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「びっくり熱血新記録! ~はるかなる金メダル~」 レビュー (ファミコンソフト)

2011-10-11 22:51:26 | ファミコンレビュー
くにおくんシリーズ
スポーツゲーム
開発も発売もテクノスジャパン
1992年6月26日発売

あらすじ

『冷峰学園』生徒会長の『藤堂』が考えた

「冷峰学園以外の学校を全て叩き潰す」

という計画(「熱血行進曲 」)はくにお達の活躍で失敗に終わった。
それにより『藤堂』は新しい計画を実現しようとした。


『藤堂』の父『こうのすけ』が経営する藤堂グループの社長室
秘書が石油部門の成績を報告していようとすると

秘書「では 会長、今月の わが社の
 石油部門の 売上を 報告いたします」(会長?社長室って話ではなかったのか?)

部屋が激しく揺れ
ドアを突き破って『藤堂』が泣きながら姿を現した。

秘書「冷静な まもるおぼっちゃまが こんなに
 取り乱すとは 一大事 ですな!

藤堂「実は!…今日は 父さんに
 頼みがあって 来たんだ~

 あの 運動会 依頼、ボクは
 毎日 くにおに いぢめられて いるんだ!

 プライドの高い ボクとしては
 耐えられない 今日この頃!!

こうのすけ「ウム、何か 父さんが 力に
 なれる 事があるなら 言ってみなさい。

秘書「安心なって 下さい、おぼっちゃま。

 お父様の 力を もってすれば
 どんなことでも 可能 なのですから!


それからすぐにスタジアムなどの建設が始まった。
『山田』と『藤堂』がその建設現場の前にいた。

藤堂「ハッハッハ! 見たまえ!この
 ビッグでグレートな コロシアムを!!

 プールから ゴルフのコースまで
 ありとあらゆる 施設が 揃っているんだぜ。

 ここで くにおに 大恥を かかせて
 やるのさ。ま、実力の 違いって奴だな。

髪をかき上げ歯がキラリ。

山田「う~む、何だか オレまで ドキドキ
 してきたぞ。そうか~ くにおも これまでか~

 ………ところで、何だか 腹が減ったな
 ラーメンでも おごってもらおうか 藤堂くん。

藤堂「ん? 何を セコイ事を…………

 どこの店だ? ボクが 店ごと
 買い取って あげようじゃないか。ついてきたまえ。」

 去っていく『藤堂』に
 そんな『藤堂』を見て涙する『山田』であった。


特徴

・4人プレイ可能

・4人プレイの際は
 「熱血行進曲」のように4人同時で競技する訳ではなく
 「1VS1」か「個人競技(1人プレイ)」なので
  1コントローラと2コントローラを使います訳で十分であり
  追加にコントローラを接続する必要はない。

 プレイヤーは
 『熱血』『花園』『冷峰』『連合』の中の4チームを選択する事になるが
 競技にはほかに『オクラホマ』というチームも含まれ
 全5チームで争う事になる(『オクラホマ』はプレイヤーは使用不可)

 1チーム5名。
 「熱血行進曲」時は1チーム6名だった。
 だから

 『熱血』は『たかみね』
 『花園』は『まえだ』
 『連合』は『さわぐち』
 『冷峰』は『おとなし』

 の4人はリストラである。(悲)

・モードが3つある。

 『ノーマルモード』:全部の競技を順番通りに行う。(1~4人用)

 『ショートモード』:3つの競技を選んで行う。(1~4人用)

 『れんしゅうモード』:1つの競技を行い、何度も繰り返しプレイが可能(1人用


・競技は「1VS1」か「個人競技」でメダルの数を競う。

 1VS1対戦はトーナメント戦で行われる。
 「1P対2P」と「3P対4P」行われ
 勝った同士で対戦。
 負けた方同士で対戦。
 2回勝つとシードである『オクラホマ』との決勝戦となる。
 負けた方が次に勝つと3位と4位の決定戦をとなる。


 『銅メダル』10枚で『銀メダル』1枚
 『銀メダル』10枚で『金メダル』1枚

 つまり『銅メダル』100枚で『金メダル』1枚という事になる。

 競技の前にはマネージャーに買い物をするか否かを問われる。
 買い物をするといくつかの店で買い物を行える。
 買い物は所持メダルをお金として購入する事が出来る。

 ・情報屋
  有料でその競技の遊び方やテクニックを知る事が出来る。
  『応援』なんて項目もある(有料)

