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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

桔梗咲き信玄袋を探しだす  あきオジ

2011-06-29 05:20:40 | 日記
神代植物公園の桔梗です。

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山頭火は山口県の出ですが
いかにも瀬戸内海の風景
そんな印象があります。
瀬戸内海の夕日は大のお気に入りですが
とくに瀬戸大橋から見る夕日が好きです。

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馬酔木咲く向こうで欠伸夢の僧  兜太

(ここで取りあげる句は、私のお気に入りというわけでもなく、興味があるというわけでもなく、多少は分かる。そのうち好きになるかもしれない。そんな期待を込めた句です。正直なところ、どこかいいのかほとんど分かりません。多くは感想さえ浮かんでこないのです。初心者というか素人が入門するとはこんなものなのでしょうかね。でも、私は俳句を目指してはいません。生活のメモを俳句のスタイルで残したいだけです。)

春寒の老僧ちぢみやまぬかな  兜太

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「のら」恋しそれだけであるそんなもの  あきオジ

(内田の「ノラや」をベースにしたドラマ風の番組を見ました。人は猫恋しさで過ごしてしまった作家もいることを知りました。そんな人も魅力的ですね。奥様も魅力的な人だと思いました。)

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茗荷のせソーメン呑み込む昼休み   あきオジ

2011-06-28 21:29:05 | 日記
神代植物公園です。
けっこう花もありますね。
歩くと必ず発見があります。
楽しみですね。

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今日は猛暑です。
ばたばたしていて
何もしないで一日が終わりました。

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わが夏帽どこまで転べども故郷  寺山修司

父と呼びたき番人が棲む林檎園  寺山修司

他郷にてのびし髭剃る桜桃忌  寺山修司

(太宰は津軽の人ですね。寺山は三沢の人です。厳密にいえば寺山は南部の人なのです。青森県ではその違いは大きいのですが、それはそれ。寺山は、高校は青森でした。金木の名門の太宰を親しみをもって尊敬していたのでしょうかね。寺山の青森訛りの語り口は青森そのものですね。お気に入りの作家でした。天井桟敷にも出かけたものです。それだけに俳句も懐かしいですね。)

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それぞれの夏になりて午睡する  あきオジ

2011-06-28 20:37:42 | 日記
神代植物公園の紫陽花です。
紫陽花は背景となるものが準備されないと
落ち着きの悪い花のように思えます。
蛙がよさそうですができすぎですね。

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滝壺に生れ死すまで水馬(みずすまし)  鷹羽狩行

草分て弧村に入るや団(うちわ)うり  上田秋成

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黒猫が眠る木蔭の風のよさ  あきオジ

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「さよなら」と言えた別れや夏椿  あきオジ

2011-06-28 05:31:42 | 日記
立川北口のオブジェです。

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風鈴や竹を去事三四尺  良寛

さわぐ子の捕る知恵はなし初ほたる  良寛

(生意気な言い方をすれば、良寛らしい観察ですね。そのまんまを良寛の表現で展開する。面白いですね。)

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俳句もひょっとして、続ければ面白いかもしれませんね。
そんなことを思うことがあります。
でも、そんなこともいっときの思いつきかもしれませんね。
ぼちぼち
それがいいですね。

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猛暑過ぎ長雨になるそれもよし  あきオジ

2011-06-28 05:19:47 | 日記
立川のオブジェ
立川で配置されているオブジェや彫刻
景色に呑まれ
対抗するエネルギーを感じませんね。
残念ながら・・・

草間弥生さんの作品を持ち込むくらいでないと都市空間と対抗できませんね。

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しぐるる土をふみしめてゆく   山頭火

しぐるるや死なないでいる  山頭火

(俳人には、独特の言葉がありますね。山頭火の「しぐれ」、放哉の「・・・きる」などがありますね。それぞれの俳人が使うと、独特の世界が広がるから不思議です。そんなことを感じさせる俳人は、はやり卓越した表現力をもっているのですね。)

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最近、少々気分は疲れてます。
猛暑や雨のない日々を過ごしたいですね。

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積乱雲押し分け進むモノレール  あきオジ

2011-06-28 05:06:42 | 日記
多摩モノレールです。
どこか次元の違う気分がありますね。
そう、観覧車と同じ気分です。

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いきながら一つに冰る海鼠哉  芭蕉

西行の草鞋もかかれ松の露  芭蕉

(何を表現しているのか、裏にあるのは何か、そんなことを考えてしまうのが芭蕉の句ですね。)

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昨日は女子サッカーを応援していて寝不足です。
それもいいかもしれませんね。






我もまた桜の下と言いたがり  あきオジ 

2011-06-27 20:28:45 | 日記
立川彫刻です。

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この旅、果てもない旅のつくつくぼうし  山頭火

(金子兜太が山頭火と一茶の句を解説した文章は面白いですね。大胆でおおらか、元句よりも勇ましい。そこが面白い。何に兜太の句と山頭火の句と比べると「生のリアリティ」というか汗のにおいが全然違うのが不思議です。)

ここに住みたい水をのむ  山頭火

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境涯をうたった句だからいいとは限りませんが
日本人は好きですね。
現代作家もたどり着くのは同じですね。

表現芸術として新しい形式が生まれてもよいような気がしますが、古典主義というか古典趣味から抜けられないですね。突出した形でいいから旋風を巻き起こしてほしいですね。

俵 万智は単なる「育児短歌作家」に吸収されてしまったのでしょうかね。

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石仏も苔むすまでの我慢かな  あきオジ

2011-06-27 20:18:49 | 日記
立川の彫刻です。
日本の彫刻は運慶、快慶で終わったのでしょうかね。
近代の作家は気が利いているけれど
圧倒的な屋外のエネルギーに耐えられない。
そんなものを感じますね。

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美しき緑走れり夏料理  星野立子

算術の少年しのび泣けり夏  西東三鬼

(現代作家の句ですが、人生が見えてこないぶん、技巧が目立ちますね。感動もありませんし、刺激的でもありません。現代俳句は料亭での余興あたりで作るのが、いいのかもしれません。)

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,こだわりの顔を残して布団干し  あきオジ

2011-06-27 20:08:18 | 日記
立川の彫刻です。
芸術家の思い込みを外に置かれると意外と惨めな姿をさらすことになる。

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息せきと升(のぼ)りて来るや鰯売り  良寛

(「うまい」と声が出てしまいますね。素材ならいっぱいある。そんな時代の雰囲気でですね。)

顔回がうちものゆかし瓢(ふくべ)哉  良寛

(江戸時代は「論語」を諳んじているのが当たり前だったのですね。ですから俳句にもさりげなく登場するのでしょう。)

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仕事が一段落して、一週間の暇ができました。
近間でいいから写真を撮りに出かけましょう。

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