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椎間板ヘルニアからの復帰をめざしてただいま絶好調静養中!

22チーム中10位とは

2012年05月24日 02時54分30秒 | カターレ富山

今年のカターレ富山は目標は10位とか言っていて、それはもうほぼ不可能なんですけど、
一方で愛媛FCのバルバリッチ監督も「プレーオフ圏内を目指しつつ、10位以内」という目標を掲げていて、
こちらの方はしっかりと現実的に目標を捉えられる順位で推移しています。

ところで、どれだけの勝ち点を積み上げれば10位になれるのでしょうか。
ほぼ真ん中の順位ですから、「勝敗五分?」「ちょっと勝ち越すぐらい?」と、漠然としたイメージは持てると思うのですが、
勝ち点で言えばどれぐらいなのか、というのはあまりわからないと思うんです。

去年、「13位(当時の富山の目標順位)になるためにはどれぐらいの勝ち点が必要なのか」というのをこのブログでやりまして、

カターレ富山の目標13位って
http://blog.goo.ne.jp/hidekaya/e/ab56b4f310cb7361b64ce4b32dd2f968

20チームでやっている海外リーグの結果と、これを書いた当時のJ2リーグの順位表から計算して
「13位の勝ち点は46~49」と予測したところ、実際には勝ち点48が13位と、見事予想の範囲内に収まったので、
今回も調子に乗って「22チーム中10位とはどれだけの勝ち点が必要なのか」を計算してみたいと思います。

まずは世界各リーグの「22チーム中10位(42試合)」です。

スペイン・セグンダディヴィジョン 過去5シーズン
2006-07シーズン 10位 ポリ・エヒド 16勝10分16敗 勝点58
2007-08シーズン 10位 エルチェ 14勝12分16敗 勝点54
2008-09シーズン 10位 ヒムナスティック 14勝15分13敗 勝点57
2009-10シーズン 10位 コルドバ 14勝13分15敗 勝点55
2010-11シーズン 10位 ヌマンシア 17勝6分19敗 勝点57
2011-12シーズンはまだシーズン中

イタリア・セリエB 過去5シーズン
2006-07シーズン 10位 アルビーノレッフェ 11勝20分11敗 勝点53
2007-08シーズン 10位 フロジノーネ 15勝11分16敗 勝点56
2008-09シーズン 10位 ピアチェンツァ 14勝13分15敗 勝点55
2009-10シーズン 10位 エンポリ 15勝11分16敗 勝点56
2010-11シーズン 10位 モデナ 12勝19分11敗 勝点55
2011-12シーズンはまだシーズン中

22チーム制のリーグってあまり見当たらないですね。
中堅・マイナー国まで調べてたらキリがないので、今回はこの2つのリーグの結果をもとに計算してみます。
そしてサンプル数を増やすために、去年は過去3シーズンを調べたのですが、今回は過去5シーズンの結果を参考にします。

というわけで10位なんですが、勝ち点55前後って感じですね。

そして、それぞれの勝ち数、引き分け数、負け数、勝ち点を平均すると、こうなります。

14.2勝 13分 14.8敗 勝点55.6

四捨五入すると

14勝13分15敗、勝点56・・・ですが、勝敗数に合わせると勝点55


意外にも負け越しです。
ちなみに今現在(第15節終了時点)の10位は愛媛FC(さすが)で6勝5分4敗の勝点23で
このペースだと17勝14敗11敗の勝点65と、計算で出した値と10も違ってしまいます。

10位のために必要な勝点は55~65!と言ってしまうと、ちょっと幅広く取りすぎの
田宮榮一状態(「犯人は20代~30代、もしくは40代~50代」などの発言でおなじみ)になってしまいますね。

うーん・・・・

10位の目安は勝点55~60、これぐらいでどうでしょうか。



10位を調べたついでに、カターレ富山とは全く関係ないのですが、プレーオフ圏内である6位の勝ち点の目安も算出してみます。

スペイン・セグンダディヴィジョン 過去5シーズン
2006-07シーズン 6位 アルバセテ・バロンピエ 16勝12分14敗 勝点60
2007-08シーズン 6位 エルクレス 14勝16分12敗 勝点58
2008-09シーズン 6位 レアル・ソシエダ 17勝16分9敗 勝点67
2009-10シーズン 6位 エルチェ 18勝9分15敗 勝点63
2010-11シーズン 6位 セルタ 17勝16分9敗 勝点67
2011-12シーズンはまだシーズン中

イタリア・セリエB 過去5シーズン
2006-07シーズン 6位 ブレシア 19勝10分13敗 勝点67
2007-08シーズン 6位 ピサ 19勝14分9敗 勝点71
2008-09シーズン 6位 グロッセト 18勝10分14敗 勝点64
2009-10シーズン 6位 チッタデッラ 18勝12分12敗 勝点66
2010-11シーズン 6位 レッジーナ 15勝16分11敗 勝点61
2011-12シーズンはまだシーズン中

それぞれの数字を平均すると

17.1勝 13.1分 11.8敗 勝点64.4

四捨五入すると

17勝13分12敗、勝点64。勝敗数に合わせても勝点64

これが昇格圏6位以内の目安になります。

これも今現在(第15節終了時点)のJ2ランキングで見てみると、6位は大分トリニータで8勝4分3敗の勝点28。
このペースのまま行くと22勝11分9敗の勝点77。今度は計算で出した値と13も差が出てしまいました。

