2010年10月24日、13時04分キックオフ
J2第31節 カターレ富山vsコンサドーレ札幌
場所、富山県総合運動公園陸上競技場
結果
カターレ富山0-2コンサドーレ札幌
得点者(カッコ内はアシスト)
富:
札:18'内村、53'上里(砂川)
改めて書くけど、いやー、酷い試合だった。
まずは富山。
なんで3トップ総替えしちゃったかね。
木本は出場停止だったからしょうがないけど、前線からのプレスと素早いカウンターでゴール前まで迫れていたのに、
今回のメンバーではプレスもカウンターもないわけじゃないですか。スタメン見た時こりゃあかんやろって思ったけど、
その通り、あかんかったね。
良かった部分を残してプラス何か、っていう考え方をしてもらいたかったんだけど、
良かった部分を捨てて、楚輪監督の頃に何度やってもダメだったことを繰り返して当然のようにダメだったという、
安間監督も所詮そんなもんでしたということで、これは僕が前に指摘した、
監督を替えたところで「黒部を外せる監督なんていないだろう、誰がやっても攻撃のメンツは変わらないだろ
っていうところでね、期待できないわけよ。」っていうやつですよね。
そこに答えがないのに、やっぱり経歴や知名度にとらわれた選手起用をしてしまう。
この指摘をした時は苔口はまだ使えるかな?って感じだったんですけどね、そこから成長できないから
今カターレ富山だということをこのときは見抜けていませんでしたね。
今回の苔口は最初のうちは試合の流れに入れていたんですけど、失点したら途端に足止まってしまいました。
かといってベンチスタートで途中出場させたら流れ止めますしねぇ。このままではJリーグに居場所ないですよ。
初めてのスタメンとなった関原は前半に谷田のクロスを落としたところ以外に良いところがなかった。
だけど今回はチームメイトが悪かった。フォローも連携もなく個で打開する力を求められていたし、ありゃ誰でも活躍できん。
交代で下がってすぐ平野と永冨になだめられながらも悔しさをあらわにして奥に引っ込んで行きましたけど、
戦う気持ちを持ち続ければ他の選手と組んだ時に結果は出るはず。
で、中盤はなんで川崎を外したんでしょう?。千葉戦で途中交代した時、左ひざをアイシングしていたので、
もしかしたらその辺の不調があったのかもしれませんけど、だとしたら上園とか、渡辺あたりを入れておかないと、
中盤でボールが持てる人がいなくて、中盤を経由するサッカーができなくなりますよね。
中盤の意識がないFWと、ボールが持てない中盤、これが合わさると、案の定、ショートパスが出せず、
DFからロングボールを放り込んではクリアされたり、ゴールラインを割ったりして相手ボールになり、
攻撃の形を作ることができていませんでしたよね。
あと中盤と言えば朝日。4-3-3への適応が難しそうですね。
僕の考えとしては、朝日の良さは中と外の使い分けで、一番活きるのは4-4-2のサイドMFだと思ってて、
4-2-3-1で起用してもトップ下が邪魔になって窮屈そうに見えて、4-3-3だと、ウイングが邪魔になってるのかな?
とか思ったりしてるんですけど、どうでしょうか???
守備は、なんで自信なくしてる選手を戻しちゃったんだろうね。
西野のビビりっぷりも顕著ですね。オーバーラップしてもペナルティエリアの高さまで走ってこれない。
守備も、ファウルを嫌がって軽い守備になってるし、札幌の2点目に繋がった砂川との1対1も、
あれ止められないようではJリーグにいられないんじゃないかという場面だと思います。
ゴールキーパーはまさかの内藤。
中川がベンチにもいなかったので、また腰でも痛めたか?と思っていたんですが、今回の起用は山口GKコーチの判断とのこと。
試合の流れまで替えてしまった残念なミスがあり、残念なデビューとなってしまいましたが、
(ていうか簡単に気落ちしてしまうフィールドプレイヤーは内藤以上に悪い。あいつらはそんなに勝つのが嫌なんだろうか)
これからどうするんでしょう。内藤を本格的にスタメンGKに仕立て上げるつもりでいるのか、
ミスがあったのでやっぱり中川に戻しますってなるのか。
ミス以外の評価につきましては、今回は悪くなかったと思うんですけど、こういうのはクセが分析されてから
どこまでできるかって話だと思うんで、良いか悪いかはわからないです。
あと、カウンターからシュートに持ち込まれすぎですよね。
「札幌のチャンスは札幌のチャンス、富山のチャンスは札幌のチャンス」と言ってもいいほど、
せっかく富山に流れやセットプレーでチャンスがあっても、イコール札幌のチャンスになっていました。
これはもう、前から何度か指摘している「無抵抗の守備」というやつですよね。
もしかしたら自信とは別に基本プレーから叩きこまなきゃいけないのかもしれませんけど、
今の今まで修正できてない部分ですから、今のコーチと選手には修正不可能ということです。
今回のような出来では次節、最下位ギラヴァンツ北九州との対戦なんですけど、負けますよね。
北九州はここを勝てば富山との勝ち点差が2に縮まり、最下位脱出が射程圏内に入ってくるし、
チームの得点源である大島を出場停止で欠くものの、JFL時代は北九州がホームで勝っているので、
非常に高いモチベーションで試合に臨めるはず。
一方の富山はモチベーションも自信もなく、持っているのは負けるかもしれないという怯えと
失点したらもう終わりだという諦め、そして自分は悪くないという無責任、そういったネガティブなものばかり。
地力ではそんなに変わらない両者だと思うので、試合を決定づけるのは勝ちたいという気持ちの強さとチームの団結だと思います。
・・・というようなわけで、北九州が有利なんですよ、実際に。
ちなみに僕が思う、もう無理な選手、今シーズン中の立て直しが期待できない選手は
西野、濱野、堤、金、中田、黒部、苔口
です。もしかしたらもう何人かいるかもしれません。
続きまして、札幌。
ボール支配は圧倒的だったと思うんだけど、なんで2点しか取れないかね。
まぁ、だからこそ13位(現時点)なのかもしれないですけど。
個人的にはなぜ選手が足りないのに近藤が使われていないのかを不思議に思っていたんてすけど、
なんかあんまり試合に絡めてない印象でしたね。
ニコニコ動画にアップされた大分とのプレシーズンマッチのハイライト動画を見た時は、
2006年(J2神戸に所属)同様の活躍が期待できそうだと思っていたんですが・・・
ハイライトだから良く見えたのかもしれないですね。
主審は大西弘幸さん。今シーズンだけで4回目、わりと頻繁に当たりますね。
今回は特に何ともなかったと思います。
僕が座ってた後ろのおっさんが笛吹き過ぎだ、審判ヘタクソだとボヤいてましたけど、ファウルしてるからね。
大西はJ2の中でもあまり上手くない人ですけど、そんなの関係なしにファウルはファウルだし、
J2下位ともなるとプレーの質が低く、プレーの中にどうしてもファウルが入ってしまうんでね、
いちいちプレーが止まるのは仕方がない。
観客数は動員を仕掛けたみたいで、さらにゴン中山効果もあり8,412人。
なのにまたもやこんなクソつまらない試合をしてしまった。
おそらく今回の試合を見た人のうち何割かはもうタダでも見に来てくれないでしょう。
僕は試合終了を待たずにスタジアムを出たのですが、普段の試合であれば試合終了してからスタジアムを出ても
道路が混雑する前に駐車場を出られたのが、今回は試合終了前から道路が混雑。
あまりに酷い試合だったもので、もう試合の途中からみんな帰っちゃってたんですね。
札幌は交代枠を1つ余らせていたので、もしかしたらゴン中山が見れるかもしれなかったのに、
それを放棄してまでも見てられなかったという人が多数いた試合ということになるので、
これは酷い試合をした選手と監督には罪悪感を持ってもらわないといけない。
最後に。
内藤のミスはTBSのアンチサッカー番組で晒されるかもしれない。くそっ。
2010年10月24日、13時04分キックオフ
J2第31節 カターレ富山vsコンサドーレ札幌
場所、富山県総合運動公園陸上競技場
スターティングメンバー
カターレ富山
黒部
