
コドモのころ、毎年母が、今年のおせちの出来について、いろいろと自分で批評して、評価を下していたものだが、家族の他の者には、特段興味がないというか、そう言われてみればそうだけれども、特に感想はない、という感じだった。要するに、自分たちで作らないからどうにもならないわけで、母がそう言うならばそうなのだろうというだけだったのだ。
母の場合はそのことを記録していたわけではないから、何かの拍子に、それこそ私たちがおせちを作っているのを見たりして、そういえばと記憶が呼び起こされたりでもしなければ、ふだん思い出すことはないだろう。けれども自分がやったことを、ああ確かにこうだった、今度はこうしたいな、と考え留める、その感じが、実際に写真にとったりブログに残したりする以前に「記録」なのだろうと思う。
そのような記録は、冠婚葬祭というか、やはり特別な機会に特に発動されるもので、お正月なんかはやっぱりその、よい機会のひとつなのであろう。
そんなわけで今年のお正月もそそくさと過ぎてゆきつつある。
今年は数の子がすばらしかった。紅白なますが異例に!──うまくいきました(笑)。それから3日食べきり分量というのは案外よいです。家族に人気の品にしぼるというのもひとつの手だと思いました(ただあまり材料の品数は変わっていません。煮しめを別々にしないとか、ようかんとさくらんぼみたいな類似品をはずすとかその程度)八頭はもうすこしやわらかめでもよかったかも。
それから来年からは、今兆候を示しつつあるヒビキがたくさん食べるので、もちが足りなくなりそう。(笑)
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