Gamemusic Garden

ゲーム音楽好きhideのブログです! 旧ブログから引っ越してきました。

三日月の散歩 #13 (ゲスト:植松伸夫さん?)後編

2006-12-31 16:52:19 | 三日月の散歩
~前編の続き~

古「皆さん、いろんな予言をしてくださいましたが…植松さん、誰の予言がありえそうですか?」
植「予言ったってさぁ、人によっては私はムキムキになる!だの僕は作詞家になる!だの…だったらなれよ!っちゅう話ですよね」
古「ブルードラゴンチーム…」

師匠曰く、予言という意味で言うと、枡野さんの "正岡子規ブームが来る"というのは、何かしらその業界にいる人達だけが感じている波みたいなものがあるんでしょうね、とのことです。



ではここで、師匠セレクトの音楽2曲目。
ここでこれが来るか!という選曲かと思うんですけどね、と師匠。
ハリー・ベラフォンテで『ジャンプ・イン・ライン』。
映画『ビートルジュース』のエンディングで流れている曲です。



お次は、いつもの30秒の質問コーナーなんですが…今回は師匠への質問です。
ワホィ!それでは行ってみましょう。
①世界で一番愛しているのは自分である → NO
②自分が子どもの頃に思い描いていた夢は叶った → NO
③時々ふと、泣きたくなることがある → NO
④どっちかというと仕事人間である → YES
⑤ラジオの番組はもうこりごりだ → 「NO, NO, 激しくNO!!!」

①は、師匠は自分のことが好きなのは好きだけど、愛しているほどではない、と。
たぶん、家族や犬が車に轢かれそうになったら、自分の身を挺すると思うそうです。
奥さんが撃たれそうになったら「俺を撃て!」という感じで。そうありたい、とのこと。

②は、先週のゲスト・シェルパ斉藤さんの時も仰ってましたが、とにかく師匠は世界中あちこち歩いてみたかった、と。
それが師匠の人生において果たせなかった夢だそうです。
もし生まれ変わったら、今度は放浪をしてみたいとのことです。

③は師匠曰く、これまで寂しいと思ったことが一度もないそうです。
学校でも会社でも、常に周りに人が居たそうな。
そいつらとダジャレ言い合ったりとかで…。

④は…
植「仕事が好きなんですかね…金稼ぐのが好きでねぇ…って違う違う違う!そういう意味じゃなくて!」
古「植松さん、今まで築き上げてきたものが…」
ホントに師匠はお金が好きだなぁ。

師匠曰く、自分の好きなことを一生懸命するのが好きなんだそうです。
師匠の場合、偶然大好きな音楽が仕事になってるんで、それで一生懸命になれる、と。

ここで古賀さんから、「クリエーターはゴールがない仕事だなと思うんですが、曲作りのうえでのある一定の線引きはどこでするんですか?」との質問。
それは締め切りですよ、と師匠。
締め切りが無かったら、いつまでも終わらないそうです。
昨日完成させたつもりでも、今朝聴くと「あ、ここはやっぱこう直そう」という風になっちゃうと、延々直してると思うそうで。なので、明確に期限を決められた方が諦めがつくそうです。

また師匠曰く、自分がこの曲を面白いと思って作っていても、普通の人が聴いてこの曲をいいと思ってくれるかどうかは分からない。
それを心配してたら何にも出来なくなってしまう、とのことでした。

⑤は、楽しかった!と一言。
師匠は中学校時代の夏休みに、高知放送のアナウンサー養成講座に行ったことがあるそうです。
その時に、「君は滑舌が悪いねぇ」と言われたことがあるそうな。
古「その時のトラウマを引きずりつつ?」
植「ついていきましたよ僕、古賀さんに!」
古「とんでもないです。私も植松さんと番組ができて幸せでした」



では、この番組恒例の予言コーナー。
最後は師匠が担当します。
師匠の予言は「何年経っても、オカルトは無くならない」でした。

オカルト…不思議現象。
霊がいるだのいないだの。UFOがいるだのいないだの。
色々ありますが、いてもいなくてもいいんですよ、と師匠。

ただ師匠曰く、不思議現象はあるべきだ、と。
世の中のことが全て科学的に証明されるよりも、我々の手が届かないような世界というものはあったほうがいいと思う。
何かに対する恐れが無いと、人間は謙虚になれない、とのことです。

植「そういうものを恐れて、謙虚に生きていきたい。
  ………………なんちゃって
古「もぅ植松さん! 台無しじゃないですか!(笑)」
最後の一言さえ無ければ、かなりいいこと言ったのになぁ、師匠。



そして、師匠セレクトの最後の1曲。
なんとこの曲、録音された日が1956年の12月28日!
今からちょうど50年前に録音されたそうです。
ナット・キング・コールで『ホエン・アイ・フォーリング・ラブ』です。



そしてエンディング。
古「植松さん、ラジオ大好きですよね?」
植「大好きですよ!」
古「また、ぜひご一緒に」
「I'll be back!!」

てなわけで、三日月の散歩はこれにて終了です。
正直、毎回シャレにならんぐらい時間掛けて文章に起こしてたので、三日月の散歩が聞けなかった地域のノビヨ師匠ファンの方や、毎回それぞれのゲストのファンの方などに何かしらの情報提供が出来れば幸いです。

☆スペシャルサンクス : breakさん
毎回、書くうえで少なからず参考にさせて頂きました。
ありがとうございます!この場を借りて御礼申し上げます。
コメント (6)
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三日月の散歩 #13 (ゲスト:植松伸夫さん?)前編