苔口 関原
舩津 朝日
江添
谷田 堤 足助 西野
内藤
控え:橋田、金、濱野、姜、中田、永冨、平野
コンサドーレ札幌
内村
高木
砂川 三上
上里 芳賀
西嶋 石川 吉弘 藤山
高原
控え:佐藤、荒野、宮澤、中山、近藤、横野、上原
結果
カターレ富山0-2コンサドーレ札幌
得点者(カッコ内はアシスト)
富:
札:18'内村、53'上里(砂川)
交代
富:55'関原→姜、74'舩津→平野、74'苔口→永冨
札:66'三上→宮澤、69'内村→近藤、90+3'砂川→荒野
警告(カッコ内は累積枚数)
富:54'西野(4、1試合停止)、60'江添(1)
札:67'内村(2)、71'近藤(2)
退場
富:
札:
主審:大西弘幸 副審:野口達生/竹田明弘 四審:中川英樹
観客 8,412人
※選手交代によるフォーメーション変更
富山
関原→姜で3-4-1-2に
黒部 苔口
朝日
谷田 舩津 姜 西野
堤 江添 足助
内藤
舩津→平野、苔口→永冨で、平野と黒部の2トップで姜のワンボランチ、
永冨はポジションが定まってなくFWからボランチまで頻繁に動く感じに。
札幌、三上→宮澤で、宮澤は高木の位置、高木が三上の位置に。
いやー、酷い試合だった。今のカターレ富山はおそらくJ2最弱だろう。
スタメン。
富山は前回の試合から前線を総替えし、黒部、関原、苔口の3トップ。関原は初スタメン。
出場停止明けの舩津が中盤に、そしてセンターバックが吉井から堤に替わった。
そして何よりのサプライズがGK内藤。大卒ルーキーで今までベンチ入りすらなかった選手。
札幌はケガ人が続出しギリギリの人数で選手のやりくりをしているが、前節甲府に引き分けたメンバーから、
ケガの岡本に替えてベテランの砂川を起用し、辛うじてスタメンのクオリティは維持することができた。
ベンチにはケガから復帰した宮澤が入り、また、高校2年生の荒野が初めてベンチ入りした。
前半。
最初のチャンスは札幌。10分にショートパスからゴール前に攻め込み連続でチャンスを作るが得点には至らず。
そこからはポゼッションの札幌、カウンターの富山でお互いにチャンスを作る場面があったが、どちらも弱い。
そして富山が決定機。18分、左サイド谷田のクロスをファーサイドで関原が落としゴール正面の黒部へ、
しかし黒部がもたついてしまい相手DFにコースを塞がれ関原にパス、関原は角度もコースも厳しいながらも
どうにかシュートを撃つがGKの正面。
やっと富山にもチャンスがあったと思ったその直後、ありえない形で富山は失点する。
富山のコーナーキックはクリアされ札幌のカウンター攻撃、これは苔口が懸命に戻って対応し、ボールをGKの内藤に渡す。
しかし札幌FW内村は見逃していなかった。内藤がボールの出しどころに迷っていると見るや素早くプレスをかける。
慌てた内藤が蹴り出そうとしたが、ボールは内村を直撃、そのままゴールインしてしまった。
静まり返るスタジアム。札幌が先制。
前回、千葉戦のレポートでは
「今までの富山ならばここで気落ちしてしまいジ・エンドなのだが、この日の富山は違う。」
「3トップが立て続けにチャンスを作り、同点を狙う。」
と書いたのだが、この日の富山はここで気落ちしてしまい、ジ・エンドだった。
1点返せば良いだけの話で、プロならばそこで気持ちを切り替えられないといけない、
っていうか千葉戦のメンバーは気持ちを切り替えて戦い続けていたのだが、今回のメンバーは今までのカターレ富山だった。
富山は攻撃、中盤、守備いずれも沈黙してしまい、ここからは札幌の一方的な展開となる。
ハーフコートゲーム、というよりアタッキングサードゲーム(富山から見ればディフェンシブサードゲーム)
と言っても過言ではないのではないか、それぐらい札幌が押し込み続けた。
しかし札幌は、相手が弱すぎて余裕こきすぎたのか、「これが下位チーム」っていうやつなのか、
ボールは持てどゴールに迫る力がいまいち弱く、追加点を挙げることはできず0-1で前半終了。
ハーフタイム。
富山の控え選手が全員練習している=ハーフタイム中の交代はないということで富山の負けを確信。
後半。
富山は気落ちしたメンバーがそのまま試合に出ているので、当然サッカーができるわけもなく、札幌のペース。
4分、ロングフィードのこぼれ球に三上が反応してシュートを放つが相手選手に当たる。
5分、カウンターから上里がドリブルで独走しシュートを放つが枠外。
と、まあ立て続けにチャンスを作りながらも前半同様ゴールには至らないわけなんですが、
8分、左サイドでボールを受けた砂川がドリブルで仕掛けて相手DFを翻弄、簡単に抜き去りPA内で
ライナー性のクロス、これに上里が走り込みヒールでオシャレに流し込み追加点。
富山の選手は完全に気落ちしていて、守備時は大体棒立ちで何もしないので、ドリブルで抜くのも楽だし、
相手守備をかいくぐってゴール前に行くのも楽だし、高校生との練習試合を見ているかのようにサラッと決まったゴールだった。
ちなみにこの場面、スカパーの中継では、実況牧内直哉の口から、何を言いたかったのか
「ゴールドボンバー!!!」という迷言が飛び出した。
上里がゴールドボンバーなのか、グラウンダーのクロスにヒールで合わせる形がゴールドボンバーなのかは
定かではないので、みなさんの解釈に委ねます(笑)。
しかし、何て言おうとしたんでしょうかね・・・「(クロスが)ゴールの前だ!」とかですかねぇ。
2点ビハインドとなり案の定負けが確定した富山は即座に姜を投入し、
両サイドバックを上げて江添をDFに下げ、姜と舩津がボランチを組む3-4-1-2に変更する。
札幌が富山の交代に対応できていなかったのか、それとも2点差で安心してしまったのか、
ここからは死んだ富山も少しずつ前に出始める。
15分、ロングフィードを黒部?が落とし朝日が拾うがシュートを撃てない。
そして札幌はGK高原からのロングフィードが前線に渡りゴール前でファウルをゲット。
札幌にしてみれば絶好の位置だったし、富山は直接狙ってくるフリーキックにものすごく弱く、
枠内さえ行けば誰でも入れられるレベルなので3点目を覚悟したのだが、上里のフリーキックは壁にはね返された。
ここからしばらく富山ペース。しかしペナルティエリアにまでボールが行かず、点が入りそうにない。
札幌はしばらく受けに回ってしまい、耐える時間帯になっていたが、富山の攻撃がフィニッシュで終われないことを利用し、
カウンターから立て続けにチャンスを作り出す。37分高木のクロスに宮澤がヘディングシュート、
40分高木がドリブルで独走しPA内でシュートを撃つが、いずれも内藤のセーブで得点には至らなかった。
富山は42分、途中出場の永冨が転びながら出したパスから朝日、谷田と繋ぎペナルティエリア内でシュート、
GKが弾いたところに朝日、黒部と詰めるがボールは枠外。富山はおそらくこれが後半唯一の決定機。
っていうところで、負けるのはハーフタイムの時点でわかってたんですけど、
点が入らないのも確信したので、帰りました。
結果はそのまま0-2で札幌が快勝。内容的には順位の差以上のものがあった。
文字数が多くなってきたので一旦ここで終わらせます。
J2第31節 カターレ富山vsコンサドーレ札幌
場所、富山県総合運動公園陸上競技場
スターティングメンバー
カターレ富山
黒部
苔口 関原
舩津 朝日
江添
谷田 堤 足助 西野
内藤
控え:橋田、金、濱野、姜、中田、永冨、平野
コンサドーレ札幌
内村
高木
砂川 三上
上里 芳賀
西嶋 石川 吉弘 藤山
高原
控え:佐藤、荒野、宮澤、中山、近藤、横野、上原
結果
カターレ富山0-2コンサドーレ札幌
得点者(カッコ内はアシスト)
富:
札:18'内村、53'上里(砂川)
交代
富:55'関原→姜、74'舩津→平野、74'苔口→永冨
札:66'三上→宮澤、69'内村→近藤、90+3'砂川→荒野
警告(カッコ内は累積枚数)
富:54'西野(4、1試合停止)、60'江添(1)
札:67'内村(2)、71'近藤(2)
退場
富:
札:
主審:大西弘幸 副審:野口達生/竹田明弘 四審:中川英樹
観客 8,412人
※選手交代によるフォーメーション変更
