羅布泊通信

活動の予告と報告 http://lopnor.archive661.com/index.html

中ザワヒデキ著 『現代美術史日本篇 1945-2014』にて言及あり

2014-11-25 16:14:15 | sonota
こんにちは
日が暮れるのも早くなってきましたね

ART DIVERから先日発売された中ザワヒデキさんの著書『現代美術史日本篇 1945-2014』に、僕の活動の一部が紹介されていますので報告です。

以下ART DIVERさんのホームページ(http://artdiver.moo.jp/?p=746)からコピペ

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中ザワヒデキ著
『現代美術史日本篇 1945-2014』
モノクロ/カラー、136ページ
ISBN:978-4-908122-00-2
サイズ:AB判(210×257mm)
日英バイリンガル
2014年11月21日発売

岡本太郎、横尾忠則、草間彌生から、村上隆、会田誠、奈良美智、チン↑ポム、カオスラウンジまで、戦後から現在にいたる約70年間の現代美術史を一気読み!

同書は2008年に初版が発行されましたが、国内外の美術愛好家からのニーズも高く、瞬く間に予定出版数は完売。今では入手困難なものとなっています。筆者自身「日本で唯一の現代美術正史」と語っていますが、戦後から現在までを満遍なくカバーする現代美術通史は、他に例がなく、多くのファンの声に後押しされるようにして今回の刊行となりました。今回の発行にいたったのは、2008年から現在に至るまでに 現代美術に新たなムーブメントが起こったからだと中ザワはいいます。カオスラウンジをはじめとした新たな表現者の活動が、中ザワ独自の循環史観によって解読された第8章があらたに加わりました。また初版で書ききれなかった箇所を全面的にもボリュームアップしており、さらに充実した1冊に仕上がりました。現代アートの初心者から、より深く知識を得たいコアなアートファンまで、楽しめる内容です。
再び、日本現代美術が海外から注目を浴びつつある今だからこそ、戦後から現代に至るまでの「現代美術史」を理解するための必読の書といえるでしょう。

【目次】
Chapter 1 1945-1954
シュルレアリスムと多様性ー敗戦後の美術状況
1a 美術家の戦争責任問題
1b ヴェネツィア・ビエンナーレへの参加
1c 「重い手」、レアリスム論争、岡本太郎
1d ルポルタージュ、密室、瀧口修造と実験工房

Chapter 2 1955-1959
前衛ー具体、九州派、アンフォルメル
2a 具体
2b 九州派
2c 前衛と地方性
2d アンフォルメル旋風
2e アンフォルメルと東洋

Chapter 3 1960-1963
反芸術ーネオ・ダダとハイレッド・センター
3a ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ
3b 読売アンデパンダン展の廃止
3c ハイレッド・センター
3d 日本のポップ・アート
3e ゼロ次元

Chapter 4 1964-1979
還元主義と多様性ーもの派、概念派、美共闘
4a 日本概念派(1)オブジェを消せ
4b 日本概念派(2)トリックス・アンド・ヴィジョン
4c もの派
4d 美共闘、ポスト概念派、ポストもの派
4e 絵画回帰

Chapter 5 1980-1984
脱前衛ー80年代アヴァンギャルドと日本グラフィック展
5a 日本のポストモダニズム: 内部と外部
5b 内部: 80年代アヴァンギャルドと新表現主義
5c 外部: ヘタうまと日本グラフィック展
5d ポストモダニズムと循環史観

Chapter 6 1985-1994
再現芸術ー関西ニューウェーブから東京シミュレーショニズムへ
6a 森村泰昌と関西ニューウェーブ
6b 東京シミュレーショニズム前夜
6c 東京シミュレーショニズム(1)村上隆と中村政人
6d 東京シミュレーショニズム(2)小沢剛と会田誠

Chapter 7 1995-2009
マニエリスムと多様性ー悪い場所、スーパーフラット、マイクロポップ
7a 快楽主義とマニエリスム
7b ひそやか系、スタジオ食堂、昭和40年会
7c 悪い場所、スーパーフラット、方法
7d 美と価値とインフラ
7e マイクロポップ、美術内美術、チン↑ポム

Chapter 8 2010-2014
搾取前衛ーフクシマ前後の表現主義と反表現主義
8a 二艘木洋行と第四表現主義前夜
8b カオス*ラウンジと2010年の風景
8c フクシマ以後の表現主義的動向
8d フクシマ以後の反表現主義的動向

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僕の活動に関しては、8bの項に2010年に行ったグループ展「Circle X」と、ライブペイントイベント/展覧会「間欠泉」について触れられています。
あと2009年に制作した絵「ヒアリング」の図版が掲載されています。

中ザワさんはご自身独自の循環史観のもとに制作や著述、講義などを展開されています。
そのことも頭に入れつつ読むと、「一作家が歴史を記述するとはどういうことなのか」「何をもって正史とするのか」などより広い問題意識のもとに解釈を深めることができるかと思います。

興味のある方はご覧になってみてください。
よろしくお願いいたします。

「全感覚5」に寄稿しています

2014-11-25 12:12:23 | sonota
こんにちは、だいぶもう寒くなって年末という雰囲気になってきましたね

Taxxakaこと高橋辰夫さんが編集・発行している冊子「全感覚」の5号に、絵で参加しています。
http://zenkankaku.cocolog-nifty.com/

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『全感覚5』 執筆者(敬称略・五十音順):あんまり(絵描き/漫画)、内田 百合香(美術家/作品)、小田 寛一郎(読書家/書評)、利部 志穂(美術家/作品)、クマリネ(漫画)、齋藤 祐平(絵描き/作品)、Taxxaka(美術家/編集・文)、玉川 直人(映画照明/インタビュー)、安永 哲郎(安永哲郎事務室/音楽評)

vol.5:テーマ「脱日常、」 果たして「日常」は特別なものになってしまったのか。普通であることは困難なのだろうか。日常を実感するために、遠くはなれること、或は、ささやかな毎日の中に「非日常」を発見することもあるかもしれない。その先を考えるために。

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今回僕は、旅先でのスケッチを掲載させていただいてます。
テーマが「脱日常、」ということなんですが、最初このテーマのもとに自分が呼ばれたのは少し不思議な感じがしました。
しかし高橋さんと何回かメールをやり取りしまして、このテーマの中に自分の絵を置いてみるのもいいかもしれないと思い参加させていただく運びになりました。
冊子の中にはもう少し参加に至るいきさつを細かく書いてあります。

販売店舗情報などは、上記記載のホームページをご確認ください。

よろしくお願いします。