2006-12-31 16:49:38 | 三日月の散歩
古「植松さん。今日は13回目のオンエアなんですが…この番組は今日で最終回です!」
「知らなかったよ!!!」
古「ホント?」
植「ホントはちょっと知ってました」

さて、こんなノビヨ師匠と古賀さんがお送りする三日月の散歩も今回で最終回。
今回は、今までに出演されたゲストの方々の"未来の予言"について振り返ります。
これまで12人のクリエーターが登場されました。



06/10/07 #1 : 小泉徳宏さん(映画監督)
◇予言 "映画は10年後、上映時間110分が常識になる"

植「これは的確ですよねぇー」
私達のライフサイクルというか、生活のスピードがどんどん速くなっていってるので、映画自体もコンパクトになっていくだろうと。そういう予言でした。

06/10/14 #2 : 村山由佳さん(作家)
◇予言 "10年後も100年後も、本というものがかたちで残る"

これは、村山さんご本人の希望も込められた予言ですね。
活字や本に対しての愛情が感じられましたね、と師匠。

06/10/21 #3 : 竹本泰蔵さん(指揮者)
◇予言 "10年後、竹本泰蔵は60歳になる"

師匠とも旧知の仲の竹本さん。
この予言はウケ狙いでもなんでもなく、オーケストラの中で最年長になるという意味が込められています。
最年長になって、ようやくそこから自分の作りたい音楽をやることが出来る、と。

06/10/28 #4 : 箭内道彦さん(クリエイティブディレクター)
◇予言 "CMは無くならない"

植「彼の作ったものは強いですよね、迷いが無いというか」
師匠曰く、ゲストの12名の中で、クリエイターという印象が一番強かったのが箭内さんなんだそうです。

06/11/04 #5 : 宇津木えりさん(ファッションデザイナー)
◇予言 "10年後、ファッションはスタイルではなくハートで着るようになる"

ファッションデザイナーといっても全然堅いイメージではなくて、笑顔が印象的な方でしたね、と師匠。
師匠曰く、この回のオンエア後、宇津木さんのブランドmercibeaucoup,(メルシー・ボークー)さんからスニーカーが届いたんだそうです。
でも、履こうと思ったらサイズが28cmだったそうな…。
ちなみに師匠の足のサイズはおよそ25.5~26cmとのこと。

古「きっとその靴が似合うようなビッグな男になれ、と!」
植「なーるほど、よく出来てる!宇津木さんありがとうございました、頑張ります!」

06/11/11 #6 : 枡野浩一さん(歌人)
◇予言 "ここ1、2年で正岡子規ブームが来る"

植「なんか一番予言らしい予言でしたね」
古「もう来年は間近ですよ…もう明後日ですよ!」
植「来るんでしょうか!」



ではここで、師匠がセレクトした音楽を1曲。
今日は僕の好きな曲を選ばせてもらいましたよ!…まぁいっつも自分の好きな曲選んでんですけどね!と師匠。
エルトン・ジョンで『イエス・イッツ・ミー』です。



では、続いて。

06/11/18 #7 : 中山博之さん(ピアニスト&作編曲家)
◇予言 "10年後も100年後も、人間の生演奏は残る"

06/11/25 #8 : ハービー山口さん(写真家)
◇予言 "10年後、写真は道具を使って撮るものではなく、心を使って撮るものになる"

植「それぞれ、自分の職業に対する愛情が感じられる予言ですよね」
古「そうですね」
植「でもショパンなんてアレですよ、生演奏が無くなったら食いっぱぐれますからね!
古「自分の未来のことも考えてるんですね」
切実だー。

ハービーさんの予言については…
古「確かに、技術ってどんどん変わっていく中で」
植「変わらないのは結局、人間の持っている心や思いだということですね」

06/12/02 #9 : 坂口博信さん(ゲームプロデューサー)
◇予言 "1年後、坂口博信は作詞家になる"

06/12/09 #10 : 川澄綾子さん(声優)
◇予言 "3年後、私はムキムキになる"

植「このブルードラゴンチーム、"私が""私が"ばっかりですね!なんて自己主張の強い人達なんだ!」
古「どうですか、(坂口さんと)一緒にお仕事は今後?」
植「うん、ブルードラゴンでもう彼は作詞家デビューしてますけど…なんかゲーム以外の音楽もやってみようよって話はしてるんですけどね」
古「これは乞うご期待?」
植「乞うご期待ですね」

川澄さんの予言については…
古「ムキムキになって声を維持していきたい、と」
植「なるほどねぇ…まぁ頑張ってくださーい。てか、ムキムキになるこたぁないと思うんですけど!(笑)」

06/12/16 #11 : 安斎肇さん(イラストレーター&デザイナー)
◇予言 "いつの日か、遅刻は無くなる"

植「言葉の端々に、物を作る意志みたいなのが個人的には垣間見えたんですけど…なんかたぶん、ゆるーい風に見られてばっかりなんでしょうねー、安斎さん…」

06/12/23 #12 : シェルパ斉藤さん(バックパッカー&作家)
◇予言 "数年後、犬がもっと自由に旅出来るようになる"

シェルパさんに会いたくてしょうがなかった、と言う師匠。
収録後、シェルパさんからサイン入りの本をもらったそうです。
この予言には師匠も古賀さんも、激しく同意してました。