 ・薬屋
  自身のステータスアップのアイテムを売っている。
  購入した薬は自身に使われるもので、任意で使用キャラを選択する事は出来ない。
  ただ『毒薬』は自分のチームを含めた全キャラを
  ランダムで体力を大幅に奪う事が出来る。

 ・アイテムショップ
  自身のステータスを向上させるアイテムを売っている。
  購入したものは購入したキャラクターのみで使われる。

 ・スポーツショップ
  各競技のアイテムを売っている。


 競技1つ1つの順位に応じてメダルをもらえる。

 1位:金メダル15枚
 2位:金メダル5枚
 3位:金メダル1枚
 4位:銀メダル5枚
 5位:銅メダル5枚

 各競技ごとに特別賞があり、受賞すると金メダル5枚もらえる。

 全ての競技を終えた後に個人賞が発表され受賞するとメダルがもらえる。
 但し「なめてるやつでしょう」は金メダル15枚を没収される。

 それらの後で結果発表が行われ1位のチームが当然優勝となる。

 「1人プレイ」「ノーマルプレイ」それで「熱血チーム」で優勝すると
 エンディングを見る事が出来る。

[競技紹介]

「400mハードル」

1VS1で対戦を行い
どちらが先にゴールに着くか
それとも相手側の体力を無くさせたら勝ち

 [操作方法]

 右キー:歩く
  『右キー』素早く2度押し:ダッシュ
 左キー:スピードダウン
 移動中に下キー:スライディング(高いハードルのバーをくぐる)

 Aボタン:エルボー(ハードルの『バー』を壊す)、壊して落ちているバーを拾う。
  バー所持時:回転してバーで相手選手を殴る。

 Bボタン:ジャンプ
  ジャンプ中最高点でAボタン:旋風脚
   ※最高点じゃないところでAボタンを押しても発動しない。
 
 ジャンプ中、バー所持時にAボタン:向いている方向にバーを投げる。


「ハンマー投げゴルフ」

 1人だけの個人競技

 右方向にあるカップに目掛けてハンマーを投げて
 少ない回数でカップに入れたら勝ち

 通常のゴルフゲームのようにトップビューで投げる方向を選ぶ事はない。
 常に右方向に投げ、基本的には最終的に飛距離をゲームが調整してくれるので
 カップを越えてしまう事はない。


 [操作方法]

 [ハンマー投擲時]

  Bボタン連打:パワーを溜める。
  Aボタン:溜めたパワーの状態で投擲

  ※パワーを溜めているとゲージが光り出す。
   この時、素早くAボタンて投擲しないと転倒などして飛距離を出せない。

  上キー+Aボタン:上方向に投擲
  下キー+Aボタン:下方向に投擲

 [ハンマー投擲中]

  左キー:飛距離を縮める
  右キー:飛距離を伸ばす

  ※コースは『ラフ』『バンカー』『池』などがある。
  『ラフ』『バンカー』:足場が悪くパワーが溜めにくい。
  『池』落ちると1打無駄にする。

  それらを避けるためにキーを活用するのは重要。


「水泳バトルロイヤル」

 1VS1で勝負し
 相手の体力を無くさせるか
 制限時間を過ぎて体力が多いほうが勝ち。

 『体力』の他に『空気』ゲージがある。
 水中に入ると当然減り、
 『空気』ゲージがない状態で水中にい続けると
 短時間気絶して体力をかなり消耗する。

 [操作方法]
 
 [水上時]

  ※水上にい続ける限り、自然と空気ゲージが回復する。

  下キー:水中に沈む
  
  Aボタン:その場ジャンプ
   反対のコースにキー+Aボタン:相手のコースにジャンプ
    (相手に乗られると空気を大量に消耗する)

  [ジャンプされて相手の上に乗られた時]
   下キー+Bボタン連打:水中に逃れる。 

  Bボタン:息継ぎ(通常より早く空気が回復する)



 [水中時]

  十字キー:移動(泳ぐ)

