今日は「映画」の話を。
ところで菊池凛子、アカデミー助演女優賞逃しましたね。
(「BABEL」観ました。私はかなり好きな作品。秀作です。一緒に観た友人は「わけわからん」と小首傾げてましたが。笑。)
さて、また映画を観に行きました。
「CARTAS desde IWO JIMA(硫黄島からの手紙)」です。
クリント・イーストウッド監督が日米両方の視点から撮った二部作の「日本視点」版。
職場で、一番仲のいい同僚モンテネグロ氏(通称モンテ)。
先日そのモンテが「ユカ、CARTAS desde IWO JIMAを観たか?良かったぞ。」と。
正直戦争映画は苦手なジャンルですが、モンテがわざわざこう言ってくれてるわけです。
(私が日本人であることを意識して、話題作りの為に観てくれた気が。)
観ないわけにはいかんでしょ。
というわけで早速、金曜仕事後映画館へGO。
PM4:30の上映をチョイス。
あららこの時間にしちゃあそれなりにお客さん入ってますよ。
(ざっと30人くらい)
「BABEL」や「BORAT」「DREAM GIRLS」など話題作がひしめく中、なかなかの健闘ぶり。
いよいよ上映スタート。
パナマに居ながら全編日本語の映画を観るのは、なんとも不思議な気分です。
日本語を聴きながらも、ついついスペイン語の字幕を目で追ってしまう私。
意訳が目立ち、集中力が散漫になってきましたよ。
(ま、「鬼畜米英」なんつう言葉をスペイン語に変換するなど所詮ムリなお話。
それにしても「憲兵隊」をそのままKenpeitaiと訳すのはいかがなもんか。それじゃ意味分からんと思うが。)
案の定、苦手な「むごいシーン」のオンパレードで個人的にはかなりキツかったわけですが。
主人公の兵士(演:嵐の二宮和也)の飄々とした視点のおかげで多少救われました。
それにしてもつい60年前にこのような戦争があり、平和に暮らしていた一般市民が「天皇陛下、万歳」という唱和のもと家族から引き離され、多くの命が絶たれたのかと思うと、正直怒りと悲しみを抑えることはできませんでした。
しかし日本人の私から見ても、正直ゾッとするような当時の思想や軍規。
パナマ人はどのような気持ちであの映画を観ていたのでしょう。
席を立つ際、私をチラッと見て「あ、こいつ日本人」という顔をした人、数名。
そりゃ、ひくわ。
ま、しかし。
日本人の私としちゃあ、ツッコミを入れたくなる箇所がいくつかありましたよ。
たとえば・・・。
いくら欧米人から見て「日本人女性は若く見える」とはいえ
“ジャニーズ(嵐)の二宮和也と裕木奈江が夫婦役って、それどうよ”
かなり思い切ったキャスティングと言わざるを得ません。
裕木奈江といえば代表作は日テレドラマ「ポケベルが鳴らなくて」ですよ。
(このドラマ、知ってる時点で歳バレるわ)
ポケベル・・・。時代を感じずにはいられないこのタイトル。
湿度と粘着性の高い役柄でたちまち同性からのバッシングに遭い、
ブラウン管の彼方へ消えていった女優・裕木奈江。
ギリシャに演劇留学をしていると聞いたときには
「裕木奈江?なぜギリシャ?」との疑問を禁じえずにいたわけですが。
ここに来て突然の、ハリウッド映画出演!!
しかも主人公の妻役!!
人生、あきらめちゃイカンってことを裕木奈江は私に教えてくれました。
「捨てる神あれば、拾う神あり!!」
仕事においても、恋愛においても、この精神は持ち続けていたいものです。
上映後、(気になった役者の名前をメモるべく)1人でエンドロールを見ていたら
なんとまぁ、裕木奈江が「NAE」に改名していることが判明!!