富山
関原→姜で3-4-1-2に
黒部 苔口
朝日
谷田 舩津 姜 西野
堤 江添 足助
内藤
舩津→平野、苔口→永冨で、平野と黒部の2トップで姜のワンボランチ、
永冨はポジションが定まってなくFWからボランチまで頻繁に動く感じに。
札幌、三上→宮澤で、宮澤は高木の位置、高木が三上の位置に。
いやー、酷い試合だった。今のカターレ富山はおそらくJ2最弱だろう。
スタメン。
富山は前回の試合から前線を総替えし、黒部、関原、苔口の3トップ。関原は初スタメン。
出場停止明けの舩津が中盤に、そしてセンターバックが吉井から堤に替わった。
そして何よりのサプライズがGK内藤。大卒ルーキーで今までベンチ入りすらなかった選手。
札幌はケガ人が続出しギリギリの人数で選手のやりくりをしているが、前節甲府に引き分けたメンバーから、
ケガの岡本に替えてベテランの砂川を起用し、辛うじてスタメンのクオリティは維持することができた。
ベンチにはケガから復帰した宮澤が入り、また、高校2年生の荒野が初めてベンチ入りした。
前半。
最初のチャンスは札幌。10分にショートパスからゴール前に攻め込み連続でチャンスを作るが得点には至らず。
そこからはポゼッションの札幌、カウンターの富山でお互いにチャンスを作る場面があったが、どちらも弱い。
そして富山が決定機。18分、左サイド谷田のクロスをファーサイドで関原が落としゴール正面の黒部へ、
しかし黒部がもたついてしまい相手DFにコースを塞がれ関原にパス、関原は角度もコースも厳しいながらも
どうにかシュートを撃つがGKの正面。
やっと富山にもチャンスがあったと思ったその直後、ありえない形で富山は失点する。
富山のコーナーキックはクリアされ札幌のカウンター攻撃、これは苔口が懸命に戻って対応し、ボールをGKの内藤に渡す。
しかし札幌FW内村は見逃していなかった。内藤がボールの出しどころに迷っていると見るや素早くプレスをかける。
慌てた内藤が蹴り出そうとしたが、ボールは内村を直撃、そのままゴールインしてしまった。
静まり返るスタジアム。札幌が先制。
前回、千葉戦のレポートでは
「今までの富山ならばここで気落ちしてしまいジ・エンドなのだが、この日の富山は違う。」
「3トップが立て続けにチャンスを作り、同点を狙う。」
と書いたのだが、この日の富山はここで気落ちしてしまい、ジ・エンドだった。
1点返せば良いだけの話で、プロならばそこで気持ちを切り替えられないといけない、
っていうか千葉戦のメンバーは気持ちを切り替えて戦い続けていたのだが、今回のメンバーは今までのカターレ富山だった。
富山は攻撃、中盤、守備いずれも沈黙してしまい、ここからは札幌の一方的な展開となる。
ハーフコートゲーム、というよりアタッキングサードゲーム(富山から見ればディフェンシブサードゲーム)
と言っても過言ではないのではないか、それぐらい札幌が押し込み続けた。
しかし札幌は、相手が弱すぎて余裕こきすぎたのか、「これが下位チーム」っていうやつなのか、
ボールは持てどゴールに迫る力がいまいち弱く、追加点を挙げることはできず0-1で前半終了。
ハーフタイム。
富山の控え選手が全員練習している=ハーフタイム中の交代はないということで富山の負けを確信。
後半。
富山は気落ちしたメンバーがそのまま試合に出ているので、当然サッカーができるわけもなく、札幌のペース。
4分、ロングフィードのこぼれ球に三上が反応してシュートを放つが相手選手に当たる。
5分、カウンターから上里がドリブルで独走しシュートを放つが枠外。
と、まあ立て続けにチャンスを作りながらも前半同様ゴールには至らないわけなんですが、
8分、左サイドでボールを受けた砂川がドリブルで仕掛けて相手DFを翻弄、簡単に抜き去りPA内で
ライナー性のクロス、これに上里が走り込みヒールでオシャレに流し込み追加点。
富山の選手は完全に気落ちしていて、守備時は大体棒立ちで何もしないので、ドリブルで抜くのも楽だし、
相手守備をかいくぐってゴール前に行くのも楽だし、高校生との練習試合を見ているかのようにサラッと決まったゴールだった。
ちなみにこの場面、スカパーの中継では、実況牧内直哉の口から、何を言いたかったのか
「ゴールドボンバー!!!」という迷言が飛び出した。
上里がゴールドボンバーなのか、グラウンダーのクロスにヒールで合わせる形がゴールドボンバーなのかは
定かではないので、みなさんの解釈に委ねます(笑)。
しかし、何て言おうとしたんでしょうかね・・・「(クロスが)ゴールの前だ!」とかですかねぇ。
2点ビハインドとなり案の定負けが確定した富山は即座に姜を投入し、
両サイドバックを上げて江添をDFに下げ、姜と舩津がボランチを組む3-4-1-2に変更する。
札幌が富山の交代に対応できていなかったのか、それとも2点差で安心してしまったのか、
ここからは死んだ富山も少しずつ前に出始める。
15分、ロングフィードを黒部?が落とし朝日が拾うがシュートを撃てない。
そして札幌はGK高原からのロングフィードが前線に渡りゴール前でファウルをゲット。
札幌にしてみれば絶好の位置だったし、富山は直接狙ってくるフリーキックにものすごく弱く、
枠内さえ行けば誰でも入れられるレベルなので3点目を覚悟したのだが、上里のフリーキックは壁にはね返された。
ここからしばらく富山ペース。しかしペナルティエリアにまでボールが行かず、点が入りそうにない。
札幌はしばらく受けに回ってしまい、耐える時間帯になっていたが、富山の攻撃がフィニッシュで終われないことを利用し、
カウンターから立て続けにチャンスを作り出す。37分高木のクロスに宮澤がヘディングシュート、
40分高木がドリブルで独走しPA内でシュートを撃つが、いずれも内藤のセーブで得点には至らなかった。
富山は42分、途中出場の永冨が転びながら出したパスから朝日、谷田と繋ぎペナルティエリア内でシュート、
GKが弾いたところに朝日、黒部と詰めるがボールは枠外。富山はおそらくこれが後半唯一の決定機。
っていうところで、負けるのはハーフタイムの時点でわかってたんですけど、
点が入らないのも確信したので、帰りました。
結果はそのまま0-2で札幌が快勝。内容的には順位の差以上のものがあった。
文字数が多くなってきたので一旦ここで終わらせます。
2010年10月17日、13時03分キックオフ
JFL後期第11節 ツエーゲン金沢vs町田ゼルビア
場所、石川県西部緑地公園陸上競技場
スターティングメンバー
ツエーゲン金沢
久保 古部
曽我部 長谷部
山道 山根
林 諸江 マイケル 斉藤(雄)
田中(賢)
控え:大橋、込山、根本、挽地、田中(俊)、菅野、斎藤(陽)
町田ゼルビア
山腰 木島
酒井 星
柳崎 太田
久利 津田 深津 藤田
吉田
控え:修行、雑賀、斉藤(広)、大前、鈴木、半田、北井
結果
ツエーゲン金沢0-1町田ゼルビア
得点者(カッコ内はアシスト)
金:
町:73'木島(柳崎)
交代
金:37'長谷部→挽地、74'曽我部→菅野、80'林→根本
町:57'太田→大前、64'星→鈴木、82'山腰→雑賀
警告
金:7'長谷部
町:43'柳崎
退場
金:
町:
主審:黄川田博信 副審:上田益也/石田明 四審:宮川幸博
観客 1,370人
※選手交代によるフォーメーションの変更
町田 山腰→雑賀で、雑賀が津田の位置、津田が久利の位置に入り、久利と木島が2トップを組む
富山勢がJFLを去ってしばらく経ちますが、久しぶりのJFL観戦です。
というのも金沢に用事がありまして、ならば一緒にツエーゲンの試合を見ようではないかということになりまして。
前半は五分五分の流れ。金沢右サイド古部のクロスに久保がシュートを撃った場面は良い場面だったがGKの守備範囲内だった。
後半は町田が主導権を握るもなかなか得点には至らず、73分の木島のゴールで1点を奪うのみとなった。
終盤になっても2点目を狙いに行く姿勢は見られたが、あまり良いチャンスは作れなかった。
金沢はカウンターからのチャンスメイクが不発で失点後も反撃に出られず、後半はシュート1本しか撃てなかった。
ツエーゲン金沢は攻撃の軸が定まってない印象。