  Aボタン:水かきをして早く移動
  Bボタン:キック

  相手に接近すると組む事が出来る。

  [水中組み時]
   Bボタン連打:相手を締め付ける。(相手の空気ゲージ現象)

  [相手が水上にいて自分が真下にいる時]
   Bボタン連打:水上の相手を水中に引きずり込む。


「ビル越え棒幅跳び」

 個人競技

 いくつもあるビルの屋上を棒高跳びで越えてゴールを目指す。
 但し必ずしも棒を使ってゴールを目指す必要はない。
 アイテムなしならば3回まで落ちるのを許容。
 4回落ちるとそこまでの越えた穴の数が記録となる。

 [操作方法]

 右キー:歩く
  素早く2回右キー:走る

 Bボタン:ジャンプ、(物があれば)拾う
  棒所持時にBボタン:押し続けで棒がしなり、Bボタンを離すとジャンプ

 Aボタン:(物があれば)捨てる。


 ※ ところどころで『一輪車』があり、
  『一輪車』に乗るとビルにワイヤーが張ってある場合、その上を走る事が出来る。
  『一輪車』があるのに『ワイヤー』がない穴もあるので注意。

 [一輪車搭乗時]
  Bボタン:ジャンプ
  Aボタン:捨てる


「はちゃめちゃ柔道」

 1VS1の柔道
 めちゃくちゃな柔道技を仕掛けるなどして相手の体力を無くせば勝ち。
 時間切れの場合は体力があるほうが勝ち

 『体力』の他に『気力ゲージ』があり、これを0にする事で技をかける事が出来る。

 攻撃していないときに気力は自然回復する。
 (パンチ、キックなどしていると回復が止まる)

 [操作方法]

  十字キー:移動
   左右キー素早く2回:ダッシュ

  Aボタン:キック
   ダッシュ中にAボタン:ジャンプキック
  
  Bボタン:パンチ
   ダッシュ中にBボタン:タックル

  [組み時]

   Bボタン連打:相手の気力を下げる
    向いている方向と逆側にキー+Bボタン連打:組み解除

   [相手の気力が無くなった時]

    Bボタン:技変更
    Aボタン:表示中の技をかける。

     ※技をかける時間は短いので時間をかけて選択していると組みが解除される。


点数は70点

良い点
・追加コントローラが無くても4人で遊べる。

悪い点
・キャラの個性が薄い
・4人同時プレイができないためハチャメチャ感が薄れる。
・競技のメダル数のバランス
・連打が試合を左右するゲームが多い。
・応援ガールなし

良い点
・追加コントローラが鳴くても4人で遊べる。
 このゲームは個人競技か2人での対戦競技に分かれるため
 追加コントローラが無くても1コン2コンだけで遊べる。だが、これは後述する悪い点にもつながる。


悪い点
・キャラの個性が薄い。
 前作(「熱血行進曲」)では勝ち抜き格闘では技を持っているキャラは固有の技を使えた。
 (くにお:マッハキック、りき:マッハパンチ)
 しかし、今回は固有の技は消滅。
 体力、攻撃力、防御力、スピードなど数値的な個性しかない。
 「はちゃめちゃ柔道」であるべきだと思うんだけど・・・
 やっぱり容量的な問題か・・・


・4人同時プレイができないためハチャメチャ感が薄れる。
 上での良い点のデメリットみたいなものだ。
 みんなで一斉でバタバタする乱闘がないのがちと残念。

・競技のメダル数のバランス

 1位:金メダル15枚
 2位:金メダル5枚
 3位:金メダル1枚
 4位:銀メダル5枚
 5位:銅メダル5枚

 特別賞:金メダル5枚

 って…
 パッと見だとそんなに差がないように思えるが
 銅メダルを合わせるとこうなる。

 1位:銅メダル1500枚
 2位:銅メダル 500枚
 3位:銅メダル 100枚
 4位:銅メダル  50枚
 5位:銅メダル   5枚

 特別賞:銅メダル500枚


 つまり1位と5位とでは300倍の差があるのである。
 ちとやり過ぎじゃね?