相原勇が突然「YASUKO」に改名した時にも似た、ある種の気合を感じずにはいられませんでした。
堂々たる「マーケットは世界よ」宣言。
皆さん、これからのNAE、目が離せませんよ。(悪いが、私は目を離す。)
っていうか、そんなことを考えているうちに、最初の方で赤痢で死んだ兵士役の役者名と、
「ノザキ」役の役者名をチェックするの忘れてました。チェッ。
しかもこの投稿、気が付きゃ裕木奈江の話ばっかだし。とほほ。
ところで菊池凛子、アカデミー助演女優賞逃しましたね。
(「BABEL」観ました。私はかなり好きな作品。秀作です。一緒に観た友人は「わけわからん」と小首傾げてましたが。笑。)
さて、また映画を観に行きました。
「CARTAS desde IWO JIMA(硫黄島からの手紙)」です。
クリント・イーストウッド監督が日米両方の視点から撮った二部作の「日本視点」版。
職場で、一番仲のいい同僚モンテネグロ氏(通称モンテ)。
先日そのモンテが「ユカ、CARTAS desde IWO JIMAを観たか?良かったぞ。」と。
正直戦争映画は苦手なジャンルですが、モンテがわざわざこう言ってくれてるわけです。
(私が日本人であることを意識して、話題作りの為に観てくれた気が。)
観ないわけにはいかんでしょ。
というわけで早速、金曜仕事後映画館へGO。
PM4:30の上映をチョイス。
あららこの時間にしちゃあそれなりにお客さん入ってますよ。
(ざっと30人くらい)
「BABEL」や「BORAT」「DREAM GIRLS」など話題作がひしめく中、なかなかの健闘ぶり。
いよいよ上映スタート。
パナマに居ながら全編日本語の映画を観るのは、なんとも不思議な気分です。
日本語を聴きながらも、ついついスペイン語の字幕を目で追ってしまう私。
意訳が目立ち、集中力が散漫になってきましたよ。
(ま、「鬼畜米英」なんつう言葉をスペイン語に変換するなど所詮ムリなお話。
それにしても「憲兵隊」をそのままKenpeitaiと訳すのはいかがなもんか。それじゃ意味分からんと思うが。)
案の定、苦手な「むごいシーン」のオンパレードで個人的にはかなりキツかったわけですが。
主人公の兵士(演:嵐の二宮和也)の飄々とした視点のおかげで多少救われました。
それにしてもつい60年前にこのような戦争があり、平和に暮らしていた一般市民が「天皇陛下、万歳」という唱和のもと家族から引き離され、多くの命が絶たれたのかと思うと、正直怒りと悲しみを抑えることはできませんでした。
しかし日本人の私から見ても、正直ゾッとするような当時の思想や軍規。
パナマ人はどのような気持ちであの映画を観ていたのでしょう。
席を立つ際、私をチラッと見て「あ、こいつ日本人」という顔をした人、数名。
そりゃ、ひくわ。
ま、しかし。
日本人の私としちゃあ、ツッコミを入れたくなる箇所がいくつかありましたよ。
たとえば・・・。
いくら欧米人から見て「日本人女性は若く見える」とはいえ
“ジャニーズ(嵐)の二宮和也と裕木奈江が夫婦役って、それどうよ”
かなり思い切ったキャスティングと言わざるを得ません。
裕木奈江といえば代表作は日テレドラマ「ポケベルが鳴らなくて」ですよ。
(このドラマ、知ってる時点で歳バレるわ)
ポケベル・・・。時代を感じずにはいられないこのタイトル。
湿度と粘着性の高い役柄でたちまち同性からのバッシングに遭い、
ブラウン管の彼方へ消えていった女優・裕木奈江。
ギリシャに演劇留学をしていると聞いたときには
「裕木奈江?なぜギリシャ?」との疑問を禁じえずにいたわけですが。
ここに来て突然の、ハリウッド映画出演!!
しかも主人公の妻役!!
人生、あきらめちゃイカンってことを裕木奈江は私に教えてくれました。
「捨てる神あれば、拾う神あり!!」
仕事においても、恋愛においても、この精神は持ち続けていたいものです。
上映後、(気になった役者の名前をメモるべく)1人でエンドロールを見ていたら
なんとまぁ、裕木奈江が「NAE」に改名していることが判明!!
相原勇が突然「YASUKO」に改名した時にも似た、ある種の気合を感じずにはいられませんでした。
堂々たる「マーケットは世界よ」宣言。
皆さん、これからのNAE、目が離せませんよ。(悪いが、私は目を離す。)
っていうか、そんなことを考えているうちに、最初の方で赤痢で死んだ兵士役の役者名と、
「ノザキ」役の役者名をチェックするの忘れてました。チェッ。
しかもこの投稿、気が付きゃ裕木奈江の話ばっかだし。とほほ。