中盤がいまいち機能しておらず、久保と古部がチャンスメイクに奔走しているために、
ゴール前でのプレーに人数をかけられていないのかなという感じでした。
前半で長谷部が交代となったが、本人に負傷の様子はなかった。
おそらく、相手左サイドの久利、酒井を警戒したか、2枚目のイエローカードを恐れたかだろう。
2人目、3人目の交代もチームを好転させるには至らず、むしろ交代したポジションで攻撃が停滞してしまい、
また、タイミング的にも、後半ずっと流れが良くなかったのに失点するまで選手交代がなかったことなど、
監督の采配が悪かったのか、駒不足でしょうがなかったのか、疑問の残る選手起用だった。
町田ゼルビアはJリーグ参入がほぼ不可能なチーム状況、天皇杯終了、勝又の出場停止、
何がどれだけチームに影響を及ぼしているのかは分からないが、物足りない出来に感じた。
しかし、1対1で積極的に仕掛けて相手を抜ける木島のドリブル、酒井や柳崎ら中盤の豊富な運動量、
藤田や久利の積極的な攻撃参加、途中出場した鈴木の中央突破と、リーグ最多得点(現時点)を誇る
攻撃力の一端は見えたような気がします。
ちなみにゴールシーンは、鈴木が大胆に中央突破を狙い、相手守備が群がりペナルティアーク付近で密集状態になって、
パスが柳崎を経由して右サイドのスペースで待ち構えていた木島に渡り、GKとの1対1を決めたというもの。
主審は黄川田博信さん。初めて見る主審ですが、タッチライン際の接触プレーでファウルなのかスローインなのか
曖昧な判定をしてしまいリスタートする側の選手が戸惑ってしまったり、アドバンテージで流したプレーの対処
(ファウルした選手の特定など)に時間がかかったりと、ちょっといただけない場面がありましたが、
それ以外は割と普通だったと思います。
観衆は1,370人。
津幡開催に比べれば客は入っている方だが、Jリーグを目指そうかというチームでこの数字は寂しい。
前回の西部緑地開催(後期7節vs佐川印刷)では大型動員の効果もあり7,000人近い動員を記録したが、
結局はチーム相応の動員に落ち着くわけで、また、元日本代表の選手がいてもこの数字ということは、
「タダ券を大量に配り、そこからリピーターを」「有名選手の獲得で動員増を」という目論見が
机上の空論でしかないことを表している。
試合外の話。
スタジアムグルメは動員力の割には充実しているかなと。
・カターレ富山のホームゲームにも出店しているブランボがいました。
・ちなみにブランボには、ブランボドッグという商品があって、富山で言うカターレドッグとおな・・・ゴホッゴホッ
・カップ酒(日本酒)まで販売されていることに驚き。金沢では一応ビン持ち込みOKだけど・・・。
・そばを買うとフタがついてくる親切対応。
ちなみに僕はお好み焼きとベルギーワッフルを食べました。
富山のスタジアムグルメだと、昼食、夕食になるものが多いですが、
ワッフルのようなおやつやデザート、甘味を充実させるのも面白いかもしれません。
キックターゲットはせめて子供無料にしたほうが良いかと。
ハーフタイムの抽選会、もしかしてプレイガイド経由でチケットを買った人はハブられてる感じですか?
JFL後期第11節 ツエーゲン金沢vs町田ゼルビア
場所、石川県西部緑地公園陸上競技場
スターティングメンバー
ツエーゲン金沢
久保 古部
曽我部 長谷部
山道 山根
林 諸江 マイケル 斉藤(雄)
田中(賢)
控え:大橋、込山、根本、挽地、田中(俊)、菅野、斎藤(陽)
町田ゼルビア
山腰 木島
酒井 星
柳崎 太田
久利 津田 深津 藤田
吉田
控え:修行、雑賀、斉藤(広)、大前、鈴木、半田、北井
結果
ツエーゲン金沢0-1町田ゼルビア
得点者(カッコ内はアシスト)
金:
町:73'木島(柳崎)
交代
金:37'長谷部→挽地、74'曽我部→菅野、80'林→根本
町:57'太田→大前、64'星→鈴木、82'山腰→雑賀
警告
金:7'長谷部
町:43'柳崎
退場
金:
町:
主審:黄川田博信 副審:上田益也/石田明 四審:宮川幸博
観客 1,370人
※選手交代によるフォーメーションの変更
町田 山腰→雑賀で、雑賀が津田の位置、津田が久利の位置に入り、久利と木島が2トップを組む
富山勢がJFLを去ってしばらく経ちますが、久しぶりのJFL観戦です。
というのも金沢に用事がありまして、ならば一緒にツエーゲンの試合を見ようではないかということになりまして。
前半は五分五分の流れ。金沢右サイド古部のクロスに久保がシュートを撃った場面は良い場面だったがGKの守備範囲内だった。
後半は町田が主導権を握るもなかなか得点には至らず、73分の木島のゴールで1点を奪うのみとなった。
終盤になっても2点目を狙いに行く姿勢は見られたが、あまり良いチャンスは作れなかった。
金沢はカウンターからのチャンスメイクが不発で失点後も反撃に出られず、後半はシュート1本しか撃てなかった。
ツエーゲン金沢は攻撃の軸が定まってない印象。
中盤がいまいち機能しておらず、久保と古部がチャンスメイクに奔走しているために、
ゴール前でのプレーに人数をかけられていないのかなという感じでした。
前半で長谷部が交代となったが、本人に負傷の様子はなかった。
おそらく、相手左サイドの久利、酒井を警戒したか、2枚目のイエローカードを恐れたかだろう。
2人目、3人目の交代もチームを好転させるには至らず、むしろ交代したポジションで攻撃が停滞してしまい、
また、タイミング的にも、後半ずっと流れが良くなかったのに失点するまで選手交代がなかったことなど、
監督の采配が悪かったのか、駒不足でしょうがなかったのか、疑問の残る選手起用だった。
町田ゼルビアはJリーグ参入がほぼ不可能なチーム状況、天皇杯終了、勝又の出場停止、
何がどれだけチームに影響を及ぼしているのかは分からないが、物足りない出来に感じた。
しかし、1対1で積極的に仕掛けて相手を抜ける木島のドリブル、酒井や柳崎ら中盤の豊富な運動量、
藤田や久利の積極的な攻撃参加、途中出場した鈴木の中央突破と、リーグ最多得点(現時点)を誇る
攻撃力の一端は見えたような気がします。
ちなみにゴールシーンは、鈴木が大胆に中央突破を狙い、相手守備が群がりペナルティアーク付近で密集状態になって、
パスが柳崎を経由して右サイドのスペースで待ち構えていた木島に渡り、GKとの1対1を決めたというもの。
主審は黄川田博信さん。初めて見る主審ですが、タッチライン際の接触プレーでファウルなのかスローインなのか
曖昧な判定をしてしまいリスタートする側の選手が戸惑ってしまったり、アドバンテージで流したプレーの対処
(ファウルした選手の特定など)に時間がかかったりと、ちょっといただけない場面がありましたが、
それ以外は割と普通だったと思います。
観衆は1,370人。
津幡開催に比べれば客は入っている方だが、Jリーグを目指そうかというチームでこの数字は寂しい。
前回の西部緑地開催(後期7節vs佐川印刷)では大型動員の効果もあり7,000人近い動員を記録したが、
結局はチーム相応の動員に落ち着くわけで、また、元日本代表の選手がいてもこの数字ということは、
「タダ券を大量に配り、そこからリピーターを」「有名選手の獲得で動員増を」という目論見が
机上の空論でしかないことを表している。
試合外の話。
スタジアムグルメは動員力の割には充実しているかなと。
・カターレ富山のホームゲームにも出店しているブランボがいました。
・ちなみにブランボには、ブランボドッグという商品があって、富山で言うカターレドッグとおな・・・ゴホッゴホッ
・カップ酒(日本酒)まで販売されていることに驚き。金沢では一応ビン持ち込みOKだけど・・・。
・そばを買うとフタがついてくる親切対応。
ちなみに僕はお好み焼きとベルギーワッフルを食べました。
富山のスタジアムグルメだと、昼食、夕食になるものが多いですが、
ワッフルのようなおやつやデザート、甘味を充実させるのも面白いかもしれません。
キックターゲットはせめて子供無料にしたほうが良いかと。
ハーフタイムの抽選会、もしかしてプレイガイド経由でチケットを買った人はハブられてる感じですか?
