのf1,000mm~1,200mm域との2兎を追った訳です。
VixenのR200SS用のエクステンダーPH キット発売の情報を知っていたら選択が変わったかもしれません。

M81
光度:6.9 mag, 直径:24.9'x 11.5'
ノートリミングで掲載
2019.04.08  21:52から撮影  
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm f 1,088mm F5.36) バックフォーカス85mm
カメラ:Canon EOS60D SEO SP4改造
撮影:感度:iso5000  露出:180秒(3分) × 20枚(60分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2    CameraRAW   Stellaimage8    Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk


kasai Tradingの純正レデューサー×0.75はf1,218mmでF6.0です。テスト撮影は未完です。
思いとしてはFが5前後のもう少し明るい補正レンズを探していました。
ブログ等の情報でGS-200RCのユーザーさんで使われているAstro Phisics社 のreducerで×0.67圧縮のCCDT67が実績があり気になっていました。

星見屋さんに聞いたところ現在入荷が困難な状況ですが、ドイツ・テレスコップ・サービサー社から同等品がCCD47として入荷しているとのことでした。
そんな訳で、F5.36の明るさと、頃合いの焦点距離f1,088mmに魅かれて手に入れました。良像範囲はAPScサイズまでですが、仕方ないです。

主焦点の光軸調整も粗方整ってきましたのでCCD47の試写をしました。バックフォーカスはメーカー推奨の85mmです。
四隅は円弧を描くような星像があり、現時点での調整では長辺で2割位トリミングした方が良いようです。
バックフォーカスはもう少し長くても良いかもしれません。



・・・・・ 自分メモ ・・・・・

露出は3分でヒストグラムは30%ぐらいがピークでした。一コマの露出は5分でも良いかもしれません。今回は1時間分しか撮っていませんので次回は倍以上でしょうか。
M81は明るく大きな系外星雲ですが、1,088mmともなると迫力が違うと感じます。

更に倍の焦点距離があれば↓(又は1インチセンサーサイズ)


段階露出でバジルの描写対応がいりますね。





M65 M66 NGC3628

2019年04月10日 | GS-200RC
遠征へ行きたい病です。アストロGPVなどの気象情報をみていると、当日4月8日を逃すとこの新月時期はもう望み薄です。
光軸調整の結果確認のための試写が目的なので遠征と言っても、納得の一枚が目的ではありません。気持ち的にはGS200RCが届いて2ヶ月目も終わりになるので軌道に載せたい思いです。

NGC3628  10.2mag  12.0′x 1.5′ 上
M65(NGC3623) 10.2mag  7.8′x 1.5′ 右
M66(NGC3627)  9.7mag  8.0′x 2.5′ 左

2019.04.08  24:05から撮影  
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai GS-200RC+ RC用マルチフラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8)バックフォーカス55mm
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:300秒(5分) × 19枚(95分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2    CameraRAW   Stellaimage8    Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk


GPV気象予報では21時位まで雲量30~20%で深夜に一団の雲が1・2時間通過の予報でした。

薄明時間帯に移動中の車中から見た空は現地に近づくにつれ、鉛色の重たい雲の覆われてしまいました。
気分は沈みますが様子をみていると20時頃から晴れ始め透明度の良い空が広がってきました。
2m以上と思われる吹いてた風も徐々に弱まり予報の通りを確信しました。

まずは、最初にレデューサーの試写でM81で試しました。

次に当夜の主目的のGS200RCの光軸です。主鏡の向きを調整していますので全面フラットな星像を期待しています。
結果はご覧の上の写真の通りでした。光軸調整の練習を込めてまだまだ追い込まなくてならないと思いますが、本気モードの取り組みが出来そうなところまできました。
したがって、GS-200RC+ RC用マルチフラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8)ファーストライトと言うことにしました。バックフォーカスは55mmで良しとします。

深夜に通過の雲も現れることもなく結局試写が完了しました。


・・・・・ 自分メモ ・・・・・

M100を撮っている時。

しし座トリオは撮影の条件も良く、高度は70度以上ある南中を超えた場所でしたが、SXP赤道儀の追尾は安定しません、赤経方向のバランスでしょう。西天を追尾の場合、ウエイト側を軽めにして鏡筒を押し上げて追尾するようなセッティングが良いのかもしれません。
色々試してみないとと思います。
焦点距離が長くなると、風の影響などでガイド不良が発生して歩留まりが落ちます。しし座トリオは歩留まり8割で19コマでした。この辺りのテーマもあります。
最初の一コマ二コマは追尾がぎこちないがその後は安定して追尾してくれると言う傾向もあります。
ε130Dでは思いもしなかったこんなことも経験中です。でも結構楽しんでいます。