~後編に続く~
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三日月の散歩 #12 (ゲスト:シェルパ斉藤さん)

2006-12-24 20:14:41 | 三日月の散歩
今週のキーワードはアウトドア。
ノビヨ師匠は、実はアウトドアがお好きなんだそうで。

植松家のアウトドアは、親父さん&子ども3人が食料やテントを積んで皆チャリに乗って近くのお寺まで行き、そこの敷地を借りてテントを張らせてもらったりしてたそうです。

そんな師匠の熱烈リクエストでお越しいただいたという今週のゲストは、バックパッカー&作家のシェルパ斉藤さんです。



揚子江をゴムボートで下ったのをきっかけに、フリーライターとしてデビュー。
現在『BE-PAL』『レトリーバー』『東京生活』『バイシクルナビ』など、数々の雑誌に連載を持つほか、紀行文などの著書も多数。

通算移動距離は25万キロ以上(地球約2周分)。
通算野宿回数は800回以上。
通算ヒッチハイク回数は120回以上という、まさにアウトドアの達人。
また、アジアのトイレ評論家という肩書きも持っています。

植&古「こんばんは!」
シ「どうも!こんばんは」
植「憧れの人ですよ…」
古「植松さん、大好きな女性に会ったかのごとく、もぅ目がキラッキラしてますよ!」
植「僕、こう見えて『BE-PAL』とか毎月買ってるんですよ。本物のアウトドアは何も出来ないですけど、アウトドアに憧れるのはすごく天才的なんですよ」

なんでも、師匠は放浪に出たかったそうです。
自分ひとりで、世界をあちこち歩いてみたかったそうで。
それが結局、途中で音楽も好きになってしまい、音楽のほうにいっちゃったのだとか。
なので、自分が果たしたかった夢を実際に実現されているシェルパさんに、かねてよりお会いしたいと思っていたそうな。


シェルパさんが住んでいたのは長野県の松本市だそうですが、そこは周りが全部山で囲まれているそうで、なんとなく生まれてからずっと周りが壁みたいな感覚だった、とのこと。
「あの山の向こうへ行かなければ。このままここで終わりたくない!」という思いをずっと持っていたそうです。

そして2年間東京で働いた後、大学に入ってすぐ中古のオートバイを買ったのだとか。
で、それであちこちを旅したいと思ったそうで。
また、野宿道具を積んでおきさえすれば、最初の投資はありますが、あとは全然お金もかからず安く旅が出来ると。

やっているうちにだんだん、こんな面白いものはないと思うようになったそうです。テントを張ればどこでも寝泊まり出来てしまって、"地球上どこでも僕の家"という感覚になったそうな。
オートバイや自転車だと、そういう感覚になりやすいそうです。



そして、やがて海外へ行くようになり…。
師匠の「一番初めに行かれた国はどこでした?」との質問にはオーストラリアとのお答え。
そこで最北端まで行こうとした時に、車とぶつかって足を骨折してしまったそうで。

で、北のサーズデイアイランドという島にある病院に連れて行かれ、本当はギブスを固めれば1日で退院できたそうですが、そこの院長さんに「お前、退院したら困るんだろう? お前今日からクイーンズランドの人間な」という感じで、好きなだけ居ていいと言われたそうです。
クイーンズランドの人は、住民に限って医療費がタダだそうで、結局そこに3ヶ月間も入院していたそうな…。

植「何やってたんですか、3ヶ月?」
シ「朝起きて…メシ食って…ヤシの木陰でずーっとボーッとして」

そんなシェルパさんですが、結婚された後は、なんでも八ヶ岳の山麓に自らの手で家を作ったそうで。
植「すごいですねぇ」
安「でもね、意外に家って簡単なんですよ」
古「えぇ!?」

例えばタンスなどの精密的な物を作れと言われたら大変だけど、家なんて誤差だらけだし、ログハウスだから下からどんどん積んでいくだけ、とのこと。
最後に辻褄合わせればいいか、という感覚だそうです。

ただひとつ、窓をつけるのを忘れてしまい、後からチェーンソーでガーッと切って窓を作ったんだそうです。うーん、ラフっすねぇ。豪快っすねぇ。
植「楽しそうだなぁ…」
古「すごーく羨ましそうな顔してますよ、植松さん」



ではここで、師匠がセレクトした音楽を1曲。
シェルパさんがゲストということで、一番初めに思い浮かんだ曲だそうです。
ニール・ヤングで『孤独の旅路』。なんとも寂しげなメロディです。

『孤独の旅路』演奏後…
師匠の解説によると、この曲は『Heart Of Gold』ともいうそうです。
金の心を探して旅する男の話なんですが、いつまで経っても見つからない。俺はこんなに年くっちまった、と…。
植「つまり、GoldとOldが掛かってるわけですな!」
古「そういうことですか!植松さんっぽい!」
植「いや、ホントですって」



次は古賀さんから、旅をしていて孤独を感じることはありますか?との質問。
そんなにないですね、とシェルパさん。
植「でも1人でテントに寝るわけで、危険がつきまといますよね」
シ「危険って感覚があんまりないですねぇ」

でも、ある意味一番危険なのは"人"で、1度か2度、じいさんに触られた事もあったのだとか。「えぇのぉー、兄ちゃん若いのぉー」という感じで。
岡山での出来事だったそうです。股間もまさぐられたんだそうな…。
「そっち系かあぁ!!」