2010年10月3日、13時05分キックオフ
J2第29節 カターレ富山vsジェフユナイテッド千葉
場所、富山県総合運動公園陸上競技場
スターティングメンバー
カターレ富山
木本
平野 石田
川崎 朝日
江添
谷田 足助 吉井 西野
中川
控え:橋田、堤、濱野、渡辺、姜、苔口、関原
ジェフユナイテッド千葉
青木孝
工藤 伊藤 谷澤
山口 佐藤
アレ 青木良 福元 鎌田
岡本
控え:中牧、坂本、和田、倉田、太田、深井、林
結果
カターレ富山0-1ジェフユナイテッド千葉
得点者(カッコ内はアシスト)
富:
千:25'青木孝
交代
富:57'川崎→姜、69'平野→関原、83'谷田→苔口
千:69'伊藤→深井、86'工藤→坂本
警告(カッコ内は累積枚数)
富:90+3'木本(4、1試合停止)
千:60'佐藤(2)、77'谷澤(4、1試合停止)
退場
富:
千:
主審:吉田哲朗 副審:田尻智計/秋澤昌治 四審:綿野直樹
観客 4,632人
選手交代によるフォーメーションの変更
富山
谷田→苔口で、江添がCB、吉井が左SBに入り、朝日、姜がボランチ、関原と石田が2列目、
木本と苔口の2トップのような形になる。
千葉
伊藤→深井で深井は左サイドMF、工藤がトップ下に。
工藤→坂本で坂本は山口の左隣に入り、3ボランチの4-3-3に。
楚輪監督が解任されて初めての試合。
カターレ富山の安間監督は前節から先発メンバーを7人入れ替え(ベストメンバー規定の範囲内)、フォーメーションを
4-3-3にする大胆な変更で臨む。(監督が言うには4-3-2-1のツリー型なのだが、2列目の2人がワイドに開き、
FWと同じぐらい高い位置をとることが多かったので、上のメンバー表は4-3-3とした。)
また、ベンチにはケガ明けで調整を続けていたルーキーの関原が入った。
ジェフ千葉は出場停止のCB茶野のところに青木良、青木良がいた右SBには鎌田が入る。
オーストラリア代表DFミリガンはケガ、エースFWのネットは体調不良らしく欠場。
アウェイ、13時キックオフと苦手な要素が重なったこの試合だが、調子の悪い富山が相手なだけに
ネガティブな要素を打ち破りしっかり勝ち点3を取りたいところ。
前半。
富山がキックオフ直後にいきなりチャンスを作り平野がシュートを撃ったが、ゴールキーパーの守備範囲内。
地力で勝る千葉が中盤では優位に立つものの、富山は石田、木本、平野が積極的にプレッシャーをかけ、
スピードを活かしたカウンターで何度も千葉ゴールを狙う。
しかし前半25分、富山はふとした隙を谷澤と青木孝の連携で破られ、決定機を作られる。
吉井、足助、中川の懸命な守備で谷澤を止めはしたものの、こぼれ球を青木孝に決められ千葉が先制。
今までの富山ならばここで気落ちしてしまいジ・エンドなのだが、この日の富山は違う。
直後の27分、石田がミドルシュート、バーに当たって跳ね返ってきたところをさらにシュート(しかし枠外)、
33分、木本からのパスを受けた平野が右サイドからクロス、ファーサイドに走り込んだ石田がシュート(鎌田がブロック)、
3トップが立て続けにチャンスを作り、同点を狙う。
千葉もコーナーキックから何度かチャンスを作れたものの、シュートが阻まれたりミスキックだったりで追加点を挙げることができない。
結局そのまま0-1、千葉の1点リードで前半を終える。
後半。
千葉ペースで試合が進み、コーナーキックやカウンターでチャンスを作り、10分には右サイド谷澤のクロスに
青木孝がダイレクトシュートを放つなど決定機もあったが得点には至らなかった。
12分、流れを変えるために富山は川崎に替えて姜を投入。
千葉の猛攻はなんとなく収まり、五分五分の展開が続いたが、次の決定機も千葉。
18分、アレックスのフリーキックのクリアボールを谷澤が拾いクロス、これに
青木良がゴール正面でヘディングで合わせたが富山GK中川が辛うじてセーブ。
対する富山もセットプレーからチャンス。22分、姜のコーナーキック、
混戦で選手は分からなかったがヘディングシュート、シュート、シュートと、シュートが
入らなくても諦めずこぼれ球に食らいついていったもののクリアされた。
24分、富山は平野に替えてルーキーの関原を投入。関原はこれが公式戦初出場。
その関原が早速見せ場を作る。
29分、左サイドからの縦パスを木本が受け、ポストプレーから関原がシュート、
30分、姜のコーナーキックからヘディングシュート、
いきなり2本のシュートを放ち、どちらも枠外ではあったものの会場を沸かせる。
勢いのついた富山は36分に朝日、37分に木本、38分に姜と立て続けにシュートを放つが、
それでも千葉ゴールをこじ開けることはできない。
そこで富山はその勢いでさらに千葉を押し込むためにサイドバックの谷田を下げて苔口を投入。
しかしこの交代が裏目に。苔口がうまく前線で試合に絡めずせっかくの勢いを削いでしまった。
この交代で右サイドにポジションを移した関原も投入直後の「何かやってくれそうな感じ」が消え失せてしまい、
また、江添がDFに下がったことで朝日と姜がボランチになり、二人も前線へ飛び出せなくなってしまった。
防戦が続く千葉は41分、工藤を下げて坂本を投入、3ボランチにして守備を固める。
その後は44分に姜のコーナーキックから吉井のヘディングシュート(枠外)があったぐらいで
試合がほぼ落ち着いてしまい、試合終了。0-1でジェフユナイテッド千葉が約5か月ぶりのアウェイ勝利。
カターレ富山は安間体制初陣を飾れずリーグ戦6連敗。
カターレ富山はここ数試合、攻撃も守備も何もしていない、っていうかサッカーすらやっていない、
何しにピッチに立っているのかわかっていないという、あまりにも酷い状態が続いていたのだが、
この試合に出たメンバーは失点してもなお戦いをやめることなく、90分間サッカーをすることができていた。
レベルの低い話ではあるが、この程度の話でも十分に良かったと評価しなければならない。
まず「サッカーをすること」というサッカー選手としては当たり前のことを次の試合からも続けるためにも、
この試合のメンバーをベースに今後はやりくりしていってもらいたい。
出場停止だった黒部や舩津も無条件でスタメン復帰させるのではなく控え組からチャレンジさせてもいいぐらい。
それが「フェアな競争」というものだろう。
しかし攻撃面では3トップの単発のカウンターが多く、攻撃にかける人数も少なかったので、
迫力があるようには見えたものの、もうすこし戦術とかを考えてチームを作っていく必要があるように見えた。
たとえばポストプレーヤーを置いて両翼+朝日のスピードを活かす形を作るなどの工夫は必要なのではないかと。
ただ、永冨はベンチ外がデフォルト、黒部と苔口はできないこともないがポストプレーの意識が希薄な上に
プレーが45分しか続かなくてすぐ行方不明になってしまうので、これをやるのはちょっと難しいわけですけれども。
また、僕は今回の試合を見て、今のカターレ富山は全員が主役のサッカーである時こそ輝くものだと確信した。
たしかに中川とか木本とか、他の選手からちょっと抜け出て頼れる選手がいますけど、だからといってその人に頼る
サッカーをしないからこそのカターレ富山なんだと。
逆に誰かを頼ろうとすると、カターレ富山は崩壊、前の試合まではそのような状態でしたよね、ああなっちゃうんじゃないかと。
選手のことは文章量が多くなってきたのでバババーッと。
中川まあまあ。西野、自信がないのか消極的なプレー目立つ。吉井初スタメンおめ。今回の失点は一つの勉強として
今後の役に立てられれば成長できるはず。足助ミスもあったけどやっぱりセンターバックタイプだよね。センターバックの2人は
これまでスタメンだったセンターバックを控え落ち確定させてもいい出来。谷田は前節4失点したもののまだ自信は残っていたかなと。
