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「ピンボールクエスト」 レビュー (ファミコン)

2016-06-17 21:00:51 | ファミコンレビュー
ピンボールゲーム
ジャレコから発売
1989年12月15日発売

特徴
3つのピンボール台で最大4人で点数を競える。
RPGモードがある。

ピンボール台は2層に分かれていて
それに伴い上下ボタンでフリッパーを移動できる。

操作方法が独特である。

左フリッパーの操作:左ボタン
右フリッパーの操作:Aボタン

右&Bボタン:揺らし

上下ボタン:フリッパーの階層移動


あらすじは…
RPGモードと言うが
RPGとピンボールなら城や町があって、王様から魔王を倒しに行けと言われ
外に出て敵とエンカウントしてピンボールで勝負を決するのかと思いきや…

単にステージ制のピンボールでしかない。
雰囲気がRPG…
というかファンタジーっぽい形をしているってだけだ。

ステージ上部に敵キャラがいてこちらの邪魔をしてくる。
フリッパーで弾いたボールを当てる事で敵キャラにダメージを受ける。
そいつを倒す事で扉が開き更に奥へと進むことが出来る。
ただその敵キャラは攻撃して来るのもいるので動きには注意が必要である。

奥のステージに進んで下部にボールを落とすと前のステージを戻されるので注意。

敵を倒したりするとお金をもらえ、上部ステージに行くとアイテムを購入する事が出来る。
下部にボールが行くのを防ぐものであったり
敵により多くのダメージを与えるフリッパーであったりさまざまである。
ちなみに盗もうとすることもできる…
が…それをやると…

セーブやパスワードはないが
それほど長時間プレイするようなゲームではない。



点数は30点

良い点
・特になし

悪い点
・演出に集中できない


悪い点の解説
・演出に集中できない
色々と台は演出してくれるもののボールが全ての鍵を握るので
演出している最中に玉が下に落下したなんてなったら元も子もない。
意識は玉に行き、演出を見ている暇などない。
演出中は玉を固定するぐらいの事は出来なかったのだろうか?




4人までプレイ可能つったって同時プレイは不可である。
順にプレイするという形式であり他3人は待ちぼうけである。
ただ4人分の得点計算してくれるにしか過ぎない。

子供たちがピンボールを仲良くプレイしている状況を想像出来んのだが…
大人でも

「1人3球(3機分)あるけど1球勝負で良いべ…」

となるのが目に見える。


RPGモードはフリッパーの階層移動をしっかりやらないと上には行けない。
ウッカリ上階層にフリッパーを残したままで
玉が下階層に行き何もないまま落下するなんて事が発生した時は

イラッ!!

まぁ、RPGモードはアイテムを買えるまでチマチマと敵に当てて稼ぐしかない。
ショップでは「ぬすむ」があるがお金が半分になるのでやってはいけない。

そうそう。50000ゴールドもする「デビルフリッパー」は
攻撃力は高い物の呪われているらしくたまにボタンを押しても
反応しないことがあるので注意。


ここからがネタバレ






















お姫様が救出されスタッフロール。
と言っても、台詞などないので感情移入出来ん…

クエストって付けたからにはドラクエを意識して
RPGモードなんてモンを付けたんだろうな。
1989年か…
1988年に「ドラゴンクエストIII」が発売されている。
そんな流行りのRPGに便乗って話なんだろうな。
ジャンルで詐欺こいた「頭脳戦艦ガル」や「キングスナイト」に近い物だろう。
こっちの場合は「RPGモード」って奴だからモード詐欺か…

ファミコンにいくつかあったけど「ピンボールゲーム」って
人気になったとは思わんけどな~。
何としてもピンボールを出すにしても
変に組み合わせたりせず、独立してRPGとピンボールを
別々に作っておいたほうが良かったゲームとしか言えんなぁ…


いいところどりを狙ったつもりなのかもしれないが…
フリッパーから外れて下に落下するようなゲームっていうのが
本作の正直なところだ。




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