M16

2019年04月08日 | GS-200RC
前回投稿と同じ遠征日の撮影です。
春の銀河を撮影してましたら、東天には早や夏の天の川。南東低くではあるけどたて座辺りもい感じでした。
薄明開始まで残り時間も少なく光軸調整が未完成と判っていても撮影してしまいました。

M16
4/16修正版と差替えました。
光学系光:Kasai Trading GS-200RC+ RC用マルチフラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8)バックフォーカス55mm
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:360秒(6分) × 10枚(60分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2  CameraRAW Stellaimage8  Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk

散光星雲を1600mm等の焦点域でアップするのも楽しみになりました。
運用に向けて、光軸・追尾などを早く安定させたい思いです。”創造の柱”NASAのハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された画像は衝撃的でした。



・・・・・ 自分メモ ・・・・・

ソメイヨシノが満開です。一斉に”この姿を観てくれ~~!”って叫んでいるかのように・・・・・
嬉しくなります。

話は変り。GS 200RC光軸調整の未経験者はカット&トライで調整中です。

下、左の光軸状態は上のM16の写真を撮った時のセンタリングアイピースからの写真です。
下、右の写真は、4/5に主鏡の向きを調整してみたセンタリングアイピースからの写真です。
 ⇒ 

50mm標準レンズを着けたデジイチでセンタリングアイピースからコリメート撮影したものです。
デスクトップパソコンのモニター画面でじっと観察してみますと、副鏡に写った A と B の部分の幅が明らかに異なっています。
すべてを同心円状しないとなりません。主鏡の向きが傾いていると推測しました。

ついに、鏡筒の主鏡の裏にある調整ネジへ六角レンチを差し込みました。引く方が良いか?押す方が良いか?は解りませんが、今回は対応するネジ二つを押し込んで調整しました。
パソコンのモニター画面画像へ同心円を描いた透明なシートをかざして同心円状態を検証しました。
これで光軸に対して①副鏡②接眼部③主鏡がフラットになって光軸が合えばレーザーコリメータのレーザーはちゃんと中央に戻るはずです。

コリメート撮影の映像では同心円にしたつもり。ところが、レーザーは少し離れたところで円を描いて戻っています。多分まだ!です。でも今のところこれでテストしてみることに。

チャンスがない中、4/6試しに自宅駐車場にて撮影したしし座トリオの写真。



露出3分×9枚=27分 構図は傾いていますが・・・
赤経方向の追尾が不合格です。ですが課題の下側と左下側の星像の肥大はほゞ無くなったように思います。
画面がフラットになるとやはり気持ちが良いです。”良し!”です。
まだ、微調整が要りますが大きく前に進みました。撮影しながら調整することにしようかと思います。


次は長焦点の追尾撮影にはちょっと不安があるSXP赤道。今度はRA方向の追尾ズレを上手く手なずける方法を試す課題があります。
それと、レデューサーのフランジバック調整などがあります。





NGC4725とM100

2019年04月05日 | GS-200RC
お試し撮影ですが一ヶ月振りにチョットだけ露出をかけた撮影をしました。
明方、薄明開始頃には夏の天の川が東天に横たわり、そしてさそり座も南中して素晴らしい光景に酔いしれました。
グズグズしていますので銀河祭りが終わってしまいそうです。


かみのけ座:魅力的な系外銀河が沢山あり過ぎです。周りにも微かな写りの銀河が点在しています。
NGC4725
視等級(V) :10.1   視直径 :10.7´ × 7.6´


M100
視等級(V) :9.3   視直径 :7.2'×5.6'

2019.04.03  NGC4725は23:02から撮影   M100は24:29から撮影
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai Trading GS-200RC+ RC用マルチフラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8)バックフォーカス55mm
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:NGC4725 360秒(6分) × 9枚(54分)  M100 360秒(6分) × 13枚(78分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2  CameraRAW Stellaimage8  Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk

丁度、一ヶ月振りの投稿になりました。
GS 200RCの運用に向けて確認撮影した2/24と3/4の課題を整備するためゴソゴソと調整していました。
ブログにアップに耐えられる写真もなく、整備に明け暮れていました。

