若手の歴史研究者、静岡文化芸術大学 磯田道史教授の「無私の日本人」(文春文庫)を読みました。
穀田屋十三郎
中根東里
大田垣蓮月 の歴史に埋もれた三人の人物に焦点をあてて書かれています。
このうちの穀田屋十三郎は映画「殿、利息でござる!」の原作です。
無私の三人の人物を拾いだしてその惻隠、献身、謙譲を描いています。 共に日本人の誇るべき、そして近年忘れられてきた美徳と言ってよいと数学者・作家の藤原正彦さんは解説で書かれています。
磯田教授は「武士の家計簿」を10年ほど前に書かれました。 これも映画になりました。
世の中 世知がなくなってきていますが、このような立派な日本人がおられたことに感動しました。