華村灰太郎カルテット『LIVE!』
各地で大反響!
さあ!この男の低音波を聴いてくれ!
どうか!この怒涛の溢れ出るほとばしりを聞いてくれ!
どんどん加速していく愛の(?)言葉!
読みながら、笑い泣きそうだ〜!
【チューバ 高岡大祐 談】
「大阪でライブやるから対バンお願い」
10数年前につの犬さんに声をかけられて
友達とバンド組んで前座をしたら
足元にいたアフロの兄ちゃんが
大声をあげながら盛り上げてくれた。
次を楽しみにしていたらそのアフロが
「今晩は、華村灰太郎トリオです」
さっき大声を上げすぎて枯れ果てた声で挨拶した。
なんてアホや!そして会場を沸騰させる演奏。
それから月日が経ち、
数年前に渋谷でライブしていたら同じ声が
「高岡!お前何してんだよ!」と叫んだ。
灰太郎だった。
誘われてトリオはカルテットになった。
ワンホーンがtubaのイカれたロックバンド。
毎回のライブが奇跡、
というのも大ホームランか大三振しかない、
今どきこんな後先考えないで演奏する奴いるのか・・・。
あのライブを一枚の中に詰め込む事は可能か?
という難題を超えた唯一無二のアルバムです。
【さらに高岡大祐 談】
バンマスボーカルは全身全霊で歌い上げる華村灰太郎
顔で弾かせりゃ世界一フェンダージャズベースの今福知己
同じ歌で毎回全く違う変幻自在のリズムを叩き出すつの犬
吠え狂い囁き雷鳴轟かすワンホーンtuba高岡大祐
全曲、華村灰太郎のオリジナルソングのみ!
聴いてもらわなければ伝えようもない言葉の世界
ライブ会場は東京での大切なベースの一つClop Clopでの
酔っ払ったミュージシャンたちが山ほど集った暑い夏の夜と
旅で初めて訪れ、スタッフとお客さんの熱狂的な歓迎を受けて
弾けに弾けたJACK LIONでのライブを奇跡的に収録
大阪のレコードショップ、ムジーク・ロックのワカマツさんが
爆発崩壊寸前の私達のエネルギーをまとめ上げ、
自身もミュージシャンであるエンジニアの野口さんが、
到底録音不可能と言われていたライブの音をしっかり残してくれました。
自分たちで言うのもおかしいですが、
こんな音楽は他にないのではないか、と思います。
少なくとも、自分は聴いたことがありません。
いつも同じ曲をやるのに、全く違うリズム、構成、曲調そのものが
毎回予想もつかない。僕にとってはいつも即興を感じます。
高岡はロックをよく知りません。
しかし、こんな破天荒で最高なロックバンドのメンバーになれて
最高の気分です。
前作「華村灰太郎トリオ」から一体何年が経過したのだか
メンバー全員、とてつもないジンブツです。
僕の手元に有るぶんも、通販いたします。
一枚2000円です。
高岡大祐 通販サイト
【高岡大祐 さらにさらに語る!】
僕の手元に初回入荷分があっという間に完売したこのCDは、全曲灰太郎のオリジナルソングを三人のプレイヤーが怒涛のプレイで爆発させたライブアルバム。
ロックを聴く人には予想外のインプロヴィゼーションに、即興を聴く人にはこんなロックがあるのか、というような作品に仕上がってます。
変調されたアコギのサイケデリックな演奏、(高岡大推薦の)優しくも破壊的なギターソロは突然デレクベイリーが押しかけてきたみたいな衝撃、
甘く優しく怒りも喜びも悲しみも剥き出しな灰太郎の歌声と歌詞と叫び。
寡聞にして僕はこんな音楽を他に知りません。
自分で聴いていても不思議な気持ちになります
歌モノなのに毎回全く違う演奏になるのは、同じリズムアプローチを二度と繰り返さないつの犬のドラム。
ジャズやアフリカ音楽、即興といった要素が猛烈なごった煮になって演奏にエネルギーを注入しています。
叔父様譲り?のドラムコーラスも素敵。野生的なドラミングは必聴です。
灰太郎カルテットのサウンドを際立たせているのはこの人、今福知己のベースあってこそ。
世界一顔でベースを弾く男、の名は伊達ではない。
初めて観る人は必ず惹きつけられるプレイは音から顔面が飛び出してきます。
収録中、たまらず飛び出してケーブルを引っこ抜き、客席で無音ベースを弾きまくりました
元々トリオだったこのバンドに参加してカルテットになったのは高岡が参加して。
黄金編成だったロックバンドにtuba?
ベースいるのに?
灰太郎は楽器の役割ではなくバンドサウンドとして僕を受け入れました。
必然性は誰かに決められるのではなくて、自分たちのものだ、と教わりました。
茨木ジャックライオンではお客さんもスタッフの皆さんも対バンの方々も、初めての私達を最初からとてつもない熱気で迎えてくれました。
そのエネルギーは否が応でも入ってる歓声や叫びで収録されています。
最後の方でもう辛抱たまらずといった感じで対バンのジュン君がアンプ引きずって爆音ギターで
飛び入りしているのも入ってます。
ここはどこなんだ!日本大阪か!
この壮絶なライブで誰もが「この録音アウトやな…」と思いました。
私達だけでノンストップ二時間やってました。
どうとでもなれ!がこのバンドの常です。
それをエンジニア野口さんとプロデューサー若松さんが見事に作品化しました
今時のアルバムには珍しく、思いっきり曲間違ってるのも、いつもと違うのも、狂ってるのもそのままです。
常に舞台はインプロヴィゼーション、エネルギーに疑いなしはロックの基本でしょうか。
門外漢の僕にはいつもこのバンドに即興を感じています。
今はライブが出来ない状況だからこそ、ライブでしかありえない、作り物ではないこの作品を聴いて楽しんでほしいと思います。
頭の中に体の中にライブが鳴り響くアルバムです。
どうか、聴いてください。
よろしくお願いします。