6位が9敗ってのも違うなと思うので・・・

プレーオフ進出の目安は勝点64~70、これぐらいでどうでしょうか。



さらにさらに、カターレ富山には非常に重要な残留争い、確実に残留できる最低限の順位、20位の勝ち点も算出します。

スペイン・セグンダディヴィジョン 過去5シーズン
2006-07シーズン 20位 ポンフェラディーナ 11勝13分18敗 勝点46
2007-08シーズン 20位 カディス 12勝13分17敗 勝点49
2008-09シーズン 20位 アリカンテ 8勝11分23敗 勝点35
2009-10シーズン 20位 ムルシア 11勝17分14敗 勝点50
2010-11シーズン 20位 テネリフェ 9勝11分22敗 勝点38
2011-12シーズンはまだシーズン中

イタリア・セリエB 過去5シーズン
2006-07シーズン 20位 アレッツォ 12勝15分15敗 勝点45 (6ポイント減点)
2007-08シーズン 20位 ラベンナ 8勝11分23敗 勝点35
2008-09シーズン 20位 ピサ 12勝12分18敗 勝点48
2009-10シーズン 20位 マントヴァ 10勝18分14敗 勝点48
2010-11シーズン 20位 トリエスティーナ 8勝16分18敗 勝点40
2011-12シーズンはまだシーズン中

イタリア・セリエBの2006-07シーズンの20位が勝ち点減点のペナルティを伴うものなので、
これを除外した9つの結果でそれぞれの数字の平均を出すと・・・

9.89勝 13.56分 18.56敗 勝点43.22

四捨五入すると

10勝14分19敗 勝点43

試合数を合わせるために勝敗数で小数点以下の小さい方を切り捨てたいんですが、
引き分け数と負け数の小数点以下が同じなので

10勝13~14分18~19敗 勝点43~44

ということにしましょうか。

20位でも勝ち点40を越えるんですね。これは私もちょっと甘く見てました。

今現在(第15節終了時点)のJ2ランキングで見てみると、20位は町田ゼルビアで3勝2分10敗の勝ち点11。
このペースで行くと8勝6分28敗の勝点30。今度は逆に計算で出した値より10以上も下回ってしまいました。

たしかに下から3番目の順位で42試合勝点30というのも低水準な気がするので・・・

残留の目安は勝点38~44、このぐらいでしょうかね。ちょっと広く取りすぎですかね。


最後に。

カターレ富山は第15節を終えた現在で勝点10なので、残留するには残り27試合で勝点28~34が必要となります。

残り27試合で勝点28を得るには・・・6勝10分11敗、7勝7分13敗
残り27試合で勝点34を得るには・・・7勝13分7敗、8勝10分9敗、9勝7分11敗

このあたりが現実的にありえる勝敗になるのではないでしょうか。

海外リーグの結果をもとに算出した「勝点43~44」が残留ラインになる場合は、
カターレ富山は今の段階から勝敗五分の戦いができていないといけないことになるので、そう考えると、

残留確実な20位さえもけっこう難しいということがわかります。

たぶん今は誰もが「20位とは1差、1回勝てば順位入れ替わる」ぐらいに思っているでしょうけど、そう思っていたらダメですよ。
あくまで「シーズン全体で必要な勝ち点」という考え方を持つべきだと思います。


ちなみに10位の目安、勝点55になるには、残り27試合で勝点45が必要。

勝点45を稼ぐために必要な勝敗は・・・10勝15分2敗~15勝0分12敗

非現実的に引き分けゼロで計算しても3つ勝ち越さないといけないんですね。そんなの不可能です。

はい、10位到達不可能ということで。

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クラブライセンスを読む(1)

2012年05月20日 17時34分15秒 | クラブライセンスを読む

今年、Jリーグに「クラブライセンス」というものができまして、

一部のサッカー視聴者は、この制度でJ2下位や陸上競技場をホームスタジアムとするクラブの駆逐を期待しているみたいですが、
「クラブライセンス」とはいっても、一般的に知れ渡っているのは財務基準とスタジアム基準の一部分ぐらいだと思うんですよ。
というか僕もその程度しか知らないんですけど。

そこで、クラブライセンスを読んで、それをこのブログに記していこうかな思いまして、
「クラブライセンスを読む」をスタートさせることにしました。本当にただ一読するだけです。

ちなみに、クラブライセンスはこちらでダウンロードできます。

Jリーグ クラブライセンス交付規則・運用細則 (全116ページ)
http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/documents.html



第1章 総則

第6条 [遵守義務] 突然横文字が出てきます
CLA=クラブライセンス事務局
FIB=クラブライセンス交付第一審機関
AB=クラブライセンス交付上訴機関
ライセンシー=ライセンスを受けた者
LM=クラブライセンスマネージャー(CLAの長にあたる役職)


第2章 手順

第7条 [審査上の基準と等級]
(1)競技、施設、人事体制・組織運営、法務、財務に基準を設けてますよ
(2)A等級からC等級まであるよ

A等級・・・必須。クリアしないと「Jライセンスの交付拒絶事由を構成する」、つまりライセンス交付しない
B等級・・・必須。クリアしないと第8条に定める制裁が科される。
C等級・・・「達成が推奨されるもの」。つまり絶対じゃなく、クリアしていなくてもペナルティはない。
       ただし「将来において、達成が必須のものと改められる可能性があるもの」なので、無視していいわけでもない。

第8条 [ライセンス制度上の制裁]
B等級の基準をクリアしていない場合の制裁、ペナルティについて。
なお、制裁はシーズン開始前だけでなく、シーズン中に科されることもある。

戒告、けん責、ライセンス基準を満たすための期限延長、特定の期限までにライセンス基準を満たす義務、
罰金(上限1億円)、勝ち点の減点(上限15)、人員の停職、ライセンサーの然るべき機関への問題報告、
保証および引受義務、補助金/賞金の保留、より詳細な財務情報の要求、無観客試合、収容人数の削減、
Jライセンスの見直し・取消し、Jライセンスの保留、移籍契約締結の禁止、下位ディビジョンへの降格

