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「ゴルビーのパイプライン大作戦」 レビュー (ファミコン)

2014-05-16 21:00:46 | ファミコンレビュー
落ちものパズルゲーム
発売は徳間書店
開発はコンパイル
1991年4月12日発売

落ちものパズルでストーリーもないのであらすじはないが
ゲームのルールを説明しておこう。
右端は水が流れておりそれを落ちてくるパイプでつなぎ
左端まで接続すると水が流れる。
すると、そのパイプから下にあるブロックが消去、そして水のブロック(ブルーブロック)になる。
ブルーブロックはパイプライン完成時に隣接していると特典が上昇する。
水は右端の最下段から流され、パイプの水が切断されるような状態になると1つ上から水が流される。
左の接続するパイプはステージを越える毎に少なくなっていく。

アイテムは
ドリル:縦1ライン全てのブロックを削る
水滴:落下地点がパイプの先端の隣(縦でも横でも可)に置くと
1つのパイプラインがつながった扱い
水の瓶:落下地点がパイプの先端の隣(縦でも横でも可)ブルーブロックが4段せり上がる。

言うより、プレイしたほうが速いだろうが…




点数は45点

良い点
・プレイ中の女の子が可愛い

悪い点
・選べるモードが少ない
・エンディングなし

良い点
・プレイ中の女の子が可愛い
旗を持ったソビエト連邦の民族衣装を着た娘がいてそれが可愛いというそれだけなんだがな…
殆ど個人的な感想でごめんなさい。

悪い点
・選べるモードが少ない
選べるのはレベルだけ…
ミッションモードはなくレベルだけ選んであとはひたすらプレイしていくだけ・・・
落ちてくるパイプの落下速度とか

・エンディングなし
ステージクリアごとに日本からソビエト連邦までの地図が出てきてそれをつないでいくって感じだけど
完全につなぐと花火が上がるだけ…寂しいことこのうえない。
当時の落ちものパズルってそんなもんだったけどね。



悪い点には含めなかったもののこのゲーム1人用なんだよね。
ただ、「ぷよぷよ」や「テトリス」などの通常の落ち物パズルと違ってすぐにブロックは消せず連鎖や同時消しは無理でパイプを構築するには時間がかかるため仮にあったとしても対戦には不向きだから当然といえば当然なんだがな。

だからこのゲームは1人で黙々とプレイするのが隙な人にはむいていると言える。


さて、ゲームだけプレイしていると疑問に感じることがある。
タイトル画面に「ゴルビー」が出てくるだけで他は一切出てこない。

「これ、『ゴルビー』って冠する必要あんのか?」

それについてはwikiに載っていたからそこから取らせてもらうと…

・このゴルビーとゲームとの関連について
当時のソビエト連邦大統領(ソビエト共産党記長)ミハイル・ゴルバチョフ(愛称:ゴルビー)氏から来ている。
別にゴルビーがこのゲームを考案したとか、大好きだったという訳ではない。
ゲームの目的は日本とソビエト連邦間の友好強化であって
東京~モスクワ間をパイプでつなぐというものだ。
このゲームを開発する際に、ゴルバチョフ氏の肖像権の許可を当時のソビエト連邦の大使館に申請して使用している。

のだそうだ。

へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~(古ッッ!!)

政治的背景も絡んだゲームってのはなかなか興味深い。
しかし、開発が「コンパイル」だったから「タッチ」みたいな出来でなくて本当に良かった…

世間の皆様としては「コンパイル」=「ぷよぷよ」だろうが

髭人としては「タッチ」の方が強烈なほどに脳に刻み込まれたもので(笑)
あんな出来ならきっと二国間に軋轢が生じていたんではなかろうか?


ちなみにこのゲームは1991年4月12日発売だが
同年8月19日にクーデターが起きて「ゴルバチョフ」氏は拘束
同年12月26日にソビエト連邦解体

という歴史的出来事が起きている。
凄いタイミングだなぁ…
このゲームのプレイ中にクーデターが発生していたなんてあるわけないよな。

う~む…

ネタに走ろうか一瞬考えたが今回は現実的で非常に重い話だから愚かな真似は自粛しよう。
髭人レビューに似合わないお堅い感じとなってしまったがそれはそれで珍しくてアリではないかって事にしておいてくださいませ。

それにしてもこのソフトでパイプ役は果たせたのだろうか?



ネタバレはなし


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