クイを打つ↓

沼津、日曜日午後８時。
悔いがないと言えば嘘になるが、悔いがあると言っても嘘になる。
日焼けした苦い歳月と、
目の前にいる若い時間が、
心を占拠する。

そうだった。
お前はまだ未成年だったな。
灰太郎

あ

ちっちゃい頃すごく遠く長く感じた道のりは、驚くほど近く短かった。
あの時の、移動手段は歩くしか無かったしなあ。
身体もチッコかったしね。
下ばかり向いて歩く癖は今でも直らない。

空を飛びたいとか、地中に潜りたいとか、水中下に沈みたいとか、いろいろ思い巡らせたけど。

やったことといえば、ずっと地面の上を歩き続けただけなんだ。

なんだか金八先生の歌みたいになってきたぞ！？

ダメだな、これ以上しゃべったちゃ。
沼津、危険な町だ。