あと、長年やってると知恵がついてきて、「ここでテントを張ったらマズイだろう」というのがある程度分かるとのこと。
テントを張りながら長く旅を続けるコツとしては、バレないように張ることだそうです。一晩だけテントを張って、翌朝その跡が分からないように出ていくのは別に罪じゃないだろう、と。

公園に勝手にテントを張るのはあんまり良くないことかもしれないけれど、夜暗くなってから来て、パッとテントを張って一晩を過ごし、何もゴミ等も残さず綺麗に旅立っていく。それくらい許されてもいいだろう、と思っているそうです。
植「そういう世の中であってほしいですよね」

師匠曰く、最近、師匠の自宅から近い多摩川では直火が禁止されているそうで。
確かに危険かもしれないけど、「焚き火した後はちゃんと片付けなきゃダメだよ」と教える方が前向きだと思いますね、とのこと。
「コレは危険だから禁止!アレも禁止!ソレも禁止!」じゃ、発展性がないじゃないですか、と師匠。

シェルパさん曰く、北海道には礼文(レブン)島という島があるそうですが、そこにはずっと西海岸を歩く、『愛とロマンの8時間コース』というものがあるそうです。
そこを見知らぬ人同士が歩くと、愛が生まれるという感じで。

シェルパさんが20年ほど前に初めて歩いた時は、すごくいいコースだなと思われたそうです(愛は生まれなかったそうですが)。
でも、2年前にまた歩いてみた際には、何故か海岸の最後あたりが閉鎖されていたとのこと。

何でかなと思い調べてみたところ、なんでもそこで事故があったそうで。
そこにあったロープを持った人がいて、たまたまそのロープが切れてケガをしてしまい、町役場に「管理がなってないからだ!」と賠償金を請求したのだそうです。
シェルパさんは、その考え方は少し違うかな、と思われた様子。



旅をするうえでは良いこともけっこうあるというシェルパさん。
シェルパさんは犬を連れてあちこち旅をしているいるそうですが、公共交通機関に犬は乗れず。
小型犬であれば原チャリに乗せられるけど、シェルパさんが飼われているレトリーバーはわりとでかいので乗れない、と。
なのでヒッチハイクをするそうですが、これが意外に乗っけてくれるんだそうです。
犬を連れてるから止まってあげるという人も、けっこう多いとか。

またシェルパさんが紀伊半島を旅している際、バス停のところでヒッチハイクしていたそうですが、たまたまバスが来て止まってしまったのだとか。
(バス停は車が止められるスペースがあるんで、ヒッチハイクに向いてるそうです)

運転手さんは困った顔。
シェルパさんは規則でダメだというのを知ってるので「あ、別にいいですよ」と言ったそうですが、その運転手さんは「なんか犬連れてる人がいるんですけど、乗っけてもいいですかね?」と後ろの乗客に聞いてくれたそうな。
で、乗客の人たちも「おー、いいよ」と言ってくれて、快く乗せてくれたそうです。

そのバス停があったのは山の中で、ほとんど乗客もなく。
確かに規則ではダメだけど、運転手もOKしてくれて、乗客もOKしてくれて。
そういう融通もあっていいなぁ、と思われたそうです。
「ルールはルールであっていいけど、余裕みたいなのが欲しいですよね」と師匠。



ではここで、師匠セレクトの音楽2曲目。
師匠曰く、シェルパさんがバルカン半島あたりを旅してたら、こんな音楽が流れてるかもしれません!とのこと。
レピールで『ターコイズ』です。

『ターコイズ』演奏後…
植「不思議な音楽でしょ?地中海とかバルカン半島とかあの辺って、不思議な大衆文化がありますよね」
音楽も、パッと聞いてどこの国の音楽か言いにくいような感じです。



シェルパさん、面白い肩書きもお持ちですね?と古賀さん。
"アジアのトイレ評論家"。

シェルパさんは一時期、ずっとアジアのトイレを見て回ってたそうです。
食文化から各国をいろいろ見ていくのもあるけど、排泄というのも意外にその国の宗教や民族、社会等によってけっこう変わるのだとか。

なので、トイレから各国のルポをやってみよう!と思い、アジア各国のトイレを見て、そして実際に試して。
で、この国はこうじゃないか?と一冊の本にまとめたそうです。
その著書の名前は『東方見便録』。うーん、上手いなぁ。
元ネタは言うまでもなくマルコ=ポーロですね。

一番すごいのってどこでした?との師匠の質問。
シェルパさん曰く、強烈だったのは"豚トイレ"だそうです。
豚小屋のすぐ上にトイレがあり、出すとすぐエサになってしまうという…。
豚はそれをもう分かっていて、お尻を出すと「早くくれ!」という感じでブヒブヒと集まってくるのだとか…かなりショックだったそうな。

で、シェルパさんは大きくなった豚を食べたのだそうで。
で、また出して。豚はそれを食べて。
出して、食べて…無駄がないな、全て廻ってるんだなと思われたそうです。

またシェルパさんは、耕運機に乗って旅をしたこともあるそうな。
シェルパさん曰く、あんなにゆっくり旅できるものはない、とのこと。
しかも究極のオープンカー。けっこうたくさん荷物も積めるそうで。
日本を縦断したそうですが、4年3ヶ月もかかったそうです。

なんでも四万十川あたりに行った際、結婚式前のカップルがいたそうですが、パレードになんか面白いことをしよう!という話になったそうな。
で、シェルパさんが乗っている耕運機に目をつけられ、「お前、運転しろ!」という話になったそうです。