テスト撮影に3回、備品購入など結構充実していましたが、まだまだ調整の完了に至っていません。何とか誤魔化しで投稿します。
以下は自分メモです。


・・・・・ 自分メモ ・・・・・

GS 200RCをSXP赤道儀へ載せて星雲団の撮影をしようとするとセティングからガイド撮影まで色々と課題整備があります。
中でも、シャープな星像で捉えるには光学系の調整が大変です。

ズレていた光軸の超ビギナーの光軸調整はとても難儀です

 ⇒ 
こればかりを眺めて探っていました。
妻曰く「真ん丸な何!見て考えているの~~~!」

調整に用意したのは、「タカハシ:ε用のセンタリングアイピース」「Amazonで買った安価なレーザーコリメータ」「星見屋:M90RC接眼部用光軸微調整リング」

覗いて映されているのは何で、どう調整すればどこがどう動くのか?その結果修正しないといけない個所はどこか?等。
恐る恐る六角レンチで回してみては確認を繰り返して。
今は、副鏡の傾きと接眼部のスケアリング調整で追い込んでいます。

  
少しずつ解って来て前へ進んでいるようですが、どうも主鏡の向きの調整まで必要な感じです。
反射系写真鏡の運用では避けて通れない技量だと思います。ああぁ!


そもそも副鏡のセンターマークは正しく描かれているのか?
これを疑いだすと迷宮状態ですが今は正しいとして進めています。




また接眼部はV-PowerⅡ接眼部(S)を装着して強度対応を図っていますが、接眼部は差し込み式のため一眼ボディでも”たわみ”があり無視できないと思います。
ここまで想定していませんでした。残念。
今更ネジ込み式には無理なので誤魔化す方法を思案です。3点ネジは、とりあえず留めかたの技を習得です。再現性の不確定な方法ですが、少しは軽減のため。

光軸は、まず今は主焦点とマルチフラットナーでの調整ですが、レデューサーのフランジバックなど調整は後回しで。


帰ってみたら動いていた!経験済みですので。撮影開始時点での光軸を確認しておくためライトボックスを持参しました。
現場での微調整は現実的でないので厳しいと思います。衝撃を与えないように運搬するしかないです。


運用は慣れだとは思いますがまだまだ道のりは長そうです。
シャープな銀河が一晩で一枚撮れるまでを楽しみにします。



M101とM51を撮って。

2019年03月06日 | GS-200RC
初めての長焦点で銀河撮影に取組んでいます。新鏡筒GS-200RCのカテゴリで2ポスト目の投稿です。
最初の対象M106の撮影で、モニター上で模様の描写とスケールに感激。そして撮影後。”もう帰らないといけないよ!”と思いつつ撤収の時刻を押しても
”もう~ちょっとだけ”とM51を”もう1回ちょっとだけ”とM101を撮影しました。
風も落ち着いてきたのですが、露出時間は全くもって中途半端な、30分と20分ですが諦めました。備忘録的に投稿します。

2019.03.04  M51は26:08から撮影   M101は26:42から撮影
撮影地:uneyama
光学系:Kasai Trading GS-200RC 直焦点(D203mm f1624mm F8)
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:M51 300秒(5分) × 6枚(30分)  M101 300秒(5分) × 4枚(20分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTENまたはStellanavigator10
処理:DNGonverter RAP2  CameraRAW Stellaimage8  Adobe Photoshop cc   

APScサイズ相当にトリミング。


M101
視等級(V) :7.86   視直径 :13'.8×13'.7




M51
視等級(V) :8.36   視直径 :8'.2 ×5'.5



まあ、次回チャレンジの時のために写り確認ですが、iso6400・F8で、案外良く写るものだと感じました、これにも感激でした。
Fの明るいのは正義なのでしょう。F8は暗すぎる。iso6400はノイズを気にして使えないと思い込み。など既成概念で天体写真の幅が制限していた気がします。
星ナビ4月号「天体写真の王道と逆の道を進む」のラッキーイメージング3を読むと目から鱗!これも有り。

勿論、次回撮影では、もっと露出を、そしてピントチェックは入念に、ガイド精度の向上など取組まなくてはならないことは多くあります。
セオリー厳守ですがそれは結果が示します。楽しむのが一番ですが!ね!思うようにならない、これも楽しいのです。






