Gamemusic Garden

ゲーム音楽好きhideのブログです! 旧ブログから引っ越してきました。

『クロノ・トリガー』数年越しのクリア、そして感想。

2009-01-18 22:19:50 | ゲーム/全般
ニンテンドーDS版『クロノ・トリガー』をクリアしましたー!
心地よい達成感を味わってますw

えーとですね、コレを言うとかなり意外に思われる方が多いんですけど、
自分ってクロノはオリジナル版(SFC版)をクリアしてなかったんですよね…。
中学か高校時代くらいに中古でソフト買ったことはあったんですけど、
なぜか中途半端にしかプレイできてなくて。
(今思えばかなりもったいないことしてたなぁって感じですorz)
でも、数年の時を超えて、今日やっとクリアすることができました!


初回クリアデータ。

クリアメンバーはクロノ、マール、エイラです。
黒の夢に入ってからは基本的にずっとこのメンバーで攻略してましたw
いやー、黒の夢は長い道のりでした。ボス戦もわりと多かったんで
なかなか苦労しました。

というか、ジール戦後のラヴォスは今までのボスと同じような攻撃に
コロコロ攻撃パターンを変えてくるんで、対応するのが大変でしたw
むしろその後のラヴォス本体との戦いの方が楽だったかな、と。
しっかしはやぶさ斬りの使い勝手のよさは最高ですねw

さてっ、んでは初回プレイでの感想を書いていってみますよ!
資格の勉強とかしなきゃいけないけどそれは後回しでいいや!(ぇ

以下、ネタバレ含むので隠します。
オッケーな方は「続きを読む」でどうぞー。
・・・

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クリア画面です。あ、マールにおもいっきり残像がw

【ストーリー】

タイムトラベルをテーマとしたRPGですね。
ある時代で何かをすると、後の時代で何かが変わっている…というようなギミックが
巧みにゲーム中に組み込まれていて面白かったです。
例を挙げて言うと、現代で強欲な町長がいて、あるアイテムを横取りされたという時に
過去の時代に行って、その町長の先祖に親切にしてあげると、現代の町長が
親切な性格に変わり、アイテムを快く返してくれる…というような感じですね。

話としては、主人公クロノたちの住む星を脅かす災厄「ラヴォス」から
星を救うために各時代を冒険する…という取っつきやすいものですね。
かつ、魔王を倒したり、果てしない力を求める女王を倒したりといった
王道的なエッセンスも含まれ、かなり楽しませてもらいました。

終盤を除くと基本的に一本道なゲームではありましたけど、ほぼ迷うことなく
最初から最後までさくさく進めることができて、非常に好印象でした。
ジェットコースター的なスピード感とかテンポの良さはかなりのものがありますね。

また、話の長さ的にも長すぎず短すぎず、ちょうどいいなと感じました。
最近はいたずらに長いだけっていう冗長な作品もありますけど、
この作品は最初から最後まで飽きることなく楽しむことができましたねー。

【キャラクター】

クロノも、マールも、ルッカも、カエルも、ロボも、エイラも、みんな個性的です。
魔王だけはパーティからちょっと浮いてたような気がしないでもないですけど、
まぁ話の流れ的にはしょうがないのかなとも思いました。(仲間になる場合と
ならない場合があるようなので、隠しキャラ的な扱いなのかなとも思いましたし)

マールかわいいよマール! カエルかっこいいよカエル!
…まぁみんな好きなんですけど、個人的に一番好きなキャラなのがロボ。
例の、400年間にもわたる砂漠緑化の際に頑張ってる姿を見て気に入っちゃいました。 



というか、エンディングのルッカのこのセリフで、恥ずかしながら
危うく涙腺が崩壊しそうになっちゃいましたw
わー、ゲームで泣きそうになったのなんていつぶりだろ。FF10以来かな。
そうなんだよなぁ、変に強がられちゃうと余計悲しくなっちゃうんだよな。
しかし、確かに未来が平和になっちゃったらロボの存在は…………
いや、きっとロボは未来でも元気でやってることだろうと思っておきますw

【システム】

ワールドマップ上では全く敵との戦闘が発生せず、各ダンジョンでの
固定な場所でしか戦闘が発生しないため、よくRPGにありがちな
レベル上げをする必要が全くと言っていいほどなく、ストーリーに
集中できる点がとてもいいなーと感じました。
また、戦闘は画面が切り替わらずに、そのマップ上で繰り広げられる
タイプのためか、テンポも非常にいい感じでした。

バトルシステムはATB(アクティブタイムバトル)を取り入れた
FFをベースにしたものながらも、バトルに参加するそれぞれのキャラに
よって繰り出される連携技の要素が取り入れられてますね。
キャラの組み合わせによって出せる技が変わったりするんで、
ダンジョン攻略の際にほどよい戦略性を与えてくれました。

戦闘中の状態異常については、回復アイテムが「万能薬」しか
なかったりして、かなり簡略化されてるなーという印象でした。
RPGにあまり慣れていない初心者の方にもおすすめできるかなと思います。
まぁ、RPG慣れした人にはちょっと物足りないかも?とは思いましたけど、
基本ヌルゲーマーな自分としては全然問題なしですw