で、四万十川の横を、花嫁と花婿を乗っけて結婚パレードしたとのこと。
そのへんの優勝パレードより盛り上がったそうな…。
あれは速度が遅いので、皆ゆっくりお祝いできるという感じですかね。

古「シェルパさんの旅は人との出会いなんですね」
シ「そうですね。全然飽きることがないですね」



ではここで、もう1曲。
師匠曰く、先ほどバルカン半島にいたシェルパさんは今度はフィンランドに行きました!フィンランドではこんな音楽が流れてるかもしれません!とのこと。
バルティナで『カタリーナ』。
ちょっとアジアのイメージもする曲です。



それでは最後に、この番組恒例・予言コーナー。
シェルパさんの予言は「数年後、犬がもっと自由に旅出来るようになる」でした。

シェルパさん曰く、ヨーロッパやアメリカのように犬が電車などにも乗れるようになったらいいなぁと思うそうです。
あれはやっぱり大人な国だから出来るんだなぁと思うそうで、やはり飼い主のしつけがなってないといけない、と。

各人がきちんと自覚を持つ。それが大人な国なんだろうなと思うそうです。
そして、日本にもそういう国になってほしい、とのことでした。
「激しく同意ですよ」と師匠。



そしてエンディング。
古「いやー、シェルパさんを前にする植松さんの目はキラッキラしてましたよ!」
植「少年のようでしたよね。…って自分で言うか!」
おお、師匠のセルフツッコミ。
師匠はシェルパさんとお会いして、せめて山中湖のログハウスではマキ割りぐらいしようと思われたそうです。

最後に重大発表。三日月の散歩は来週が最終回とのことです。
まぁ年内までってのは半分予想してましたが…ちと残念だなー。
ではまた次回!
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三日月の散歩 #11 (ゲスト:安斎肇さん)

2006-12-17 15:49:24 | 三日月の散歩
古「植松さん、絵を描くのはお好きですか?」
植「んー……絵が得意だったら音楽やってないですって」
古「あら、そうですか?」
植「描かないですねぇ。興味はあるんですけどね」

今週のゲストは、イラストレーター&デザイナー、
そしてソラミミストの(注:コレは古賀さんは言ってません)安斎肇さんです。

安「すいません、こんばんは!」
何故かいきなり謝る安斎さん。

安「すいませんでした!」
植「古賀さん、今日集合何時でしたっけ?」
古「今日はねぇ…今予定してた時間より1時間前です」
安「何の打ち合わせも出来ませんでした!すいませんでした!」

例のごとく、大遅刻されたようです。
まずはタモリ倶楽部の3せん宣言の話題から。

安「僕はねぇ、3せん運動家なんですよ」
古「3せんって何でしたっけ?」
安「言い訳しません!忘れません!あんまり遅刻しません!」
古「あんまりはついてなかったハズですよ!コソッとつけましたね!」
安「こんなに言い訳だけで…いいわけぇー!?」
植「!」
あっ、ノビヨ師匠が今反応したぞ。
古「もう…困ったなぁー、今日は」


次は古賀さんから、お仕事の上では厳しいんですか?との質問。
安「うん、仕事ではガチガチに厳しい…のは大っキライです」
古「安斎さんご自身はかなりユルーくお仕事されてるイメージがあるんですが…」
植「ユルーい…」
安「ユルくって失礼じゃないですか!(ゲストで)来てくれた人に!」

次は、作風は昔も今も安斎流として変わらないものなんですか?と古賀さん。
安「変わりますよ。今年の初めの頃と今の時点では確実に違いますね。絵のタッチもだいぶ。ペンの好みも変わってきてますし」
植「例えば何かキャラクターがあったとして、何度も言わしてもらいますけど、あのユルい感覚ってのはどこで完成形になるのかな?ってのが不思議なんですよね」
師匠は、サラサラッと描いたのかな?と素人目から見たら思うそうです。

安斎さんが一番理想だと思ってるのは、いろんなものが削げ落ちたものとのこと。
例えばピースマーク。目の点と、口の線だけあって、輪郭はマル、みたいな。
ああいう状態になったら最高にいいなぁと思うそうです。
できるだけ説明しすぎないように。手数を少なく。

安「そしたら早く飲みに行けるじゃないですか!」
古「そっかー、そこにたどりつくのかー…」
安「違いますよ!一応言ってみただけで!」

安斎さん曰く、「僕の絵は簡単で、誰にでも真似できる」とのことです。
自分の絵を真似されることを誇りに思うそうで、その分自分は絶対真似をしないように頑張っているそうです。



次はNHKみんなのうたの話題へ。
安斎さんの歌が、みんなのうた12月1月の新曲になっているとのこと。
しかも、作詞・作曲・歌・アニメと、全て手掛けられたそうで。

安「大反対にあいましてね…」
植「え?誰からですか?」
安「NHKから(笑)」
古「え?NHKさんから話が来たわけではなく…?」
安「もちろん!自分から持ち込みました!」

師匠は持ち込みアリなんですか!?と驚いてました。
ちなみに師匠も、みんなのうたで『千の花 千の空』を手掛けられたことがありますが、師匠の場合はNHKからオファーが来たそうです。

安斎さんからは羨ましがられてた師匠ですが、安斎さんの歌をスタジオ入りする前に聴いた師匠は「しまった!この路線があったんだ!」と思ったそうです。
真剣な、堅苦しい歌をやっちゃったとのことで。

でも安斎さんが言うには、それはきちんと考えたらば、子どもに対しての良い接し方だと思いますよ。人間性が出てるんですよ、とのこと。
安斎さんは「一緒に遊ぼうよ!」という気持ちで作っているそうです。
師匠は「そっちの方がいいじゃないですかー」とのことでしたが。



それではここで、その安斎さんの曲を。
安斎肇とフーレンズで、『ホャホャラー』。
なんすかこのタイトルは!発音でけへん!