 しかも、優良アイテムを購入するには
 当然、金メダルを大量に必要とするので
 その時点で下位のチームはかなり優勝するには厳しくなってしまう。
 せめて、下位のチームはアイテムを安く販売するなんていう要素があればなぁ…

 一応、競技中に金メダルが落ちている為、それを集めるのに必死になりがちになる。


・連打が試合を左右するゲームが多い。
 全5競技中、連打に関連するのが3競技。
 連打が下手な人はそれだけで差を付けられてしまう。
 特に『ハンマー投げゴルフ』は95%は連打で決まると言っても
 過言ではないので連打が下手な人にはツライ。





昔の思い出としては前作の運動会よりもプレイヤーの暴れ率が高かったな~。
自分は兄とプレイして、兄がブチギレた。
後、いとこの幼い兄妹とプレイして妹が兄に勝ってしまい、妹を殴って泣かすという事案が発生。
おそらく1競技1回だからかもしれない。
前作は同一の競技を何度もプレイできたから仕切り直しという意味があったのだろうが今回は一度だけ。
それが大きな差なのかもしれない。

個人的には前作の乱闘になる感じが好きだったからちと評価は落ちる。
それでも優良なゲームであることは変わらない。
まぁ、自分の評価が落ちるのは自分の連打が下手だったからかもしれない。(苦笑)


しかし、競技が全て独自操作である為に
今までの「くにおくんシリーズ」の操作がほぼ通用しない。
ダッシュで横キーを2回早押しするぐらいしか共通点はないんじゃないか?
だから、持ち主と初プレイヤーの場合は、実力差が付きやすく
1VS1という仕様上、弱いプレイヤー同士で結託して1人を狙うなんて事も出来ない。
その為、一方的な展開になりがちである。

メダルの数でアイテムの購入に差が付くので
下位の人は当然、ゲーム技術も低いから更に逆転しづらい。
もはや、薬屋で安価な『毒薬』買って競技全体を荒らすぐらいの事しか
面白味がなくなってしまう…

毒薬:味方チーム含めた全選手のうち1人のHPを激減させる効果



各競技等の感想

「400mハードル」

 全部の競技をプレイする際には最初にプレイする事になるが
 走りが操作が独特であり、
 旋風脚などを浴びせ、転ばせてコース外に出すと
 スクリューをして復帰するが
 その起き上がりに旋風脚を浴びせてまた画面外に出すなんて事を繰り返し
 熟練者なら未プレイのプレイヤーに対して
 一方的に攻め続け全く手を出させず完封する事も可能。

 ハメに近い展開にリアルファイトを誘発しやすい競技である。


「ハンマー投げゴルフ」

 『400mハードル』で10個の金メダルを取ってないと
 もはや上位入賞が厳しい競技。
 金メダル10個で購入可能なアイテムの『きりもみ』は自動連打してくれるアイテム。
 もはや人力の連射で敵うものではない。
 
 せいぜい、上キー連続押し投擲で金メダルを拾いまくるしかない。
 ただ、飛距離が伸びず投擲回数が増える事で
 1人のプレイ時間が増すので対人戦で行うと顰蹙を買う行為である。


「水泳バトルロイヤル」

 「1VS1」
 これも独自操作で実力差出やすい。
 特に組みの時の連打は、必死こいて連打しているのに
 こちらが一方的に負けているような感覚に陥りやすい。
 それに上級者だと水面を完全に制圧して
 空気を吸いたい初心者を水中に沈めたままにするのもそう難しくない。
 
 それとアイテム購入可能な

 『ピラニア』

 コイツが出現すると水面出られなくなるのはアカンだろ。


「ビル越え棒幅跳び」

 これもまた独自操作であり
 特に棒を使っての飛びの飛距離を出すためには
 ボタンを離す習熟を要する。
 初回の人間がゴールにたどり着くのはまず無理である。


「はちゃめちゃ柔道」

 格闘みたいものなのだから
 普通のくにおくんシリーズの操作性を導入してもいいようなものを…
 ジャンプは出来ないし、全体的に動きが硬い。

 「熱血行進曲」の「勝ち抜き格闘」のように
 各キャラの必殺技が使える訳ではないというのも面白味を失う原因。
 キャラの個性はステータスだけってのはなぁ…

このゲーム、上級者と初心者だと差が付きやすいのがねぇ…
でも競技の発想自体は非常に好き!!

