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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

風抜けるそれだけのこと鯉のぼり  あきオジ

2012-04-25 05:40:57 | 日記
神代植物公園です。

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大門や涼がてらの草むしり  一茶

大声に夜寒かたるや垣越に  一茶

山霧の足にからまる日暮哉  一茶

(一茶には、どんなことでも句に仕立てようとするエネルギーがありますし、溢れていて素敵ですね。まるごとが俳句ですから、一つ一つが完成度が高く自己完結的ですと、素人の私としては困ってしまいます。そんなことを考えると、全部で一茶。それがいいですね。)

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それぞれの春を楽しむ広場かな  あきオジ

山吹が小川に映る夕餉どき  あきオジ

寝どころを気にせぬ贅沢ありがたき  あきオジ

(思えば、寝るところ、食べることを気にしないようでは、人生を句にする理由などありませんね。美意識の再構築ぐらいしかありません。でも、そんな意欲も才能もありませんからね。難しいことは業界誌で取り扱っていただき、「おもしろおかしい暇つぶし」でいきましょう。)

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桜の散る山は霞につつまれて  あきオジ

2012-04-25 05:24:53 | 日記
神代植物公園の椿です。
椿は好きではありません。
トラウマになっているようなことはありませんが
なぜか、復讐劇の舞台のようなイメージが湧いてくるのですね。
落ち方も残酷ですしね。
でも、生け花にすると
異様なまでに迫力がありますね。

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誰がため低き枕そはるのくれ  蕪村

花ちりて木の間の寺となりにけり 蕪村

けふのみの春をあるいて仕舞いけり 蕪村

(江戸時代、庶民生活の娯楽も限られており、教養人の楽しみも狭かったことを思うと、季語のみえない現代で季語にこだわるのは、ちょっと、違うような気もします。でも「だからいいのです」という反論も聞こえてくるようです。私にはどうでもいいことです。それにしても江戸時代の生活そのものが季語になっている。その豊潤さには圧倒されますね。探さなければ見つからない。それでは俳句になりませんね。)

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焼きそばが馴染む流れになりにけり  あきオジ

山吹映しこみし小川かな  あきオジ

墓地ぬける櫻吹雪に追われけり  あきオジ

あるときは我が身ではなく春ぬける  あきオジ

2012-04-25 05:13:09 | 日記
お絵かきをしなくちゃと思っていました。
まあ、そんな気おいもありませんが描きました。
「あきおじのひとりごと」にも数点アップしました。

下手は下手なりの楽しみ方があるものですね。

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朝は涼しい茗荷の子  山頭火

酒やめておだやかな雨  山頭火

月に吠える犬の声いつまでも  山頭火

(どこかで読んだことがあるような気がしますが、語数が限られた俳句の宿命ですね。私はけっこう真似したり、影響を受けていますが、そんなものでしょう。新聞などに投稿するわけでもなく、賞をねらったりするつもりもありませんから、気にしていませんが、熱心な人は案外、その気に成るのかもしれませんね。)

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くしゃみするそんなものさと句をつくり  あきオジ

菊桜どちらがどうか風に聞く  あきオジ

語ることなき日は駅弁買ってみる  あきオジ

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