『ホャホャラー』演奏後…
植「ユっルいねぇ~」
安「フフフフハハハ!(爆笑)」
植「これ、でも音程ビシビシ合ってたら意外と…」
安「ちょっと待って下さいよ!かなりスクラム組んで頑張りましたよ!」

師匠と古賀さんは収録前、この曲を聴きながら「コレ、どこでOK出しするんだろう?」という話をされたそうです。
そして、たぶん初めはすごくちゃんとやってるんだけど、「今のマジメすぎた!」と思ってもっとユルくしてやってるんでは?という結論になったそうです。
でも、安斎さん曰く2回ぐらいしか録ってないんだとか。



話は続いて。
古賀さん曰く、年末になると東京では安斎さんの季節が!とのこと。
なんでも、東京ドームシティに神社を作ったのだとか。
「神社を作って下さい!」というオファーがあったそうですが、
安斎さんは「いや、神社作っていいんですか?」と困惑されたそうです。

でも、キャラクターの神様を作って下さいという依頼だったそうで。
その神様を奉る神社だから、作ってもOKだったみたいです。
このイベント、安齋肇新春ザ・ハッピー!! 祭についてはコチラを。

おみくじも用意してあって、これは全部いいように作ってあるそうです。
大吉、超大吉、メッチャ大吉、もうメチャクチャ大吉…など!
安心してひけるおみくじがあってもいいんじゃないかと思われたそうです。

というか、安斎さんは昔からかなりのネガティブ思考なのだとか。
まずおふくろさんがそうみたいで、何でもまず先の心配をしてしまい、心配で心配でしょうがないんで余計な事をしてしまって、よけい心配事が増える!みたいな感じだそうです。

安斎さん曰く、50年も生きてると、未来に対してだんだん明るく思えてくるのだとか。
とりあえず、未来の事は自分達で何とかできる!と思うそうです。
いい方向に持って行けるのは自分達だ、と。
皆でいい方向に思っていれば、絶対いい未来がやって来る!と。

植「おぉ、意外と深いお話が…」
安「あ、ちょっと眠くなった?」
植「あ、ホントに目がトロ~ンと…」
安「フフフフハハハ!(爆笑)」
古「ハイ。ではここで植松さんセレクトの1曲を…(淡々と進行する古賀さん)」



師匠は今回、2006年を振り返って曲をチョイスしたそうです。
シザー・シスターズで『ときめきダンシン』。

『ときめきダンシン』演奏後…
植「ね、コレ楽しい曲でしょ?でもコレ、2006年の曲とは思えないですよね…」
師匠は、青春時代の再来みたいな感じがして嬉しかったそうです。



お次は安斎さんへの30秒アンケートです。ではGOッ。

①今後挑戦してみたい職業が他にもある → YES
②自分は長生きするタイプだと思う → NO(即答)
③今の若者を見ていて未来の日本が不安になることがある → NO
④10年後の目標が決まっている → NO
⑤今度生まれてきてももう1度イラストレーターになりたい → NO

安「これは何ですか?NOが4つ以上ある人は反応が悪いとかそういう…」
古「ではおさらいしますね~(淡々と進行する古賀さん)」

①は、スポーツ選手になりたいそうです。
安「お相撲さんになりたいなー!いっぱい食べられるんだもん!」

②は、今日のこの楽しいことがもう明日はないと思ったら…この仕事がもう最後だと思ったら、メチャメチャ一生懸命頑張れますよ!とのこと。
でも保険に入ってたりするそうです。

③は、大人を見てるほうが不安になるとのこと。
政府が政府だとは限らないよ…と意味深なことも言ってました。
どんなに若いことが素晴らしいことか!とも。

④は、今この時がおもしろいのだそうです。

⑤は、同じイラストレーターでも、今度は違うタイプのものが描きたいそうです。
とにかく好きなことがやりたいのだとか。
フラストレーター(?)でも、ブラブラしてるレーター(さらに?)でもいいそうです。



ではここでもう1曲。
スティングで『あのひとは言い訳できるのか』です。
師匠の解説によると、この曲は古楽という、クラシック以前の音楽なのだそうです。
あ、そう言えば師匠、FF9の時にこういった解説してたなぁ。

15~16世紀のルネッサンス時代の音楽で、作曲したジョン・ダウランドはシェイクスピアと生まれた年が1年違いなのだそうです。
なので、シェイクスピアもライブハウス等に行ってこの手の音楽を聴いてたかもしれないよ、とのことでした。



それでは最後に、この番組恒例・予言コーナー。

古「では、お願いします」
安「そのうち…」
古「ちょっと待ってください!」
安「何年後かなんて分かるわけないじゃないですか!あ…分かった。分かりました」

安「いつの日か!」
植「いつの日か!?」
安「遅刻はなくなる!」
古「それはー…どうしてですか?」

安斎さん曰く、世の中から遅刻はなくなると思うそうです。
と言うのも、若い人と仕事をしていて、例えば安斎さんが「30分遅れます!」と言うと、「じゃ、今日はやめましょう」となるのだとか。

