2013年11月3日(日曜日)、14時05分キックオフ
J2第39節 東京ヴェルディvsカターレ富山
場所、味の素スタジアム
カターレ富山 9勝11分18敗 19位
監督:安間貴義
----------10苔口卓也----------
----------39白崎凌兵----------
5舩津徹也-11ソ・ヨンドク-13キム・ヨングン-17木本敬介
----------8大西容平-----------
---30木村勝太--3御厨貴文---15平出涼---
----------41守田達弥-----------
控え:1飯田健巳、19池端陽介、27吉川健太、32國吉貴博、25山本祥輝、18西川優大、20三根和起
東京ヴェルディ 14勝12分12敗 11位
監督:三浦泰年
----44高原直泰----17常盤聡----
---------11西紀寛--------
15小池純輝-14鈴木惇-8中後雅喜-19森勇介
---2石神直哉-3刀根亮輔-26井林章---
---------1佐藤優也--------
控え: 32ポープ・ウィリアム、5金鐘必、6福井諒司、35関光博、10安田晃大、18巻誠一郎、7中島翔哉
結果
東京ヴェルディ 1-2 カターレ富山
得点者(カッコ内はアシスト)
東:16'高原直泰(中後雅喜)
富:14'苔口卓也、36'白崎凌兵
交代
東:81'西紀寛→中島翔哉、85'高原直泰→巻誠一郎、90'常盤聡→金鐘必
富:51'木本敬介→國吉貴博、77'苔口卓也→西川優大、87'ソ・ヨンドク→池端陽介
警告
東:74'西紀寛
富:
退場
東:
富:
主審:西村雄一 副審:八木あかね/聳城巧 四審:清水勇人
観客 3,988人
※ポジション変更
東京V
西→中島、高原→巻は同じポジション、常盤→金鐘必で3-3-2-2に変更
---7中島--18巻---
---8中後---5金---
15小池--14鈴木--19森
--2石神-3刀根-26井林-
------1佐藤-----
富山
木本→國吉、苔口→西川は同じポジション、ソ・ヨンドク→池端で4-4-2(4CB)に変更
----18西川--39白崎-----
5舩津--13キム---8大西--32國吉
--30木村-19池端-3御厨-15平出--
-------41守田-------
お互い負けられない一戦はカターレ富山が勝利
毎年のように残留争いに巻き込まれている19位カターレ富山と、
昇格プレーオフに進出できる6位との勝ち点差が6、これ以上負けられない11位東京ヴェルディの一戦。
前半。
先制したのは富山。
14分、東京V石神の横パスをカットした苔口がミドルシュート、GKが触ったもののボールはゴールに吸い込まれる。
しかし直後の16分、東京Vがコーナーキックからニアに高原が飛び込んでヘディングシュートを決め、同点に追いつく。
その後は東京Vが押し込む展開だったが、18分、相手CKからのカウンターはクロスに西が合わせられず、
19分には西からのクロスにゴール前で常盤が合わせるも枠を外し、追加点のチャンスを逃す。
追加点は富山。36分、ソヨンドクのドリブルからPA手前の白崎にパス、ワンタッチで相手DFをかわし、苔口と重なり気味だったが
お見合いにならずにシュートを決めた。
その後は試合が落ち着いて富山1点リードで前半を折り返す。
後半。
立ち上がりに富山が左サイド舩津からソヨンドク、白崎、舩津と縦につないでシュートを狙うもサイドネット。
そこからは東京Vのペース。
12分、ゴール正面から中後のフリーキックはきれいな弾道を描いたがわずかに左に外れる
17分、左からのコーナーキックをニアですらし、ファーサイドで刀根が折り返すもボールはゴール前を横切る
27分、同じく左からのコーナーキックをニアですらし、今度はゴール真正面で常盤が合わせたがボールは枠の上に行ってしまう。
富山の守備が東京Vを捕まえられなくなり、同点は時間の問題・・・かと思われたが、
西に代えて中島、高原に代えて巻、常盤に代えて金鐘必と、過去の対戦やこの試合で富山が抑えられなかった選手が
次々とピッチを去り、しかも代わって入った選手が全然機能しない。
後半立ち上がりに木本の頭部負傷で長く試合が止まった影響からATが6分もあったものの、1-2のまま試合は終了した。
カターレ富山は順位は19位のままだったが勝ち点を41に伸ばした。
J2下位(残り3試合)
19位 カターレ富山 41
20位 ザスパクサツ群馬 37
21位 FC岐阜 33
22位 ガイナーレ鳥取 29
JFL上位(残り3試合)
1位 AC長野パルセイロ 69 ※J2参入資格なし
2位 カマタマーレ讃岐 65
3位 FC町田ゼルビア 55
JFLで町田ゼルビアの2位以内が消滅したことで、入れ替え枠が1ないし0.5に減少、
カターレ富山が最下位に転落する可能性がなくなったことから、カターレ富山のJ2残留が確定した。
一方の東京ヴェルディは痛い敗戦。6位の徳島ヴォルティスも敗れたものの、
残り3試合で昇格プレーオフ圏との勝ち点差は6。非常に厳しい状態になった。
カターレ富山は会心の出来もセットプレーの守備を修正できず
カターレ富山は両サイドの豊富な運動量と守備の粘りで連勝。
「カターレ富山の1点リードの終盤」というといつもはドキドキハラハラで、失点が先か試合終了が先かというギリギリの状態で、
前節も2点リードにもかかわらず終盤バタバタして追いつかれかけていたが、今回の試合では、
相手の采配ミスもあり、わりと余裕で試合終了を待つことができた。
しかし、失点したときのミスマッチを後半も修正しなかったことはちょっと気になった。
相手コーナーキックのときに、ニアサイドに背の低い木本敬介を置いていたのだが、そこを突かれて、
「敢えてニアサイドの木本めがけてボールを蹴り、彼に競り勝つ」という形で前半に失点してしまった。
完全なミスマッチなので後半は選手の配置を換えてくるだろうと思っていたのだが、後半もそのままで、
木本めがけて蹴る→競り勝ってボールをフリックする→ゴール前で決定機という形を2度も作らせてしまった。
相手の決定力不足に助けられたが、修正しなかったことで勝てた試合が負け試合になるおそれもあった。
不可解な交代策で自滅した感のある東京ヴェルディ
東京ヴェルディは、カターレ富山と相性の良い飯尾一慶がケガで出場できなかったのは不運だが、
それでもスタメンの11人で同点に追いつけるだけの試合はできていた。それだけに、選手交代で勝てる可能性を
自ら減らしてしまったのが本当に残念。特に3人目の交代で投入した金鐘必は、安田晃大ではダメだったのだろうか。
センターバックの金鐘必を、パワープレーで使うでもなく2列目で起用するぐらいなら、元ギラヴァンツ北九州の選手として
富山に対して良いイメージを持っているはずの安田を投入したほうが、同点に追いつける可能性はあったと思う。
あと、昨年、2種登録ながらJ2でハットトリックを記録し衝撃を与えた中島翔哉は・・・
三浦監督が干していると思っている人もいるかもしれませんが、正直、カターレ富山のDFで十分に守れるレベルでした。
スタメンで出られないのはただの実力不足です。
西紀寛がそのまま出続けていたほうがカターレ富山にとってはヤバかったかもしれないです。
それ以外のこと。
この試合では、東京ヴェルディのユニフォームの胸スポンサー、GaGa MILANOとつながりのある、
元大関の把瑠都さんが東京ヴェルディの応援に駆けつけてくれました。
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