或る人によると、経済構造という下部構造の上に、政治や法律という上部構造が聳え立っている。であれば、もし世の中を根底から変えたいと思うのなら、先ず経済構造を変えねばならない、と言う事に成る。
五年十年たって、いい年して身寄りもなく頼りもなく、ケツ温める家もなく、世間の者は相手にしてくれねぇ。その時になって、俺は馬鹿だったなと後悔しても、もう取り返しがつかねえんだぞ、いいか、人間額に汗して、油まみれで地道に働いて暮らさなきゃいけねぇ。そこに早く気がつかにゃいけねえんだ。
させる人とさせられる人。どちらが得か？答えは責任が問われないならさせる人が得である。従って、どちらの側に回るか良く状況を判断して決めないと思わぬ損失を被る事になる。
人間そのものが価値の源泉である。世界に人間が居なければ価値など存在する訳が無い。財やサービスに対する人間の需要が価値を生んでいる様に見える。労働力は、その需要を満たす財やサービスを生産する為に部分的に必要とされるに過ぎない。
僕には、「汝の欲することをなせ」がヨーロッパの歴史全体を通じて響いているような気がする。あの、もう一つの言葉「グノティ・セアウトン」の、いわばその片方として、そもそもこの二つの言葉は対だったのかも知れない。「汝自身を知れ―そして、汝の欲することをなせ」 『エンデのメモ箱』
価値は自ずから存在するものではありません。いわば生まれつきのものでも自明のものでもありません。存在する為には価値は生み出され常に更新されねばなりません。社会批判というものは、共通の価値をつまり人類の価値を前提とします。この価値を常に新しく生みだすことこそ、詩人が負う課題なのです。
問題解決は、その過程そのものにも価値があるが、それは商業的価値ではない。何故なら、商業的価値は常に結果のみで判断され、その過程は結果としての商品価値に吸収されるからである。
天才とは、比較的少ない知識で難問を解く事の出来る人の事を言う。何故なら、凡人ほど問題解決の為により多くの知識を必要とするからである。
Cela est bien dit, mais il faut cultiver notre jardin. (Candide, ou l'Optimisme)
毒と薬の境界は、その用量にある。閾値を越えては良薬も毒薬となる。逆は完全に真ではない。何故なら、毒は極微量の場合のみ薬となる事があるからである。
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