その人達はキッチリと1日の計算をしている、と…。
遅れることがあると、「次の日にしましょう」と言われるそうです。

怒ったのかな!?と思い、安斎さんが「急いで行きますから!」と言っても、「僕、その後があるんで…」と言われるのだそうで。
キッチリ計画してるんですね。

安斎さん曰く、例えば岩盤浴の予約の際、「15分前までに来てください!でないとその予約はなくなります!」と言われる。
でもこれは普通に考えたら、何時から何時までと予約してるんだから、こっちが遅刻しても入浴時間が少なくなるだけだよね!とのこと。
でも実際は、別に待ってるお客さんがいるので、その人が入ることになってしまう、と。

植「それはそれでイヤな汗かいちゃいますよねぇ」
安「ウマイこと言いますね。なのできっと、皆もっと時間に対してキッチリ正確になってくると思うんです」
植「でも確かに、遅刻って最近あんまり周りで見ないかも…」
「なんで俺を見るんですか!」
古「いつの日か、遅刻はなくなる…まずは安斎さんご自身がなくしてください、ということで」

今回は安斎さんに振り回されっぱなしの師匠&古賀さんでした。
ではまた次回!
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三日月の散歩 #10 (ゲスト:川澄綾子さん)

2006-12-10 16:05:01 | 三日月の散歩
古賀さん「植松さん!とうとう(ブルードラゴンが)おととい発売になりましたね!」
植松さん&古賀さん「「おめでとうございますっ!」」
植「いやー、長かった…」
古「(ゲームの初めに流れる『水辺』を聴いて)私、ジーンとしちゃって…」
植「まだまだ先は長いよ~!」

さて今週のゲストは、そんなブルードラゴンのヒロイン・クルックを演じられている、声優の川澄綾子さんです。
ヒロイン役をされることがとても多いみたいです。(こちらに詳しく書いてあります)



まずは古賀さんから、クルックについて何を思って声を担当しましたか?との質問。

川澄さんが言うには、クルックはちょっと男の子を上から目線で見てしまうような女の子。
だけど、男の子達が何故クルックを守りたいか?というのが分かるような…「クルックは強がっているけど、俺達が守ってやらなきゃいけない!」という感じが出るように演じられたみたいです。
「守りたくなっちゃいますよねー!」と師匠。

川澄さん曰く、最初から「私を守って!」と言っているような女の子だと押し付けがましくなっちゃう。
「アンタ達の助けなんていらないわ。私は1人で大丈夫よ」と言ってるけれど、実はそうじゃない部分を持ってる子の方が好きなんじゃないかな、世の男性は…とのこと。
「男心を学んだねー。またひとつレベルアップ!」と師匠。



次は古賀さんから、苦労した点はなかったですか?との質問。

クルックだけで言えばあまり苦労はなかったそうですが、このゲームでは自分の作り出す"影"の声も担当しなければならなかったそうで、それを演じるのが大変だったそうです。
「ガオー!」とか「ピギャー!」といった叫び声ですね。

というか実際、上の叫び声はそのまんま台本に書いてあったそうで…!
音声収録中、「これはピギャーって言った方がいいんですか?」と川澄さんが坂口さんに聞くと、「ピギャーって言ってください」と言われたそうです。

川澄さんが言うには、初めて皆が自分の影を出すシーンは、今までのゲームにない出来だそうです。
今までのゲームでは最初から魔法などの不思議な力が使えて当たり前!みたいなものが多かったですが、このゲームは不思議な力を使えるようになるまでのプロセスが、すごく納得できたとのこと。
あと、普通の人が違う力を手に入れた時の反応も、とても良く出来ているそうです。

植「これまでのRPGは魔法を初めから使えたり、店で買えたりしちゃいましたからねぇ」
川「魔法って店で買えるんだ!みたいな」
植「すべて金かよ!みたいなね(笑)。そういうところ、言われてみると新しいかもね」

あと川澄さん曰く、台本がとても分厚かったそうです。
シナリオにしてもそうで、師匠曰く、長すぎて、読んでいるうちにわけがわからなくなっちゃうそうな…。
師匠はだいたい5㎝くらいの厚さの台本を、3・4回は繰り返し読んだそうです。

次は古賀さんから、声は順を追って録っていくんですか?それとも映画やドラマのように、バラバラに録っていくんですか?との質問。
川澄さん曰く、今回はバラバラだったそうです。
普通、ゲームは台本だけで自分の想像力を働かせて録るようですが、今回は絵ができてからの収録だったため、アニメのアフレコをするのに近い状態だったそうです。なので、とてもやりやすかったそうな。



さて、クルックの声だけでなく、主題歌も担当されている川澄さん。
話は主題歌の方へ。

古賀さんからは、植松さんとはどこでどのようにお会いになったんですか?との質問。
2人の初対面はレコーディングの時だそうです。
なんでも川澄さんは、収録前まで坂口さん作詞・植松さん作曲だということを知らなかったそうで…。
収録時に対面して、「えーっ!そんなー!」と、かなりビックリされたそうです。

植「おとなしかったもんねぇ、あの時」
川「すっごい緊張してて…」
古「どうでした?ファーストインプレッションは?」
川「こわそうなのか優しいのか分からないなぁ、と」
古「あぁ、それは植松さんの二面性を表しているような…」
植「いやいや、こわくないですって!(笑)」