けっこうたくさん種類がある

※ライセンサー=ライセンス交付機関


第3章 ライセンス交付機関(ライセンサー)

第17条 [ABの権限および義務]
(5) ABパネルの決定は、最終的かつ拘束力のあるものであり、これに対するいかなる不服の申立ても許されないものとする。
   ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所(CAS)は、AFCの不服申立機関であって、クラブとAFC間の問題についてのみ管轄を有する。

※ABパネル=1名の議長と2名の審査員からなるAB(クラブライセンス交付上訴機関)の会議体

Jリーグのクラブライセンスのことで揉め事が起きても、CASに持っていくことはできませんよ、ということでしょうか。


第4章 ライセンス申請者

第18条 [ライセンス申請者]
J1、J2、JFLに所属するJリーグ準加盟クラブが申請者となり得る。

第20条 [ライセンス申請者が準加盟クラブの場合の特則]
ライセンス申請者がJリーグ準加盟クラブの場合は、第22条の定めのほか、以下の要件を満たし、
Jリーグ理事会がJ2会員としての入会を承認しなければ、Jライセンスを付与されないものとする。

1、ライセンス申請日までにファンクラブや後援会などの安定的な支援組織を整備すること
2、ライセンス申請日の属するJFLのシーズンにおける1試合平均入場者数が3,000人以上であること
3、ライセンス申請日の属するライセンス申請者の会計年度において、
  年間の事業収入が1.5億円以上になると合理的に見込まれること
4、ライセンス申請日の属するライセンス申請者の会計年度の期末決算において、債務超過ではないことが合理的に見込まれること
5、ライセンス申請日の属する年の11月のJリーグ理事会開催日までに、その翌シーズンの広告料収入が1億円以上確定していること
6、ライセンス申請日の属する年の11月のJリーグ理事会開催日までに、Jリーグが、ライセンス申請者のホームタウンの
  行政当局責任者に対し、地域との協力関係に関するヒアリング調査を行い、Jリーグが満足する結果が得られたこと

これは準加盟クラブの「J2昇格基準」に相当するものですね。


とりあえず今回はここまで。次は「第5章 ライセンス」から。

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事実上の白旗でしょ

2012年05月18日 22時00分32秒 | カターレ富山

5/13 J2第14節 横浜FC戦後の監督会見でのコメントについて
http://www.kataller.co.jp/news/2012/0517_3.html

 5月13日(日)に行われたJ2第14節 横浜FC戦後の会見で、安間貴義監督が今季の目標の見直しを示唆した発言をした件につきまして、
後日カターレ富山の清原邦彦社長と安間監督が話し合い、今季の目標である「10位以内」は変更しないことを確認しました。

 安間監督が会見で発言した真意は、選手たちに「本当に危機感を募らせて、勝利への強い意識を持ってもらいたい」という思いを
伝えたかったとのことであり、説明不備で誤解を招くような形になり、スポンサー、サポーター、ファン、関係者の皆様には
ご迷惑とご心配をお掛けましたことを、深くお詫び申し上げます。

 現在リーグ戦の3分の1(14試合)を終えて22クラブ中21位という結果を真摯に受け止め、
目標である「10位以内」を目指すために以下の項目についても話し合いました。
 ・第2の登録期間(7月下旬)での選手補強について
 ・更なる地域貢献活動への参加について
 ・集客対策について
 など、以上です。

 目標を達成するためにクラブが一体となって邁進して参りますので、今後ともご支援、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。



最も大事な「監督ならびにフロントの進退について」が抜けてますよ。


そして

> ・第2の登録期間(7月下旬)での選手補強について

去年同様、というかヴァンフォーレ甲府時代から毎年なんだけど、結局補強なわけね。

前に「一見できそこないに見える今のカターレ富山のサッカーこそが、安間貴義のサッカー」と書きましたが、
まさにその通りでしたということで。

カターレ富山2012年新体制雑感
http://blog.goo.ne.jp/hidekaya/e/b6218a30cb8e327f2787d5e6aa3b3bc2


しかしこういうのをオフィシャルリリースで出すのもどうなんだか。
主要スポンサーあたりから「話と違う。理念に共感してスポンサー契約を結んだのに。」とか言われたんですかね。

>スポンサー、サポーター、ファン、関係者の皆様にはご迷惑とご心配をお掛けましたことを、深くお詫び申し上げます。

って、スポンサーの存在が一番に来てるしね。

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原因はインターセプト?

2012年05月14日 23時17分53秒 | カターレ富山

J's GOALで紹介されてたので見てみたんですが、非常に使えるサイトがオープンしたんですね。

Jリーグをより楽しむためのJリーグ公認データを使ったサイト「FootballLAB」がオープン!!(12.05.14)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00137442.html

FootballLAB
http://www.football-lab.jp/

ここで早速調べようと思ったのが、カターレ富山の不振の原因なわけですけれども。

早速チームのスタッツを見てみたところ・・・

http://www.football-lab.jp/toya/season/?year=2012

ものすごく落ちている項目を2つ発見しました。
「クロス」(昨シーズン2位→今シーズン現時点15位)
「インターセプト」(昨シーズン3位→今シーズン現時点21位)

今回は、この中から、あまりにも守備がお粗末なので、インターセプトに着目してみました。

てか、インターセプトって何?

