日焼けでも消すことかなわぬ傷もあり あきオジ

もっともらしい説明が正しいと思われるのは一時のこと。

饒舌の坊主がくらす萩の寺 あきオジ

徘徊の母が住みたる蕎麦畑 あきオジ

とんぼ止まる梵鐘鳴らすこともなく あきオジ

映画としてのお気に入りは遠藤周作原作の「深い河」
最近、見たドラマでよかったのは「風の果て」
当面はこの二作品で間にあります。

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柿つるしつづけることを苦にもせず あきオジ

酒飲まぬ強さというのは味気なき あきオジ

遅刻した言い訳つまみの秋の旅 あきオジ

愚痴重ね愚痴を引き出す日ぐれどき あきオジ

秋風が入りたくなる隙間かな あきオジ

街はいま歳時記とおりの夕日あり あきオジ