響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

エセモノ、オペラ歌い

2007-01-18 | バイオリン・レッスン
一時は暗礁に乗り上げた、ヒビキのバイオリンレッスン。その後どうなったか、というと、「毎日10分」をきっかりかっちり練習する日々なんである。

ヒビキのレッスン態度のわるさはほんとにひどいが、でもこれを矯めんとすると、親バカ母のほうであらかじめ「当たり前」と思っていることに疑念が生じてくるという側面もあって。

たとえば、ふつうクラシックのレッスンというのは、譜面があって、かいてある指示通りに間違えずに弾くというのが、これが金輪際の目標なんである。それをヒビキが了解しているかというとどーも怪しい。
まずそれは本番ではないし、リハでもない。だから練習であり、でレッスンだから先生がいけないところを教えてくれる。でここまではいいのだが、それとさっきの目標とは必ずしもイコールではないじゃん、が困るのである。練習であり、レッスンなんだから、「楽しくやればいいじゃん」とおそらくヒビキは思っているのだ。

それに、こう言うもなんだが、スズキバイオリンの教本だって、J.S,バッハの曲と、運指用に描かれた練習曲では、音楽性がぜんぜん違う。練習曲を何度も弾くのは面倒だし、一方でバッハの曲の弓の返しを直すとがぜんとフレージングがよくなると耳がわかれば自ら直そうとするものなのだ。親がいっしょになって、こう場当たりでは、KM一緒というわけで、反省。。。

昨日のバイオリンレッスンでもヒビキ、万事がこの調子で、親バカ的にはかなり見ていられないのだが、先生、そういうワガママなところはほっておいて、まずは左手、つぎに右手というように、どんどん直してしまう。すると、さっきまでとは全然違う弓の動きになって、音が透明感を増していく。

そうなってみてはたと気づいたんだが……なんとなくクラシックっぽく弾く歌い方をヒビキと親バカ母とで「オペラ歌い」(失礼ですよね)と言っていたのだが、それはウソで、弓がきれいに弦の上に乗るようになると、自然と歌えるようになるんですね。それは別にジャンルの問題ではなくて、操れるようになるということなんだ、と。

で、約束は約束なんで、レッスンから帰ってきてからも今日のぶんの練習をしたのだが、「今日、けっこう弾けたよな」なんて思うとさっそく、ひっきー(宇多田ヒカル)の「光」とか弾こうとするんですよね。「ぼくはくま」はEフラットで、バイオリンはA、E弦なので、「それが、難しいところなんだよね」って、泣いてましたけど。


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