サッカー経験者ではないので検索して調べましたが(苦笑)、

パスやドリブルをカットすること、だそうです。
要するにパスカットだったり、相手のドリブルに対してサクッとボールを奪っちゃう感じのプレーですね。

そんな昨シーズンリーグ3位のインターセプト、誰がよくやっていたのか。
エルゴラのイヤーブックから、昨シーズンのインターセプト数を抜き出して多い順に並べてみました。

カターレ富山 2011年度インターセプト数(カッコ内は90分あたり)

舩津徹也 15(0.63)
平出涼   13(0.500)
朝日大輔 10(0.27)
黒部光昭  8(0.33)
吉川健太  7(0.43)
吉井直人  6(0.497)
ソ・ヨンドク 6(0.31)
池端陽介  6(0.250)
谷田悠介  6(0.246)
西野誠   5(0.20)
大西容平  5(0.137)
江添建次郎 3(0.18)
苔口卓也  3(0.142)
永冨裕也  2(1.82)
木本敬介  2(0.16)
足助翔   2(0.134)
吉川拓也 1(0.126)
福田俊介 1(0.054)
平野甲斐、関原凌河、棚橋雄介、松原優吉、森泰次郎、酒井貴政 0(0)


90分あたりで並び替えると・・・


永冨裕也  2(1.82)
舩津徹也 15(0.63)
平出涼  13(0.500)
吉井直人  6(0.497)
吉川健太  7(0.43)
黒部光昭  8(0.33)
ソ・ヨンドク 6(0.31)
朝日大輔 10(0.27)
池端陽介  6(0.250)
谷田悠介  6(0.246)
西野誠   5(0.20)
江添建次郎 3(0.18)
木本敬介  2(0.16)
苔口卓也  3(0.142)
大西容平  5(0.137)
足助翔   2(0.134)
吉川拓也 1(0.126)
福田俊介 1(0.05)
平野甲斐、関原凌河、棚橋雄介、松原優吉、森泰次郎、酒井貴政 0(0)


ちょwwトミーwwwww
ま、まぁ、出場時間が短い選手についてはこういうデータが出ることもあるということで・・・(汗)

ちなみに今季移籍してきた選手については以下の通り

西川優大 2(0.08)
加藤弘堅 2(0.145)
山瀬幸宏 0(0)
明堂和也、木村勝太は前所属がJリーグではなかったためデータなし


このランキングから、高い数値を出しているのが舩津、平出、朝日の3人であることがわかります。
偶然にも今シーズン富山にいない選手、ケガで離脱している選手が揃っています。

舩津、平出、朝日というのは、去年はいずれも中盤の選手でしたから(舩津はDFでも起用されていましたが)、
この3人のインターセプト数値が高いということは、この3人と黒部、ソ・ヨンドクが前線や中盤で守備をしてインターセプトを狙う、
これがカターレ富山を構成する大事な要素の一つだったと考えることができますね。

現在のカターレ富山は、主に中盤で起用されているのが吉川拓也、加藤弘堅、大西容平、ソ・ヨンドク。
ソ・ヨンドク以外はインターセプトの数値が低い選手ばかりですね。
そして試合はどうかというと、中盤でボールを回されたらなかなか守れない。誰がどこでどう守るのかもロクに整理されていない。
だからただゲーム支配されるだけでなく、ミドルシュートもポンポン撃たれてバシバシ決められてしまう。
おそらく、それだけインターセプトのできる選手の不在が富山の守備に影響を与えているのではないかなと思うわけです。

そして、中盤でボールを奪えたら、相手の守備が整う前にショートカウンターで攻め込むことができるのですが、
攻撃の形が全くない今のカターレ富山はその逆で、中盤でボールが奪えないからカウンターすらできない、
というのが実際のところなのではないでしょうか。

ところで、この数値を見る限り、カギを握るのは案外吉川健太だったりするのでは?という気もしてきますね。
まぁ、「弱いチームあるある」の一つである、試合出てない選手が自然と評価上がりがち、っていうやつですけど。

最後に、インターセプトに着目しつつメンバーを組むと、こういう感じになるのではないでしょうか、というのを。(ケガ人除く)

      黒部
    加藤 大西
 ヨンドク 吉井 吉健
谷田 池端 福田 西野
      GK

控えGK、足助、吉川拓、苔口、平野

こんなの、前後が分断されて絶対に機能しませんけどねww


実を言うと、今まで舩津不在の影響はそんなに大きくないと思っていました。
たしかに守備の選手ですけど、去年の終盤は2列目で起用されていましたし、
あと、朝日についても、攻撃面の影響は避けられないとしても、守備にはそんなに大きく影響しないだろうと思っていました。
しかし、こうして数字を出して比較してみると、中盤の守備能力がものすごく大事で、
「朝日の守備」も実は守備の中心選手並に評価されるべきポイントなのだなというのがわかりました。

しかし朝日ってすげえね。
たぶん同等の選手を移籍で獲ろうとしたら朝日の年俸の2倍~3倍クラスでもいるかどうかって感じなんだろうね。
攻撃と守備の両面で貢献できて点も取れる、というのが、なかなかいない。

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検証、ゴール裏に走ってゆく選手

2012年05月13日 16時17分10秒 | カターレ富山

去年の話ですが、安間が、

カターレ富山は選手とサポーターの仲が悪い!
ゴールをしても誰もゴール裏に走っていかないじゃないか!