『ハードルを壊して、板を拾って相手に投げつけろ』とか
『ビルとビルの間を棒を使って跳び越えろ』とか

そんななかなか弾けた考えはそう思いつく事ではないわ。
くにおくんらしくぶっ飛んでるっていう…いいね。


あ、そうそう。
後、個人的に残念だと思ったのは
「熱血行進曲」にあった順位発表時の応援ガールの廃止。
こういうゲーム自体に無くても構わない無関係な要素に
力を入れている遊び心は非常に大好き!!
ファミコンの容量は非常に限られているのに…

ちなみに本作の場合は買い物の際、ブランコに行くと乗る所は可愛い!
でも、4人のマネージャー、みんなリアクションが共通なのがなぁ…
後、一息…もうちょっとぉ…


ここからがネタバレ



















1人プレイで『熱血チーム』で1位を取るとエンディングが流れる。

藤堂グループの社長室で『秘書』と『こうのすけ』が話をしている。

秘書「ほっほっほ。あれ以来 おぼっちゃまは
 姿を 現しませんなぁ。

 あんなに 一生懸命 ウソ泣きして
 会長を だましたと いうのに

こうのすけ「ウム、まもるの奴め セコイ事を
 考え追って ワシが 引っかかるとでも 思ったか

 初めから こうなるのは 分かっておった。
 まもるには 良い 薬に なっただろう。

秘書とこうのすけは最初から見抜いていたのであった。
そこへ『くにお』が現れる。

くにお「けっ、やたら 広いビルだなぁ~ ここは。
 随分 迷って やっと たどり着いたぜ。

 オッチャンが 藤堂の 親父さんだな?」

こうのすけ「おお~、君が噂の くにおくんだな!
 よく来てくれた一度 会ってみたいと思っていたよ

 ウム、ワシが 思っていた とうりの
 ハンサムな 少年じゃな。

くにお「?誉めたって 何も出ねぇぞ。
 今日は ちょっと 言いたい事があって 来たんだ。

こうのすけ「いや、君が 怒るのも 無理はない。
 君には 謝らなければ ならないと 思っとるよ。

 まもるの わがままを 聞いてやったのも
 全て まもるの 教育の為。

 ワシが 甘やかして 育てた ばかりに
 負けず嫌いに なりすぎてな。

くにお「ふうん、そうだったのか。
 藤堂は 良い 親父さんを 持ってるんだな。

 別に 俺は 怒ってはいないぜ!
 ただ ちょっと 挨拶に 寄っただけさ!

 じゃあな 俺は 色々 忙しいんだ
 そろそろ 帰るぜ。

 オッチャンも 頑張って 仕事を やれよ。
 また会おうぜ!

立ち去るくにお。
一方、コロシアムの解体現場前にいる『山田』と『藤堂』

山田「も、もうコロシアムも 取り壊しに
 なっちゃんだね~ ハハ 勿体ないなぁ。

藤堂「そ、そうだな……まあ ウチの 会社に
 とっては、 大した お金では なかったんだけどね

計画が失敗して何やら気まずい二人であった。
『藤堂』は『オクラホマ』の選手が帰国する飛行機の時間になるという事で
『山田』より先に空港に見送りに向かった。


『ジョニー』と『ラファエル』に別れを告げる『藤堂』

ジョニー「ヘーイ マモ~ル。トテモ タノシイ
 イベント ダッタヨ。 ニッポン スバラシイ クニネ。

飛行機の出発の時間を告げる『ラファエル』

藤堂「うむ、君達が 優勝する 姿を
 見れなくて 残念 だったよ。

 これは ボクからの 友情の印だ
 受け取って くれたまえ。

花束を『ラファエル』に渡す藤堂。
 
ラファエル「オオォ~。ベリー ビュリホ フラワ~。
 サンキューデェス、 マモ~ル。

藤堂「オクラホマに 帰ったら、みんなに
 ボクが いかに ナイスガイだったか 伝えてくれ。

 では、 さらばだ!」

ジョニー「グッバ~イ。 マモル!
 シ~ユ~ アゲインネ!」

去っていく2人を見送った『藤堂』は

藤堂「うんうん、何だか 清々しい
 気分だな。 負けたと いうのに…

遅れて『くにお』が登場する。

くにお「あれ? 外人 もう 行っちゃったのか?
 せっかく 見送って やろうと 思ったのにな。

藤堂「くにお!…君も わざわざ
 来てくれたのか? そうか 君って奴は…

 フッ、 ボクとしたことが、 何だか
 君を 誤解していたような 気がするよ。

くにお「何だ?突然? 気味悪いな。
 今頃 俺が 良い奴だって 気が付いたか?