江添アンカー良かった、守備のプレーや守備陣の統率で貢献。川崎は安易なボールロストもあったけどサイドやバイタルの
守備を頑張っていた。朝日は4-4-2以外をやると持ち味消えがちだよね。石田、木本、平野は前線からの積極的な守備と
素早いカウンターで貢献。しかし上にも書いたけどテコ入れが必要とも感じた。姜は惜しいシュート1つ。スタメン復帰は
コンディションやフォーメーションによりけりか。関原デビューおめでとう。惜しいシュート2本あったけど、消える時間帯も
あったので使い方はまだ限定されるか。苔口はいまいち試合の流れに入れず。
一方、久しぶりのアウェイ勝利を飾ったジェフユナイテッド千葉。
苦手のアウェイで慎重な試合になっていたことや、ネットやミリガンなど攻守の主力を欠いていたのもあるだろうけど、
正直な感想を言わせてもらうと「えっ、これでJ1行くつもりなの?」っていう感じでした。
千葉サポーターのブログとか2chを見た感じだとかなり酷い内容だった、勝っただけの試合みたいな感じだし、
一応4位につけているぐらいだから本来はもっと強いチームなんだとは思いますが。
また、昇格争いをするチームと対戦をする時は必ずと言ってもいいほどキックオフの瞬間からゴールが決まりそうな
予感がするのが、この日の千葉からはあまり感じませんでした。
もしかしたら来年も富山の地でジェフ千葉の試合が見られるかもしれません。
主審は吉田哲朗。
千葉の得点シーンが、はっきりしないスローイン判定で富山の守備対応が遅れたところから生まれたもので、
(富山ボールと判定されたので攻撃のポジション取りをしたらいきなり千葉ボールに判定が変わって慌てたとのこと)
富山としては集中ができていなかったということなのかもしれないが、主審が選手を翻弄してはいけないと思う。
また、千葉の谷澤がスローインのボールを拾い上げ、一旦ボールを頭の上に上げてから鎌田(たぶん)に
渡した行為を遅延行為と判定してイエローカードを出すなど、遅延判定の厳しさで有名な扇谷健司主審を上回る
遅延判定への厳しさを見せた。
ちょっと話が外れるが、カターレ富山は吉田哲朗にはJFL時代に遅延判定で一度やられている。
2008年後期のアウェイFC刈谷戦で、選手交代のためにピッチを出ようとした朝日大輔に対し、
タッチラインまであと2歩といったところで遅延のイエローカード(2枚目のため退場)を食らっている。
これと同様の判定が今年のJ2でもあった。第21節のコンサドーレ札幌-ギラヴァンツ北九州(@厚別)。
札幌の高木純平が選手交代のためにピッチを出ようとしていたが、歩いて交代しようとしたことが
遅延行為とみなされてイエローカード(2枚目のため退場)を食らってしまった。
それだけこの主審は遅延に厳しい。しかも選手に対して早く交代するよう促すこともなく突然イエローカードが出ますから。
話を元に戻しまして、試合外のことについては、今回は移動販売車が何台も来ていたんですけど、まぁー回転が遅い。
ケバブを食べたかったんやけど5分で1個作れるかどうかっていう感じで試合に間に合いそうになかったから諦めたし。
だけど、アイスコルネットはめちゃくちゃおいしかったー。コルネの形をした揚げパンの中にアイスが入ってるんですけど、
アイスも濃くて味のあるアイス(黄色がかったバニアラアイス)だったし、それが揚げたてのパンにマッチするんですよ。
値段は400円で、「アイスと揚げパンで400円てww高ぇww」とか一瞬思いましたけど、それだけのお金を出せるほど
のものだと思いました。
J2第29節 カターレ富山vsジェフユナイテッド千葉
場所、富山県総合運動公園陸上競技場
スターティングメンバー
カターレ富山
木本
平野 石田
川崎 朝日
江添
谷田 足助 吉井 西野
中川
控え:橋田、堤、濱野、渡辺、姜、苔口、関原
ジェフユナイテッド千葉
青木孝
工藤 伊藤 谷澤
山口 佐藤
アレ 青木良 福元 鎌田
岡本
控え:中牧、坂本、和田、倉田、太田、深井、林
結果
カターレ富山0-1ジェフユナイテッド千葉
得点者(カッコ内はアシスト)
富:
千:25'青木孝
交代
富:57'川崎→姜、69'平野→関原、83'谷田→苔口
千:69'伊藤→深井、86'工藤→坂本
警告(カッコ内は累積枚数)
富:90+3'木本(4、1試合停止)
千:60'佐藤(2)、77'谷澤(4、1試合停止)
退場
富:
千:
主審:吉田哲朗 副審:田尻智計/秋澤昌治 四審:綿野直樹
観客 4,632人
選手交代によるフォーメーションの変更
富山
谷田→苔口で、江添がCB、吉井が左SBに入り、朝日、姜がボランチ、関原と石田が2列目、
木本と苔口の2トップのような形になる。
千葉
伊藤→深井で深井は左サイドMF、工藤がトップ下に。
工藤→坂本で坂本は山口の左隣に入り、3ボランチの4-3-3に。
楚輪監督が解任されて初めての試合。
カターレ富山の安間監督は前節から先発メンバーを7人入れ替え(ベストメンバー規定の範囲内)、フォーメーションを
4-3-3にする大胆な変更で臨む。(監督が言うには4-3-2-1のツリー型なのだが、2列目の2人がワイドに開き、
FWと同じぐらい高い位置をとることが多かったので、上のメンバー表は4-3-3とした。)
また、ベンチにはケガ明けで調整を続けていたルーキーの関原が入った。
ジェフ千葉は出場停止のCB茶野のところに青木良、青木良がいた右SBには鎌田が入る。
オーストラリア代表DFミリガンはケガ、エースFWのネットは体調不良らしく欠場。
アウェイ、13時キックオフと苦手な要素が重なったこの試合だが、調子の悪い富山が相手なだけに
ネガティブな要素を打ち破りしっかり勝ち点3を取りたいところ。
前半。
富山がキックオフ直後にいきなりチャンスを作り平野がシュートを撃ったが、ゴールキーパーの守備範囲内。
地力で勝る千葉が中盤では優位に立つものの、富山は石田、木本、平野が積極的にプレッシャーをかけ、
スピードを活かしたカウンターで何度も千葉ゴールを狙う。
しかし前半25分、富山はふとした隙を谷澤と青木孝の連携で破られ、決定機を作られる。
吉井、足助、中川の懸命な守備で谷澤を止めはしたものの、こぼれ球を青木孝に決められ千葉が先制。
今までの富山ならばここで気落ちしてしまいジ・エンドなのだが、この日の富山は違う。
直後の27分、石田がミドルシュート、バーに当たって跳ね返ってきたところをさらにシュート(しかし枠外)、
33分、木本からのパスを受けた平野が右サイドからクロス、ファーサイドに走り込んだ石田がシュート(鎌田がブロック)、
3トップが立て続けにチャンスを作り、同点を狙う。
千葉もコーナーキックから何度かチャンスを作れたものの、シュートが阻まれたりミスキックだったりで追加点を挙げることができない。
結局そのまま0-1、千葉の1点リードで前半を終える。
後半。
千葉ペースで試合が進み、コーナーキックやカウンターでチャンスを作り、10分には右サイド谷澤のクロスに
青木孝がダイレクトシュートを放つなど決定機もあったが得点には至らなかった。
12分、流れを変えるために富山は川崎に替えて姜を投入。
千葉の猛攻はなんとなく収まり、五分五分の展開が続いたが、次の決定機も千葉。
18分、アレックスのフリーキックのクリアボールを谷澤が拾いクロス、これに
青木良がゴール正面でヘディングで合わせたが富山GK中川が辛うじてセーブ。
対する富山もセットプレーからチャンス。22分、姜のコーナーキック、
混戦で選手は分からなかったがヘディングシュート、シュート、シュートと、シュートが
入らなくても諦めずこぼれ球に食らいついていったもののクリアされた。
24分、富山は平野に替えてルーキーの関原を投入。関原はこれが公式戦初出場。
