★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」

2008-05-21 03:38:41 | 映画(た行)
<2008/A077/S044>

今週の平日休みは試写会もあるけど、その前に「109シネマズ川崎」でまず1本。
予告編では、随分楽しそうなお気楽議員のトム・ハンクスが印象的。
秘書軍団のチャーリーズ・エンジェルも美人揃いだし・・・。
原題も「CHARLIE WILSON'S WAR」。
2007年製作の国会議員の実話系戦争コメディ、101分もの。

あらすじ・・・今回はAllcinemaさんより引用させてもらいました。
テキサス選出の下院議員チャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)は、美女とお酒をこよなく愛するお気楽議員。それでも、根は優しく持ち前の大らかな人柄で、周囲の人々からは愛される存在だった。そんなチャーリーはある日、テキサスを代表する富豪の女性ジョアン(ジュリア・ロバーツ)から、ソ連の侵攻に苦しむアフガニスタンの人々を救ってほしいと頼まれる。政治にまるで興味のない政治家、チャーリーだったが、アフガンの実情に心を痛め、一肌脱ぐ決意を固める。さっそく、大国ソ連を相手に二の足を踏む政府を横目に、CIAのはみ出し者、ガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)の協力を得ながら前代未聞の極秘作戦を開始するチャーリーだったが…。

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
予告編を観た限りでは、お気楽議員が地元の美人富豪にそそのかされて、なんとなく首を突っ込む・・・
みたいな感じかな・・・と思ったけど、
以外に真面目で、人脈豊富・・・なんで議員に登りつめたかは細かく描かれてないけど、
誰にでも気軽に接するおおらかさと話のまとめ方上手で、世渡りしてるのね。
途中、ドラマの出資話で訪れた女性接待付きの高級クラブでの薬物使用疑惑で捜査されそうになったり・・・
選挙区の有力富豪ジョアンの陳情を、肉体関係を持つ事で引き受けたり・・・
女にめっぽう弱い、脇の甘さも目に付くけど・・・
ご愛嬌・ご愛嬌の、人望の厚さっ。
彼の脇を固める秘書軍団・・・通称チャーリーズ・エンジェルたちがテキパキ、後処理してくれるのね。
頼もしいーーーーっ。
今放映中のキムタクのテレビドラマ「チェンジ」の朝倉啓太議員も、
深津絵里加藤ローサだけじゃなく、美人秘書軍団を投入してはどうか???
なーーんて、話がそれちゃいました。
えーーと、それから・・・
議会の委員会で、アフガン関係の予算を、根回しして増額させたり・・・
ジョアンの手引きで、アフガンの隣国パキスタンの首相と会談したり・・・
結構真面目な展開。
政治背景としては・・・
大国ソ連とは面と向かって戦いたくない米国・・・
アフガンや隣国パキスタンには直接武器の供給は出来なかったのね。
そこで、敵製の武器を調達する為に、
イスラエルや、エジプトを訪れ、根回し。
しかし、この辺の国は民族・宗教の対立がややこしくて、なかなかアメリカの思惑通りにならないのね。
今の現状も、全くそのとおりなんでしょうが・・・
このお気楽議員の人望の厚さで、上手くまとまっちゃったのね。
チャーリーの狙い通り、ソ連の攻撃ヘリ撃墜用兵器を調達して・・・
バシバシ、ゲリラ的に攻撃。
その間、ガンガン表に出ない軍事予算が膨れ上がっていったけど・・・
ようやく、ソ連がアフガンから撤退。
撤退したのは、ランボーのおかげじゃなかったのねーーー、なんて。
しかし、ソ連が去ったアフガンには、また次の苦難が・・・。
民主的な国を作るためには学校建設が必要だからと、予算を取ろうとするチャーリーだったけど、
そこまで面倒見てくれなかったアメリカ政府。
「チャーリーのおかげ」と、CIAでは表彰されたけど・・・
その後のアフガニスタンは、
武器を持ったイスラム原理主義者が台頭・・・
皮肉にも、アメリカに牙を向けるテロ組織となっていったのでした。

