★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「7つの贈り物」

2009-02-25 03:38:48 | 映画(な行)
<T941/2009/A034/S019>

今週の平日休みはラゾーナ川崎の「109シネマズ川崎」で1本。
ウィル・スミス主演作はハズレなしと確信してるので、
アンジーの「チェンジリング」より、こちらを優先。
原題は「SEVEN POUNDS」。
2008年製作の贖罪系ドラマ、123分もの。

あらすじ・・・今回はAllcinemaさんから引用させてもらいました。
過去のある事件によって心に傷を抱えながら生きる男ベン・トーマス(ウィル・スミス)。彼は7人の名前が記されたリストをもとに、ある計画を実行しようとしていた。それは、7人がある条件に一致すれば、彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうというもの。その7人は互いに何の関係もない他人同士だが、ベンにとっては彼らでなければならない理由があった。またこの計画の目的や、贈り物の中身が何であるか、ベン以外には彼の親友が唯一知るのみ。こうして、ベンは7人それぞれに近づき、彼らの人生を調べ始める。だがやがて、リストの中の一人で余命幾ばくもない女性エミリー(ロザリオ・ドーソン)との出会いが、ベンの計画に大きな影響をもたらせていく…。

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
1.まずベン・トーマスが自殺を通報するシーンから始まるので、予想がついちゃうね。
2.この男・・・妻を含む7人を交通事故で死亡させてしまい、罪滅ぼしを考えたのね。
3.それは自殺した後の財産や自分の体を臓器移植して、あげるというもの。
だから、綿密にとってもいい人7人を臓器別に調べ上げ、
移植する人には、たぶん拒否反応が起きない人などを選定してたはず。
4.一応彼は、MIT(マサチューセッツ工科大学)卒のエリート・・・
しかし、贈り手に接触する為に、弟(マイケル・イーリー)の名前(ベン)と職業(税務署員)を騙ってたのね。
5.弟に片肺をあげ・・・
おじさんに腎臓・・・
おばさんに肝臓・・・
黒人の子供に骨髄・・・
DV母子にはマイホーム・・・
盲目のピアニスト・エズラ(ウディ・ハレルソン)には角膜・・・だったかなーーー、
そして余命幾ばくもないエミリーは心臓のドナー待ちだったのね。
6.彼女に接するうち、少しは生きることの大切さを身に沁みたり・・・
人へのいたわりを思いっきり出したり・・・
7.さすがMIT卒・・・倉庫に眠ってた年代ものの凸版印刷機を徹夜で修理・・・
彼女を感激させて、ベッドイン!!!
8.しかし、彼は確実に計画を実行に・・・
親友の白人同級生に自殺後の段取りを伝えといて、臓器提供はテキパキ。
9.モーテルの風呂桶に氷をどっさり入れて、猛毒のくらげと共に入浴・・・
保存状態をよくするために考えた自殺方法だったのかなーー。
10.作戦は見事成功して、ピアノの演奏で黒人の子供は合唱してるし・・・
エミリーもエズラと対面してたよねーー。

●この話・・・一見、罪滅ぼしの善いお話のようにも見えるけど、
ひらりん的にはちょっと疑問符。
死亡事故の原因は運転中の携帯電話の使用によるものなのに・・・
しょっちゅう出てくる病院でも、携帯電話を使いまくりの主人公・・・。
「映画上映中と病院内での携帯電話のご使用はご遠慮ください」でしょう。

●そして、このアメリカ人の人たち、キリスト教でしょう。
教義は詳しく知らないけど、自殺は地獄行きじゃなかったっけ???
人を救う為に死ぬのはいいのかな?ちょっと気になる罪滅ぼしだよ。
●エミリーと一夜を共にしたベン・・・

彼女で7つ目の贈呈者だったけど、あの夜でもう1つ贈りものが出来たのでは・・・
と勘ぐったのはひらりんだけ???
まあ、忘れ形見が生まれちゃったら生まれちゃったで、こりゃまた大問題なんだろうけど。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
ウィル・スミスにハズレなし・・・なんだけど、
やっぱり「ハンコック」みたいなアクション・ヒーローものがいいなー。
エミリー役のロザリオ・ドーソンは、ひらりんお気に入りのミュージカル「レント」に出てたね。
 

という事で今回は・・・
スーサイ度・・・
作品の作りは悪くないけど、
頭の良い主人公なんだから、もっと他の方法を考えるべきだと思っちゃったね。
「幸せのちから」の時も感じたけど、
この監督とは人生観が違うのかも知れないね。


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気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を観てひらりん同様「8つ目の贈りものを勘ぐってしまった」 
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まりっぺ)
2009-02-26 21:00:03
終わってみると、暴走気味な主人公という感じですよね。
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MIT (sakurai)
2009-02-27 08:03:51
そうそう!
超頭いいはずなんだから、もっと頭いい納得いくやり方を考えた方が、こっちもシンパシーわきますよね。
携帯電話の使い方には気をつけましょう!!でしたね。
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TBありがとうございました (KGR)
2009-02-27 09:51:35
良いことのようですけど、やっぱり独りよがりで、
共感を得るのは難しいようです。
日本人向きではない、との評価もあるようですが、
アメリカでも批評家には受けが悪かったようです。

DB母子=>DV母子
眼球=>角膜ではないでしょうか
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ウィルじゃなかったら (たいむ)
2009-02-27 17:00:05
ひらりんさん、こんにちは。
ウィルだから観られたという感じですねー。
日本人だから理解できないのかもしれないけれど、納得のいかないお話でしたね。
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全く (くう)
2009-03-07 02:20:15
その通り~!
自分の携帯のせいで車事故を起こしたのに
反省もなく病院内でまで携帯。。。^^;
キレイに飾られた自殺志願者のお話でした。
生きて役に立つ事を考えて欲しかったです~。
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