ヒデちゃんのタイ冒険

タイ移住への大冒険から23年。ウドン出身の女性と結婚、二人の娘を授かる。日本語教師をリタイアし、毎日が日曜日のタイ冒険。

結納金交渉

2014-11-13 05:32:30 | 日記
さて、タイの結婚では「結納金=カー・シンソット」の金額交渉が、重要課題となる。

カー・シンソットには、花嫁を育ててくれた両親にたいする感謝の意味合いがあるようだ。

最初、義父は20万バーツのカー・シンソットを吹っかけてきた。一般のタイ人の相場が4-5万バーツの時代。義父は、プーヤイバーン=村長を20年、村の寺の檀家総代でもある長老で、「なかなかの古ギツネ」なのだ。

20万バーツの金額の根拠は、「外国人との結婚は先行きが不安、保証金だ」。
「そんな金額で相場があがれば、タイの男は結婚できなくなる」と私。
仲人をはさんで、丁々発止の交渉が何回も続く。

そのうち、「12万バーツ。これがダメなら話は無かったことに」と最後通告。
潮時とみた私は、仲人の入れ知恵で「大変化球」を投げ返した。

「金額の12万バーツはOK,ただしそのうちの5万バーツは花嫁・花婿共同名義の銀行預金にする」というもの。実質7万バーツということ。

最終的に義父もこの条件を受け入れ、交渉は成立した。

義父は総額12万バーツという「名」を取り、私は「実」を取ったことになる。

カー・シンソットは結婚式当日に贈るが、婚約式の時に1バーツ{約15g}だか2バーツ{約30g}だかの金製品を花嫁に贈った。

写真は婚約式の様子。

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13 コメント

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写真にキズ (ヒデちゃん)
2014-11-13 08:28:54
写真にキズがあります。

ご容赦ください。
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仲人さんは (Tsuruchan)
2014-11-13 09:50:00
そう言う風習があるんですね。
仲人さんはどういう方だったんですか。知恵のある方ですね。言葉は全てタイ語でできたんですよね。すごいです。
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結納金 (JOSAN)
2014-11-13 10:40:58
私の結婚の時は、結納金の風習がある事を知らず、丁度タイにお金が無くて、嫁の親に「結納金は幾ら位ですか?」と聞いた所、「幾らでも良いよ。」と言われたので、10万バーツを渡しました。
後でみんなに聞くと当時外国人の結納金は大体、30~50万バーツ位だと知り、申し訳無く思いましたが、1年後には嫁の村に家を建てて、嫁に農地を2万坪買い喜んで貰いました。
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私の場合は、こうでした。 (NAO)
2014-11-13 10:42:12
ヒデちゃん。おはようございます。
私の結婚(18年前)の場合は、妻の両親との結納金交渉など無く、只、妻に言われるままに、17万バーツ(当時の日本円では50万円?)の結納金を妻の両親に渡しました。
金製品は、妻には上げなかったように記憶しています。
唯し、結婚式、結婚披露パーティー(飲めや歌えのドンチャン騒ぎ)の費用は、いくらか忘れましたが、全額、私が支払いました。
でも、お金のことはヌキにして、タイの田舎での結婚式って
タイ人の心が篭ってるようで、たいへん良いですね。
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食い逃げ (メンカーム)
2014-11-13 12:39:41
私も最初は50万バーツ
値切って20万バーツでしたので
じゃあ悪いけど食い逃げと言うことで・・
と話を持って行きましたら
妻が泣いて泣いて親が折れました。
結婚の1年後に20万バーツ振り込んだので
私の負けかな?
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公務員 (ヒデちゃん)
2014-11-13 15:34:39
>Tsuruchanさん

出会いのきっかけを作ってくれた土地改良省の職員{妻}と、教育委員会の職員{夫}の夫婦です。

知恵というか、なかなかの狸 です。

タイ語はある程度しゃべれるようになっていました。
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10年前 (ヒデちゃん)
2014-11-13 15:42:11
JOSANさん

10年前の外国人相場は、30-50万バーツですか・・・。

ところで、2万坪の農地の価格はいかほどでしたか?
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18年前 (ヒデちゃん)
2014-11-13 15:47:45
NAOさん

17万バーツでしたか・・・。

相場だったんですかねー。

>田舎での結婚式

しきたりどうりの結婚式で、いいですよね。
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婚前交渉 (ヒデちゃん)
2014-11-13 15:53:38
メンカームさん

「食い逃げ」脅かす。

究極の交渉術ですねー。

でも、ゼロというわけにもいきません。

20万バーツの振込み、よい判断です。
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農地の値段。 (JOSAN)
2014-11-13 18:39:07
私が買った2ヶ所の農地40ライ(2万坪)は、訳ありの農地で1ヶ所目は旦那がヤーバーの売買で捕まり、2~3日中に賄賂を警察幹部に払わなければ、10年以上の刑が確定すると言う奥さんの話で、直に現金で買ってくれるなら安くすると言う土地でした。
2ヶ所目は死んだ旦那が2年前に、博打でこしらえた借金を1週間以内に払わねば、土地の権利書を取り上げると言う、マフィヤに脅かされて居る奥さんの頼みで、市場価格よりかなり安く購入し土地です。

私は9年前に2ヶ所で40ライ(2万坪)を120万バーツ位で、市場価格よりだいぶ安く買いました、実は去年親戚に頼まれて2000坪を、買値の5倍で売りましたので、最近の土地の値上がりに嫁は大喜びでした。
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