とまあ、こんなお話でした。
予想してたより、だいぶ真面目な内容でしたねーーーー。
前半の主人公のお気楽・破天荒議員ぶりは、とってもあり得ねーーーでしたが、面白かった。
でも、次第に人脈の広さ、行動力、人望の厚さが発揮されて、
アフガニスタンを救ったのでした。
途中、ガストが禅僧のたとえ話をして、次の作戦を練らなくてはと説得してたけど・・・
先を読まない、その場しのぎの戦略で終わらせちゃったのが、心残りでしょうね。

この作品・・・配役が絶妙だったね。
チャーリー議員のノーテンキ&やる気モードは、トム・ハンクスにぴったり。
極右なセレブのジョアン役のジュリア・ロバーツも水着を披露したりして、大活躍。

左遷系CIA職員・ガスト役のP・S・Hも、イヤミを言いながらも、職人系の働きが良かったね。

もちろん、ひらりん的には、チャーリーの補佐官役のエイミー・アダムスや、

チャーリーズ・エンジェルちゃんたちの活躍も、高評価。

ここまでネタバレ注意↑
 
ひらりん的この映画の関連作は・・・
最近、外してるトム・ハンクス作ですが・・・
ダ・ヴィンチ・コード」は、トラバ200件以上で「ひらりん的殿堂入り映画」になってます。
ひらりん、ジュリア・ロバーツはあまり得意じゃないけど・・・
エリン・ブロコビッチ」で、オスカー主演女優賞を取ってるね。
 

という事で今回は・・・
お気楽度・・・
アメリカという国を好きになったという子供の頃の逸話が入っていたり、
結末が、皮肉で終わっていたり・・・と、
お気楽ではない部分も持ち合わせた、結構真面目な政治コメディでしたね。

●文末にブログランキングの宣伝を・・・・・・・・・・・
最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を観て、ひらりん同様「お気楽だけじゃなかったのね」・・・と思ったなあなた・・・
                   
バナーにポチッとクリックおねがいしまーーす。

「人気ブログランキング(映画)」


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
全然ちがうじゃん (たいむ)
2008-05-22 16:46:09
ひらりんさん、こんにちは。
予告編からは、もっとコミカルなものを想像していただけに複雑な気分になりました。
本気で揶揄するなら揶揄するで割り切って作って欲しかったです。
逆にイケイケドンドンを楽しむならそれはそれで落としどころも笑いで取るくらいの、ブラックユーモアでお願いしたかったです。
返信する
まいどTBどうもです (くまんちゅう)
2008-05-23 02:32:02
予告があんなのでほとんど期待しないで行きましたけど、意外と楽しめました。
ホフマン@CIAが良かったです、相変わらず有能なのか無能なのか判らない組織ですが・・・
議員とか富豪とか秘書とかどうでも良かったですが、CIAとソ連兵器と中東のいがみ合いが面白かったのでまあまあという評価でした。
返信する
TBありがとうございました (sakurai)
2008-05-29 08:26:16
ほんとに予告でこっちに抱かせたお気楽モードは、いったい何だったんでしょうね。
多くの人に見てもらいたかったのかもしれませんが、内容はものすごく重いもので、何が一番言いたかったのが伝わりませんでした。
アメリカはえらかった、9.11を生み出したのは武器を供与したからだっていわれるけど、しようがなかったんだ。。。と弁解しているみたいに見えました。
返信する
マジコメディを~ (cyaz)
2008-05-30 08:59:14
ひらりんさん、こんにちは^^
TB、ありがとうございましたm(__)m
トムとフィリップの会話のやり取りはまさにオスカー俳優のなせる技を見せてもらった感じでした^^
この二人のコンビでマジなコメディ観たいなぁって(笑)
ジュリアは好きなんですけど、作品ごとに彼女の魅力が無くなって行くような気がして残念です。
エイミー、ちょっと前作が派手すぎて地味でした(笑)
返信する
こんにちわ。 (michi)
2008-06-03 18:16:47
TBありがとうございます。
当時、ソ連軍と戦ったメンバーが、いまやアメリカを狙うテロのボスだと思うと複雑ですが、
チャーリーの活躍自体は痛快でしたね!
美女軍団も有能でしたし♪

ポチッとクリック、了解です~!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。