【グラフィック】

平和な街並み、森林の木々の一本一本、仄暗い洞窟、魔王の棲む城、
空に浮かぶ王国、ステンドグラスのある裁判所など…
さまざまな地形や建物を彩るドット絵のクオリティがすばらしすぎです!
ヘタな3Dポリゴンより全然いい感じですね。
あー、やっぱこの頃の旧スクウェアは輝いてたよなぁ(ぇ
各キャラクターの動きも、細かく生き生きと描かれてて躍動感がありました。
ドット絵ってのは今後も残していってほしい匠の技だなぁと思います。

【音楽】

もう、これについてはオリジナル版の発売から10数年も経った
今さら語るまでもないかもしれませんが、ウチもゲームミュージックを
取り扱うブログのはしくれ、しっかり語らせていただきますよw

自分はDSiでプレイしたんですけど、SFC版の音源の再現度とか音質的には
非常にクオリティが高かったです!
やっぱ音楽担当の光田康典さん自らが監修で関わられてたからでしょうかねー。

…さて、んではとりあえず自分の好きな曲を挙げていってみます。

『予感』『クロノ・トリガー』『朝の日ざし』『やすらぎの日々』
『みどりの思い出』『ガルディア王国千年祭』『風の憧憬』『樹海の神秘』
『戦い』『沈黙の光』『ボス・バトル1』『カエルのテーマ』
『ファンファーレ1』『王国裁判』『隠された事実』『危機一髪』
『過去の謎』『16号廃墟』『世界最後の日』『暴走ロボ軍団ジョニー』
『バイクチェイス』『ロボのテーマ』『時の最果て』『魔王決戦』
『夜の底にて』『時の回廊』『封印の扉』『海底神殿』
『クロノとマール~遠い約束~』『シルバード~時を渡る翼~』
『黒の夢』『世界変革の時』『ラストバトル』『星の祝祭』
『エピローグ~親しき仲間へ~』『遥かなる時の彼方へ』。

・・・・・・・・・・・・やべぇ。

好きな曲多すぎ!

いやー、こんなにいい曲ばっかりのRPGもそうないんじゃないかなと。
このゲームの音楽の良さについては、これまでゲームをプレイしてないながらも
たくさん聞き及んでたんですけど、今回初めてゲームを最初から最後まで
プレイすることによって、改めてその名曲群に圧倒されましたよ。

ただ美しく、熱い。そして、心に響く。
そんな名曲ばかりです。

特に好きなのが『クロノとマール~遠い約束~』。
この曲が使用される死の山でのイベント、あれはちょっとヤバいですね。

そしてエンディングで流れる『エピローグ~親しき仲間へ~』。
これって導入部分は『クロノとマール~遠い約束~』と同じオルゴールのみ
なんですけど、途中からいい感じに盛り上がってくるんですよね。
もうねー、この曲と先述のルッカ&ロボのイベントの相乗効果で
不覚にもマジ泣き寸前までいっちゃいましたよw

そしてそして、スタッフロールの『遥かなる時の彼方へ』。
この曲は、これまでに出てるすべてのゲームのエンディング曲の中で
個人的に一番好きです。
この世の全てを包み込んでゆったりと進みゆく、悠久の時の流れ。
それを見事なまでに表現している、素晴らしい一曲だと思います。

…というか、この作品のメインコンポーザーである光田康典さんは
この作品に携わっていた当時はまだ22歳とか23歳だったんですよね。
今の自分とそんなに変わんないじゃないっすかorz
それなのに、この恐ろしいまでの名曲の数々を作曲されてたとは…
感服です。すごすぎです。
ノビヨ師匠こと植松伸夫さんや松枝賀子さんもサポートで入られてますけど、
正直光田さんパワーが圧倒してますね。

あぁもう、本気でクロノのオーケストラアルバムとか企画して出してもらいたいなぁ。
光田さんスクエニさん、ぜひよろしくです!

【最後に】

ああ、できることならこの作品を14年前にリアルタイムでプレイしたかった…。
もしこれをリアルタイムでプレイできていたなら、また違う人生が
自分を待っていたのかもしれないな、と思うほどのいい作品でした。

かなり遅れちゃいましたけど、本当の意味でこの作品に出会えてよかったです。
2D画面で展開されるRPGでは最高傑作のひとつでしょうね!
たぶんSFCの頃にリアルタイムでプレイされた方がそうであるように、
10年後にやっても、20年後にやっても今と変わらず楽しめるゲーム
なんだろうなと思います。恐ろしいまでの高い完成度を誇ってますし。
ずっと名作として後世に語り継いでいくべき作品ですね。

時の流れ、それは何者にも変えることができない悠久不変のもの。
限りある時の中で、人はいったい何ができるのか?
……そんなことを改めて考えさせてくれた作品でした。
願わくば、これを超える作品をスクエニにはまた作ってほしいもんです。
かなりハードル高いだろうとは思いますけどねw

さて、聞くところによるとこのゲームはエンディングが13種類も
あるんだそうで、まだまだプレイは終わりそうにありません!
追加ダンジョンとかも複数用意されてるみたいですし、
「強くてニューゲーム」を使って、いっちょまたクロノたちと一緒に
時空の旅に出かけてみようと思います。
機会があれば続編の『クロノ・クロス』もやってみようかな、と。

最後に。
このゲームをプレイするにあたって、強く後押しをしてくれたあさぎさん、
そしてこのゲームを作ってくれたスタッフの皆さんに深く感謝します。




コメント (8)
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