と決めつけてました。
このとき「言われてみればそうかも」と思ってた人は少なくないと思いますが、果たして本当にそうなのか。

その時のブログ(2011年7月1日、裏切りの安間)で全ゴール洗いだしてやると書いたので、やります。

全ゴール見てもキリがない、というか「その場面でゴール裏に来るのはないでしょ」、というのもあるので、
ある程度条件を付けて検証する場面を絞ります。

・カターレ富山のサポーター席がある方向に攻め込んでいる状態であること
・勝ち越し点、あるいはリードを広げる得点であること
・オウンゴールは除く

この4つを条件としてつけさせていただきます。

2008年度

001 前1vs北九州(H) 54分 長谷川
008 前6vs水島(A) 33分 朝日
017 前11vs流経(H) 61分 朝日
019 前12vsジェフ(A) 85分 渡辺
021 前14vs横河(A) 56分 長谷川
026 前16vs草津(H) 57分 石田
027 前16vs草津(H) 63分 朝日
028 前16vs草津(H) 89分 吉岡
033 後02vs水島(H) 82分 石田
035 後03vs鳥取(A) 88分 濱野
036 後04vsTDK(H) 41分 濱野 (同点弾)看板手前でガッツポーズ
037 後04vsTDK(H) 44分 石田
039 後05vs印刷(A) 56分 長谷川
042 後06vs仙台(H) 58分 上園
044 後09vs栃木(A) 69分 長谷川
046 後10vs横河(H) 62分 長谷川
047 後10vs横河(H) 74分 長谷川 
048 後10vs横河(H) 81分 長谷川
049 後11vsHonda(A) 57分 石田 (同点弾)サポーター席(バックスタンド)に来た
051 後12vs刈谷(A) 72分 長谷川
056 後14vs高崎(A) 49分 朝日
057 後14vs高崎(A) 86分 長谷川
059 後16vs草津(A) 59分 濱野
060 後16vs草津(A) 76分 長谷川 コーナーフラッグ付近まで来た

(県選手権)
003 決勝vs富山大 57分 朝日
004 決勝vs富山大 62分 長谷川


2009年度

002 03vs草津(H) 58分 朝日
006 09vs岡山(A) 74分 上園 サポーター席(バックスタンド)に来た
008 11vs岐阜(H) 65分 朝日
009 11vs岐阜(H) 72分 上園
013 12vs栃木(A) 86分 松下 ゴール裏に来た
014 13vs熊本(H) 82分 野嶋
015 15vs甲府(A) 48分 石田 (同点弾)看板手前まで来た
016 15vs甲府(A) 74分 石田 ゴール裏方向(看板手前?)に来た
018 21vsC大阪(A) 63分 舩津
019 21vsC大阪(A) 89分 朝日
022 26vs横浜C(H) 72分 濱野 ゴール裏に大勢で来た
023 26vs横浜C(H) 89分 朝日
026 28vs熊本(A) 58分 石田 コーナー付近でカズダンス
027 28vs熊本(A) 69分 西野
029 30vs愛媛(A) 77分 桜井
030 30vs愛媛(A) 89分 朝日
031 31vs湘南(H) 67分 姜
032 32vs徳島(A) 51分 西野
033 32vs徳島(A) 89分 朝日
039 42vs横浜C(A) 60分 木本 ゴール裏に来た
040 42vs横浜C(A) 82分 石田
042 43vs仙台(H) 75分 長谷川 ゴール裏に来た
043 44vs福岡(A) 59分 西野
045 47vs水戸(H) 82分 石田 ゴール裏方向に来た、看板越えたかどうかは不明
047 51vs岡山(H) 65分 朝日
048 51vs岡山(H) 79分 長山 看板手前まで来た


2010年度

005/053 06vs北九州(H) 84分 石田 カズダンス
009/057 11vs千葉(A) 69分 黒部
013/061 12vs岡山(H) 62分 朝日 ゴール裏に来た
019/067 18vs愛媛(A) 89分 黒部
021/069 20vs岐阜(H) 76分 木本 (同点弾)ゴール裏に来た
022/070 20vs岐阜(H) 79分 朝日
023/071 22vs草津(H) 72分 舩津

楚輪監督退任

031/079 32vs北九州(A) 84分 濱野
036/084 36vs岡山(A) 71分 江添
039/087 38vs愛媛(H) 78分 石田 ゴール裏に来た&カズダンス


2011年度

04/091 10vs岐阜(H) 62分 朝日
06/093 13vs草津(H) 58分 足助
12/099 21vs熊本(A) 22分 苔口

安間が何か言う

13/100 22vs水戸(H) 90+4分 福田
14/101 22vs水戸(H) 90+7分 平野 メインスタンド方向に来てよくわからないダンス
18/105 04vs大分(H) 90分 舩津
22/109 28vs栃木(A) 90+1分 黒部
25/112 30vs大分(A) 90+2分 苔口
29/116 07vs岡山(A) 61分 苔口
31/118 33vs鳥取(H) 46分 舩津
32/119 33vs鳥取(H) 49分 吉川拓 ゴール裏に来た
33/120 33vs鳥取(H) 55分 朝日
35/122 36vs愛媛(H) 90+5分 福田

2012年

04/127 05vs北九州(H) 50分 黒部
07/130 06vs松本(A) 62分 西川
09/132 09vs大分(H) 16分 福田
12/135 11vs岐阜(H) 68分 苔口 ゴール裏に来た


YouTubeに上がってるゴール集動画をもとに調べたので、
あの動画に収められてないところでゴール裏まで走ってきてくれたこともあったかもしれませんが、こんな感じです。


私がこの「仲悪い」「ゴール決めても誰もゴール裏に行かない」という発言を聞いたときに思ったのは、
そもそもそんなシチュエーションないだろうよ、ってことなんですよね。

実際に調べてみたら、楚輪監督が退任してから、あの発言が出るまで、
ゴール裏に来ても違和感がないシチュエーションはたったの6度しかなかったんですよね。
しかも2011年度に入ってからは62分、58分、22分と、当時のチーム状況から考えると
ゴール裏に来るほど浮かれてられないだろっていう時間帯のゴールばかりです。やっぱり私の思った通りでした。