M106

2019年03月05日 | GS-200RC
銀河の撮影に取組む皆さんの気持ちが分かったような気がしました。
私が長焦点で撮ったのはかの昔、ハレー彗星が接近したチョット前にMT200+フィルムですから、34年くらい経つことになります。

まずは、りょうけん座の銀河。沢山ある中でも大きくて撮りやすい銀河です。

視等級 : 8.41  視直径: 11.1' × 5.4'
APScサイズ相当にトリミング。


2019.03.04 22:34から撮影  
撮影地:uneyama
光学系:Kasai Trading GS-200RC 直焦点(D203mm f1624mm F8)
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:300秒(5分) × 8枚(40分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTENまたはStellanavigator10
処理:DNGonverter   RAP2  CameraRAW   Stellaimage8  Adobe Photoshop cc
  


しっかりした露出を確保した写りの確認まで至らない撮影、試写の連打ですが、この後M51とM101を試写してみて感じたのは。
最初の一コマの露出5分が終わりパソコンモニターに上がってきた瞬間に”あ!、お~~”と目を見張った感動でした。

過去の記憶を覆す描写でした。
フィルム上に米粒ほどのM51にガッカリして興味が湧かなかった記憶が飛び去りました。
”これは面白いです。凄いです。もっと撮りたい。”デジタルの恩恵です。


当夜は課題を一つ体感しました。撮影条件の一つ、長焦点撮影の大敵”風”です。
当夜、アストロGPVの予報では、2m・1m・時折無風でした。30秒~1分毎に吹くブイっとグイグイっと押すような1m強を体感のする風に悩まされました。
PHDガイディングは揺れが数秒間戻って行ってを繰り返し、撮影は露出5分に耐えきれませんでした。
結局、M106は22時半に撮影を始めて1時間半過ぎまで約3時間で37コマ撮影しましたが、何とか使えたのは8コマ。歩留まり2割。

その後風が収まり、悪あがき興味本位にM51(30分露出)・M101(20分露出)を試写して終了。
GS-200RC 直焦点、で3時間露出はやって観てみたい思いです。高気圧の前面で無風、月の無い快晴が待ち遠しい。


・・・・・ 自分メモ ・・・・・

この写真はAPScサイズ相当にトリミングしてあります。周辺星像はリッチークレチアン固有の歪曲収差がありますからカットでもあります。スケール感ではもうちょっとクローズアップでも良いと感じます。
やはりね!直焦点でフルサイズの写野を活かした、星野写真、散光星雲などの描写にはフラットナーが必須となります。

今回、このGS-200RCを選んだ目的はレデューサーレンズでF5~6・f1000mm~1200mmにしたフルサイズ画角での散光星雲のある星野写真の撮影でした。
併せて春の銀河祭りのシーズンの楽しみと、近い将来の楽しみとして月や惑星などの撮影や観望への活用も視野に入れて選んだ鏡筒です。人生ラストスコープ。
この鏡筒には頑張って貰わないとなりません。


しかし困ったことに、期待していた笠井純正レデューサーの調整に戸惑っています。バックフォーカスの調整が進みません。
今回試した試写 (中央の1等星はアルデバランです。)

バックフォーカスは84mm
(RC用0.75×レデューサー・フラットナー)に接続+(2インチバレル延長筒WF30mm)+(M48大型Tリング10mmカメラマウント)+(canonEOSフランジバック44mm)=84mm

時計回りに左上隅から
1. 2.
4. 3.

ウエブページでは80~90mmで確保と表記してありますが、84mmでこれ!です。

商品説明には”レンズ後端から像面まで80~90mmの有効距離を確保している”とあり、”φ44mmの大型レンズ採用により、35mmフルサイズをカバーする広いイメージサークルが得られ”とあるのでフルサイズまで大丈夫と理解しています。

でも良く読むと”写野周辺まで平坦で均質な画像”とか、某T社のような”35mmフルサイズ周辺まで20ミクロン以内の平坦な像と十分な周辺光量を確保しています。”なんて表記はありません。
RC用0.75×レデューサー・フラットナーには”35mmフルサイズをカバーする広いイメージサークル”とありますが画質や星像サイズを表記して説明はされていません。

中央部の活用と割り切らないとならないのかとも・・・・(笑)。これがベストなのかもしれないと・・・・もう少し調整をしてみます。
他のレデューサーの流用も視野にいれて折角の光学系を活かしたいです。

明るさだけF5台を確保して写野はAPScサークルまでで割り切る選択もあるかもしれません。