その関原が早速見せ場を作る。
29分、左サイドからの縦パスを木本が受け、ポストプレーから関原がシュート、
30分、姜のコーナーキックからヘディングシュート、
いきなり2本のシュートを放ち、どちらも枠外ではあったものの会場を沸かせる。
勢いのついた富山は36分に朝日、37分に木本、38分に姜と立て続けにシュートを放つが、
それでも千葉ゴールをこじ開けることはできない。
そこで富山はその勢いでさらに千葉を押し込むためにサイドバックの谷田を下げて苔口を投入。
しかしこの交代が裏目に。苔口がうまく前線で試合に絡めずせっかくの勢いを削いでしまった。
この交代で右サイドにポジションを移した関原も投入直後の「何かやってくれそうな感じ」が消え失せてしまい、
また、江添がDFに下がったことで朝日と姜がボランチになり、二人も前線へ飛び出せなくなってしまった。
防戦が続く千葉は41分、工藤を下げて坂本を投入、3ボランチにして守備を固める。
その後は44分に姜のコーナーキックから吉井のヘディングシュート(枠外)があったぐらいで
試合がほぼ落ち着いてしまい、試合終了。0-1でジェフユナイテッド千葉が約5か月ぶりのアウェイ勝利。
カターレ富山は安間体制初陣を飾れずリーグ戦6連敗。
カターレ富山はここ数試合、攻撃も守備も何もしていない、っていうかサッカーすらやっていない、
何しにピッチに立っているのかわかっていないという、あまりにも酷い状態が続いていたのだが、
この試合に出たメンバーは失点してもなお戦いをやめることなく、90分間サッカーをすることができていた。
レベルの低い話ではあるが、この程度の話でも十分に良かったと評価しなければならない。
まず「サッカーをすること」というサッカー選手としては当たり前のことを次の試合からも続けるためにも、
この試合のメンバーをベースに今後はやりくりしていってもらいたい。
出場停止だった黒部や舩津も無条件でスタメン復帰させるのではなく控え組からチャレンジさせてもいいぐらい。
それが「フェアな競争」というものだろう。
しかし攻撃面では3トップの単発のカウンターが多く、攻撃にかける人数も少なかったので、
迫力があるようには見えたものの、もうすこし戦術とかを考えてチームを作っていく必要があるように見えた。
たとえばポストプレーヤーを置いて両翼+朝日のスピードを活かす形を作るなどの工夫は必要なのではないかと。
ただ、永冨はベンチ外がデフォルト、黒部と苔口はできないこともないがポストプレーの意識が希薄な上に
プレーが45分しか続かなくてすぐ行方不明になってしまうので、これをやるのはちょっと難しいわけですけれども。
また、僕は今回の試合を見て、今のカターレ富山は全員が主役のサッカーである時こそ輝くものだと確信した。
たしかに中川とか木本とか、他の選手からちょっと抜け出て頼れる選手がいますけど、だからといってその人に頼る
サッカーをしないからこそのカターレ富山なんだと。
逆に誰かを頼ろうとすると、カターレ富山は崩壊、前の試合まではそのような状態でしたよね、ああなっちゃうんじゃないかと。
選手のことは文章量が多くなってきたのでバババーッと。
中川まあまあ。西野、自信がないのか消極的なプレー目立つ。吉井初スタメンおめ。今回の失点は一つの勉強として
今後の役に立てられれば成長できるはず。足助ミスもあったけどやっぱりセンターバックタイプだよね。センターバックの2人は
これまでスタメンだったセンターバックを控え落ち確定させてもいい出来。谷田は前節4失点したもののまだ自信は残っていたかなと。
江添アンカー良かった、守備のプレーや守備陣の統率で貢献。川崎は安易なボールロストもあったけどサイドやバイタルの
守備を頑張っていた。朝日は4-4-2以外をやると持ち味消えがちだよね。石田、木本、平野は前線からの積極的な守備と
素早いカウンターで貢献。しかし上にも書いたけどテコ入れが必要とも感じた。姜は惜しいシュート1つ。スタメン復帰は
コンディションやフォーメーションによりけりか。関原デビューおめでとう。惜しいシュート2本あったけど、消える時間帯も
あったので使い方はまだ限定されるか。苔口はいまいち試合の流れに入れず。
一方、久しぶりのアウェイ勝利を飾ったジェフユナイテッド千葉。
苦手のアウェイで慎重な試合になっていたことや、ネットやミリガンなど攻守の主力を欠いていたのもあるだろうけど、
正直な感想を言わせてもらうと「えっ、これでJ1行くつもりなの?」っていう感じでした。
千葉サポーターのブログとか2chを見た感じだとかなり酷い内容だった、勝っただけの試合みたいな感じだし、
一応4位につけているぐらいだから本来はもっと強いチームなんだとは思いますが。
また、昇格争いをするチームと対戦をする時は必ずと言ってもいいほどキックオフの瞬間からゴールが決まりそうな
予感がするのが、この日の千葉からはあまり感じませんでした。
もしかしたら来年も富山の地でジェフ千葉の試合が見られるかもしれません。
主審は吉田哲朗。
千葉の得点シーンが、はっきりしないスローイン判定で富山の守備対応が遅れたところから生まれたもので、
(富山ボールと判定されたので攻撃のポジション取りをしたらいきなり千葉ボールに判定が変わって慌てたとのこと)
富山としては集中ができていなかったということなのかもしれないが、主審が選手を翻弄してはいけないと思う。
また、千葉の谷澤がスローインのボールを拾い上げ、一旦ボールを頭の上に上げてから鎌田(たぶん)に
渡した行為を遅延行為と判定してイエローカードを出すなど、遅延判定の厳しさで有名な扇谷健司主審を上回る
遅延判定への厳しさを見せた。
ちょっと話が外れるが、カターレ富山は吉田哲朗にはJFL時代に遅延判定で一度やられている。
2008年後期のアウェイFC刈谷戦で、選手交代のためにピッチを出ようとした朝日大輔に対し、
タッチラインまであと2歩といったところで遅延のイエローカード(2枚目のため退場)を食らっている。
これと同様の判定が今年のJ2でもあった。第21節のコンサドーレ札幌-ギラヴァンツ北九州(@厚別)。
札幌の高木純平が選手交代のためにピッチを出ようとしていたが、歩いて交代しようとしたことが
遅延行為とみなされてイエローカード(2枚目のため退場)を食らってしまった。
それだけこの主審は遅延に厳しい。しかも選手に対して早く交代するよう促すこともなく突然イエローカードが出ますから。
話を元に戻しまして、試合外のことについては、今回は移動販売車が何台も来ていたんですけど、まぁー回転が遅い。
ケバブを食べたかったんやけど5分で1個作れるかどうかっていう感じで試合に間に合いそうになかったから諦めたし。
だけど、アイスコルネットはめちゃくちゃおいしかったー。コルネの形をした揚げパンの中にアイスが入ってるんですけど、
アイスも濃くて味のあるアイス(黄色がかったバニアラアイス)だったし、それが揚げたてのパンにマッチするんですよ。
値段は400円で、「アイスと揚げパンで400円てww高ぇww」とか一瞬思いましたけど、それだけのお金を出せるほど
のものだと思いました。
監督交代のお知らせ
http://www.kataller.co.jp/news/2010/0929.html
カターレ富山は、本日(9月29日)付で楚輪博監督(54)に代わりまして、後任として
現トップチームヘッドコーチの安間貴義(41)が監督に就任することを決定しましたので、
お知らせいたします。なお、10月3日(日)J2リーグ戦第29節vs.ジェフユナイテッド千葉
(13:00キックオフ)より、指揮を執ります。
というわけで、楚輪監督がクビになりました。
経歴に惑わされた選手起用でチームのバランスを崩し攻守ともに崩壊させてしまったこと、