だから、「選手とサポーターが仲悪い」「ゴール決めても誰もゴール裏に行かない」というのは、
安間が得意とする「決めつけ」であって、実際には「そもそもそういうシチュエーションがない」ってだけの話なんです。

このように安間って平気でハッタリかましてくるので、彼の言葉を素直に受け止めるのではなく、
一旦疑ってかかって、過去を紐解いたりしながらハッタリかそうでないかを判定して、それから聞き入れる、
一つ自分の中にフィルターを用意しておけるようにならないといけない、ということですね。

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観戦レポ。12/04/30、J2第11節、カターレ富山vsFC岐阜

2012年05月04日 22時44分20秒 | カターレ富山の観戦レポ

2012年4月30日、16時04分キックオフ
J2第11節 カターレ富山vsFC岐阜
場所、富山県総合運動公園陸上競技場

カターレ富山
   苔口   西川
       ソ
 加藤 吉川拓 大西
松原 池端 福田 平出 
      飯田

控え:鶴田、吉井、吉川健、谷田、関原、平野、黒部

FC岐阜
      佐藤
染矢   井上   廣田
    服部  李
村上 関田 田中 野田明
      多田

控え:野田恭、野垣内、橋本、金正賢、地主園

結果
カターレ富山 1-0 FC岐阜

得点者(カッコ内はアシスト)
富:68'苔口(松原)
岐:

交代
富:38'平出→吉井、67'西川→黒部、76'吉川拓→谷田
岐:69'廣田→橋本、78'井上→地主園

警告(カッコ内は累積枚数)
富:70'吉井(2)
岐:53'野田明(2)

退場
富:
岐:

主審:岡部拓人 副審:名木利幸/清野裕介 四審:藤田和也
観客 3,466人


※選手交代によるポジション変更

富山
後半からこの布陣↓
      苔口
 ソ    西川   大西
   吉川拓 加藤
松原 池端 福田 吉井 
      飯田
交代はすべて同じポジション。

岐阜
廣田→橋本で、橋本がトップ下に入り、井上が右サイドへ。井上→地主園は同じポジション。


・TOP OF 北アルプス第2試合は負ければ最下位のサバイバルゲーム

松本山雅FC、カターレ富山、FC岐阜の3クラブ共同企画「TOP OF 北アルプス」の第2戦となったこの試合。
前節終了時点で最下位だったガイナーレ鳥取が13時キックオフの試合で勝利し、勝ち点を8としたため、
勝ち点6同士で並ぶカターレ富山とFC岐阜の負けた方が最下位という試合となった。
カターレ富山は不安定な守備を改善すべく前節から導入した4センターバック3ボランチの超守備的布陣を継続。
FC岐阜はしばらくスタメンが続いていた山崎が外れ、突破力のある染矢が開幕戦以来のスタメン、
また、財政危機の影響で、前回のアウェイ戦では6人だった控え選手がさらに1人減り、5人となった。


・サッカーの不条理さ、理不尽さを具現化した試合内容

前半は試合は中盤の力で勝り、サイドの攻防で優位に立つ岐阜が常にゲームを支配。
右から左から繰り返しクロスを入れてチャンスを作るが4センターバックでゴール前を固める富山の守備をこじ開けることができない。
富山は守備に人数を割いているため攻撃の人数が少なく、しかもそれぞれの選手がイージーミスを連発して全然試合にならない。
45分間常に岐阜の時間帯で、40分には佐藤のヘディングシュートがバーに直撃するなど決定機を作るところまでは行けていたのだが、
お互いにゴールはなく0-0で前半を折り返す。

後半も岐阜の勢いは止まることなくゲームを支配。
前半同様、右から左から繰り返しクロスを入れてゴール前の佐藤、井上という狙いだがなかなかゴールに結び付かない。
左サイドからのクロスに佐藤がヘディングシュート、カウンターで井上が中央突破しペナルティエリアで佐藤、廣田とつないでシュートと、
いつ点が決まってもおかしくないぐらいに決定機を作っていたが、ゴールが決まらない。

後半23分、カターレ富山は加藤のフリーキックからゴール前で松原が競り勝ち、こぼれ球を苔口が押し込んで先制。

岐阜は圧倒的すぎる試合内容で疲れてしまったのか、それともメンタル的にダメージを受けたのか、
この失点を機に攻撃の迫力が落ちてきてしまう。
相変わらず中盤とサイドでは優位に立ち、クロスが何本も上がってくるのだが、簡単にゴールキーパーがキャッチできるボール、
富山の守備がしっかり跳ね返せるボールが増えてきてしまっていた。

富山は途中から入った黒部がトップ下でボールを持てていたこともあり終盤はわずかながら内容が改善、
黒部のパスから苔口が右サイドからクロス、ファーで加藤がシュートするもゴールを横切るという見せ場も生まれた。
しかし一方で同じく途中から入った谷田がルーズボールを見送ってしまうイージーミスから染矢のドリブル突破を許し
シュートまで持ち込まれてしまうなど気の緩みを見せてしまう場面もあった。

そして試合は1-0のまま終了。
カターレ富山はようやくホーム初勝利、FC岐阜は最下位に転落してしまった。

試合内容からいえば、1-4や1-5ぐらいで岐阜が圧勝するのがふさわしいと言える内容だったが、結局は1-0で富山の勝ち。
内容でどれだけ圧倒していても、ゴールに至らなければ価値は発生しない、
逆に、どれだけ凡ミスを連発し、プロとは程遠いサッカーをしていても、試合終了時点で得点さえ上回っていれば勝ち点を積み重ねられる。

