天気の良い4月29日、午後から久々にハンターカブを出して、町内をショートツーリング。半月ほど前にエンジンオイル&バッテリー交換ほか、メンテをしてあったので快調だ。ツーリングバッグに工具、雨具、予備ガソリン2リットルを詰め込み、町内にある「幌満ダム」へと向かう。
かなり古いダムらしく、建造物がレトロな感じだ。発電用のダムである。実はここを訪れたのは30年ぶり。はげたかが高校生時代に一度、友人の車で来たことがある。
ここは昔から大物のニジマスが釣れる釣り場として有名。高校時代に来た時は渇水期で、湖へ流れ込む川で小さなニジマスをドライフライで釣った記憶がある。今日は雪解け&雨による増水、湖は満水だ。
ダム上の川も増水中。なおここは漁業権が設定されていて、禁漁期間や禁漁区があるので、釣りをするには確認が必要だ。林道上にはあちこりに水たまりがあり、よけながらゆっくりトコトコと走る。久々の土の道、ハンターカブもうれしそうだ。
河口から7キロほど山奥に入ったあたりで、砂利道は大きく二股に分かれ、幌満川上流へと、様似・浦河両町へと峠越えをして抜ける道がある。せっかくなので、上流をちょっと覗いてから、となり町へ峠越え。
峠を登る途中、林道がガラガラに壊れたところを何とか通り過ぎ、頂上付近まで来たところで道をふさぐ残雪。道の端は何とかバイクなら通れる部分があり、ここを越えたら、四輪車が向こう側から登ってきて諦めて向きをかえた跡があるのを見て、ひと安心。つまり、ここからの下りでは残雪がなく、町まで降りられる。
今日は3時間で75kmのツーリング、そのうち30kmは砂利道だった。
森田製作所は廃業したらしい。はげたかは、モリタのハードクッカーのセットを2つ持っている。クッカー2、3個とフライパン、ヤカン、オタマ、しゃもじのセットで、キャンプだけでなく、単身赴任先のアパートでの炊事で大活躍している。
写真のハンディクッカー(L)は、いわゆる「メタクッカー」とも呼ばれるものであり、普通は「メタ」と言われる固形燃料を台に置いて点火、その上にクッカーを乗せて使う。原理はエスビット・ポケットストーブと同じであるが、「メタクッカー」はクッカーと燃料台がセットになっている点で異なる。このクッカーの容量は0.7L、0.45Lで、袋のインスタントラーメン、カップめん、みそ汁等に対応する。(正式には、「メタクッカー」は東京トップの製品を言うのだと思う)
メタと呼ばれる固形燃料は高価なので、百円ショップにも売っているひとり分鍋用の固形燃料を使う。これだと1個30円ほどのコストになる。約20分燃焼するが、概ね15分で90度くらいのお湯が沸く。風防は必須であり、写真の風防はアルミ製のレンジパネルで作った物。大鍋と小鍋の間に収まる。この風防を使っても風が強ければ厳しい。また、燃料台の空気の流れに問題があるようで、同じ燃料を使っても、エスビット・ポケットストーブよりかなり火力が弱い。
火力は弱いが、お湯を沸かしてカップめんを食べたり、コーヒーを入れたりするには十分である。何しろ、コンパクトで軽量なのが良い。