そしてそれに気がつかなかったこと、中断期間中のトレーニングで何一つ改善できなかった
こと、試合ごとに悪くなる試合内容、そしてそれに対してほぼ無策だったこと、それだけ
今シーズンはドツボにハマりにハマってしまいました。前にも触れましたが、試合後の
コメントでも分析、把握の面が狂ってきていて、試合が見れてない、サッカーに関して
盲目状態になってたので、フロントとしては改善が期待できないと判断し、シーズン
終了を待たずに、来週からの3週間休みを利用した生まれ変わりを新監督に任す、という
ことになったんでしょう。
攻撃面では、開幕からずっと前半に勢いでしか点を取ることができず、何をしたいのか
わからない、ボールを持ってない選手が全然動かない(パスを貰う動きすらない)、
すぐ選手が行方不明になるなど問題点があり、しかも今もそれはクリアされておらず、
選手起用もスピード重視、ゴール前のプレーを重視するようになり、パスサッカーを
目指しているのに中盤が無視された組み合わせになるなど、何から何まで行き詰まって
いるのが明らかな状態でした。
そして、守備面となると、相手の攻撃に対してほとんど無抵抗だったり、
(守備のプレーをせず、ただ見送ってるだけの選手がどれだけ多いことか)、
完全に自信を喪失し、失点するたびに肩を落とす者、憔悴しきった表情を浮かべる者、
目のピントが定まっておらず意識がどこかに飛んでいる者、どう考えても監督ができる
範疇を飛び越えて選手がダメになっている印象を受けますし、監督を替えて解決する問題
なのかなという気もします。
特に無抵抗の守備なんかは監督だけの責任とは言えず、サッカーができない選手自身、
技術的な指導ができなかったコーチ陣にも責任があるのではないでしょうか。
後任はその指導できないコーチ陣の一人でヘッドコーチだった安間貴義が監督に。
こういう悪い流れの中だと「○○じゃなければ誰でもいい」という雰囲気になりがちですが、
安間新監督は実績的には戦力に恵まれたチームで相応の結果を出したにすぎない監督。
正直、安間監督が指揮を執っていた頃のヴァンフォーレ甲府がカターレ富山と試合を
したときの印象で言うと、困った時には4トップ+國吉の力で押し込むサッカーという
印象で、あまり優れた手腕を持っているという印象はありません。
カターレ富山に入ってからの印象で言うと、安間塾の指導方針である「興味を持って
ほったらかす」という言葉にも出ているように、課題の指摘はできるものの、では
どうすればよいのかということを選手に提示できない印象があります。
「自分で考えられなければプロではない」と言う指導者もいますが、現在のカターレ富山の
ように暗中模索の状態が続くチームの中では、むしろ筋道を示してあげる、膨大な正解・
不正解の中から選択肢をある程度絞ってあげることが指導者には求められるのではないかと
思います。そんな優れた指導者はなかなか見つかるものじゃないですけど。
甲府では攻守ともに個の力が優れていたので、4-2-4のパワープレーで十分に相手を
押し込むことができるのですが、戦力的に恵まれていない富山でどこまでできるか。
今週末の千葉戦、そして休み明けの札幌戦で手腕のほどをチェックしたいところです。
あまり期待はしてないですけど。
楚輪監督、お疲れさまでした。
オランダサッカー志向だったということで、もしかしたらロングボールからの
シンプルな攻めの方が好きだったのではないかと思い、そこには共感していたのですが、
流行りに流されたのか、ショートパスのサッカーを捨てられなかったことは残念です。
http://www.kataller.co.jp/news/2010/0929.html
カターレ富山は、本日(9月29日)付で楚輪博監督(54)に代わりまして、後任として
現トップチームヘッドコーチの安間貴義(41)が監督に就任することを決定しましたので、
お知らせいたします。なお、10月3日(日)J2リーグ戦第29節vs.ジェフユナイテッド千葉
(13:00キックオフ)より、指揮を執ります。
というわけで、楚輪監督がクビになりました。
経歴に惑わされた選手起用でチームのバランスを崩し攻守ともに崩壊させてしまったこと、
そしてそれに気がつかなかったこと、中断期間中のトレーニングで何一つ改善できなかった
こと、試合ごとに悪くなる試合内容、そしてそれに対してほぼ無策だったこと、それだけ
今シーズンはドツボにハマりにハマってしまいました。前にも触れましたが、試合後の
コメントでも分析、把握の面が狂ってきていて、試合が見れてない、サッカーに関して
盲目状態になってたので、フロントとしては改善が期待できないと判断し、シーズン
終了を待たずに、来週からの3週間休みを利用した生まれ変わりを新監督に任す、という
ことになったんでしょう。
攻撃面では、開幕からずっと前半に勢いでしか点を取ることができず、何をしたいのか
わからない、ボールを持ってない選手が全然動かない(パスを貰う動きすらない)、
すぐ選手が行方不明になるなど問題点があり、しかも今もそれはクリアされておらず、
選手起用もスピード重視、ゴール前のプレーを重視するようになり、パスサッカーを
目指しているのに中盤が無視された組み合わせになるなど、何から何まで行き詰まって
いるのが明らかな状態でした。
そして、守備面となると、相手の攻撃に対してほとんど無抵抗だったり、
(守備のプレーをせず、ただ見送ってるだけの選手がどれだけ多いことか)、
完全に自信を喪失し、失点するたびに肩を落とす者、憔悴しきった表情を浮かべる者、
目のピントが定まっておらず意識がどこかに飛んでいる者、どう考えても監督ができる
範疇を飛び越えて選手がダメになっている印象を受けますし、監督を替えて解決する問題
なのかなという気もします。
特に無抵抗の守備なんかは監督だけの責任とは言えず、サッカーができない選手自身、
技術的な指導ができなかったコーチ陣にも責任があるのではないでしょうか。
後任はその指導できないコーチ陣の一人でヘッドコーチだった安間貴義が監督に。
こういう悪い流れの中だと「○○じゃなければ誰でもいい」という雰囲気になりがちですが、
安間新監督は実績的には戦力に恵まれたチームで相応の結果を出したにすぎない監督。
正直、安間監督が指揮を執っていた頃のヴァンフォーレ甲府がカターレ富山と試合を
したときの印象で言うと、困った時には4トップ+國吉の力で押し込むサッカーという
印象で、あまり優れた手腕を持っているという印象はありません。
カターレ富山に入ってからの印象で言うと、安間塾の指導方針である「興味を持って
ほったらかす」という言葉にも出ているように、課題の指摘はできるものの、では
どうすればよいのかということを選手に提示できない印象があります。
「自分で考えられなければプロではない」と言う指導者もいますが、現在のカターレ富山の
ように暗中模索の状態が続くチームの中では、むしろ筋道を示してあげる、膨大な正解・
不正解の中から選択肢をある程度絞ってあげることが指導者には求められるのではないかと
思います。そんな優れた指導者はなかなか見つかるものじゃないですけど。
甲府では攻守ともに個の力が優れていたので、4-2-4のパワープレーで十分に相手を
押し込むことができるのですが、戦力的に恵まれていない富山でどこまでできるか。
今週末の千葉戦、そして休み明けの札幌戦で手腕のほどをチェックしたいところです。
あまり期待はしてないですけど。
楚輪監督、お疲れさまでした。
オランダサッカー志向だったということで、もしかしたらロングボールからの
シンプルな攻めの方が好きだったのではないかと思い、そこには共感していたのですが、
流行りに流されたのか、ショートパスのサッカーを捨てられなかったことは残念です。