冬北海道バイク旅 ~私の場合~

厳冬の北海道を安全・快適に旅するために

ジムニーJA12Cのエンジン載せ替え(北海道日高)

2019-12-21 | ジムニー


 我がジムニーは平成9年式の
JA12C。車体、エンジン補機さまざまな修理・整備を行ってきたが、エンジンやトランスミッションに直接手を入れた事はない。強いて言えば、ヘッドガスケットからクーラントが漏れ出し、添加剤で止めた事くらいだ。まだエンジン1機目で27kmを走行しているが、近年はさすがに力も燃費も落ち気味、それでも3kmごとの化学合成油と添加剤(ワコーズ・クイックリフレッシュ)でなんとかいたわって乗ってきた。

これまで施してきた主な施工、修理

サイドシル・リアクォーターパネル鈑金(平成24年)
冷却水漏れ発見、ストップリークを入れる(平成25年)
冷却水漏れ治る(平成25年)
フロントフェンダ等の鈑金(平成28年)
エンジン補機類の交換(平成29年)
錆びたセンターピラーを交換、雨漏りを克服(平成30年)
リア周り、フロアの鈑金(令和元年)

 今年は車検だが、「そういえば前回の車検の時、エンジンの圧縮がだいぶ下がっている」と言われたな~と思い出し、いつもの自動車整備工場で測定してもらった。その結果、燃焼室の圧縮圧力は、三気筒のうち1番が92番が9、後方の3番が45kg/m2と出た。3番がだいぶ低い。整備工に言わせると、そのような症状は音でわかるという。自分では、最近も「ある程度は」調子が良かった、燃費も良かった、と思い込んでいただけにショックを受けた。
 さて、1気筒が半分の圧縮しかないとなると、完全燃焼は難しいだろうし、そもそもエンジンとして正常に動いていないのである。何とか、エンジン載せ替えやオーバーホールをしないで、圧縮低下を解消する方法はないものか。圧縮低下の主な原因は、バルブからの圧縮漏れ、ピストンリングの固着による圧縮漏れである。どちらもカーボン・スラッジの堆積が要因となっている事が多いらしい。
 オイル・添加剤メーカーの製品を色々調べ、数種を試してひたすら走り続ける事2週間。しかし圧縮が回復することはなかった。



 いつもお世話になっている、スズキ浦河の看板を掲げる「甲鈴オート」さんへ、ジムニーを預ける。数日でリビルトエンジンが見つかり、十日ほどして到着、載せ替え作業を行って頂いた。途中、エキゾーストマニホールドが割れていたり、インテークマニホールドに怪しい腐食が見つかったりしたが、細々とした修理も含め、作業開始から1か月ほどで載せ替え作業は終了、念のためラジエターも全国でひとつだけ見つかったリビルト品に交換、無事車検も通り、愛車は
12月半ばに無事帰宅した。光り輝くヘッドカバーと黒々としたラジエターが頼もしい。

※後日談 エンジンを取り換えたのであるから当たり前ではあるが、トルクとパワーは増し、回転はスムーズになり、これまで4速でしか登れなかった坂も5速で行けるようになった。燃費はここ5年リッター10km台だったのが、6万km走行時の13km台に回復した。

コメント
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