Before Sunrise

中米パナマで戸惑いながらも前向きに歩こうとする、一人の女の生き様を綴ります。(大袈裟)

天高くyuka肥ゆる秋。

2006-10-25 22:20:37 | 今日の出来事
皆様ご無沙汰しています。
突然ですが、いま日本に帰ってきています。
(私用による一時帰国のため。11月上旬には再びパナマへ戻ります。)
日本LOVE。秋刀魚と白米で失神しそうになりました。

ちなみに、こんな感じで二日かけて帰ってきました。

まず、パナマの空港で。



セキュリティチェックの場所に設置された「危険物遺棄ボックス」に注目。
おやおや。なんですか。
パナマ人(ラテンアメリカ人全般?)の七つ道具のひとつ
「マチェテ」(短剣?ナタのような万能刃物)が突き刺さってますよ。
おいおい。こんなもん手荷物で持ち込めると思ってたんでしょうか。
大切なマチェテとおっちゃんの涙の別れのシーンが目に浮かぶよう。
本当に愛くるしいですね、パナマの田舎のおっちゃんてば。



さらば、パナマシティー。
ま、近いうちに戻ってきますんで・・・。



眼下にはカリブの澄んだエメラルドブルーの海。
悲しいまでに、あっさり素通り・・・。
近くて遠きカリブよ・・・。



ヒューストンで一泊。
ホテルからの朝焼け。



前日のカリブの風景とはうって変わって、
眼下に広がるのはアラスカの雪景色。
日本、遠き日本よ・・・。思えば遠くにきたもんだ・・・。(何をいまさら)

ZZZ・・・。(スペイン語、動詞活用勉強2ページでリタイヤ。以降熟睡。)



おっと。気が付けば品川まで辿り着いてました。(夢遊病者か)
ここから新幹線で地元へ。




私の生まれ故郷、京都。
今年もありました「そうだ、京都行こう」キャンペーン。
キャッチコピーは、
「一年なんて、アッという間に過ぎていく。
それじゃいけない。」

・・・。その通りですね・・・。
すんません・・・。
一日一日もっと大切に意識的に過ごしていかねば、ですね・・・。

バタバタの日々になると思うけれど、
この二週間の日本滞在で、
いろんな事を考えることができそうです。

それにしても・・・。日本、寒い・・・。

愛すべき男。

2006-10-17 08:58:40 | 出逢った人々


同居人パンチョ(9歳)。
私の部屋への立ち入りを許されている唯一の男。
分数の計算が大の苦手で、九九をまったく覚えていない男。
シャワーが大嫌いで、毎日ママに首を掴まれ風呂場に連行される男。
(その後も浴びたと嘘をつく→当然バレて再連行。)
パナマ人なのにパナマ料理が嫌いな男。
ママと毎日テレビチャンネル抗争を繰り広げる男。(映画VSアニメ)
こっそり冷蔵庫のコンデンスミルクを舐め続ける男。(先日遂にママにバレた)
「船員のためのコックさん」というやたら具体的な夢を持つ男。

そんな愛すべきパンチョが、
一羽の鳥の命を救いました。
犬にいたぶられていた瀕死の鳥を救い、看護すること一週間。
今朝、無事自然に戻してあげました。
パンチョでかした。
イイ男だ。

ま、イイ男だが
私のベッドで犬と戯れること、
ならびに着替え中の出入りはやめてくれないか。

作業着、はじめました。

2006-10-14 06:01:22 | 今日の出来事
遂にデビューしました。
「いつかは、きっと・・・」と思い焦がれた、例のあれ。

そう、作業着デビューですよ。
所属部局Control de Vectores(媒介虫対策課)のみんなが、
サプライズでプレゼントしてくれました!!