ではここで1曲。
ブルードラゴンのオリジナルサウンドトラックより、『水辺 ~ピアノとオーケストラのための~』。
ピアノコンチェルト風の1曲ですね。
師匠曰く、実はこちらの曲の方が先に出来たのだそうです。
それを、後からピアノソロでアレンジしたのがオープニングで流れる『水辺』なのだとか。



話は続いて。
ブルードラゴンの場合、「今日はここまで!」という感じの、途中途中までの台本しかなかったそうです。
最終的にどうなるかは最後まで分からなかったそうな。
全体の大まかな概要だけは先に頂いたそうですが、細かいセリフなどは無かった、と。
「単純に出来てなかったんだろうね!」と師匠。

川澄さん曰く、エンディングは衝撃的でしたね、とのこと。
「ね。ここでは言えないけどねー」と師匠。

次は古賀さんから、ご自身の担当された声があるゲームをプレイすることはあるんですか?との質問。
あります!と答える川澄さん、このゲームもやるつもりだそうです。
でも、遊んでいる時はやっぱり自分の声が出るのが恥ずかしいのだとか。集中できないそうで。

ここで突然師匠が「なんかね、周りにすごく多いんですよ、声優になりたがる人が」と一言。
今、人気のある職業ですからねえ…と古賀さん。
意外と誰でも出来そうな感じですが、もちろんそんなことはなく。
次は川澄さんの、声優になったいきさつについての話へ。

最初から声優オンリーに絞っていたわけではなく、始めはお芝居がしたかったという川澄さん。
声優になったきっかけは、テレビで声優さんがアフレコしている姿を見た時だそうです。
役に入る瞬間、顔つきがガラッと変わるのを見て「すごいなぁ」と思い、興味を持ったのだとか。
そして、事務所のオーディションを受けて声優になったそうです。



さて、ここで再びブルドラのサントラより1曲。
元気な曲いきましょう、と師匠。『メカット発進』が流れました。
おおー、いかにも師匠の曲っぽい。空を飛ぶ時の音楽でしょうね。



話は続いて。
川澄さん曰く、声優の仕事は"共に作りあげていく"という要素が大きいと思うそうです。
今回のブルードラゴンの場合、川澄さんが声優として関わった期間が半年くらいだとしても、ゲームが出来るまではそれ以上の年月がかかっている。
声優の仕事は、他の人が作り上げたものに対して、どう違和感なく声を乗せていくか?が一番大事だと思うそうです。
だから、スタッフというか裏方的な面もあるんじゃないかな、とのことでした。

続いて、師匠から「声優に一番必要な要素ってなんだと思いますか?」という質問。
川澄さん曰く、声の良さなどよりは、"想像力"だと思うそうです。
どんな声かなんて、誰も答えを知らないキャラクターに対して想像力を働かせ、いかに皆が「ああ、こういう声かもね」と思える声を出せるかどうかが必要とのこと。
そういう意味ではクリエイティブ。
大変そうだけど、やりがいがある仕事のようですね。



それでは最後に、この番組恒例・予言コーナー。
(今回は30秒アンケートは無いようです)
自分のことになっちゃうんですけど…と前置きしての川澄さんの予言は、
「3年後、私はムキムキになる!」でした。

「なんじゃそりゃ!?」と驚く師匠。
(そして、ラジオの前でほぼ同時に師匠とハモった私)

川澄さん曰く、このあいだ体脂肪や筋肉量まで測れる体重計を買ったとのこと。
で、それで測ってみると、ビックリするくらいすごく筋肉がなかったそうです。
「これだと、30年後くらいに痛い目見るよ!」と言われ、筋肉をつけようと思い、フットステッパーとバランスボールを購入して家で地道に頑張っているのだとか。

声を出すのって意外と疲れるんですよね、と古賀さん。
お腹から声を出したりするので、声優さんは意外と体力勝負のハズ。
「腹筋は意外とあると思うんですけど、腕力がなくて…」と川澄さん。

「そんなに欲しいですか、筋肉…?」と疑問に思う師匠に対し、
「欲しいですっ!!」と即答する川澄さん。意志は固いようです。



ではここでもう1曲。
3曲目は、同じくブルドラのサントラより、川澄さんが歌われている『HAPPY BIRTHDAY』が流れました。
この曲、どういう場面で流れるんでしょうね?
タイトル通り、誰かの誕生日イベントでもあるんだろうか…?



毎週エンディングに流れるメインテーマ。
この曲について、「懐かしいですよ、すでに」と語る師匠。
この曲は、ブルードラゴンの仕事を始めて1曲目か2曲目に作った曲らしいです。
もう作曲してから1年半以上経っているそうな。

で、ようやくブルードラゴンが発売になったわけですが。
古賀さんから「どうですか、今のお気持ちは?」と聞かれ、「充実感がある。あと、嬉しい!」と語る師匠。
師匠曰く、ここしばらく忙しくて、ひとつの作品を全て作曲する時間がなかったけど、今回は1本まるまる任せてもらったので非常に充実感があった、とのこと。
「竜のように天高く上っていってほしいもんですな!」と師匠。

そして、最後はオリジナルサウンドトラックの宣伝。
12月13日発売ですね。
そういえば、今回は30秒アンケートがなかったので、送られてきたダジャレの品評会でもやるのかな?と思ってたんですが…そんなこともなく普通に終了しましたね。

では今回はこんなところで。また次回!
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