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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

駅舎にもねぶた祭りがひらひらと  あきオジ

2011-06-21 18:42:08 | 日記
青梅の街で見つけました。

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みどり渦巻き流るる中を駆ける  井泉水

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今日はまったくその気になれません。
どの句集を読んでも、乗れません。
どれもこれも納まるところに納まってしまって
刺激的ではありません。

そんな日もありますね。

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猛暑なり日傘突き抜け首を刺す  あきオジ

2011-06-21 18:31:04 | 日記
吹上花しょうぶ園

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水たまりが光るひよろりと夕風  放哉

(「ひよろり」という表現の面白さだけ。そんな句がずいぶん多いですね。それが新しさであり、形式の創出であるという評価もあるのでしょうが、そうではないという評価をされたら、何も残らない句ですね。そんな気になる句がいくつもあります。)


燃える日が地を這いまわる梅雨合間  あきオジ

2011-06-21 17:38:44 | 日記
吹上花しょうぶ園

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いづこより礫打ちけむ夏木立  蕪村

古井戸や蚊の飛ぶ魚の音くらし  蕪村

(こんな意表をついた音を中心にした句もあるのですね。ちょっとびっくりですが、色彩の組み合わせもあるのですから、このような句もあってもおかしくない。
いつか匂いを取りあげた句にも出会いそうです。ちょっと楽しみですね。)

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塚本邦雄が文庫本で100の名句を取りあげて評論していました。
ひょっとして、このような人が俳句の力も萎えさせているのではないでしょうかね。
底辺の底力が発揮できない状況を作っている。
そんな気がします。
俳句も短歌も原始の力を取り戻さなければどうにもなりませんね。
野暮ったさが必要なのです。

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淋しさに濡れたままの遍路かな  あきオジ

2011-06-21 06:10:54 | 日記
青梅の街かどです。

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帰省するふるさとの道の夜市かな  飯田蛇笏

門前の山彦かへす砧かな  飯田蛇笏

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今日も雨模様です。
高幡不動の紫陽花も色合いが美しい時期ですね。
何となく「俳句する」気分です。
素人は調子に乗ってはいけないですね。
専一俳句している人に失礼ですね。

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額紫陽花石仏拝し咲きにけり  あきオジ

施錠した扉は雨音遮断する  あきオジ

(今の時代、このような表情のない句が似合いそうですが、そんな俳人はいないのでしょうかね。調べる気はありませんが、季節と孫を組み合わせた幸せ老人だけはなかろうと思うのですがどうなのでしょうかね。)

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いつの間に夏草となる定食屋  あきオジ

2011-06-21 05:58:46 | 日記
青梅の老舗料亭だったそうですが
今は住む人もなさそうな気配です。

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まつすぐな道でさみしい  山頭火

(放哉なら「道まっすぐになりきって」などと表現するのでしょうか、「さみしい」と臆面もなく言ってしまうのが山頭火ですね。それにしても、一時を友にすることは楽しいでしょうが、日々を一緒することは難しい人がらであったような気がします。)

生死中の雪ふりしきる   山頭火

(このような境涯を素材にした句について、素人の私が迂闊にものを言うべきではないですね。それでも、絵画的にもいいですね。)

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花菖蒲畦を駆けゆく親子かな   あきオジ

2011-06-21 05:51:47 | 日記
吹上菖蒲園です。
来園者の平均年齢は高いですね。

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大原やつつじが中に蔵建て  蕪村

(色合いが美しい。絵を俳句にしている。そんな表現。それが蕪村ですね。近代絵画の発想ですね。)

つつじ咲いて石移したるうれしさよ  蕪村

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つつじ咲きそして続く石畳  あきオジ

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