いやー。人生初作業着。
心が弾みます。

調子に乗って、記念撮影してみました。
やはり右の二人の貫禄には到底かないません。
作業着の似合う女目指して、日々是精進。(なに始める気だか)

この作業着(写ってないけど左腕にワッペン付)は、
彼らの職務に対する誇りの象徴。
(他の中米諸国でも似た様な制服を着用。
内戦時代でも、この制服の人は家に上げるほど、
住民に信頼されて続けている職務なんだそう。)

そんな一品を、プレゼントしてくれたその気持ち。
なんとも嬉しいじゃないですか。
少しは仲間って認めてもらえた証拠かしら・・・。涙。

とか、ひとり感慨にふけってたら、
「いやー。ユカの腕は蚊の痕だらけだもんなあー。
ありゃ、ひどい。次の巡回からこれ着たら、少しはマシだと思うぜー。」
とのこと・・・。
え、蚊対策・・・?
私の見苦しい腕を見かねて、ってわけね・・・。

ま、なにはともあれ嬉しい贈り物でした。
Muchas Gracias !!


足腰強化月間。

2006-10-11 12:34:48 | 今日の出来事


昨日(月曜)の出来事を。

僻地巡回ここに極まれり。
ついにボートデビューと相成りました。
もはや道などなし。車は無用の長物(ちょうぶつ)です。

(左の女性は目的地の小学校の先生。)





トロピカルな風景に癒されつつ・・・、と言いたいところですが
顔面を打つ風がハンパなく、まともに風景すら見れません。
ぎゃー、ぎゃー叫ぶこと20分。目的の島に無事到着。



しかしここまでは、単なる序章、お遊びに過ぎません。
ボートを降りてからが、勝負の始まり。
炎天下のトレッキング、スタートです・・・。
目的地の小学校は遥か彼方・・・。
すいません、意識が朦朧としてきました・・・。倒れるフリしていいですか・・・。

途中、通学途中のちびっ子に遭遇。
息をきらす我々を、まるで珍獣を観るかのように不思議そうに眺めていました。
水を・・・、水を下さい・・・。
つ、杖をください・・・。(お遍路さん?)



やっとの思いで、辿り着いた小学校。
全校生徒が迎えてくれました。
記念にパチリ。

この学区は、私の担当区域の中でも最貧困地帯とされているところ。
こんな山道なのに、靴をはいていない子がたくさんいます。

私の担当する病「シャーガス病」は、こういった貧困地域に多く発生しがちです。
(質素な家の構造上、媒介虫チンチェが棲みやすい)
この子供たちを、チンチェから守らねば・・・。
到着直後のヨタヨタヘロヘロ状態ながら、再度心に誓ったのでした。

しかし・・・。
と、とりあえず、水を下さい・・・。ぜえぜぇ。

感謝。

2006-10-03 07:11:56 | 今日の出来事
本日10月2日、お誕生日を迎えました。
昨日の夜から今日にかけて、たくさんの人に
「お誕生日おめでとう」の声をかけてもらいました。
メールやカードをくれた家族やお友達、本当にありがとう。
日付変更線をまたいだ直後に電話をくれた人もいます。
本当にありがとう。
私なんて、すぐ人の誕生日忘れる薄情もんなのに・・・。反省。

年を重ねるにつれ、誕生日は純粋に嬉しいもんではなく、
「またきたか。」という、ネガティブな気分が入り混じるもんです。(私だけか)
が!!!
今回の誕生日は違いますよ。
「よしよし。よく来た。」という感じ。

さらに職場の同僚のみんながお誕生日会を開いてくれました。
薬剤散布作業員のおっちゃん達が、どこからかたくさん集まってきてくれて
お誕生日の歌を唄ってくれましたよ。
何人か明らかに私の名前間違って唄ってましたけど。(ユウコ、とか)

普段見かけない(明らかにケーキ目当ての)おっちゃん達からも、
怒涛のベシート(ほっぺをくっつけてチュとする、挨拶のようなもの)を頂戴しました。
あ、ありがとうございます・・・。

目をそらした瞬間、秘書さんがケーキに入刀。



パナマ人は、老若男女問わずみんなdulce(ケーキ)が大好き。
口の周りにクリームが。もうっ、子供なんだからっっ。←言えるわけない。



机を並べる上司&秘書さん&バイトくんと。

ただもう、感謝感謝の一日なのでした。
みんな、どうもありがとう。