60才になって、周りの年寄の影響で僕もブルーな気持ちになってしまいました。
それで、5か月間もストレッチを怠ってしまいました。
当然180度開脚もできなくなってしまいました。
そして、無理して開脚をやって、筋肉挫傷を起こしてしまいました。
それからは、痛いのと怖いので、股割をますますやらなくなってしまったのです。
「でも、180度開脚もできないなんて僕じゃない。」
もう一度、180度開脚にチャレンジすることにしました。
それから、40日間股割を続けることが出来ました。
股割は、僕にとっては特別な意味があります。
猪木が勇気をつけるために、朝水風呂につかる、と書いてました。
プロスラーが勇気をつけるために水風呂に入る、ってどれだけ小さいんだよ、と思いました。
勿論僕も水風呂は何日間かやりました。
彼も僕も勇気に対しては、違いがないのです。
そして、力士への引退のインタビューで、何が一番辛かったかという質問に対して、股割という力士も時々います。
毎日毎日勇気を振り絞る練習をしていると、いざという時に力を出せるのです。
猪木の水風呂が、僕の股割です。
股割を思いっきりできた時は、痛みを克服できたということです。
40日間股割を続けたことで、本来の僕に戻ることが出来ました。
今は、股はまだ160度くらいしか開きませんが、焦らずにじっくり取り組もうと思っています。
左は、一日何回ストレッチをやったかの1年間の記録。右は、今月一日何回ストレッチをやったかの記録