そこへ『ラファエル』にあげた花束を持った『山田』が登場する。

山田「おおぉ~~い、見れくれよ コレ!
 向こうの ゴミ箱に 捨ててあったんだ。

 いや~ もうかったやったなぁ
 良い物 拾っちゃったなぁ ラッキー

『藤堂』の表情が豹変する。

藤堂「…な!! 何だとぉぉ~~~!!
 あの 糞外人っ!!

 くにお! 貴様! やっぱり許さん!
 もとはと言えば お前 全部悪いんだ!

 このボク寄り目立つのが 許せん!
 先ほどの 台詞は 取り消す!!

くにお「何だよ! さっきから 勝手な事
 ばっかり 言いやがって!!

 てめえら やっぱり 俺を からかってるな?
 また 何か 悪だくみ してるんだろ!

すごむ『くにお』に対して後ずさりする『藤堂』と『山田』

藤堂「ぬぬぬ、 言わせておけば…
 山田くん やっちゃいなさい!

山田「ひっ!ひぇぇ まずい。
 あ、後は 任せちゃうよ じゃあね!

逃げる『山田』

くにお「あ! 逃げるのか?
 卑怯だぞ! コラ!!

藤堂「ふっ 仕方ない、今回は
 君の 勝ちに しておいてあげるよ

くにお「前も そう言ってた じゃねえか!
 ったく 懲りない 奴らだな!!

 よぉし、 今日こそ
 決着を 付けてやるぜ!!

逃げ去る『藤堂』で
スタッフロール

夕暮れのブランコで『ももぞの』がブランコに乗っていて
『おしまい♡』

『ラファエル』『ジョニー』にまで『藤堂』の人格を見抜かれていたのか…
それとも噂で聞いたのか…
出会いが描かれてなかったから全く分からんが…
花をゴミ箱に捨てるこた~ね~だろ。『ラファエル』よ。

『山田』は「熱血物語」で

「全国の山田さんには申し訳ないが 悪の大ボス 山田だ」

とまで言っていたのにな…ポンコツ化が進む(悲)

『藤堂』は好青年になろうかって所で…
花の件で対立を深める事になる。

まぁ、でもここで『くにお』と『藤堂』が和解してしまっては
シリーズ続けられなくなるからね。
仕方ないのかもしれないね~。

本作発売は1992年6月。
もうスーパーファミコンが発売されて1年半。
こういった4人でプレイ可能な運動会系くにおくんを
スーパーファミコンでプレイしたかったな~。
「ボンバーマン」とか「桃鉄」などの多人数でゲームが出来る
マルチタップも比較的手に入り易かったからな。
これに関しては油田を持っている『藤堂』の父でもどうにもならかったって所で…(悲)



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2 コメント

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Unknown (ザ・シャネルマン)
2011-10-12 00:12:59
おおっ早速新レビューが^^

このゲームこそチームバランスがひどいと思いますw
冷峰連合の2強、熱血花園の2弱がはっきり分かれていて、このゲームはそれほどやり込んでないですけど、おそらくやり込んでも変わらないような気がします・・・^^;

このゲームでリアルファイトに発展とか熱いですなw

どうでもいいですが、下の文字認証が7777!
よし、明日は打ちに行くしかない^^
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リアルファイト (髭人)
2011-10-12 21:32:41
コメントありがたき幸せ。

キャラクターは「体力」「力」「防御力」「素早さ」のみの違いだけですから、数値の違いが競技の決定的な要素になってしまいますもんね。

400mハードルは後方に吹っ飛ばして復帰し
た時に再び追撃。
うまい人と対戦すると手も足も出ないまま敗北が決まってしまいますから、結構イラッと来るもんですよ。

「7777」それはすごい。
そういえば、くにおくんのパチンコがあったそうですね。
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