まさにサッカーの不条理さ、理不尽さを具現化したような試合だった。


・お粗末すぎるカターレ富山

今シーズン2勝目、ホーム初勝利となったカターレ富山だが内容は自他共に認める今シーズン最悪の内容。
攻撃は全体的にイージーミスを連発して全く機能せず、カウンターを仕掛けても縦を切られてはサイドに逃げ、
前に相手選手が立ったので中にパスしたらそのパスが狙われたりミスになったりの連続で、
指で数えられるぐらいしかペナルティエリアにボールが入ってないのではないかというレベルで、シュートもたった4本しか撃てなかった。
守備面では、ゴール前以外では全然守備ができておらず、ゴール前でGKとDFの頭上にボールが来るかどうかと、
相手のシュートミスだけでなんとかなったという内容。JFL下位でもここまで拙いチームは見た覚えがない、という感じだった。

去年と比べると、加藤弘堅の加入で攻撃のセットプレーがゴールに繋がるようになってきて、
去年はシーズン通して6得点だった(たぶん)セットプレーからの得点(PK除く)が、
今年はすでに現時点でセットプレーから6得点を挙げるまでになっているのだが、その一方でチーム戦術、運動量、個人技術など、
サッカーに関するほぼすべての点で去年より劣化しており、この人たちは今まで何のトレーニングをしてきたのだろう?
普段草島の練習場で何をしているのだろう?と不思議に思わざるを得ない。

ケガ人が続出するぐらいですから、それだけハードなトレーニングをやっているのかと思いきや、試合内容はものすごくぬるい。
これ前にも書いた気がするんですけど、富山は相変わらず試合のメンバーに選ばれるためのトレーニングばかりやっていて、
試合で結果を出すためのトレーニングをやっていないのではないだろうか。
時折試合後のコメントで安間が練習は真剣にやってますアピールを入れてくるが、同期や後発クラブに次々先を越され、
カターレ富山よりも厳しい予算でやりくりしているクラブに圧倒されているようでは、言葉をそのまま受けることはできないし、
安易に騙されてはいけない。


・4バックの導入

カターレ富山は前節から4バックを導入した。
ただ、センターバック2人にサイドバックが左右1人ずつという一般的な4バックとは異なり、センターバックを4人配置する形である。

今までの試合で、相手チームのカターレ対策として、福田と池端をサイドやペナルティエリア手前におびき寄せて、
吉井や大西がゴール前の攻防で競らざるを得ない形にさせて勝負しようとしている場面が何度かあった。
今回の4センターバックの導入は、福田と池端が釣り出されずに常にゴール前で守備ができるように、
2人の両脇にサイド対応のためのセンターバックを置いた、というものである。

今の時代の3バックといえば、両サイドのセンターバックがサイドバックの仕事も兼ねていて積極的にオーバーラップしていく、
という狙いで導入しているクラブが多いが、富山の3バックはむしろゴール前を固めることに特化した前時代的3バックの色が強く、
それでもまだ守りきれないから4センターバックにしよう、という、身も蓋もない守備戦術である。

今年のカターレ富山は、守備はまあまあできているという認識で攻撃を強化していこうとしていたと解釈しているが、
現在のところ守備が崩壊、安間の手腕では3-4-2-1のまま守備の質を元に戻すアイデアは持ち合わせておらず、
結局ただ守備の人数を増やすだけという。そのしわ寄せは当然他のところに来ていて、中盤から前がそれぞれ孤立してしまい、
両サイドのセンターバックも1試合に1~2回ぐらいしか攻撃参加してこないので、全く攻撃が作れなくなってしまっていて、
シュート4本というところにもその影響が表れている。


・内容か結果か

第7節、ザスパ草津戦の試合後コメントで安間はこんなことを言っている。

>内容が良くても結果が伴わない。勝てなくても内容が面白いと言ってくれる方もいますし、
>内容が悪くても勝てという方もいます。内容が悪いと勝つ確率が減るので、
>勝つために少しでもいいサッカーをして、応援してくださる皆さんと喜びあえるように努力していきます。

一見もっともらしいことを言っているが、これは試合内容を良くして結果も出せる指導者が言う資格のあること。
安間はカターレ富山でリーグ戦58試合やっているのにこの内容で、「内容良くて勝てるサッカー」なんて全然作れていない。
というか、内容良かったけど負けたという試合なんてあったかね?当事者はそう思っているのかもしれないが、
私は安間が富山に来てから「内容良かったけど負けたね」と感じた試合は1試合もないんですけど。

こんな状況でもなお内容に逃げて負け続けていると、選手は自信を失い、今まで普通にできていたプレーすらできなくなってしまう。
自信を失ってしまっては、そのうち内容を放棄してなりふり構わず勝ち点を狙っていくことすら難しくなってしまうので、
安間の手腕がこの程度である以上、やはり勝ち点により近い、内容は二の次で、なりふり構わず勝ち点を最優先に意識して
やっていくしか方法はないわけです。今回の試合の結果が、それを示していますよね。
最終的にはスコアだけが勝ち点を上積みさせる要素なわけですから。

もしかしたら選手たちは「今のやり方で間違っていない」と思っているかもしれないが、
間違っていないと思っていること自体が間違っていることに気づく必要があります。
そこから抜け出せなければ成績も上がらない。

ところで、内容の良い試合って何かね?
自分なりに定義を考えましたが、「やるだけのことをやった試合」「これ以上の要求をしようのないほどやりきった試合」あたりが
妥当かなと思ったんですが、これだと楚輪監督時代末期のお手上げ状態の試合も内容が良い試合になってしまいますしね。
簡単にみんな使う言葉ですけど、難しいです。


・西川不発、古巣への恩返しならず

去年までFC岐阜に在籍し、今シーズンからカターレ富山に加入した西川優大。
メンバー発表のときには岐阜サポーターから大ブーイングが起きていたが、そもそもこんな選手にブーイングする必要はあったのか?
というほどミスだらけで、全く良いところがなかった。相手の守備に抑えられたのではなく完全に自滅だった。


・生き残れ松原優吉

4バックに移行してから2試合続けてスタメン出場している大卒2年目の松原優吉(ゆうき)。
今回見た限りでは、特に何が悪いということもなく、無事に役割を全うできたようには見えた。

去年私が見た感じでは、松原がピンチを防いで、松原のところから破られるという、
守備能力はあるものの、わりと簡単にやられてしまうあたりに厳しさは感じていたが、
今回は4センターバック3ボランチで役割やプレーエリアが限定されていたこともあり、
評価は難しいところなんですが、今のところは使えそう、という印象を受けた。
後半に1本オーバーラップからクロスを入れる場面や、終盤のカウンター攻撃でゴール前まで詰めてくるシーンもあったりと、
サイドバックへの可能性と、試合に対する気持ちの強さを見せてくれた。

ただ、今のフォーメーションは攻撃を放棄して守備に特化した特別なフォーメーションであるので、
通常のフォーメーションに戻したときに同様の活躍をできるかどうか、という感じではないでしょうか。

松原は左利きなので、3バックで使うとなれば左のセンターバック、池端のポジションになると思うのですが、
ただ、3バック2ボランチの際の左サイドは、中盤が大西ほど献身的な守備はできないソ・ヨンドクと、
吉川拓ほどは守備できない加藤の組み合わせなので、DFの守備負担が大きく、
快速でカバーエリアの広い池端しか使いようがない状況になっているので、
松原に限らず、今いる選手を有効に活用するためにはシステムの根本から考え直す必要があるような気がしますけれども。


・FC岐阜は繋いできた

FC岐阜は試合内容では圧倒していて、普通ならば4~5点入っていてもおかしくないぐらいだったが、1点が遠かった。
今までのFC岐阜は、嶋田、染矢、押谷、地主園、西川と、勢いよく相手の守備に対してアタックを仕掛けられる選手が豊富で、
縦に走るサッカー、疲れても交代で入ってくる選手も縦に走るサッカーが非常に脅威となっていたのだが、
今回の岐阜は走るサッカーよりもむしろ繋ぐサッカーをしてきた。
富山の中盤が死んでいたので、わりと余裕にボールを持てて、終始ゴールの近くまではボールを運べていたのだが、
福田と池端が常にゴール前で守備できるようにする富山の守備戦術からゴールを奪うのは難しかった。

サイドから攻めていても、縦に行けるところまで行ってクロス、ゴール正面で佐藤か井上が競るという場面が多く、
やや単調で物足りなさを感じた。しかし、廣田や服部がゴール前でチャンスに絡んだときに決定機が生まれていたので、
ボールと逆サイドの選手やボランチなど、もう一人決定機に絡む、というのを意識することが大事なのではという気がしました。
今回の試合では中盤が余裕で、ダブルボランチも持て余し気味で、富山のカウンターも殆ど警戒する必要がなかったはずなので、
もっとリスクをかけさせることを求めても良かったのではないかと思いました。


・下位との対戦をほぼ済ませてしまった岐阜

FC岐阜は11試合で1勝3分7敗で最下位となっている。
これまでの11試合で、鳥取(現在21位)、徳島(現在20位)、草津(現在15位)、熊本(現在17位)、横浜FC(現在19位)、
そして今回の富山(現在18位)と、前半戦は下位相手の試合をほとんど済ませてしまっていて、
今回のカターレ富山戦は「ここに勝たなければどこに勝つと言うのだ?」という感じで臨んだ試合だと思うのだが、
勝つことはできなかった。今後は中位~上位との試合が多く、厳しい試練が続く。

FC岐阜は慢性的な財政難で、今シーズンも戦力を満足に揃えられない状態でリーグを戦っているわけですが、
安易にロングボールに頼らず見ごたえのあるサッカーをしようとしているように見えたし、
それなりに若手育成もできるクラブなので、今シーズンからJ2からJFLへの降格がありますけど、
降格してほしくはないなというのが私の正直な気持ちです。


・グルメ対決は岐阜の圧勝

今回もFC岐阜戦の恒例となっているグルメ対決がありました。
5つのテーマ(牛串、ねりもの、コロッケ、魚介、スイーツ)で対決をしたのですが、結果は1-4で、岐阜グルメの圧勝でした。
富山でもおいしいグルメはあるのですが、岐阜のグルメにはかなわないです。

FC岐阜とカターレ富山はホームスタジアムが陸上競技場で、なおかつチームも弱いというところは共通しているのですが、
FC岐阜のホームゲームにはJ2屈指のスタジアムグルメがあって、試合に価値を持たせるのに一役買っている。

地元グルメが大集合!屋台村グルメガイド(FC岐阜公式ホームページ)
http://www.fc-gifu.com/gourmet/

食を充実させる、それをホームページで紹介してアピールする、というのは
そんなに金もかからないはずだし、難しいことではないはずなので、豊田麻衣以外に何の魅力も無いカターレ富山も
これぐらいのことはできていてほしいものですがね。

それで、今年からカターレ富山もホームページの「イベント情報」内でスタジアムグルメを紹介してるんですが・・・
http://www.kataller.co.jp/event/
うーん・・・他のチームのいいところをマネしても、結局センスがないからイマイチですね。。。
写真イマイチだし、値段も書いてないし。

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